2012年02月06日

無戦略的敗北

 早稲田でヤッコさんとトップを張っていた関塚氏が、やたらと「天王山」と口にするので、たいした興味も無かったのですが、昨日の五輪予選をテレビ観戦しました。

 大して興味も無かったので、ごく淡白な感想と、端的な印象を述べます。

 まずピッチ状況の件、と言うよりそれがこの試合の肝だが、これは聞きしに勝り酷いものだった。これが主因の半分。
 
 何回もスローで流れたからよく見えたものと思われますが、大迫が永井へ送ったスルーパスのバウンドからして余りにも酷い状況であったことが手に取るように理解できた。きっと多くの方もそう感じたに相違ないと思われます。

 また、これらの悪条件が、何回か当地ヨルダンのアンマンで試合をした経験のあるシリアに有利な条件に働いたのは誰の目にも明らかであったに違い無い。
 
 フル代表でも似たようなシチュエーションでの試合があるにせよ、それは日本と他国の差が顕著な場合には大した問題にもならず軽く片付けられてしまう問題でもある。結果は大概が日本の勝利に終わるから。

 若年の世代から良質なピッチでプレーしてきたものにとって、全く未経験でどれほどのプレーが出来るか未知数の条件下で試合せざるを得なかった。これは戦う前から半分は負けていると言っても差し支えないほど深刻なダメージであったことだろう。
 
 だが今回、日本国内でも僅差でようやく勝利を掴んだ相手に勝負を挑むのならば、ましてキャプテンからして試合後しきりに「ピッチ条件が」と弱気なコメントに終始するのならば、協会スタッフは競技施設の状況について綿密なスカウティングをし、対策を施すべきであっただろうし、監督・選手の側からも、事前にそうした対策の要望ひとつ挙がっていたとしてなんの問題があるのだろうか。

 検見川合宿でも、早稲田の東伏見グラウンドにしても、土の固いグラウンドで練習してアンマンに赴いていたほうがまだマシな試合が出来たとは言い過ぎだろうか。

 そもそも、その昔の伊ワールドカップ予選では、国立競技場の手配が利かなかった協会の用意した国立西が丘サッカー場で雨中試合が行われ、ゴール前が田んぼのような泥と化し、相手国の協会からアジア連盟へ訴状が届いたと伝え聞く。
 同じ条件下で試合をしているとは言え、より良い条件下でのフェアな戦いを行わせるのがその国の協会の役目であろうし、サッカーの精神とも言えよう。日本にとって残念だったのは、そう言った理屈の通じない第三国での開催だったと言うこと。

 そこでホームかアウェイと言う話になるが、テレビから伝え聞くに、シリアの応援団の声は散発的なものであったし、おそらく国の情勢からしてそんなものは許されるものでもないのだろう。
 日本の選手は、本来ホームチームであった相手国や相手チームからの圧力に屈したと言うより、自らが「天王山」と言う呪縛にとらわれ自滅していたように思えてならない。
 相手チームのエース格が時折見せた足の裏でのプレーも、意外性のあるトリッキーなプレーも、ピッチコンディションを見越した上での基本的で有効的なプレーの約束事に他ならない。だが日本は日本国内でしか通用しない腰高なプレースタイルに終始し、本来必要な粘りのあるプレーを全体としては垣間見せることなく敗れた。
 これをチームとしての無策と言わずとしてなんと表現すればよいのだろう。
 日本のチームとして、足元の強いポストプレーヤーに一度預けてから展開していく、これが最も有効な戦術だと分かっているならなぜそう言った資質のある選手を当初から起用しないのか。予想に反するプレーが苦手な若者の集団で、リアクションの緩慢な選手の集まりならば、なぜより確実なパス交換を試みようとしないのか。半分は監督の選出責任であろうし、その半分は試合を任された選手、その主将の責任である。
 悪辣な表現になるが、関塚氏が、キャプテンシーを発揮出来ない病み上がりの選手を主将に戻した時点で、このチームの歯車は回らないように定まっていたのかも知れない。
 同じような年恰好の選手同士であっても、いやだからこそなおさら、「このキャプテンのために俺はやる」と思えるような選手を主将に任命しないといけない。宮本・阿部も経験やスキルはその時点で申し分なく、陳腐な言い方で恐縮だが、「男らしさ」のようなものも有ったと思う。水本にしてもJではバリバリだったのだから、言わずもがなかも知れない。

