2009年01月28日

ジェフのオフシーズンを振り返る

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ついにミラーも来日し、ジェフの新シーズンが本格的に動きだしました。

まだ背番号7と新外国人枠が空いていますが、ひとまずは公式で発表された今季のメンバーから、今季の戦力、オフシーズンの感想について触れてみたいと思います。


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2009サンフレ新戦力<下> MF中島浩司(31)(中国新聞)


■ゴールキーパー

【現有戦力】櫛野、岡本、中牧

立石選手の引退があり、若干不安視する声も聞こえてきますが、将来のことを考えると、中牧選手をいつまでもトップとリザーブズを往復させるのは得策ではない。

きっとプロフィールは凄いことになっているでしょうし、こだわり派のウイイレプレーヤーからも苦情が上がっていますからね。

そういう意味で、中牧選手には年間を通してトップに定着し、試合出場の機会も勝ち取って欲しいと願います。

さて、正GK争いですが、これはジェフファンでも予想が付かないところではないでしょうか。

背番号1を継承した岡本選手にとって、櫛野選手はいつまでも付いて回る厳しいライバル。

今週発売のサッカーダイジェストで、JリーグのベストGKトップ20に2人ともランクインしましたが、これはチームにとって本当に素晴らしいことだと思います。

共にビックセーブが可能で、抜群の飛び出しと守備統率が出来る櫛野選手と、姉崎のファン・デル・サール岡本選手のレギュラー争いは年間通じて注目していきたいと思います。


■センターバック

【現有戦力】ボスナー、池田、福元、[高田]、[市原]、(山中)、(青木良)、(和田)、(斎藤)、(益山)
【放出】結城、川上、早川、田中

以前、「正直、まだまだ薄いです」とコメントしましたが、このままシーズンインしそうですね。

昨季のミラー就任後は実質ボスナー選手、池田選手、早川選手で回していました(中島選手は早川選手加入後出番なし)が、今季は早川選手と福元選手が入れ替わっただけで固定する形になりそうです。

ミラーはたとえ天皇杯であっても、DF陣と下村選手を動かさなかっただけに、信頼か戦術か、後ろの選手を固定する傾向にあるように感じます。

それでも、やはり3枚では心もとない。

選手の能力には不満はありませんが、以前も述べたようにボスナー選手のカレー券癖があり、当然怪我の危険性もあるでしょう。

斎藤選手を後ろに戻す、青木良太選手をセンターに回す、やりくりこそ可能ですが、もう1枚彼らとポジションを争うことが出来るレベルの選手の補強が欲しかった、というのが本音です。

薄いからこそ若手選手にはチャンスなのですが、川上選手を放出し、市原選手と高田選手はリザーブズ。

昨季の早川選手のように、怪我人が出た際に、途中補強する可能性は考えられますが、まずはカレー券を貰わないボスナー選手と怪我をしない池田選手、福元選手の姿を一年間見れるように、期待したいと思います。


■サイドバック

【現有戦力】坂本、青木良、和田、[山中]、(アレックス)、(斎藤)、(市原)、(益山)、(高田)
【放出】松本(未確定)
【獲得失敗】中村北斗

センターバックと同じく、シーズンを3人で回す形となりました。

ミラーの存在というアドバンテージで争奪戦の末獲得した和田選手には、当然一年間フル回転して欲しいところ。

クゼからも「クレバーな選手」と寵愛を受け、ミラーからの信頼も厚い青木良太選手、チームの支柱である坂本選手に関しても今季かかる期待は大きいでしょう。

ただ、センターバックにしてもそうなのですが、レギュラーがほぼ確定しているような状況だからこそ、新人選手を獲得し、育てる意識を見せて欲しかった気持ちもあります。

坂本選手から学ぶもの、青木良太選手から得るものは非常に多い気もするだけに、もったいない印象もあります。

今後、ミラー政権を続けるのであれば、なおさら生え抜きのサイドバック獲得・育成もチームのテーマになるべきだったのではないかな、と感じます。

それでも、「サイドバックの控え不足」というオフの課題をまずは1つ解決したことは、素直に評価して欲しいと思います。


■アンカー 

【現有戦力】斎藤、中後
【放出】中島、戸田

ここに外国人、と考えていたポジションですが、課題であったセットプレーの蹴り手にもなり得る中後選手の獲得で、及第点の補強が出来たと感じます。

中後選手が来なければ、今季の補強は失敗とも見えただけに、非常に大きな存在だと感じます。

ただ、当然ながら中後選手が出場しなければ、高いキック精度は生かせませんし、優勝チームから下位チームに来たからにはレギュラーは当然、とは簡単にいかないでしょう。

本人も「ジェフは残留争いをするようなチームではない」と認めており、場合によっては代表候補の工藤選手とポジションを争うことになる。

中後選手は、レンタルでの加入だけに、今季はいきなり正念場という気持ちでシーズンを迎えて欲しいと思います。


■センターハーフ

【現有戦力】下村、工藤、米倉、益山、佐伯(坂本)、(福元)
【放出】馬場(未確定)、伊藤、中原

当初、「とても薄い」と評価していましたが、佐伯選手を獲得したことによって、アウェーでの戦い方をより徹底出来るようになりました。

ボランチばかり取り過ぎ、という意見もありますが、アウェー仕様で工藤選手をセカンドラインで起用することになれば、途端に層が薄くなる。

それだけに、佐伯選手の存在は時に追うにつれ、重要になってくるように感じます。

センターに1人、さらにアンカーに1人獲得することで埋まると考えていたポジションを、中後選手と佐伯選手の加入で、きっちりと埋めることが出来たのは非常に評価出来るように感じます。

