2008年10月14日

岡田監督の誤算

今年の歴史的敗北を考えるにあたり、岡田監督がシーズン制覇の青写真を描くにあたり、どのようなチーム運営を目指していたかを考える必要があります。
その上で鍵となるのは開幕一軍から始まる1軍登録に見ることが出来るのではと思われます。

①裏目に出た若手帯同
実は今年の開幕一軍には、内野手として坂、外野手として桜井が帯同していました。
彼らは2007の混乱の中、チームに貢献したことは言うまでもありません。
恐らく怪我で帯同不能だった狩野あたりも本来は加わった可能性があり得ます。
恐らく今年は若手育成を一軍帯同の元で指導することを視野に入れていたと考えられます。
しかし、この方針は結果的に裏目に出ました。
代走要員としてキャリアを踏んだ坂でしたが、サード守備で先発した際の判断の拙さなどで期待に答えることが出来ず、桜井に至ってはオフシーズンの調整不足が響き大不振、結果的に1シーズンほぼ棒に振ることになりました。
その後オリンピックの際も同じように狩野、小宮山、上述の桜井を再度起用する場面も見られましたが、結果として誰一人としてシーズン終盤に一軍に残ることは出来ませんでした。
理由は何であれ、この方針は失敗に終わったと見ていいでしょう。

②期待を裏切る投手陣
阪神には指名枠で獲得されながら、様々な理由で独り立ち出来ない投手を抱える問題があります。
もっとも有名な選手をを挙げると杉山が代表格でしょう、今年はオープン戦の好成績を受け、移籍した金村、2007の新人王である上園を押しのけ開幕一軍を勝ち取りました。
しかしながら、いざシーズンが始まると勝負弱さとイニングを作れない『いつもの杉山』という頭を抱えたくなる結果でした。
ファンの間で言われる雨男ぶりよろしく雨天中止で投球機会が中々上手く得られなかったにせよ、残念ながら期待をまた大きく裏切ったのは事実でしょう。
その後、フォームチェンジとなった能見、太陽、上述の上園、金村もシーズン通して活躍できず、少なからず歴史的敗北の遠因となりました。
2007年ほどの崩壊はありませんでしたが、序盤の先発陣のイニング消化ぶりが最後まで続かなかったのは、後に書くJFKやセットアッパー陣の衰えに拍車かけたと思われます。

③復活しなかった右打者達
今年は金本、赤星、鳥谷、桧山、葛城等の左打者が例年どおりの活躍をしたのに対し、右打者についてはFA移籍の新井や関本の活躍、要所での勝負強さは健在だった高橋光信、矢野以外はバルディリスが僅かながら貢献した程度に留まりました。
むしろ若手では桜井、そして新外国人として期待されたフォード、5番問題の元凶であり、今年のターニングポイントでその名前を出さざるを得ない今岡と酷評するしかない出来の選手の方が目立つ有様で、特に新井が離脱した時期から左投手への苦戦を強いられる原因となりました。
特に2005をピークに低迷を続け、今年こそはと期待されていた今岡の攻守に渡る衰えぶりは目を覆うばかりの酷いものでした、現場スタッフやオーナー直々の復活の期待に答え、シーズン終盤で打撃でのささやかな貢献がありましたが、やはりシーズン通して岡田監督を悩ませたと思われる5番打者の問題、さらに数字には出ないものも含め衰えからくる守備でのミスやエラーはチームへボディブローのごとくチームへのダメージとなりました。
酷な言い方ですが、チームが振り回し尽くした今岡は歴史的敗北の重要な問題人物の一人と思っています。

④忍び寄る『衰え』
阪神は金本をはじめ超人的な自己管理と貢献振りでチームを支える『アラフォー』と呼ばれる40歳前後の選手たちが支えています。
また、彼らの控えも30半ばの選手たちが占め、チームの原動力となり
今年も多大な貢献したのは言うまでもありません。
しかし、矢野、野口のキャッチャー陣、そしてJFKのリーダー格たるジェフ・ウィリアムスには顕著に『衰え』を感じるプレーが目立ちつつあります。
特に野口についてはリード面は別にして、低めの変化球を後逸する場面が目立ち、ウィリアムスは以前ほどの神がかり的な抑えが出来ずじまいでした、一説には薬物疑惑の話もありましたが、それ以前に例年の酷使や怪我による調整不足などの単純な『劣化』が大きいものと思われます。
また、ジェフ以上の酷使にも耐えチームのセットアッパーとして回転していた久保田の離脱、今年はJFKの一角に食い込むかと見られた渡辺、江草もさすがに連投による疲労が影響したか終盤には衰えから抑えきれないケースが目立ちました。

