2007年01月04日
箱根駅伝の人気を探る
1997年から2006年までの10年間の視聴率平均は27.14%と、スポーツ中継としては驚異的な高視聴率を安定して叩き出している箱根駅伝。その理由を、むちゃくちゃ私的見解で考えてみた。 1月2日3日に正月恒例の「箱根駅伝」が開催される。 放送時間は午前7時から午後2時前後まで、2日間で14時間という番組。 過去最高視聴率は2003年復路の31.5%駒沢大学が2連覇した時の数字だ。 2007年は1月2日往路27.3% 1月3日復路28.5% 瞬間最高視聴率は33.7%で1月3日13時33分の順天堂大学のゴールシーンだった。 ベストテンを確認しておくと。 1.2003年 復路 31.5% 駒沢大学 2.2005年 復路 29.9% 駒沢大学 3.2003年 往路 29.3% 駒沢大学 4.1996年 往路 29.2% 中央大学 5.2006年 復路 29.1% 亜細亜大学 6.2001年 復路 29.0% 順天堂大学 7.1995年 復路 28.8% 山梨学院大学 8.2007年 復路 28.5% 順天堂大学 9.1999年 復路 28.3% 順天堂大学 10.1996年 復路 28.2% 中央大学 となる。 このデータを見ると、ベスト10中8が復路、つまり最終順位が決まる日に高視聴率を出している。 ちなみにワーストは1991年の往路で19.7%。 この年から、全ての行程を生中継するようになっている。 1990年までは、スタートから90分間中継し、12:00からハイライトとゴールシーンを中継するといった「中抜き」での放送だった。 (中抜き時代の視聴率はランク付けから除外しています) ワーストでも19.7%というのは、サスガとしか言いようが無い。 では最も一般的なマーケティング手法のSWOT分析で「箱根駅伝」を見てみよう。 Strength(強み) ・大学対抗戦なので選手の代謝がある ・大学スポーツ最高の注目度 ・試合が2日に渡って行われる ・出場校卒業生を視聴者に取り込みやすい Weakness(弱み) ・試合時間(放送時間)が長い ・知名度の高い選手の出場が少ない ・放送上の演出がしにくいコンテンツ Opportunity(機会) ・正月の視聴者はバラエティー疲れしている ・正月の午前中はTVの前に家族が集まる機会が多い ・チャンネル指導権は家長が握っている傾向にある ・正月時期のプロスポーツ不在 Threat(脅威) ・正月を家で過ごさない家庭の増加 ・1人テレビ1台時代(PCのTV受信機能などにより) ・より魅力的な番組の出現(他局) といったところだろうか。 こうして見るとその勝因は「正月」という時期的な問題が重要な気がする。 いやいや、それなら「サッカー天皇杯」だって、「高校サッカー」だって「ライスボウル」だってある。 天皇杯の視聴率は2007年7.8% 過去最高は1994年の鹿島-横浜フリューゲルスの16.3%だ。 10%を超えたのは過去20年間で4回といったところ。 高校サッカーは 2006年1月9日決勝 12.6% 2005年1月10日決勝 12.9% 2004年1月12日決勝 11.1% ライスボウルの視聴率は確認出来なかった。 おそらく10%未満なのだろう。 やっぱり箱根駅伝は飛び抜けている。 同じ正月期間で、家族がリビングに集まってTVをなんとなく観る。 という状況でありながら箱根駅伝は選ばれてしまうのだ。 その理由は「正月」も含め、複数のものが重なり合っていると考えられる。 ~~長くなるので後編に続きます~~~ 私見で結構ですので、箱根駅伝の勝因に関してコメントを待ちしています。
posted by marketing |18:03 |
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