2009年03月20日

WBC マクドナルドが応援

marketing-77062.jpgマクドナルドがWBCに協賛をしていることは、読者のみなさんもご承知のことだろう。報道によると、マクドナルドが行っている、ワールド・ベースボール・クラッシック特性ファイルを指名買いする人も少なくないという。
そこで、僕自身もマクドナルドで、この特製ファイを指名買いしてみた。

ワールド・ベースボール・クラッシックの特製ファイルをマクドナルドが作るということは、スポンサードの一種に該当する。マクドナルドは、WBCに肖像権使用料金を支払っている。この肖像権なかなか難しいのでここで全部は紹介しないが、WBCのユニフォームを着た選手の写真と、大会ロゴマーク(場合によっては大会名称)を、使用する権利のこと。
オリンピックの時には、コカ・コーラが五輪のマークを入れたボトルや缶を発売していたのを記憶している方もいるだろう。あれと同じだ。
今回マクドナルドが支払った金額は明らかにされていないが、それなりに高額だろう。
スポーツ・マーケティングのほとんどは、こういった権利を商売にしている。だからある程度法律のことも知っていないといけない。
日本では「王貞治メダル事件」が判例として有名。すごく簡単に言うと、王さんがホームラン世界記録を作った時1977年に、これを記念したメダルが発売された。王さんのバットを持った姿が掘り込まれたメダルだ。王さんに無断で王さんの姿かたち(肖像)を使用し、商品の価値を著しく高くした。として裁判では王さんが勝訴した。判例を読むとなかなか面白くて、もしメダルに王さんの姿が彫られておらず、756号本塁打記念でなかったら、メダルの価値はいくらになるのか。という議論がされている。
例えば、純金で出来ていて金相場の1g3000円が適用されているようなメダルで、王さんの姿が価格に影響を与えられない場合には、損害賠償の金額が少なくなる。というものだ。王さんの肖像を勝手に使用してはいけないことに変わりは無い。

marketing-77063.jpgマクドナルドに行くと、まず看板が歩道に出されていた。
スタジアムで観客が熱狂しているのを背景に、「世界をつかもう」という特製ファイルを掲げている写真だ。なんというか、全面的にWBC応援モードで、WBCキャンペーンモードだ。レジには、どのメニューを買えば、特製ファイルがもらえるのかが書いてある。
特製ファイルには、代表選手の写真がプリントされている。これはなかなか勇気のいることで、代表選考の可能性が高い選手の写真で、印刷を開始しなくてはならない。優秀な選手でも調子の良し悪しがあるし、怪我だってありうる。選手一人ひとりのファイルは交換がきくが、6人印刷されているファイルは、そうはいかない。きっとプランBがあって、不慮の事態に備えていたのだと思う。
ダブル・クオーターパウンダーのセットで690円。カウンターの女の子は、マクドナルドのトレードマークになっているスマイルと共に、ファイルを2枚差し出してくれた。ファイルの選手に関してリクエストをしてもいいかと尋ねた。
「基本的にはダメです。でも基本的にはです。ここにあるのならお伺い出来ますよ」ととれもゼロ円とは思えない、魅力的な笑顔で答えてくれた。

マクドナルドは、自社の商品をWBCというスポーツ大会を応援することで伸ばそうとしているわけだ。まさにこれが「スポーツ・マーケティング」スポーツをうまく使った販売促進。
この例の様に、一般企業にも、スポーツ主催者側にも、ファンにも、みんなが楽しめる企画を考えてくれるのはいいことだ。
WBCだけじゃなくて、プロ野球のレギュラーシーズンや、Jリーグのシーズンでも、こういうことをどんどんやってもらえるといいのになあ。







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posted by marketing |13:01 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年03月11日

WBC経済効果もろもろ

第2回ワールド・ベースボール・クラッシックの注目度が高く、野球人気が衰退していない事を関係者は再確認をしているようだ。
プロ野球の人気が凋落していると言われて久しく、かつては人気だった巨人戦の視聴率も10%台を確保するのが難しくなっていた。今年のWBCは、観客動員も視聴率も高く、ビジネス的も注目すべき点がとても多い大会になっている。