 '生来、サッカー選手が国家の代表として選出されている時点で、そこに学生かプロかなどのヒエラルキーが存在してはならない。
 見ている側が「あいつは学生だから」使うなと称してしまったら、その選手にも言い訳が立つ訳で、そんな言い分は双方とも間違いである。
 学生だから、なのではなく、サッカー選手としてどうなんだ?と言うほうがフェアな発想ではあるまいか。
 ' 

 主因のもう半分。
 ものすごく基本的な話だが、負けた原因の半分はサッカーシーズンの違いがある。
 欧州、特にブンデスリーガなどでは赤やオレンジのボールで雪の中試合もやるし、トレーニングも田んぼみたいなところでもやる。
 アディ・ダスラーがポイント式スパイクを開発したのもそのような地の悪利を有効に活用した為。
 
 日本の最近は、ウインタースポーツ然とした大会は、高校サッカーと天皇杯の二つしかない。
 ああいうアジアの彼の地であのような体たらくだと、冬にもサッカーやれよなーと端的に思わざるを得ない。悪条件下でもリーグを開かないと、偏ったタレント集団になってしまうよ、と。
 また、運良く海外で経験を積んでいる選手とドメスティックオンリーの選手との差が違う局面で開いていくよと。
 遠藤なんてのは特殊で、ある意味別格なんだから。

 高校サッカー出身の選手が、そのような局面で少しだけたくましく見える時があるとは考え過ぎだろうか。
 
 
 

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2010年06月20日

花形ポジションのゴールキーパー  川島のプレーに思う

 川島に同情的なコメントが多いのでどうかと思っていましたが、試合後のイングランドとドイツの紙面では「川島のひどいヘマ」「スナイデルの強シュートをそらすことしか(ニアサイドからファーへ)出来なかった」と辛らつです。

 キーパーのほぼ正面なら、与えられた役割としてセーブするのが当り前で、ディフェンダーがチェックに行くとか関係ないという論調なのでしょう。

 加えて筆者が思うに、ペナルティーエリア外のミドル、正面ならばやはり止めて欲しかったなと言うのが正直に思うところです。

 イングランドにはバンクスやシルトンと言った、子どもから最も憧れの存在として君臨したキーパーがいました。
 ドイツにも新しい話だとカーン、それ以前はハラルド・シューマッハー、もっと前はゼップ・マイヤー。
 
 ワールドカップの出場選手は、世界的なそのようなかつての名選手と否応なく世界のメディアから比較の対象とされるのが常であり、それこそが現役選手の最高の誉れなのではないでしょうか。

 日本のGKは、悲しいかなかねてからの名選手と呼ばれるような選手は皆無で、前回大会では不用意なスローイングの処理でその後の大会の流れを決定付けてしまった選手が正GKでした。
 その選手は、なぜか今回もベンチに座っています。

 失点を許したことに同情的だったり、DFの対応など他の要素に摩り替えてしまうようでは、今後も厳しいメンタルを持った名GKは生まれて来ないだろうと。


 スナイデルの顔を見ると、「なんだ、正面なのに思い切り蹴ったら決まっちゃった、ラッキー!」って顔をしているんですよ。


 岡崎のシュートは、ファーサイドの枠内にゴロを転がしていさせすれば得点していたようなイージーです。
 ゴールに向かってまっすぐ入りすぎで、体の2身くらい外から入っていれば右でも左でもインサイドのゴロシュートは打てたんじゃないかと。
 その後のサッカー人生に大きく影響するであろう場面で、岡崎はストライカーとしての資質を存分に発揮出来なかった、それに尽きる。

 遠藤はプレーの質が上がらないけれど、かなりの距離走っていたので、オシムのいう葉巻でソファーと言う表現はどうかと思うが、中村俊輔はその表現にぴたりと当てはまる妙。
 どうして世界のフィールドで、きれいなパスばかりを望みプレーしたがるのか。

 あまり言いたくはないけれど、山の手線の車内壁面には、スポーツ用品メーカーが広告屋に大キャンペーンを張らせたポスターが踊る。その日本人代表が中村俊輔である。いささか計算違いの向きがあったにせよ、広告屋のマーケティング力不足。そのつけをオートマティックに-1人の代償を背負わされるピッチ上の選手に払わすよう仕向けるのなら、日本のサッカーを取り巻くコマーシャリズムは余りにも惨い。今に始まった事ではないかも知れないが。

posted by lullaby |11:31 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年06月19日

