2006年11月07日

美味しいスタジアム【サンフランシスコ】

20061107-00.jpgサンフランシスコ・ジャイアンツのホームスタジアムは、AT&Tパーク。2000年にオープンしたこのスタジアムは、今まで3度名前を変えている。
・2000-2003年 パシフィックベル・パーク
・2003-2005 SBCパーク
・2006- AT&Tパーク
2000年にオープンした時にネーミングライツを、24年間5000万ドル(58億5000万円※1)でパシフィックベル社と契約していたのだが、パシフィックベル社がこの7年間に3回も名前を変えてしまったというわけ。だから必然的にスタジアムの名前も変わっていった。
ちなみに、そもそもAT&Tから1984年に分社して出来たのがパシフィックベル社だったのだが、どんどん成長して親会社にあたるAT&Tを2005年11月に買収して飲み込んだ。そして会社名も世界的に通用するブランド、AT&Tに変更したというわけ。

さてさて、スタジアムの特徴は、外野ライト側が、サンフランシスコ湾からの運河に面していること。大きなホームランが出ると、ボールがこの運河に飛び込むのが名物になっている。「スプラッシュ・ヒット」と呼ばれており2006年シーズンまでで41本のホームランが、この運河に飛び込んだ。サンフランシスコ・ジャイアンツには「バリー・ボンズ」が所属しているので、ちょうど500号のホームランボールなんかを、船に乗った人たちが奪い合っているニュース映像を観たことがあるだろう。何故かバリー・ボンズは、このホームスタジアムで記念すべきホームランを放っている。
500号 2001年4月17日-パシフィックベル・パーク
600号 2002年8月9日-パシフィックベル・パーク
660号 2004年4月12日-SBCパーク
715号 2006年5月28日-AT&Tパーク
ベイブ・ルースの記録を超えたのはAT&Tパークになってからで、なかなかボンズもスポンサー思いのところがあると、もっぱらの評判だった。まあ41本のスプラッシュ・ヒットのうち33本がボンズで、他の選手にはなかなか出来ない芸当らしい。スタジアム設計時に、ボンズの存在を意識したという噂もあるが、真偽のほどはわからない。

もうひとつは、レフトスタンド側に、おおきなグローブとコカコーラのオブジェがあること。メジャーの球場で外野フェンスに、企業名が書かれているところは、ほとんど無い。広告効果が高いと思われていないからだ。スタジアム建設費の3億19百万ドル(約370億円※1)の負担を少しでも軽減するために、この大型オブジェが考案されたそうだ。TVゲームなどでも忠実に再現されるこのオブジェの広告効果は高く評価されると同時に、長期契約を拘束する力がある、なかなかのものだ。

前置きが長くなったが、マーケティング事例中心にしたので、お許し頂きたい。
AT&Tパークの美味しいものは、2つある。他の球場には無くて、ここだけにしかないので、是非食べてみて欲しい。

20061107-01.jpg1つ目は、クラムチャウダー。
サンフランシスコはなんといっても、シーフードが美味しいことで有名だ。フィッシャーマンズ・ワーフというエリアがあって、そこはスチームされたばかりのカニや、生の魚介類が積み上げられている。屋台のような店でカニやムール貝と一緒に、このパンの器に入ったクラムチャウダーを食べるのが、フィッシャーマンズ・ワーフの楽しみ方のひとつだ。いわば地元の名物ってことになる。1階の1塁側外野よりにクラムチャウダースタンドがある。器になっているパンは、フランスパンのように少し硬いが、ちょっとだけ酸味がある独特の風味だ。その場で器から溢れるまで、アツアツのクラムチャウダーを注いでくれる。AT&Tパークは夜風が強くナイターなら7月でも毛布が必要なくらい寒い。そんな中このクラムチャウダーは、本当に美味しく感じる。

2つめは「ガーリック・フライ」
フレンチフライに、揚げたニンニクのみじん切りと、パセリがまぶしてあるだけなのだが、これが実に美味しい。ビールには最高の取り合わせだ。僕が初めてガーリック・フライを食べたときには、友人と奪い合いになって2皿追加で買いに行ったほどだ。サンフランシスコじゃなくてもありそうな物だが、僕の知っている限り他のスタジアムでお目に掛かったことが無い。
この2つ意外にも、AT&Tパークには美味しいものが多い。

