2008年07月10日
UNITEDに右SBは必要か!?
補強ポイント
ユーロピアン・チャンピオンのマンチェスターユナイテッドは夏の移籍市場でまだ動きを見せていない。ユーロの動きを探っていたのだろうか、もしくは我々の知らないサプライスが待っているのだろうか?いずれにしても他チームが着々と補強を進める中UNITEDに今のところ動きはない(ローマから16歳のDavide Petrucciを獲得したのを除き)。ファーガソン監督は公の場で「今年の補強はおそらく一人か二人、それも若い選手になるだろう」と発言している。いまのスクワッドで十分。これもチャンピオンの余裕か。
そんななか補強のポイントとなっているのがストライカーと右SB。ストライカーに関しては納得がいく。Rooney&Tevezをフル活用した昨シーズンは層が薄すぎた。ベンチからのインパクトを残すためにテベスがサブに回るケースも少なくなかった。サハはけがの呪縛から抜け出せず、G・ロッシはスペインへと飛び、Oleは開幕早々引退を表明。今年一月に獲得したマヌーチョは未知数、ローン先のHull Cityで活躍を魅せたF・キャンベルはプレミア未経験、ユースから上がってきたD・ウェルベックはまだ17歳。ルーニーのワントップを避けるためにも、やはりこのポジションの補強はMUSTである。
しかし、右SBは本当に必要だろうか?
ウェズ・ブラウン
間違いなく彼に取って07/08シーズンがベストシーズンであったことは間違いないであろう。ダブルを獲得したことだけではなく、個人の評価としてもっとも評されたシーズンであった。G・ネヴィルの離脱もあり右SBはほぼ彼に委ねられ、シーズンを通してかなり良いパフォーマンスを披露した。ところが、多くのUnitedファン、そしてメディアからは世界中の右SBをオールドトラッフォードにリンクし続ける声が上がって止まない。
Chelseaに行ったボシングワ、Barcaに行ったD・アウベス、Valenciaのミゲウ、Man Cityのリチャーズと名を挙げだしたらキリがない。若く才能のある右SBはすぐリンクされている。たしかに攻撃面での貢献は上記のDF達より少ないかもしれない、しかしイチDFとしてブラウンがそんなに劣っているとも思わない。長い間怪我に悩まされ、なかなかレギュラーのチャンスが回ってこなかったユース出身のブラウンは昨季チャンスをモノにしたのだ。来期もファーストチョイスは彼であるべきだ。
バックアップ
このポジションに関してUNITEDはバックアップにも欠かない。かなり前から契約が交わされていたとされるがFIFAのルール上移籍のできなかったブラジリアンツインズのR・シルバとF・シルバ。ようやく18歳になりこの夏から正式にUnitedの選手になる。それぞれ右、左SBをこなしU-17レベルではキャプテンも任されていた彼らの評価は高い。問題があるとすれば新しい環境に慣れるということ、そしてUnitedとの契約が成立して以来フルミネンセでは試合に出場していなかったため試合感が鈍っているという点。しかし今やポルトガル語を話す選手、スタッフの増えたUNITEDでコミュニケーションは問題がないだろうし(ちなみにこの1月から家族で英国入りを果たしているとのこと)、まだまだ若いDFなため焦らずリザーブで育てていけば将来的にかなり良い補強になるであろう。加えてローンから戻ってくるD・シンプソンは将来有望株(バーズリーの二の舞になる可能性は秘めているが)、オシェイはDFラインどこでもいけるユティリティープレイヤー、MFにかなりの余裕があるためハーグリーブスというオプションもある。そして怪我からようやく帰ってきたキャプテンG・ネヴィル。年間15〜20試合位ならまだまだ活躍できそうである。
Piqueの放出でCBのカバーが一人減ったためブラウンがポジションを埋めることもシーズンを通して多々あるであろう。しかしこれだけの駒を揃え、しかもそれぞれ世代の違うSBがいれば£15m〜£20mという大金を出して無理してとりにいく必要はない。
新シーズンに向けUNITEDが取りにいかなければいけないのは右SBではない。
チャンピオンズリーグを奪還し、プレミアリーグでも連覇を果たした今のUNITEDが次のステップに進むために必要なのはストライカーである。
もちろんRonaldoが抜けた場合は補強ポイントが大きく変わってくるのだが...
posted by Joe Hatano |11:51 |
プレミアリーグ 08'/09' |
コメント(4) |
トラックバック(0)
2008年07月02日
評価の上がった(サプライス)選手
Andrei Arshavin(ロシア)
おそらく今大会、個人として一番輝いていた選手。そして大会前はほぼ無名に近かった。移籍先第一候補は本人の希望も重ねBarcaか!?
Lukas Podolski(ドイツ)
グループリーグでの活躍は素晴らしかったものの、その後スローダウンした感も。ただFWとしてだけではなくサイドからの活躍が目立ち評価が上がったものと思われる。行き先はやはりプレミアか!?
