スポーツマーケティング探求記

マラソン大会経済効果最大化企画

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11月30日に小江戸川越マラソンが開催された。勤務先の尚美学園大学では3年前から、大学生の経験の場を提供いただいている。2014年は「記念写真で川越観光」という目的で実施した。

川越マラソンこの大会は最寄り駅からバスで20分程度の公園がスタート/ゴール地点になっている。シャトルバスは駅と公園の往復を繰り返すだけ。およそ1万人の参加ランナーは、川越の観光エリアである小江戸地区に足を運ぶこと無くそのまま電車にのってしまう。せっかくマラソンで1万人を集めたのだから、小江戸地区を観光してもらって、「さつまいも」のお土産を買っていただいたり、川越のファンになっていただいたりしたい。というのが実行委員会から、大学生への要請だった。

 まずランナーの目的は何かを分析。「完走すること」そして「自己タイム」という2つの大きな競技面が’重要であることが判明。 次に「SNSでいいね!をもらいたい」「参加した証が欲しい」など、承認欲求(褒めて欲しい心理的欲求)が顕著であることが判明。この2点を満足させるためなら、大会が修了したあと小江戸地区まで足を運ぶ可能性がある。小江戸地区は魅力的なコンテンツがいくつも存在するので、必ず消費につながる自信があった。

 「大型完走証」での記念撮影を発案。完走証はA4サイズで写真に写しにくい。そこで大型のモックを作成し、ランナーの名前と時間を書き入れられる仕様にした。これで「完走すること」「自己タイム」「SNS発信」とランナーの2大欲求を満たすことが出来る。写真撮影は学生が手伝い、ランナーのカメラやスマホのシャッターを押す。その時こちらで用意したカメラでもパチリ。この写真は小江戸地区のDPEショップに行けば「無料」で貰える。

勿論、自分のデジカメやスマホに写真データはあるのだが、一眼で撮ったキレイな写真のプリントが無料なら「小江戸まで行って写真を貰って帰ろうっか、せっかく川越まで来たんだから」となる可能性があると考えたわけだ。

「大型完走証」の写真がSNSなどで拡散すれば、間接的にだが大会の認知度も上がるだろう。写真撮影者は500組を超えた。何組が小江戸地区のDPEショップに足を運んでくれるだろう。1週間後には結果がハッキリする。



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江頭満正/Mitumasa ETOH
東京都出身。1988年リクルートを退職後起業。2001年ダイエーホークスの公式携帯サイトをオープン し、その後ベイスターズ、近鉄、千葉ロッテ、オリックス、日本ハム、ジャイアンツ、清水エスパルス、J SPORTSと公式携帯サイト運営を契約。チームの内側からITによる観客動員を模索、3度の日本シリーズと1度の天皇杯決勝を経験。2004年アテネ五輪では、Yahoo! JAPANのオリンピック結果データを全て担当。現在大学でスポーツビジネス研究者として 教壇に立っている。
【現職】尚美学園大学准教授・一橋大学スポーツビジネス研究会研究員・特定非営利活動法人スポーツマンシップ指導者育成会 理事
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(01月18日現在)

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