川島のフィスティングミス、岡崎のシュートミス

 オランダ戦は、タイトルの通り。

 この二つのプレーに尽きる。

 GKは、横になって自分の身長の
範囲ならゴールを死守出来ないと
駄目だと言うこと。
 キャッチするのか、フィスティングで
弾くのかはっきりしない、中途半端な
セービングだった。

 あの程度と言うと語弊あるが、
正面に程近い範囲のシュートなら
止めて貰わないと、正直ディフェンダーは
厳しい。強国相手に枠内のシュートを
全く打たせないで凌がないといけない
と言うことになる。

 失点、敗戦の原因は川島のミス。
 はっきりしたほうが良い。


 岡崎。

 左利きじゃないからとは言え、
中学生並みの腰のキレと
ふかしシュート。

 サイドからのクロスに
ポストが流し、フォワードが決める。
 世界中で最もよくある得点パターン。

 あれを決められないと、
フォワードとしての命は
もう無いと言って過言ではない。
 彼が現役の間は、何度も何度も
今回のシーンが繰り返し放映されるし、
ワールドカップと言う最高の舞台で
決められない勝負弱いフォワード
として誰もが記憶することになる。

 アジア予選のように、
ふかし続くけても
なんとなんく勝ち上がるような
生易しい戦いじゃない。

 This one 千載一遇。

 カメルーン戦は、それが決まり勝てた。

 サッカーは冷徹なロースコアゲームが
常だから、なにが起こるか分からない。

 テレビなどの放映で、解説陣はキーパーにも甘いし、
フォワードのシュートミスにも甘い。

 後半の15分~20分の間に、
すこし日本の流れが有った。
 そこで得点できなければ
勝利の可能性は薄いなと思った。

 松井に変わって出てくる
メンバーは、アジアでの王道スタイル
なら機能するだろうが、自分で
仕掛けたり、クレバーにボールを
奪取するようなスタイルの選手が
皆無。

 玉田 まともなボールタッチは1回程度。
 中村 クリーンなボールしか受けられない。
 とにかく鈍く、効果的なパスもシュートも
殆ど期待できない。

 岡崎・・・


 本大会前にレギュラーだった人間が、
交代メンバーで使われる。
 交代で使われて機能する術を知らない。
 
 デンマーク戦は、上の三選手は
使わない方が良い。

posted by lullaby |23:10 | サッカー | コメント(11) | トラックバック(0)
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2010年02月14日

岡田監督辞任? 後任は未定?

 頑なだった岡田監督も、どうやら辞任止むなしとの
決断に至ったようだ。
 それに拍車をかけたのが、J開幕後の代表ホームゲームで
観客動員数ワーストの記録を作った香港戦。
 岡田監督の意思と協会の思惑が一致したようだ。
 後任は未定だが、W杯開幕までの短期間で岡田監督が
自認する「チーム作りの遅れ」を早急に解消し、チームを
適正な方向へと導く手腕を持つ、実績の伴った名将を
招聘する方向で調整している最中であることが関係者の
証言で明らかになった。

 野次通信 0:08

 以上妄想なんですが、似通ったチーム力と目される
韓国チームとの最後の調整試合が終わった。

 結果はスコアが物語ってはいるが、内容自体は
さほど悪くは無かったと思っている。
 
 内容自体とはチームとしての戦い方を指すが、
選手個人は拙いプレーが目立ち過ぎ。

 筆者が見た「拙いプレーを沢山した選手」

 大久保 論外 何故拘って使い続けるのか不明
 大久保のストロングポイントってなんなのか不明

 玉田 一枚看板倒れ 相変わらずボールが足元に落ち着かない
 アジアでもBクラス以下にしか通用しないだろう
 ボールが足元に落ち着かないターゲットって中盤の選手からは
信用されない。こぼれ玉の速攻要員。