スペインのMF
シルバ、シャビ、ファブリガス、イにエスタ、そしてセナ。全員の評価が上がったのは間違いない。特に前の4人とは違う役割を果たしたセナは素晴らしかった。
Wesley SNEIJDER(オランダ)
正確なフリーキックに加え、ミドルシュート、ドリブルとすべてが素晴らしかった。両足が使えるのもかなりプラス。Ajaxのころからいい選手なのは知っていたが、しっかりと大人な選手に成長したのが見受けられた。
Luka MODRIC(クロアチア)
体が小さくMFの真ん中に置くには心配なような気がしたが、しっかりデフェンスにも貢献していた。これからのプレミアでの活躍が楽しみだ。
評価の下がった(がっかりした)選手
Petr Cech(チェコ)
去年、一昨年と”あの”頭の衝撃を受けて以来だんだんとミスが増えてきている。いや、それまでが素晴らしすぎたのか!?トルコ戦でのミスは痛すぎた。
フランス
本当はBenzemaと書こうと思ったが...20歳のストライカー一人を攻める気もしない。チーム全体が悪すぎた。それにBenzemaの選手としての評価は多少下がったかもしれない、しかし移籍市場でのプライスは一切下がっていないだろう。
Luca Toni(イタリア)
あの幻のゴール(ルーマニア戦でのオフサイド)が決まっていたら評価がかわっていただろうか?いや、そんな変わらないだろう。まぁ、フォーメーションにも問題があったかもしれないが。。。
Valon Behrami(スイス)
これは完全に個人的な意見だが、彼のいい噂を聞いていたので勝手に期待をしていた。しかしふたを開けてみればクロスはあげれない、人は抜けないととてもサイドのプレーヤーとは思えなかった。もしかしたらLazioでは良かったのかもしれない(正直ほとんど見たことがなかった)。Lazioから出て行くと聞いているが、おそらくプレミアからはお声がかからないであろう。。。
Mario Gomez(ドイツ)
こちらも全く一緒。大会前に噂を聞いただけでほとんど見たことがなかったのだが、決勝にいったチームにこれだけ貢献してない選手も珍しい。アーセナルにリンクされてるけど...まぁ、まずないでしょう。
さて、ベスト11ですが...皆さんいろんな意見をお持ちでしょう。今回選ぶにあたっていつもと違う選び方をしてみます。本当はそのポジションが彼のベストではないかもしれないけどあえてそこに置いてみたい、を取り入れてみます。
例えば、Andrei ArshavinはFWとしてカウントするべきかもしれない。でもサイドに置いてみます。Philipp LahmはLSBの時の方が良かったですが、ほかに候補者がいるため右に置いてみます。
それを踏まえて自分の好みで選ぶと。。。
GK:E・Van Der Sar(オランダ)
多分普通にいけばカシージャス、もしくはブッフォンでしょう。全体的な安定感を魅してくれたのと、好みの問題で彼を選びます。
RSB:Philipp Lahm(ドイツ)
上記に記載した通り、左からの方が良かったんですが。。。攻撃面での貢献を評して入れます。
RCB:C・Puyol(スペイン)
素晴らしかったですね。タックル、スライディングにいくタイミングが完璧でした。個人的には彼にキャプテンであってほしかったですね。
LCB:Per Mertesacker (ドイツ)
あの長身を生かしたDFは際立っていたと思います。おそらくMetzelderよりはいい活躍をしていたかと。
LSB:Gio Van Bronckhorst(オランダ)
このポジションは本当に悩みました。S・ラモスを右に置いてラームを左なのか、それともロシアのZhirkovなのか?結局フランス戦、イタリア戦での活躍が忘れられなかったGioで行くことに。特にイタリア戦での彼の活躍は忘れられません。
CH:Luka MODRIC(クロアチア)
バランスを考えた場合、本当はセナのほうがいいのですが...これも好みです。
CH:Wesley SNEIJDER(オランダ)
ファブリガスは終始Subでの活躍が多かったので外しました。FKは彼にすべてまかします。
RMF:Andrei Arshavin(ロシア)
一応右に置きますが、あまり守備意識にとらわれず両サイドでプレイしてほしいですね。
LMF:Lukas Podolski(ドイツ)
サイドからクロスもあげられるし、中に入って得点も取れる。この位置にはどーしても彼を置きたかった。
CF:Pavluchenko(ロシア)
トップのトップにいてほしい選手。トーレス、ニハトでも良かったのだが...あまりかぶらないツートップにしたかったので。
CF:David Villa(スペイン)
まぁ、これはちょっと外せないかな。
惜しくも外した選手
Marcos Senna、David Silva(ともにスペイン)、Kahveci Nihat 、Arda Turan (ともにトルコ)など。
フォーメーション
4−4−2
Van Der Sar
Lahm Puyol Mertesacker Gio
MODRIC SNEIJDER
Andrei Arshavin Lukas Podolski
Villa
Pavluchenko
ちょっと攻撃的すぎますが、エンターテイメント性は確実かと。
上記に挙げた選手たち何人が夏にどのチームに移籍を果たすのか、楽しみです。
