2007年12月03日

大学フットボール Business

20071203-01.jpeg日本の学生スポーツはビジネス化されていないものがほとんど、斉藤君の加入でTV中継も観客動員も急激に増えた「六大学野球」や、正月に開催される「箱根駅伝」などはあるけど、どれもビジネスとしての収益性を重視したものじゃない。
アメリカの大学フットボールは、ビジネスとしての成功も要求される。ほとんどの試合がTV中継されて、各大学はその名誉をかけて勝つために高額な監督を雇う。ノーベル賞受賞した教授よりも、フットボール監督の方が高給なんてことも当たり前におきている。
大学は他のプロリーグ同様に、TV放映権、チケット売上、グッズ販売などで収益を確保して、その資金を練習場や監督コーチの人件費に投資している。報道によると大学は儲かるどころか、赤字まで出してフットボールに力を入れているそうだ。

ユタ大学の例では、
11月の試合1試合でおよそ200万ドルの売上があったそうだ。ユタ大学のフッットボール場Rice-Eccles Stadiumは4万5000人を収容(大学の競技場でこんなに大きいのにも驚くけど1部リーグの大学はみんなこんなもん)から6万5000人収容のLa Vell Edwards Stadiumに移転。このチケット売上だけで120万ドルあった。

シーズンチケットは2007-08シーズンすでに3万7000枚が売り切れになっている。2006-07シーズンより7000枚増やしたのにも関わらず完売になった。それだけじゃなくて、学生向けのシーズンチケットもある。これはフットボールに限らず、ユタ大学の公式戦ならどんな試合でも見られるチケットで、一般のシーズンチケットよりもいい席で、しかも安く見られる。この学生パスが5万3000枚も売られている。大学のスポーツは、フットボール以外に、バスケットボール、野球、アイスホッケー、サッカー、ラクロス、バレーボールなんかが盛んで、どの競技も観戦するためにはチケットを買わないといけない仕組みになっている。つまり学生パスと、フットボールのシーズンチケットだけでスタジアムは満員になってしまうってワケ。

そこで大学側は、一般席を値上げした。サイドラインを33ドルから50ドルへといった具合に。それでもチケットはすぐに売り切れてしまって、地元ファンから苦情が相次いだらしい。

チケットだけじゃなくて、スタジアムで売っているチームロゴの入った防止や毛布(真冬の観戦には欠かせない)。スタジアム付近の駐車場を利用したい場合にはチームへの寄付が必要だし、スタジアムにある広告看板や、ハーフタイムショウを提供する広告主など、プロとの違いを見つけるのが大変なくらい本格的なビジネスになっている。

それがいいか悪いかという議論を、日本の大学関係者はしたがるかも知れない。アマチュアリズムを振りかざしてばかりいないで、スポーツ競技を発展させて、もっと身近にプロスポーツが見られる環境と、プロスポーツ選手として生計を立てられる環境づくりも大事なんじゃないかな。




posted by marketing |11:15 | コメント(0) | トラックバック(0)
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