 遠藤 終盤になって縦への配球を試みては見ても
慣れない造作は火傷の元 とにかく遅い OB戦にお似合いの
緩慢なプレーぶり

 憲剛 こいつものろい パスも緩々 後半は殆ど消えていた
 期待かけられて使い続けて貰ってはいるが進歩が無い

長友 対面サイドの二枚目の選手に全く対応できない
アジアの二流には対応できても、韓国の選手には歯が立たない

田中 ゲームを読む力が全く不足している
阿部と一緒に過ごした数年、いったい何をしていたのだろう

岡崎 スペースを消されると全く機能しない 小さい


 と書き綴ると、殆どの選手が駄目な訳で。

 普段緩々の相手とばかり試合しているから、
ディフェンス陣もいざと言う時に機能しなくなる。

 今回召集されたメンバーの中に、小笠原、徳永、阿部
辺りの名前もあるが、香川を交代で使うあたり、岡田さんにも
ほとほと愛想が尽きた。

 小笠原はもっと早くに選出されて然るべき選手だったが、
ここの場所でも「小笠原は代表引退したから」と全く耳を
貸さない愚か者が居た。後発の小笠原は、彼の特徴を出せば
出すほど今の岡田チームにはフィットしていかなくなる。

 なぜ上述の三選手を、揃って香港戦辺りに使おうとしないのか。
 特に阿部などは一度も使われていない。

 矢野、前田あたりのことはどう考えているのか。

 とにかく岡田、そのチームで中心を張っている選手にも
今すぐ辞退して欲しいくらいだ。

 つぎのバーレーンだって、次世代の選手が出てくるで
あろう。まったく強化試合になどなりゃしない。

 いっそのこと、岡田さんで行くなら、23歳以下限定で本大会に
挑んだほうがまだ諦めがつく。

 いやいやその前に、岡田さんは辞めないと駄目だ。
 このように代表を低調なチームに仕向けた責任は
やはり重い。
 「みんな付いてきてくれているし、選手だけを投げ出せない」って
そりゃ岡田さんが監督だから選出されているメンバーが
付いていっている振りをしてるだけですよ。

 逆に岡田さんが辞めれば、外された選手も俄然やる気が出て
今より活性化すると思いますがね。

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posted by lullaby |23:11 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(1)
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2010年02月06日

題名のないゲーム

 ずっと早い段階で、
岡田さんに見切りをつけていた筆者。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/lullaby/article/24
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/lullaby/article/26
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/lullaby/article/27

 他にも沢山のエントリーで
岡田さんのことを書いてきた。

 筆者と同じような気持ちで、
最近ここを立ち上げた人も
多いんじゃないかと思う。
 
いやはや辞める気配が
無かったので、しばらく
エントリーもする気が失せていました。

 しつこいようで本当に
申し訳ないのですが、
今からでもオリヴェイラ氏、
ストイコビッチ氏の
御両氏いずれかにお願いできない
ものでしょうか。
 岡田さんで本戦いくよりか
随分とマシな結果になると考える。

 若しくは大学の先輩
西野さんとかね。
 ガンバメンバー+α
のほうが、今の代表より
まとまりがありそうで面白い。
 

 そんなもんですから、
別にベネズエラだの中国だのに
引き分けだろうが惨敗だろうが、
いまさらケチつけても始まらない。

 多少大目に支払ってでも、
もうちょっと強化試合になりそうな
相手とのマッチメークを画策しない
協会強化担当の面々。
 よっ 守銭奴!

 真面目な話、南アフリカへ
行くまでにマシな相手になりそうなのは
次々戦の韓国くらいじゃないのか。

 若しくはミスマッチな
「仮想○○○○」で
良くない矜持を身につけさせる
いつものパターン?

 そのような環境自体については、
岡田監督に同情する向きが
無きにしも非ずなのだが、
そんな時こそ監督同士の伝や、
監督自身の顔の広さが
モノをいう場面なのだが、
怒りっぽくて内弁慶な
岡田さんに、そんな役回りが
こなせるはずも無く。

 オランダの監督に、軽い
ジョークでしてやられた
くらいの反応すれば良かった
ものを、「顔を知られていない」と
顔を真っ赤にして怒っていちゃ
そりゃ舐められても仕方が無いよね。
 それでそんな小さな器の
監督のコメントがそのまま記事に
なってしまうと言う、日本全体の
戦略の無さ。

 なんていうか、サッカーする前から
もう勝てる気がしない。
 選手よりカッカきて
監督が務まるのかと。

 選手がだらしないとかね、
そりゃあとから周囲は幾らでも言えるけど、
それを選んでいる任命権者は
岡田さん、あなた一人ですよ。

 岡田さんは、日本人である自分が
監督を務めることによって
その後に何かを残したいのか。

 ワールドカップで惨敗するであろう
監督の言うことなど、誰が聞くのか。

 せいぜい解説者としての
自身の食い扶持を確保するだけ。
 そう容易く想起できる未来が
そこに描けるのだから、
今の地位に恋々とせずに
潔く辞めればいいのだ。
 あなたの好きな武士のように。
 
