2009年02月02日
スーパーボウル視聴率とCM料金
2月1日タンパでSuper Bowlが開催された。アメリカ4大スポーツのひとつナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の優勝決定戦だ。4大スポーツの中でビジネス的に最も成功していると言われていて、その根拠のひとつとしてSuper Bowlの視聴率とTVコマーシャルの料金が挙げられることが多い。この金融危機にも関わらず2008年よりCM料金は値上げされ、30秒で3Millionドル(約2億7000万円)となった。自動車業界のCMは減少したものの、常連のコカコーラ、ペプシ、バドワイザーは相変わらず複数の広告枠を購入している。アメリカでのスーパーボウルが開催される日には、友人や家族の家に集まって、ホームパーティーをしながら観戦するのが一般的だ。大型TVをレンタルする業者から借りてきて、宅配ピザとコーラーと、バドワイザー、そしてドリトスをつまみながら、大声で叫びながら試合を見る。 視聴率でいうと43%、TVをつけている人の65%がSuper Bowlにチャンネルを合わせている。冗談ではなく、街中に人が少なくなる。出場チームのホームタウンだけじゃなく、全米がそうなるから不思議だ。 ちなみに、2008年のSuper Bowlでは、出場チームのホームタウンに近いボストンで81%、ニューヨークで67%の人がTVでSuper Bowlを見たことが報告されている。とってもCrazyだけど、それだけ魅力があるコンテンツていうことだろう。僕はアメリカ信仰者でも、NFL崇拝者でも無いけど、Super Bowlから学べる事は沢山あるので毎年注目している。 2009年で43回目になるSuper BowlのCM料金が初めて1Millionを超えたのは29回目の1995年、サンフランシスコ49ersと、サンディエゴ・チャージャーズの対戦だった。ジョー・モンタナの後を継いだクオーターバック、スティーブ・ヤングとワイドレシーバー、ジェリー・ライスの活躍で26-49とサンフランシスコ・49ersが勝利した試合だ。 当時のアメリカ経済は、クリントン政権1期目で「ドットコムバブル」が始まった頃。「ドル高」政策を打ち出して、失業率も改善されアメリカ株式市場も元気になって言った頃。景気低迷期を抜け出した元気なアメリカの時代だった。消費意欲も旺盛で、失業率が下がった労働者階級はTV観戦を楽しむ余裕が出来、Super BowlでのCMは効果を発揮した。 視聴率と、視聴者数を見てみると、1996年の30回大会はトレンドを大きく上回る数字を出している。対戦チームが、ダラス・カウボーイズと、ピッツバーク・スティラーズで名門チームどうしの対決だった。視聴率46%はSuper Bowl史上最高で未だに更新されていない。対戦カードによるコンテンツ価値の変化を証明するデータだ。 1995年に1MillionだったCM料金は、アメリカの堅調な経済を背景に2009年には3Millionにまで上昇した。視聴者数117%成長に対して、金額は300%になった。サスガに高過ぎるんじゃないかという感じはする。2009年のSuper BowlではCM枠が売れ残ったという報道もある。来年は値下げになるのか、それともNFLのプライドに掛けて値上げを続けるのか。世界のスポーツ・マーケティングに影響を与えるだけに気になるところだ。
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posted by marketing |13:10 |
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スーパーボウル視聴率とCM料金
コメント投稿者ID :
1月31日ではなく米2月1日。日本は2月2日、ですよね。日付が間違ってますよ
posted by 通りすがりです | 2009-02-04 00:34
スーパーボウル視聴率とCM料金
コメント投稿者ID :
日付間違いに関する、ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
posted by えとう | 2009-02-04 01:34
スーパーボウル視聴率とCM料金
コメント投稿者ID :
いつも拝見させていただいています。
たまに、江頭先生の、大学での講義の様子も、ブログで紹介していただけると、いまの教育現場でのスポーツビジネスの捉え方も知ることが出来ると思っています。
また、経済不況の中での日本のスポーツ界の進むべき方向性なども、折に触れて、先生のご意見を拝聴したいと思います。
また、楽しみに拝見させていただきます。
posted by 今 昌司(ぶんきち日記) | 2009-02-13 11:44
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