・Joe Garcia's はソフトタコスが美味しい。カリフォルニア州にはメキシコからの移住者が多いのでタコスは一般的な食べ物。この店は種類も多く本格的だ。
・Giuseppe Bazurro'sはダウンタウンで人気のピザ店。ちょっと高いけど味は抜群だ。50cmくらいの大きなピザが並んでいて、その中から美味しそうなのを1/8カットごとに買う。観るだけでわかるので英語が苦手な人でも、指を差せばOKだ。
・Edsel Ford Fong'sはサンフランシスコ・チャイナタウンの中華料理店。寿司やライスボウル(焼き肉丼や、鳥の照焼き丼など)がスタジアムの中にしては安い値段で買える。
1試合を観戦しただけでは食べきれないので、ランチを抜いて早めのスタジアムに出かけるのがいいだろう。ああ思い出しただけでお腹が減ってきた。
(※1 1ドル117円で換算)


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2006年11月04日

美味しいスタジアム【LAドジャース】

20061104-04.jpgスポーツを観戦しにスタジアムに行くとき、競技以外の楽しみがあるとしたら、そのひとつは「食べ物」じゃないだろうか。
例えば、あまり競技に関心の無い女性と一緒に観戦する場合、勿論スポーツの楽しみもわかって欲しいけど、それだけじゃ飽きてしまうことがある。
じゃあどうやって、スタジアムでの観戦を飽きさせずにいるかというと、やっぱり食べ物に頼るのが一番だ。
日本のスタジアムには残年ながら、女の子を飽きさせないほど強力な「食べ物」はあんまりない。サッカー競技場は、年間の試合数が少ないこともあって、常設店が無いに等しい、そうなるとお弁当や、焼きそばなど、ケータリング可能なものになる傾向が強い。
野球場は、常設店があるおかげで、調理したての物は手に入るが「名物」言われるものは、神宮球場のハヤシライスなど、数える程しかない。

一方でアメリカのスタジアムはそのへん充実している。
有名なのは、ホットドックだろう。
かつて大阪近鉄バファローズが、トミー・ラソーダとアドバイザー契約をしていた時に、ホットドックを発売していたこともあるので、知っている人も多いだろう。

ホントにどこの球場へ行っても、必ず一番目立つ場所にホットドック屋がある。ロサンジェルス・ドジャースのホットドックは、特に有名で美味しいと言われている。アメリカ人の友人に聞くと、球場によって全然味が違うと言うのだ。

ドジャーズスタジアムは、1962年に完成し、以来ずっとドジャーズが本拠地として使用している。収容人数56,000人、観客席は4層構造になっている。ダウンタウンからほど近い小高い山の頂上にスタジアムがあり、その周囲を1万台以上を収容する駐車場が取り囲んでいる。スタジアムが高い位置にあるので、2階席以上からはダウンタウンの夜景が美しい。カリフォルニアの乾燥した空気と、温暖な気候もあって、全米でも1・2を争う気持ちのイイスタジアムだ。

20061104-05.jpgドジャードックの特徴は(アメリカのホットドックは殆どそうだけど)ソーセージの挟まったパンを渡されて、自分で好きなだけピクルスとオニオン、ケチャップとマスタードを加える。それを大きな口を開けて頬ばるのが美味しい食べ方だそうだ。
日本人の僕にとっては、メジャーのスタジアムで食べるホットドックだから、とっても美味しく感じられた。初めて行った時には、トッピングのシステムを知らなかったので、やたらシンプルなホットドックを「やっぱりアメリカだなあ~」何て思い込んで食べていたほどだ。

20061104-06.jpgつまり僕自身は、あんまり正しく味を評価は出来ない。
そこでアメリカ人に友人に聞くと「すごっくポピュラーな食べ物だけど、ドジャードックは美味しいので有名だね、僕も観戦に行ったら必ず食べるよ。君たちのラーメンみたいなものじゃないかな。日本人にとってすごくポピュラーだけど美味しい店には行列が出来るだろ、それに近いと思うね」と2年の日本留学経験をふまえて話してくれた。
なるほど、スタジアムにラーメン博物館があったら、女の子を飽きさせることなくスポーツ観戦が出来るだろう。東京ドームや神宮球場なら、ファンが選んだ東京ラーメンベスト3。が入っていてもいいかも知れない。


posted by marketing |19:48 | 美味しいもの | コメント(0) | トラックバック(0)
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