 
 
 

posted by lullaby |23:14 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年06月18日

森本は武田タイプで、今の代表で過度の期待は禁物

 リーチの差はでかいな、と
感じざるを得ない。

 ニールなんて、テクニックで
言ったら加藤久なんかよりも下手。
 でも、ボール取られないし、
滅多な事で配球ミスもしない。
 そんなことをじわじわと
感じていた。



 豪州の二点目は傑作だった。
 
 得点者以外が、日本守備陣の殆どを
なぎ倒していくやつ。
 アメフトでクォーターバックを護る
それに近い。

 ケーヒルを見ると、案外あれくらいの
感じで森本もやっているのかと感じた。

 セリエAでの森本は、武田みたいに
ごっっつあん気味のゴールが目立つ。

 かつては和製ロナウドと呼ばれた
彼だが、いま彼の地では違ったキャラで
得点をしている。
 但し、反応速度や機敏さは、あの体格で
言ったらかなりのものだろう。
 
 欧州リーグでは、中盤の選手も
得点能力が求められる。
 それで、まずはゴールが見えたら
ガシガシ得点を狙いに行き、
ミドルを放ちまくる。
 基本的にミドルと言うと、
日本でのそれのように
アゲアゲな枠外シュートを連想するのは
悲しいが、欧州ではそれが生活の手段だから
中盤の選手が放つミドルの正確さは
目を見張るものがある。

 セリエでなら、そのこぼれだまを、
森本が決める算段。
 伝統のカテナチオに彩られた
イタリアの守備を破る方策は
限られている。
 ルーズボールへの反応だって
FW、DFとも対局面では目茶目茶速い。
 当たり前だがサイドからの崩しが
最も有効に機能し、
FWには黄金の子と呼ばれたロッシの
ような鋭い得点感覚と嗅覚を持つ
選手が配される。
 強烈なシュートは以前から
中盤の選手が持つ技の一つで、
セリエで言えばアントニオーニの
時代から花形選手の得意技だった。
 スルーパスとバックパス、
或いは自陣でのパス回しで
曲芸を繰り広げる日本中盤陣とは
えらい違いだ。
 
 そして、
 今の代表で森本が生きるか。

 多分、使う場面が見当たらない。

 森本は、自分で行くタイプではない。

 セリエではFWらしく見せるため
時々はミドルを撃ったりするけれど、
ペナルティーエリアが彼の仕事場。

 それでいまや日本のお家芸となった
腐れ縦一本のスルーパスは
森本がどこへ走り込んでも
供給されることは無いから、
森本の生きる道は閉ざされてしまう。

 釜本みたいな正統ストライカーの
再来を、協会は望んでいるのか
知らないが、現在の日本は
対戦する相手のレベルが違う。

 育てていくべきはインザーギの
ようなタイプ、
具体的に育てるのは中盤の選手の
パスやミドルシュートに他ならない。

 今の日本の中盤の選手は、
たいした成功体験も無いのに
王道の道を行ってしまう。
 スルーパスばかり狙って、
本来なら行かなければならない
局面をバックパスでお茶を濁す。

 ミドルやシュート気味のクロスだって
作戦として機能しているのなら
現FW陣の反応だって違うはず。
 
 それを思いつきのように
ミドルをぶっ放す(大概枠外で無効だが)
ものだから、FW陣だって対応のしようが無い。

 高原は育ったほうだが、
起用が滞って腐ってしまった。

田中達、 玉田もそうだが、ウイングタイプの
選手は割合育っている。

 岡崎は最近では頑張っているほうだが、
前線で余りに仕事が少ないため
下がってきてしまう。
 もっと低めのクロスとかで
走り狙わせても良いと感じる。


 森本を呼んでみてもいいと
思ったけれど、北京の二の舞に
なるのがオチ。

 その前に、現有FWで狙いをはっきりと
させたほうがいい。

 縦が通用しないのは分かったはず。

 遠藤にしろ、俊輔にしろ、
「なんで行かないの?」って
思うのだが、行かなくても
高い給料貰っているので
望み薄だと、観ているこっちは
諦めが入っている。

posted by lullaby |01:05 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年06月18日

