2006年12月28日
メジャーGMまでのキャリアデザイン
12月27日発売のNEWSWEEKの特集は、2007年注目キーパーソン。 その中にロサンジェルス・ドジャーズの女性GM補佐の名前があった。 プロスポーツの世界で仕事をしたいと思っている方には、参考になるんじゃないかな。 ドジャースのGM補佐で副社長のキム・アングは、2007年でドジャーズで2年目のシーズンを迎える。彼女は、GM職の面接を受けたMLB史上初の女性で、現職で女性経営職についている2人のうちの一人だ。 その主な業務は選手獲得、契約交渉、チーム編成をGMと一緒に作り上げていくこと、選手のコンディションを良好に保つ為の、クラブハウス運営や遠征手段などを運営することだ。またドジャーズ傘下のマイナーリーグのコーチや監督などとのリレーションシップを維持し、選手育成に関する意思を統一することも大事な仕事になっている。 彼女のキャリアを見てみよう。 シカゴ大学では4年間ソフトボールをやっていた。ここで野球に対する基本的な知識を得たらしい。公共政策の学位を取得して卒業。 彼女のMLB界でのキャリアは1991年シカゴ・ホワイトソックスで始まっている。1995年には副ディレクターに昇進し、選手のプレー内容を分析し、選手の年俸査定や、MLB選手のフリーエージェント契約合意例、仲裁例や移籍例を調査し、適性価格を割り出す業務で成果を上げた。 1997年からアメリカンリーグで勤務し、MLBがプレーヤーと契約を交わす統一契約書の条項の見直しや、ルールの改定を担当していた。 1998年から2001年までヤンキースの副社長を務めていた。就任当時は29歳で、MLB史上最も若い女性副社長として注目されていた。ヤンキース就任期間中の4年間、チームは毎年ワールドシリーズに駒を進め3回優勝している。 そして2005年にドジャーズのGM募集があり、面接を受けてGM補佐の役職に就いた。現職のGMの任期が終わると、キム女史がGMになるだろう。そうなるとMLB初の女性GM誕生となる。同時に初のアジア系GMにもなる。 キャリアを見てみると、やっぱりすっごく優秀なのだろう。29歳でヤンキースの副社長って、どう考えても凄い。日本では考えれないことだけど、アメリカでは珍しくないことだ。 前任のドジャーズGM、ポール・デポスタは32歳でGM職に就任しているし、松坂を獲得したレッドソックスのGMセオ・エプスタインは2002年に28歳でGM職に就き2005年レッドソックスをワールドチャンピオンに導いている。 日本のプロ野球界も、GM公募とかやったらどうなんだろう。 さすがにGMとなると、MLBでも他チームで経験のある人ばかりだが、それでも経験と実力があればGMになれる。というキャリアが描けるだけで、現職スタッフのモチベーションが上がると思う。 現状では、親会社から来たプロ野球ビジネスを知らない「偉い人」が球団社長や、球団代表の席に突然就き、何年か経って本社に戻ってゆく。 これじゃあまともな組織が出来るわけがない。 キム女史には、是非MLBの歴史を塗り替える活躍をして欲しいものだ。
posted by marketing |13:40 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:メジャーGMまでのキャリアデザイン
Newsweek読みました。
キムさんには是非女性初のまたアジア初のGMに
なっていただきたいです。
また、おっしゃる通り、日本でもGM公募を
やっていいのではないかと思います。
確か、2003年春に合併前の某神戸にある
「ブルーウェーブ」というチームで
GM公募をやっていた記憶があります。
(記憶違いであれば申し訳ありませんが。)
が、それ以外では確かに、あまり公募の話は
聞かないですね。
日本の一部の球団でもようやくGMを置くように
なってきたというイメージがありますし。
今後Baseballのみならず、現場の最高責任者と
してのGMは、プロスポーツビジネスにおいて
必須だと思います。
日本でもどんどん優秀なGMが出てきて、
スポーツエンターテインメントビジネスとして、
また文化として定着する日が来ることを
願っています。
p.s. 別コラムでのコメントありがとう
ございました。参考にさせていただきます。
posted by Baseball all of my life | 2006-12-29 00:14
Re:メジャーGMまでのキャリアデザイン
はじめまして。
3、4年前にオリックスがGMの公募をしていませんでしたっけ?
公募したのはいいものの、結果がどうだったのかまでの発表はしていなかったと思いますが…。
本当にスポーツが好きで、発展させようという意欲をもった人に経営してもらいたいですね。
posted by masa_yeah | 2007-02-05 12:28


