犬の意地

2009ジェフユナイテッド選手短評 背番号24 太田圭輔

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24 太田 圭輔 28歳 MF 年俸1500万円

代表歴:なし
前登録チーム:柏レイソル
関連記事:ジェフ加入後即スタメンの太田圭輔【リーグ第18節 サンフレッチェ広島戦】
太田圭輔の加入について
私的なJリーグ優秀選手を選んでみました

【2009リーグ成績】
試合数 18
出場時間 546分
得点 0
シュート 7(決定率0%)
アシスト 1
警告 0 退場 0

ドリブル 14/18 成功率77.8%
クロス 8/40 成功率20.0%
タックル 5
クリア 5
ブロック 6

太田選手のチーム残留には少し複雑な気持ちがありました。

まず、彼が今季のジェフで活きることは出来るのか。

江尻監督がプレッシングに特化したサッカーを目指すのであれば、もしくは引いて守ることで前線にスペースを作ってスピードを活かしたプレーを要求するのであれば、太田選手はきっと誰よりも活きるでしょう。

しかし、前回のビエルサの記事で紹介しましたが目指すのはあくまでも攻撃的なポゼッションサッカー。

(スペースのある状態で)サイドを個の力で突破すること、前線からプレスをかけること。

この2点で太田選手の能力は充分活きるでしょう。

しかし、攻撃的でポゼッション重視なサッカーであれば、カウンターサッカーと比べて前にスペースがない状態になることが多く、それならばフィジカル面で劣っても技術に長けた谷澤選手や工藤選手が江尻監督のファーストチョイスになることが可能性として高いように感じます。

一方で、もし太田選手が他のクラブへ移籍していたらと考えると、きっとジェフにとっての脅威になったでしょう。

例えば札幌のような石崎信弘監督流のプレッシングサッカーに太田選手が加われば、その身体能力の高さを存分に発揮することになるはずです。

運動量のある選手を揃えたジェフの中にあっても、持久力はチームトップ。

高い成功率を誇るドリブルは非常にスピード豊かで、プレーもシンプルだから判断が早い。

関連記事にもあるように、私は08年のベストイレブン候補として彼の名前を挙げましたし、彼の加入を「太田選手の補強は100点だけど、シーズン半分過ぎているから50点」というひねくれた表現で喜んでいます。

当時の喜びは当時のジェフを率いていたのがアレックス・ミラーであったことが理由でした。

柏レイソルに所属していた08年、太田選手は谷澤選手を抑えてレギュラーでしたが、これが目指すサッカーの違いによる選手起用の妙。

江尻監督が目指すサッカーならば谷澤選手が、石崎監督が目指すサッカーならば太田選手が、よりチームにとって重要な人材になるのだと思います。

その意味でミラーが目指すサッカーでは太田選手は最も重要なピースの一つになるはずでした。

実際にジェフ加入後は即座に2試合連続スタメン出場。

前述の石崎監督と同様に、ミラーもプレッシングとハードワークを求めていただけに太田選手との相性はピッタリであるように感じていました。

しかし、すぐに迎えることになったミラー時代の終焉、監督交代。

それからの太田選手は残り15試合でスタメン出場はわずかに1試合。

本来であれば自分の個性に一致するチームに移籍してきたはずが、それはたったの2試合で終わり、監督交代後は移籍前の柏レイソルがそうであったようにポゼッションサッカーへとチームが移行してしまいました。

ネット選手の記事にも書きましたが、こういう側面はやはり選手にとっては不幸なことで、獲得する側も(移籍金はもちろん柏戦に出場させないなんていう不利な条件を飲んだのだから)もう少し考えるべきことがあったのではないかと思います。

もっと自分に合ったチームに移籍することも予想されましたが、太田選手が今季もジェフに残ってくれたことは嬉しいですし、ポゼッションにさえ加わることが出来れば、元々のアスリートとしての素質は抜群なのだからきっと大きな戦力になってくれるはず。

個人的な予想はスーパーサブですが、それを上回る結果を残してくれれば嬉しいです。

プレー同様真っ直ぐな性格は非常に好感が持てますし、何度も戦術の犠牲者にならないために、江尻監督のサッカーの中でも自分の居場所を見つけて、またサポーターを熱狂させるプレーを見せてくれることを期待します。


【今季達成して欲しい目標】

・ジェフ移籍後初ゴール
・ポゼッションサッカーへの適応


本日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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関係ないけれど、太田吉彰選手の仙台移籍には驚かされました。

私事ですが、TopHatenarでこのブログを調べてみました。

これまでで一番人気のあった記事は・・・「馬場憂太選手について 」。

・・・あれ?