posted by Joe Hatano |00:49 |
ユーロ08’ |
コメント(1) |
トラックバック(1)
2008年07月01日
44年ぶりのスペインの優勝という形で昨日トーナメントが終了した。
正直個人的にはイングランドのいないメジャートーナメントということで、最後まで感情を入れて見ることができなかったが、それなりにいろんな発見のあるいい大会であった。
そして最後まで自分たちのフットボールを貫いたスペインに拍手。彼らのパスゲームは見ていて楽しかった。
この先はそれぞれ気になったとこをブレークダウンして書いていきたいと思う。
スペインとアラゴネス
トーナメントが始まる前、スペインを評価するメディアは少なくなかった。プレミアで鮮烈なデビューを飾ったトーレスをはじめ、ファブリガス、イ二エスタ、シルバ、そして大会MVPに輝いたシャビ(正直この選出には驚いたが)などのプレイメーカーを要していたため当然といえば当然の評価。しかし、今までの彼らのケース(いつも優勝候補に挙げられながらも結局ラスト16止まり)を踏まえ私はどうしてもスペインが優勝するとは思えなかった。不安を抱えていたと思われるバック4は攻撃を貫いたスタイルとカシージャスに助けられた感はあるが、大会が進むごとに成長を見せたと思う。攻撃参加が多くスペースを常に空けがちだったセルヒオ・ラモスがいい例だった。そして監督のアラゴネス。彼の選出である。ラウルを置き去りにし、エヴァートンのアルテタを無視し続けた結果彼は優勝を手にしたのである。大会前は個人的に納得できなかったが結果がモノをいうこの世界、彼が正しい決断をしたのはいうまでもない。ラウルはシンプルに今のスペインの速い動きには向いていない、そして今のスペイン(MF)にアルテタの居場所がないのも明らかであった。そしてツートップを貫いた彼の決断も評価されるべき点の一つ。本意機のウィンガーであるホアキンやビセンテが置き去りにされた理由もそこにあると思われる。何はともあれ44年ぶりの優勝、アラゴネスはやってのけた。
ロシアンレボリューション
今大会を語る上でロシアを外すことはできないだろう。Kolodin, Zhirkov, Pavluchenko などが挙げられるが、なんといってもこの男であろう。Andrei Arshavin。何故こんなに素晴らしい選手がいままでノンマークだったのか不思議だが、彼が今大会最大の発見であることはいうまでもなく、夏のトランスファーウィンドウを賑やかすのは間違いないであろう。これからの彼の活躍が楽しみである。そして今回もまたやってしまったヒディング。02年に韓国、06年にオーストラリア、そして今回ロシアで中堅もしくはそれ以下のチームを見事に立て直してきた。彼のPSVでの実績や、98年のオランダなどいうまでもないだろう。今後の彼の去就が楽しみである。おそらくロシアにワールドカップまでは残るであろうが、個人的にはスコットランドなどを導いてほしい気もがするが。。。
ポルトガルとメディア
もちろん今回も優勝候補に挙げられていたポルトガル。幸先いいスタートをきったのにも関わらずラスト16ではドイツ相手に敗退。現段階でベストプレイヤーと評されるクリスティアーノ・ロナウドを要しながらもあまりにあっさりとした敗退だった。何が起こったのか?何がポルトガルを狂わせたのか?いろいろな意見はあるであろう。レベルの高いCFの不在、ディフェンスのアンバランスさ、もう一人のウィンガーは本当にシマオで良かったのか?
ただ私が考える理由はほかのところにある。ロナウドをはじめとする選手、監督が大会に関係のないところでメディアを沸かせたことである。八割型ロナウドに責任があると思うが、それに増して監督のスコラーリまでもが大会中にChelseaの監督に就任することを発表。なぜ大会終了まで待てなかったのか?そして、なぜロナウドはあんな中途半端な発言でいろんな人を巻き込んだのか?どこに行っても同じ質問をされる関係のない選手たちにしてみれば迷惑だったに違いない。おそらく大会が終わった今、どれだけロナウドの件に関して精神的に邪魔されたかをほかの選手たちがメディアに向けて発言し始めてもおかしくない。部外者が見ているだけでも飽き飽きしてしまうほどのロナウド移籍騒動、関係のない選手たちがどれだけ妨害されたかはいうまでもない。
Shame on you, Ronnie!
トータルフットボール
オランダがイタリア、フランス相手に魅せたトータルフットボールは素晴らしいの一言につきるパフォーマンスだった。あれだけ完璧なパフォーマンスをインターナショナルレベルで見るのはマレである。それだけにロシア戦での失速がどーしても説明がつかなかった。疲れているようにも見えたが、いや、そんなはずはない。ルーマニア戦でほぼスタメンを休ませたオランダに対して、ロシアはグループ最終戦まで戦っていたのだから。確かにロシアは素晴らしかった。でもあそこでオランダを失うのはあまりにももったいなかった、いいチームであっただけに。。。
っと今回はこの辺までにしておき、次回は”評価の上がった選手&下がった選手”、それからベスト11を発表したいと思う。
Part 2へつづく。。。
posted by Joe Hatano |06:21 |
ユーロ08’ |
コメント(1) |
トラックバック(1)