サイド と 突っ掛け

 縦一本のスルーパスが
好きな中盤の選手。

 それにあわせて動き出しを
模索しているFW陣。

 こんな練習ばかりを、
ディフェンスを付けないで
繰り返し行っている。

 ホームでの、こ抜きの
国際Aマッチでそれを試す。

 スコスコ面白いように決まる。

 二軍、三軍相手のセミプロ
ばかりが相手の代表戦だから、
Jのチームとやるより手の内が
分からない分、余計にスルーパスが
決まる。

 「いつも縦を狙っている」
 遠藤辺りが雄弁に語る。

 強力な外国人FWを擁する
自チームの中だけにしておけば
良いものを、それを代表戦でも
通用するように勘違いしてしまう。

 俊輔も憲剛も、
ゲームメーカーとしての
「スルーパス」が大好きだから、
縦ばかり狙うようになる。

 速くて強く正確なクロス、
サイドチェンジはおろそかに
なりがち。

 アタッカーは不要。

 
 そのサッカーを岡田さんが
標榜して止まず、この体たらく。

 リーチ差、体力、戦術眼、
どれをとっても「縦イチ」が通用する
土壌など世界以前に豪州、ウズベキスタン
辺りにもなく、無様なゲーム運び。

 それでも「縦イチ」が好きな
中盤の選手は、緩慢な
パスを後方で繰り返す。

 最悪だ。

 ストイコビッチに変えて欲しい。

 名古屋で、彼が教えていることこそが、
日本が世界で戦える戦略に他ならない。


 「縦イチ」をもてはやすから、
サイドバックの選手も狙わなくなった。

 サイドの選手が必死こいて
センタリングしても、殺到しない。
個の能力に偏ってしまう。
 何故って「縦イチ」での動き出ししか
慣れていないから。

 人もボールも動く攻撃サッカー、
なんてちゃんちゃらおかしい。

 フランスで外された北沢などは、
「守備的サッカーへの転換」を
皮肉たっぷりに薦める始末。

 攻め手が、通用しない「縦一本」

 突っ掛けることの出来る松井や本田辺りは
監督の好みで使われない。
 世論がある時だけ試用するに
限られる。

 稲本も外された。


 「センターバックの阿部」は
昨日の試合で死んだ。

 誰が今の岡田監督のサッカーに
期待を持てると言うのか。

posted by lullaby |00:00 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年06月11日

それで行く気なのか

 しかしまぁ、やっぱりねそうだろね と。

 箱根八里のはんじろうだよと。

 中盤、
 W中村でなにを見せたいのか。

 「ある程度機能することが確認できた」・・・

 監督の言うことを聞きそうな、
真面目な二人をホットなポジションに
配列したとしか思えない。

 しかもこの時期に。


 二戦目、遠藤はいなかった。
 阿部は、中盤へ上がったが
その前がもたもたやっているので
全然持ち味が出ない。
 彼自身も前のもたもたに
合わしミス連発。

 サイドを切り崩すような選手、
今回なら本田や松井を積極起用すべき
なはずなのに、似たようなノロノロの
ペースメーカーばかり配してた。

 FW、岡崎しかいないかのような論調。
 そして期待感。

 あの身長で、ぜんぜん遅い。
 本人とファンには悪いけれど、岡崎が
通用するとは思えない。
 佐藤寿のほうがぜんぜん速い。
 このくらいの身長では、速さが
ないと絶対に世界では通用しない。

 人材不足だからある程度しょうがない
とは思うけど、
W杯本戦に岡崎を出すようじゃぁ
戦前から相手DFへの圧力を
軽減させるようなもの。
 
 岡田監督は、なにを考えて
選手起用をしているのだろう。

 玉田のトラップミスは
もう見飽きた。

 サイドから崩して、を
繰り返し行う。
 
 アジアでは縦パスがたまに
通るし、キリンの親善試合では
スルスル。馬鹿か。

 世界を相手にすればサイドしかないのに。

 別に巻のファンじゃないが。
 巻が必要なんじゃないか。

 サイドから崩し、センタリング。
 平山はダメか分からないが。
 巻はいる。

 大久保、玉田。全然怖さが無い。
 だってタダのチビだから。
 チビが上手くなくてはいけない
吸い付くようなボールコントロールも無い。
 何故って幼少の頃から本格派のストライカーを
目指す二人だから。