オフの課題その2、センターハーフの人材不足は無事クリア。

私はそう考えています。

あとは、「今年は34試合の半分ぐらい無失点でいきたい。そうすれば上位にいける」というミラーの期待に、彼らがどれくらい応えられるか、でしょうね。

おそらくこの無失点はほとんどがアウェーで狙うべきものでしょうから、簡単にボールを失わないようなプレーを期待したいところです。


■セカンドライン

【現有戦力】ミシェウ、アレックス、新居、谷澤、深井、青木孝、[金沢]、[乾]、[奥山]、(工藤)、(米倉)、(市原)
【放出】根本、苔口、楽山、加藤、朴
【獲得失敗】太田圭輔

最も特徴的だったのは、セカンドラインの補強です。

アレックス選手、深井選手といわゆるアタッカーを獲得。

獲得失敗に終わったものの、柏の太田選手もこのタイプで、得点力を併せ持つドリブラーという印象です。

そして、根本選手とレイナウド選手のようなサイドで起点になれる選手を放出しました。

来季のジェフのひとまずの理想形は昨季のホーム浦和戦や名古屋戦のような形になりそうです。

その頃は「充実のセカンドライン」と称されましたが、はたして今季も通用するかどうかが大きな鍵になるように感じます。

ドリブラーを揃えたとはいえ、単発で確実に突破が可能なのは谷澤選手くらいでしょうか。

ただ、昨季のアウェー清水戦がそうだったように、その谷澤選手がいくら抜いても中の枚数が少なければ意味がない。

それに、谷澤選手はジェフ移籍後は安定してるといっても、柏時代は「良い谷澤と悪い谷澤がいる」と言われていた選手。

実際に、ホーム柏戦などは動きが悪く、ボールを多く失うことで攻撃の停滞を招きました。

それこそ、ロッペンクラスの選手がいれば、単独でゴールを奪うことも出来ますが、ここは日本で、オレたちジェフ。

セカンドラインだけでなく、サイドバック、センターハーフ、センターフォワードを含めた連携で崩す必要がある。

しっかりとボールを持てるマリオ・ハース選手や圧倒的な突破力を誇る水野選手がいない分、起点を持たずに流動的に動く必要もある。

しかし、セカンドラインがショートパスやドリブルで崩し、ゴール前に巻選手とセカンドライン、センターハーフにサイドバックの選手が飛びこむようなサッカーになれば、それはそれは楽しいサッカーになるようにも感じます。

昨季の悪い時期、セカンドラインとセンターフォワードが孤立したことを絶対に繰り返さないように、ミラーにはじっくりとチームを成熟させて欲しいと願います。


■センターフォワード 

【現有戦力】巻、金、(新居)、(青木孝)
【放出】レイナウド、堀川、熊谷
【獲得失敗】我那覇和樹、永井雄一郎、大島秀夫

センターハーフやセカンドラインがベターな補強とするならば、センターフォワード、センターバック、サイドバックの補強はマストでした。

そして、唯一オフの課題を残したままなのが、、このポジションです。

戦力を見れば、このポジションに外国人選手を獲得することになるのでしょうが、軸は巻選手とGMが断言しているだけに、じゃあどうすればいいのか、と考えさせてくれます。

巻選手と同じタイプでバックアップ要員にするのか、巻選手とは違う個性でターンオーバーは可能なのか。

新居選手をワントップにして、日本代表のようなシステムを組むとしても、日本代表が苦しんでいる状況でその劣化版が通用するとも考えづらい。

オフに獲得失敗した3選手の誰か一人でもジェフを選んでくれれば、今季の補強は満点に近く、さらに外国人選手で足りないポジションを後埋めも可能でしたが、マストの補強に失敗したことで、チームの編成に不安を残す結果となりました。

唯一のレギュラー候補である巻選手が代表で引き抜かれるだけに、絶対に放置出来ないのが辛いところです。

このポジションは選手を引き抜かれたわけではないので、この事態は長期的に見てクラブの判断ミスと言えるでしょう。

とはいえ、正しい外国人を獲得すれば済む問題。

ターゲットとすれば、巻選手とセカンドラインを間に入ることが出来るミシェウ選手のようなプレーが出来て、何よりワントップもこなせる、もしくはツートップになっても中盤の構成力の一つになれる選手。

さあ、どんな外国人選手が、いつ来るのか。

もうジェフから目を離せません。

明日にでも外国人選手の名前が報道されるかも知れません。

せっかくなので、ジェフサポーターはこの状況を楽しみましょう。

今季は誰も引き抜かれなかった。

愛した選手は今季もジェフのために戦ってくれるのです。

さらに超絶な外国人選手が来るかも知れない。

もしかしたら、優勝争いも出来るかも知れない。

昨年は味わえなかった、シーズンに向けての高揚感があります。


サッカー誌では早くも順位予想が始まっていて、ジェフを降格候補に挙げる解説者も多い。

けれど、もうジェフは残留争いをするクラブではないはず。

2007年のブーイングは、残留争いをさせるな、という気持ちが強かったでしょうし、2008年の拍手は残留争いを一種受け入れる気持ちが強かった。

2009年は優勝に向けて、スタートが切れる。

昨季はたくさん泣きましたが、今季はたくさん笑いましょう。


本日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

川淵勇祐選手、福島ユナイテッドFCでの活躍、期待しております。
田中淳也選手、HOYO Atletico ELANでの活躍、期待しております。

加藤韻さん、堀川恭平さん、引退は非常に悲しいことですが、第二の人生が最高のものであるようにずっと祈っております。

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posted by marcos2008 |12:09 | ジェフ千葉 エトセトラ | コメント(0) | トラックバック(0)
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