2006年09月18日

女性ファンの行動傾向

20061028-02.jpgつい先日、10年来の吉武真太郎(ソフトバンクホークス)ファンの女性と野球観戦をする機会があった。
関東の球場では、インボイス西武ドームか、神宮球場に主に足を運んでいる。理由は簡単で、ブルペンが客席から見えるから。
確かに他の球場は観客席の下、ベンチの奥にブルペンが作られているところが多く、投球練習中の投手を間近に見ることは出来ない。
メジャーリーグの球場で2000年以降に建築されたものは、ブルペンは外野に置かれているケースが多く、外野席からブルペンを見下ろすことが出来る。つまり投球練習も「見せ物」にしてるのだ。

話を戻そう。
この吉武ファンの女性は、そもそも野球ファンではなかった。たまたまつけたTVで吉武が投げてる試合を中継していた。その容姿に一目ぼれしてしまったという。それが講じて、プロ野球関連の職に就いてしまった。仕事を選ぶときに邪な考えは無かった。吉武に会えるとか、親密になれるとか。そういう願望はなかった。ただ関わっていたかった。というシンプルな動機だった。僕が知る限り、現在まで関係者という立場を利用したことは殆ど無い。

現在の彼女の行動傾向は非常に興味深い。
インボイス西武ドームと、交流戦で神宮で試合のある場合には、チケット発売日に必ず購入する。ここで重要なのは席だ。とにかくブルペンで吉武の投球練習を出来るだけ近くから見ることの出来る、指定席を購入することだ。
その努力は素晴らしい。球場はエリアによって販売する業者が異なるケースがある。まず目的の席を球場で確認し、席番号を控える。そしてローソンや、「ぴあ」などに電話をし、その席を扱っているかを調査する。そして業者がわかると、その席を確実に購入できる方法を編み出す。
例えば「ぴあ」ならネットからの注文ではどんな席が割り当てられるかわからない。そこで直営で野球チケットの販売実績が多い店舗に、開店前から並ぶ。そして対面販売で席を指定して購入するそうだ。
「eプラス」はネット上でも席指定が出来るので彼女には好評だった。大ざっぱなエリア指定をすると、一番前のホームに近い角の席が自動的に指定される。もう一度同じ事をすると、隣の席が指定される。この要領で、自分の目的の席にたどり着くまで、繰り返せばいいそうだ。

幸いにも吉武は、現在リリーフピッチャーなので、7時までに球場に着いていればウオーミングアップをしている様子を見ることが出来る。
いやはやなんとも、彼女のパワーには驚かされた。そしてこのような女性は決して少なくは無いそうだ。ソフトバンクの場合、川崎がいることもあって、100~200人は毎試合こういう女性ファンが来ているという。彼女の話によると、いわゆる選手ファンには特徴があり一目でそれと判断出来るそうだ。

吉武のどこがそんなに彼女を魅了するのか訪ねてみた。
「顔ですよ、顔。そりゃあ成績も気になりますし、チームにも勝って欲しいですけど、それはそんなに大事じゃないですね。吉武が登板するかどうか?んんんん。あんまり登板して欲しくないかな、だってスッゴイドキドキするし、打たれたら2軍に落ちちゃうかも知れないじゃないですか。マウンドでの吉武は、心配で見ていられないですよ。だから、勝っている試合で、点差が十分あるときだけ出てくるならいいですけどね」
こうなると、野球ファンというよりアイドルのファンだ。いやもう親戚の領域に近いのかも知れない。
数年前、ホークスのキャンプ取材中に、彼女と吉武の2ショットの写真を撮ったことがある。その時の彼女は緊張して、顔を真っ赤に紅潮させて、まともに話すことも出来なかった。まさしくアイドルに会った時のファンと同じ行動だった。
スポーツにはこういうファンもいることを改めて教えられた。



posted by marketing |01:07 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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