上述した誤算の一つ一つはあくまでも攻守のミニマムな問題に過ぎません、しかしながらその一つ一つが結果として歴史的敗北という大惨事を招いた点は否定できないと思われます。
もちろん、今期のAクラス入りも立派であることはわかります。
しかしながら、今期はFA、トレードでの補強の元で2007の悔しさを晴らすため、シーズン制覇達成が目標だった訳ですから、それが成し得なかった事はやはり真摯に反省すべきです。

今後就任する新監督以下新体制が、何を大目標とはするかはわかりません、誰が就任するにせよ上述の問題と向き合うことは間違いないと確信する次第です。

posted by marcs |21:36 | コメント(12) | トラックバック(0)
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岡田監督の誤算

巨人がグラ、ラミ、クルーン、李、小笠原、上原みんな活躍したら、今年の他のセリーグ5球団はどこもかないません。序盤巨人がこけたのは、原采配の珍采配と小笠原、李、上原の不振が大きな原因。オリンピック後は、上原、李が完全復活し、阿倍まで打ち出したんだからもう止めようないわな。主力が活躍しだしたから原があまり動かなくなったのも勝率upに貢献したな。とにかく巨人に振り回された1年。阪神の82勝は上出来でしょ。ちっちゃな結果論をいってもしょうがない。

posted by neko | 2008-10-14 23:37

岡田監督の誤算

去年、ジャイアンツから解雇された斉藤を獲得したけどあまり戦力にならなかった。今からレギュラーになるのは気の毒だけど不可能に近い。若い左投手が欲しい。野口は期待できない。

posted by スワローズファン | 2008-10-14 23:55

岡田監督の誤算

阪神の後半の貯金が増やせなかった要因は
確かに当たっていますね。

ただ、今年の場合、他の人も言っていますが
巨人の前半のグダグダのために
阪神が走っていただけで、額面どおりに
後半のように働けば2位は上出来と見るべきですね。

原監督のネ申采配のおかげで面白くなったのも
確かですね。

どうかんがえても家の裏のおじちゃんんが巨人の
監督した方が優勝早かったと断言できるもの。

posted by 巨人との比較 | 2008-10-15 00:49

岡田監督の誤算

まだ負け惜しみ言うみっともない阪神ファンがいるんだね。
そのルンバ監督に13ゲーム差ひっくり返される球団の方がもっと情けないと思うけどね。

posted by ↑ | 2008-10-15 01:09

岡田監督の誤算

まぁ今年は読売のジサクジエンでメイクレジェンド完成ですね

惜しむらくは中日の脱落が早かったこと
大逃げカマすもゴール前でヘロヘロになった阪神
猛烈追い込みの巨人
そこに中日が絡んでかき回して三つ巴になれば、最高に面白い
ペナントレースだったのに

posted by ギャラード | 2008-10-15 01:15

岡田監督の誤算

巨人については亀井、隠善、キムタク、古城、大道、寺前や東野あたりも地味にいい仕事していたと思います。
彼らがいたから小笠原、李あたりは調整や休養に専念出来ていた事を忘れるべきではないでしょう。
もっとも、某選手会長に門倉や野口、矢野や久保に会田、林に高橋と起用に答えられなかった面子も多かったりします。
よく誤解されているんですが、原さんは結構色々選手を試すタイプの指導者なので、今年についても主軸の故障や不調から仕方なしに試した訳ではないと考えます。
ラミレスや小笠原などの主軸の復調も大きな要因と思いますが、決定打は尾花氏がシーズン中にピッチングスタッフを整備し、それがドンピシャとはまったのが大きいでしょう。
ルンバ呼ばわりされてる走塁面、要は馬鹿の一つ覚えのギャンブル的走塁ですが、あれは伊原コーチがガンじゃないかと思いますが(苦笑)
あと、阪神は簡単に言うと『チーム力維持と底上げの失敗』がゲーム差を守れなかった要因しょう、2007のチームと強化で上積みのはずが実際にはマイナス要素で微減と化したのは痛かったと思います。
シーズン終盤の直接対決連敗については、左偏重と化した阪神打撃陣が巨人の左ピッチャーに牛耳られてしまったのが敗因でしょう。
短期決戦の鉄則、「苦手をつくるな」が守れなかった時点で、阪神は敗北の泥沼から抜け出せず、前に進めなかったのは必然的に明らかでしょう。

posted by かんりにん | 2008-10-15 02:05

岡田監督の誤算

岡田さんもせこいね。JFK使いまくって先発投手は六回無失点ぐらいの好投してないとすぐ交代させておかげで一人で9回まで投げれるエースと呼ばれる投手が誰も育たなくて、頼みのJFKも限界が見えてきて、打者も金本にもそろそろ衰えがきてるし、赤星やら矢野やら今まで主力だった選手も大分年取ってきて、代わりになりそうな選手もでてきてない状況での辞任。
次の監督可哀想。

