2006年07月27日
独立リーグの、サンディエゴサーフドッグへ取材に行ってきた。
2004年に出来たスタジアムで、サンディエゴ州立大学の施設内に球場はある。独立リーグのスタジアムには珍しく、ビジョンがありスイートルームがあった。
その日はTシャツの全員プレゼントが行われていた。
MLBなどではよくある、プロモーションデーだ。
スポンサーのマークが背中一面に入っていて、胸にはチームのロゴマークが入っている。
着ている人は、胸に入っているチームのTシャツのつもり。
第三者からは、背中に入っているスポンサーのTシャツに見える。
なかなか考えたものだ。
MLBではここまで、露骨なスポンサー名のプリントは見たことが無い。あったとしても腰のあたりに小さく入っているのが精一杯だ。
独立リーグだから出来るロゴマークの商品化なのだろう。
このチームのTシャツのいいところは、日常に着られるデザインだってこと。
毎日の生活の中で何の抵抗も無く袖を通すことの出来るTシャツ。
これはなかなか大事だよね。
この点はGMも重要だと言っていた。
チームのマークはアパレル商品の売上を左右するし、スポンサーメリットに影響すると。
確かに、サーフドッグのマークはかわいい。
特にアメリカでは、胸に大きなロゴの入ったTシャツはポピュラーで、なんら抵抗はなさそうだ。背中にスポンサー名が入っていたって、買えば20ドル以上するんだから、きっとみんな喜んで着るだろう。
スタンドで観戦をしていたら、運よくサンディエゴ在住の日本人女性に会うことが出来た。アメリカで結婚をしていて、子供が3人。広島に住んでいた彼女は、その日初めてフリーチケットで観戦に来たという。
「MLBはチケットが高いでしょう。食べ物も高い。だから何をするにも行列をしなくてはいけない。それになにより混んでいる。小さな子供がいると気を使わなくてはいけないのね、3人もいると子供の面倒を見るだけで大変なんです。
その点、独立やマイナーは、子供と一緒にリラックス出来るでしょ。安全だし、屋外でお酒も飲める。行列も無い。だからメジャーには1回行ったけど、敷居が高いんですよね。ここなら家族5人で60ドルくらいで済むけど、メジャーだと、その倍は必要ですから」
なるほど、彼女の言うことは的を得ている。
MLBとはまた違った楽しみ方がマイナーや独立には存在するのだろう。
屋外でお酒が飲める。これも見落としがちなポイントかも知れない。
アメリカでは、ほとんどの州で屋外での飲酒は禁止されている。
カリフォルニアの空の下で飲むビールは美味しいから、子供も親も楽しめることになる。
運よく、サーフドッグのGMにインタビューすることが出来た。
独立リーグの経営の実態や、チームとしての経営目標、ミッションステイメントなど興味深い取材が出来た。
posted by marketing |01:29 |
マイナーリーグ |
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2006年07月05日
王貞治 福岡ソフトバンクホークス監督が、手術の為戦線離脱を決めた。
きっと王さんにとっは苦渋の選択だったと思う。
1997年、
まだ王さんがホークスの監督になって、まもない頃。
ホークス番の記者を中心とした、マスコミ連合 対 ホークスコーチスタッフチームの草野球が福岡ドームで開催されたことがあった。当時オナー代行だった、中内正さんの発案だったと記憶している。
残念ながら、ぼくはどちらにも所属していなかったので、スタッフチームのベンチで応援をしていた。それに、現役コーチや、現役バッティングピッチャーたちとプレー出来るほど野球が上手くかった。
もし、マスコミチームが敗けたら、記者の責任で、98年シーズン中にホークスの記事で1面を埋めること。もしマスコミチームが勝ったら、豪華焼肉食べ放題。という罰ゲーム付きだった。
試合は、予想通りコーチチームの圧勝。
4回を終わって6-0でリードしていた。
そこでマスコミチームはなんと、予想もしない暴挙に出た。
5回の先頭バッターにピンチヒッターを送った。
福岡ドームにアナウンスがこだまする、
「一番ファースト王」
草野球なので、スタンドには関係者しかいなかったが、大きなどよめきが起こった。
コーチチームの監督をやっていた中内さんは
「ずるいぞ!、バッティングピッチャーが監督に打ちにくいボール投げられるハズないだろう!」
確かにその通りだ。王さんに気持ち良く打ってもらえるボールしか投げられない。
しかし一方で、そこにいた全員が、王さんの華麗なヒットを見たがっていたと思う。
マスコミチームからは「ホームラン!、ホームラン!、ホームラン!、」とコールが起こった。
僕も同じ思いだった。もしここで王さんのホームランが見られたら、身体中の穴という穴が全部開いちゃうんじゃないか、と。
王さんは89番のユニフォームを着て、左バッターボックスに入った。
そして、あの伝説になっている一本足打法を見せてくれたのだ。
いやああああ。生で王さんの一本足が見られるとは思っていなかった。正直感動だった。
しかも、至近距離で。
そりゃ現役の時とは全く比べ物にならないが、
日本プロ野球界の宝物。王貞治の一本足打法。
それだけで、価値があった。
晩年のジャイアント馬場社長の、16文キックと同じだ。
両手を会わせて拝みたくなるほど、それはそれは貴重な体験だった。
そこにいる全員の期待に反して、王さんの一本足打法は、ボールを捉えることは無かった。
バッティングピッチャーは、打ちやすいところにストレートを投げていた。
結果は3球三振。全部空振りだった。
打席の後、王さんは照れることもなく、満面の笑みでバッターボックスを離れていった。
その姿を見て
「本当に野球が好きな人なんだなあ。」と心から感じたことを覚えている。
「監督相手に変化球なんて絶対に投げられませんよ、だって世界の王貞治がバッターボックスに立っているんですよ、これは家族に自慢出来ます。ハイ」と後で興奮気味にベンチの中で話していた。
試合は結局、マスコミチームの惨敗、全てのスポーツ誌で1面を獲得したのだった。
王さんという人は、
本当にとても素晴らしい人で、マネージャーの加藤さんや、球団職員の安住さんにもいつも笑顔で話しかけ、僕みたいな小僧の名前まで覚えていてくれた、人望の厚い人だ。
どんな病気で、どんな症状なのか正式な発表はまだだが、1日も早くユニフォームを着て、グラウンドに戻ってきてくれるこを心から祈ってやまない。
posted by marketing |01:40 |
プロ野球 |
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