2009年11月02日

プロ野球は死んでいない

日本プロ野球も、米国MLBもチャンピオンシップ最終段階を迎えている。両国とも「シリーズ」に出場するためにプレーオフを勝ち抜かなくてはならない。MLBはチーム数も30あり、勝敗に関係の無い消化試合を減少させるためにプレーオフシステムを早期から導入していた。
日本は2004年以降導入され、興行的にも成功を納めたのでセ・リーグでも導入されたわけだ。

このプレーオフの観客動員数を見ると、日本プロ野球の人気が落ちていない事がわかる。
スポーツジャーナリストなどが、「プロ野球人気の凋落」と決めつけた表現をする事があるが、あれは間違いだ。
そう書いているジャーナリストを信じてはいけない。プロ野球はここ5年間連続で観客動員数を伸ばしているのだ。
地上波TVでの巨人戦視聴率が落ちている事は事実だ。
プロ野球ファンは、CSのG+(ジータス)やJ SPORTSなど有料放送で視聴を続けており、プロ野球TV視聴者数は大きな落ち込みは見られない。
むしろ、有料放送を見るファンは優良顧客であり、地上波を見るファンよりも熱心に野球観戦をする層を確保しつつあると考えていいだろう。

それだけで、「プロ野球全体の人気が落ちている」と決めつけている輩の発言だ。
くれぐれも惑わされないようにしよう。

さてさて本題。
下に、日本プロ野球のプレーオフ観客動員数と、稼働率をまとめてみた。札幌ドームが稼働率100%を超えているが、席数40、476となっており、立ち見客が入っているようだ。10月23日と24日は両日完売で、立ち見席まで含めた最高人数だ。
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セ・リーグ 観客動員平均 40,445人 稼働率平均 93.49%  パ・リーグ 観客動員平均 40,787人 稼働率平均 96.27%  と、動員も稼働率もパ・リーグが高い。 Kスタ宮城の収容人数が22,098人と小さいことも関係している可能性があるが、動員数でも上回っていることを見ると、パ・リーグサスガと言えるだろう。 セ・リーグは10/21(水)22(木)の動員が伸び悩んだ事が響いたと考えられる。また10/19の1ステージ決勝のカードが月曜の夜になったこともダメージだ。 パ・リーグは東京ドームで集客に苦しんだ10/21・22でも札幌で観客を集めている。東京と札幌の人口比を考えると、日本ハムあっぱれと言うしか無いだろう。 ちなみに、僕は個人的にプレーオフ導入にはあまり賛成ではない。1993年からプロ野球の仕事をしているけど、あのマジック1になって、いつ優勝が決まるか解らない。というドキドキ感が無くなった。2000年ダイエー・ホークスは、マジック1になってから千葉遠征をし、マジック1のまま福岡に戻った。この時、千葉マリンスタジアムは3万人近いファンが「胴上げ試合」を観に集まっていた。興行的には現在のシステムの方が効率がいい。それは間違いない。しかし効率のために、あの独特のドキドキ感が無くなったしまったのは残念だ。 賛成出来ない理由はそれだけではない。長いシーズンを闘ってきた結果優勝しても日本シリーズへ出場出来るとは限らない事。今年のセ・リーグみたいに勝率5割以下でも日本シリーズへの挑戦権があることだ。 ただでさえ、プロ野球は試合数が多く、1試合の優勝関与度合が低いのに、プレーオフシステムの導入で、さらに1試合の勝敗が、リーグ優勝に貢献する度合いが低くなってしまった。シリーズ負け越しても、プレーオフで勝てばいいのだから。 MLBの観客動員データを下に示す。 10/8(木)のドジャー・スタジアムが稼働率92.5%で最も低い数字となったが、それ以外はスタジアムはいっぱいになっている。水曜日でも関係なく満員だ。このあたりはサスガ野球の国と言える。日本の球場と比較して、収容人数が5万人を超す球場がいくつもあるにも関わらずだ。特にフィラデルフィアのスタジアムは、立ち見客を大勢入れる事が可能な様で、稼働率100%を全ての試合で超えている。 こうして見ると、日本プロ野球とMLBとの違いは明らかだ。 marketing-121267.gif



posted by marketing |11:33 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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