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記事カテゴリ:
選手短評(09~10)
タグ:
太田吉彰
太田圭輔
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この記事へのコメントコメント一覧

2009ジェフユナイテッド選手短評 背番号24 太田圭輔

毎回拝読しています。
ずばり2010年ホームユニ18000円は24番太田圭輔選手で注文しました。
頭の中にはなぜか「太田圭輔」がインプットされており、柏からジェフに来た時も、うおー久々のビッグネームとか思ってました。しかし体制の変化により使われ方がいまいちで、おいおい後半44分に出す駒じゃないだろうよっていつも思ってました。
走りきる!を体現してくれるのは太田選手しかいない。こう信じて今年は24番です。
つか実はあまり具体的には知らなくて、香車のようだとか言われていることしかわかってませんでした。ユニ注文入れてから調べ始めて、そうか思い出した、ダービーでこっちに突進してくる嫌な選手があの太田圭輔で、それで名前だけが先に刷り込まれたんですね。
この選手は敵に回すといやーな人。これでまた札幌にでも行ってしまい、石さんのもとでとんでもないイヤラシイ攻撃をされてたらと思うと。
そんなわけで、確かにポジション争いが熾烈なところではあるし、ヤザーもまた会ったみたいなとこもあるんでしょうけど、なりふり構わず猪突猛進してやってほしい。
しかも今年は既に「スタミナ随一」というイメージが定着してますので。
頑張りましょう。WIN BY ALL。




2009ジェフユナイテッド選手短評 背番号24 太田圭輔

>やっぱり巻が好きさん
お世話になっております。

FC東京の長友選手みたいに・・・なるほどジェフに欲しい人材ですよね。

彼ほどのフィジカルや守備力はないにしても、スピードや持久力では負けていないだけに守備力を向上をしてくれれば必然的に出番が増えそうです。

私も、ガツガツ突破するサイドアタッカーは好きですし、「槍」のような彼のプレーがジェフのオプションになってくれれば、楽しみが増えますよね。

>ちょろさん
お世話になっております。

太田選手とネット選手は非常に評価しづらいです。
「たられば」を言いたく気持ちはもしかしたら本人にもあるかも知れません。

おっしゃる通り、それでも今季もジェフでプレーしてくれるのであれば、必要な選手となってくれるはずです。

スーパーサブならば昨季も決定機に顔を出せていて、リズムを変えることも出来ていたので特に心配はしていないのですが、やはりあれだけの持久力は頭から見たいだけに、どうなるでしょうか。

短い間ではあったけれど、すでにサポーターの心を掴んでいる選手だけに、躍進を願いたいです。

2009ジェフユナイテッド選手短評 背番号24 太田圭輔

>路石さん
お世話になっております。

やはり柏時代のプレーが脳裏に焼き付いていますよね。

江尻監督就任当初は出番もあり、良い活躍が出来ていたように感じましたがそれが尻つぼみになってしまったことは残念でした。

彼のプレースタイルは非常に好感が持てますし、本当に香車のような選手ですよね。

香車って実は凄く重要な駒の一つですから、うまく活用してくれれば嬉しいです。

>げるおさん
お世話になっております。

江尻監督の就任、というよりも監督を交代することは選手に様々な影響をもたらしてしまうように感じます。

それでも、サイドアタックを目指すチームにあって、その存在を無視することは出来ないでしょう。

近距離からしかシュートが打てないし、パス(クロス)が緩い。これは私も似た印象を持っています(太田選手に限らず)。

おっしゃる通り、ポゼッションを目指すと口で言っても様々な問題があって、実際に昨季はそれがもろに表面化してしまいました。

監督だけに頼るのではなく、選手それぞれの努力も間違いなく必要ですし、昨季の分も頑張ってサポーターを喜ばせて欲しいですね。

2009ジェフユナイテッド選手短評 背番号24 太田圭輔

>九州犬さん、福岡犬さん
コメントありがとうございます。

いえいえ。

>29さん
お世話になっております。

私も太田選手は石崎監督時代が印象強いですね。
あの運動量で試合終盤も同じスピードで上下動するのだから、本当に恐ろしい選手でした。

愚直だからこそシンプルで、だからこそ強い。
出来ることは多くなくとも、江尻監督がうまく起用してくれればまだまだ輝ける選手ですよね。

>さいとさん
お世話になっております。

補強もあってどのシステムでも太田選手がレギュラーを獲得するのは難しいように感じます。

しかし、おっしゃる通りガッツ溢れるプレーを魅せてくれる選手ですから、きっとまたサポーターを熱狂させてくれるはず。

頑張って欲しいですよね。

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