marketing-75521.jpgまず、宮崎キャンプ
宮崎県観光推進課の試算によると、巨人をはじめとしたプロ野球5球団(2軍を含む)による昨年度の春季キャンプの経済効果は約93億円、県へのPR効果が約71億円だった。県では「今年はWBC合宿が加わったこともあり、プロ野球、Jリーグの各キャンプ地における昨年の観客動員数(合計約61万1000人)を上回ることはほぼ間違いない」と予測。期待通りに観客が増えて注目度も高まれば、経済効果は100億円の大台にも届きそうだ。WBCキャンプ期間中は、会場近くの宿泊施設に関する問い合わせが、観光推進課に毎日100件近く寄せられていた。
2月16日から22日の7日間で宮崎県総合運動公園に来たファンは24万人に達し予想を大きく上回った。WBCキャンプを目的に宮崎に来た観光客は、プロ野球球団のキャンプや宮崎観光も楽しんだ様子で、宮崎空港のレンタカー需要は通常営業の4割増しの予約が入り、他営業所から車両を借りてくるほど盛況だった。

WBCの経済効果
スポーツ関連の分析に定評のある関大の宮本教授は、日本が優勝すれば506億円にのぼるという試算を発表した。
506億円の内訳は、宮崎合宿の効果が観客の交通費、飲食費などで53億円。大会前の強化試合と、東京で行われる1次ラウンドの入場料収入、交通費などが106億円。米国である2次ラウンド以降の観戦ツアーに15億円。放映権料やグッズの売り上げを合わせると直接的な効果が計226億円で、波及効果を合わせると約506億円になる計算だ。 
100年に1度の不況と言われるこのタイミングで、内需500億円は結構大きいんじゃないかな。経済効果があるということは、消費者の財布のヒモが緩むということで、ちょっと強引だけど深読みすれば、消費者心理も明るくなっている、ってこと。スポーツの持つ力の凄さが、このヘンにあるんだよね。

アサヒビール
日本代表チームのオフィシャルパートナーのアサヒビールは、日本代表選手の写真などを掲載したWBC限定の缶ビールを2月17日と3月3日に発売した。受注量は37万ケースで、前回の開催時に発売したデザイン缶の4倍にのぼる。売れ行きは好調で、スーパーなどでは既に売り切れになっている地域もある。

マクドナルド
日本マクドナルドも、同社の高額ハンバーガー「クォーターパウンダー」とポテトなどを組み合わせた対象セットを買うと、WBC仕様の「ファイル」をプレゼントするキャンペーンを実施中。来店客の評判は好評で「ファイルを目的とする指名買いも多い」。
 3月5日より東京・秋葉原にある「マクドナルド秋葉原ソフマップ店」を「WBC 日本代表応援ショップ」として運営している。店内にWBCをイメージした装飾を施し、クルーがWBC公式ユニホームを着用するなど、WBCの雰囲気を演出する。2階にはパブリックビューイングスペースがあり、50インチ・モニターで、6日以降の日本代表の試合中継をすべて観戦できる。
キャンプ地近くの南宮崎店でも2月から、WBC日本代表応援ショップとして運営している。

marketing-75520.jpgミズノ
WBC日本代表ユニホームのレプリカ品と、本物と同じ素材を使ったユニホームを全国のミズノ野球品取扱店で発売する。販売目標はレプリカ8000枚(7,140円)で、本物と同じタイプが2000枚(29,400円)。その他にも、ポロシャツ(3,780円)、本物仕様の帽子(10,500円)、本物仕様グランドコート(39,900円)、本物仕様ZIPジャケット(21,000円)を販売している。既に多くの商品が売り切れになっており、今から間に合うのは本物仕様で受注生産を受け付けているユニフォームとジャンパーくらいだ。

テレビ視聴率
多くの人の注目を集めているだけに、TV視聴率もスゴイ。3月5日(木の日本×中国戦は28.2%、3月7日(土)の韓国×日本は37.8%、3月9日(月)の日本×韓国33.6%(いずれも世帯視聴率平均)で、その人気の高さを証明している。
前回大会で日本が優勝したこともあって、期待が高まっているのだろう。昨年夏に行われた北京オリンピックでは、イチローや松坂などをMLB組はいなかったが、野球日本代表チームが世界と闘った。3位決定戦は午前11時からの放送ということもあったが、14.7%と低調だった。
WBCの人気の高さは、海外組が合流して本当の意味での日本最強チームということと、選手の魅力によるものかも知れない。
いずれにしても、野球人気はまだまだ衰えていない。その上スポーツで経済と、人の心を元気にすることが出来るんだ。と再確認出来る大会だ。
アメリカでの試合でも「侍ジャパン」が勝ち進む事を祈るばかりだ。


posted by marketing |12:19 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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