2008年01月09日
JALホノルルマラソン成功の理由
2007年12月9日に開催されたJALホノルルマラソン。この大会をメインポンサードしているJAL広報の方と、運営事務局の方へのインタビューを昨年行った。その調査内容をここで紹介しよう。 2007年の35回大会の今年は27,829名(内日本人17,056人)がエントリー。20,850人の方が完走し、最終ランナーは14時間54分をかけて42.195キロを走り切った。 【歴史】 1973年12月16日に167名の参加者を集め、オアフ島の公認マラソンとしてスタート。 ジャック・スキャッフという心臓病の医師が、「LONG SLOW DISTANCE(長距離をゆっくり時間をかけて走ること)を9ヶ月間続ければ、フルマラソンを走ることができ、心臓病の予防にも効果的である。」と第2回大会を開催するための組織として「ホノルルマラソン協会」を設立。 協会のメンバーを含め、大会の実施に携わるすべてのボランティアの人々の暖かい「アロハ・スピリッツ」が、世界各国から参加するランナー達の共感を得たことも、発展の大きな要因になった。 1985年JALスポンサード開始 1991年JALメジャースポンサーに 1995年の第23回大会は大会史上最多の34,434名のランナーが参加し、日本からも大会史上最多の21,717名が参加。完走者は27,022名で、1995年に開催されたマラソンの中で、JALホノルルマラソンが完走者数において世界最大となった。 【多くのエントリー者を集める理由】 まず、何と言っても制限時間が無い事が最大の要因だと、JAL広報と運営事務局が口を揃えて話してくれた。世界中を探してみても、マラソン大会に制限時間が無い大会は珍しい。その最大の理由は、安全確保の為のスタッフ配置と、道路使用許可の問題だそうだ。2万人以上が走るマラソン大会では、42キロ以上のコースのどの場所でランナーにトラブルが発生しても、すぐに対処出来る運営体制が必要とされる。それを長時間維持するためには莫大な費用が必要になるわけだ。 では何故、ホノルルマラソンではそのような運営体制が可能だったのだろう。 第一の理由は、運営を維持している多くの人が、地元のボランティアであるということ、そしてハワイに根付いているアロハスピリッツが挙げられる。 また、運営事務局長のジャック氏は医師であるため、安全確保についての取り組み方や考え方が違うということだろう。ホノルルマラソン期間には小型の救急車が完備されていて、ちょっと転んだだけでもスグに、この救急車が駆けつける。 ボランティアの人たちの姿勢も素晴らしい。小さな子どもからお年寄りまで、ボランティアを楽しんでいるかのようだ。その上、アロハスピリッツが染み込んだ彼らは、全てのランナーを歓迎してくれるのだ。給水所で立ち止まると、必ず声を掛けてくれるし、沿道でも座り込むと絶対にボランティアが駆け寄ってくる。走っていても本当に安心できる環境が整っているのだ。 マラソンの参加者もそれに伴って他の大会とは少し様子が違う。 事務局の調査によると、「途中休んでも歩いてでも、何とかゴールにたどり着きたいと思って走るドキドキランナー」が全体の34.9%もいるのだ。 ついで、「途中歩くことなく、とにかく走り続けることを意識していたひたむきランナー」は19.1%と、この2つのカテゴリーだけで過半数に達してしまう。 大雑把に表現すれば、マラソン初心者がとにかく多いということだ。 「ドキドキランナー」をプロフィリングしてみると、 マラソン初挑戦が86.9%。 大会参加決定時期が比較的遅い。 レースに食料、カメラを持参し途中で休んだり歩いたりしながら参加。 7割以上が6時間以上をかけて完走。 ホノルルマラソンなら自分でも完走出来そう。と捉えている。 1/3の人がゴールの瞬間に涙を流している。 このゴールの瞬間涙が出た。という人は25~34歳ではなんと40%を超えている。 なんとも凄まじいマラソン大会だが、それが似合う大会でもあるのだ。 この初参加組を毎年コンスタントに呼び込む理由が、制限時間が無い事と、安全確保が充分にされていること、に他ならない。 観光地として魅力あるハワイで開催される大会だから、マラソンだけでなく観光も楽しめるという、一石二鳥的な参加者は以外にも少ない。マラソン参加者で満席になる、この時期の飛行機内では、ランナーは一切アルコールを口にせず、ジャージ姿でスポーツドリンクを飲んでいる姿が嫌と言うほど目撃出来る。レース終了後も多くて2日滞在し、師走の日本へ帰ってゆくそうだ。 初心者以外のランナーにとっての、 JALホノルルマラソンの魅力も数多く存在する。 長くなったので、その辺は次回に送ることにしたい。 ちなみに 1月14日(月)TBS系列で朝9:55分から、 JALホノルルマラソンのドキュメンタリーが放送される。 より興味のある方は、これをご覧になるのがいいだろう。 次回もJALホノルルマラソン成功の理由と、ビジネス的側面をお伝えします。
posted by marketing |10:00 |
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2007年12月9日に開催されたJALホノルルマラソン。この大会をメインポンサードしているJAL広報の方と、運営事務局の方へのインタビューを昨年行った。その調査内容をここで紹介しよう。
2007年の35回大会の今年は