posted by tata | 2008-10-15 02:13

岡田監督の誤算

だからこれ以上岡田に居座られると迷惑なんだよね。
まだ今で良かったと思うべき。
もう1年やってたらとんでもないことになってるだろうし、もう3-4年規模の修復では効かないくらいになってたと予想するが。

posted by torafan | 2008-10-15 02:20

岡田監督の誤算

打線の話でいうと管理人さんがあげた及第点の打者10人っていうのは巨人と比較しても多いか同じ位だと思います。それでも点が取れないというのなら、残念だけどその10人では絶対値が足りないという事になってしまうと思います。

打線に関してももっと根本的な変革が必要な気がします。今岡がどうこうのレベルでは無い気が・・・。

posted by 5番以前に | 2008-10-15 04:07

岡田監督の誤算

巨人ファンです。今年は2位で御の字と思っていたら
巨人の連勝もそうですが阪神の予想以上のゴール前のバテで優勝さらっちゃいました。

唯一つ言えることは五輪派遣云々は言い訳です。
他球団も選手を供出しています。
 新井に関してはあんな状況で試合に出すことは
酷だと思います。もし勝っていても美談にはなりません。
巨人も阿部が出られません。
CSは厳しいかもしれません。
阪神は先発をもっと作るかとってくるかするべきだと思います。10.8安藤ありがとうって感じでした。
 巨人は故障者や采配も迷走の原因ではありますが
待望の若手生え抜きがでてきました。
育つことを祈ります。FA補強に頼らずにいいチームになってほしい。ただ清原がいたころより小笠原やラみちゃん
は成績以上に人間としてまとも。チーム編成でこのことは
大切だと思います。もちろん清原のカリスマは認めた上での話です。

 

posted by あきちゃん | 2008-10-15 04:53

岡田監督の誤算

見ているファンは杉山と今岡には期待していないでしょう。終盤戦で杉山を使わずリーソップや石川を起用してくれてほっとしたファンも多いはずです。今岡も去年はCSまで引っ張っていましたが、今年は初めて首位から陥落して起用をやめてくれました。「今岡が3番に入ると金本に悪い影響が出る=全体に影響」・・・・。今岡に復活という言葉はいいのですが、10勝もしたことのない杉山に一回勝ち投手になると復活と使う人多いですよね。この二人は出場しないことを期待します。というより今岡は諦めますが、杉山はトレードしてほしいです。甲子園まで応援に行って杉山先発は悪夢です。

posted by おぽ | 2008-10-15 10:32

岡田監督の誤算

皆さんコメントありがとうございます。
すべてとはいきませんが、可能な限りご返信します。

>唯一つ言えることは五輪派遣云々は言い訳です。
私もそう思います、以前から言われていた事ですしね。
新井の出場決断は尊重しているのですが、悪い意味で『正直者』過ぎたと思います。
これ以上責める気は無いのですが、プロとして自分を見定める冷静さは欲しかったと思います。

>見ているファンは杉山と今岡には期待していないでしょう。
今岡に関しては岡田さんはそうは思ってないと思いますよ、フロント関係者もご指名で復活を期待していましたし、貴重な右打者として戦線復帰が望まれたのは間違いないでしょう。
杉山に関してもファンの心が離れているのは承知してますが、あれでも2005の立役者ですし、時折見せる球筋を見ると先発陣として競わせているのが納得できます。
ただ、御指摘のとおり文字通り『失望』に値する働きだっただけに、今後のオフ含めかなり厳しい自体が二人に降りかかるのは間違いないでしょうね。

>打線の話でいうと管理人さんがあげた及第点の打者10人っていうのは巨人と比較しても多いか同じ位だと思います。
単純に数値化すればそうなのですが、シーズン終盤で機能していた数で言えば、巨人が圧倒的に有利だったと考えます。
もっと言うと、要警戒の面子を数えると明らかに阪神が不利でしょう。
あと鳥谷、関本も好調のピークは終盤戦ではありませんでしたし、今岡にいたっては「いたの?」という言うぐらい酷いものだったと思います。
終盤にかけて阪神打撃陣が代打陣含めあまりに左偏重となった弊害で内海、グライシンガー、山口鉄矢あたりにカモにされていたのは直接対決でのハンディと化していたのは疑いの余地が無いでしょう。
特に新井離脱から顕著に第一線の左ピッチャーをぶつければ金本警戒で勝てる状況だったのは事実でしょうし、それが得点力低下と投手陣へのプレッシャー・負担となり巨人相手の『力負け』の原因になったと考えます。

posted by かんりにん | 2008-10-15 17:06

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