 DF陣、サイドはまずまずだと
感じなくも無いが、それとて対面が
しょぼいから通用するだけ。
 キューエルのコンディションが
上がってくると、チンチンに
やられるだろう。

 日本の場合、まずまず世界と
伍して行けるのは中澤と楢崎くらいだ。

 遠藤は無難なプレーだけは
世界レベルかも知れない。

 二人の中村は、もっと
ピルロみたいに献身的に
走らないとダメ。 

 FWは福田、森本もシーズンオフ中に
試す機会を設定しろ。
 
 似たような選手を集めるな。
 こじんまりとした、
ニヤついたMFの選手。

 何回も書くが、岡田監督は
本当に辞任して欲しい。

 あなたの好みの選手を
集めてしでかすサッカーじゃ
絶対に世界とは戦えない。

posted by lullaby |15:07 | サッカー | コメント(9) | トラックバック(0)
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2009年06月11日

長い長い道のり

 キリンカップでのふやけた
試合で、観ている側も、
ひょっとしたら選手の側も
ふざけた夢に、うなされていたのかも。

 前回でも書いたが、
あんな流し相手で、しかも
プレスなど殆ど無く
前線でもJよりスペース
ありまくり。
 あのような親善試合は、
新チーム結成後の景気づけにこそ
役には立つが、W杯予選の
直前にやるようなものではない。
 マッチメークをもう少し
きちんとやれと、強化担当は
なにをしているのか?

「運動能力を鍛えなければならない。
プレスをかけられた時、対応できなくなる。
日本はプレスをかけられると、自分たちの道を見失う。
ゲームの方向を考えてプレーする必要もある」

 上記はカタール、メツ監督の
コメント抜粋だが、
アジア予選で圧倒的な
強さがある訳でも無いのに、
または2006年後のこの数年で
構築できた訳でも無いのに
「ベスト4」が目標とされてしまう
愚かさ。
 それにメツが釘をさしたわけだ。

 もちろんメツだって、
当時のセネガルを基準にして、
そのセネガルと今大会の日本が
カタール戦と似たような状況だったら
同じようなことは言わなかっただろう。

 カタール相手にこの
体たらくじゃ到底無理と。
 メツだって自身が率いる
チームの実力はよく分かっているはず。

  
 こんなことを言うと、すぐに
「目標は高いほうがいい」なんて
言い出す人々がいるけれど、
サッカーは死闘一回限りの
果し合いではなく、自分たちが
置かれている場所は、
いま様々な情報技術で確認することが出来る。

 ウズベキスタン戦でもそうだし、
カタール戦ではかなりの酷さだった。
 重要な局面で走り負けている。

 しかもメツのコメントは筆者がずっと
前段で書いた、
ウィル・クーバーの言説そのままじゃないか。
 もう30年前から同じなんですよ。
 サッカーに必要不可欠なタレントや
エッセンスなんて。
 
 何人もの相手に囲まれながらも、
その時その時の最善の結果に
つながるような判断または個人技。

 キリンカップで、そのような
ことが試せただろうか。

 岡田監督は、
「他の試合では出来ていた」と
メツのコメントを一蹴していたが、
他の試合とはあまたの
親善試合のことだろうか。


 カタール戦後、
 田中の「腐った試合」うんぬんや
「個人対個人での局面にサポートない」うんぬん・・・

 要は、ひとりでもなんとかなってしまう
局面での親善試合に慣れ親しんだ結果、
予選の最終局面であの始末だ。
 まぁ田中がどうこう言うものでもないが。
 田中も個人技でのミスが多かった訳ですから。

 ウズベキスタンも、カタールも、
そりゃ国の代表試合でしかも選手権が
かかった真剣勝負なんだから
必死になってくるのは当たり前だろう。

 そんなことは戦前容易に想像がつき、
しかもその通りの結果になった。

 カタール戦での得点後、
子どもみたいにはしゃぐ監督。
 とても「ベスト4」を臨めるような
器には見えない。

 アジアの今までの戦績を、
自国開催外で考えれば、
一勝すら安易に手に入れられる
ものではない。
 
 少なくとも、ウズベキスタンのような
欧州タイプのチームに
あれだけ手こずっているようじゃ。

 ベルギーも2002年で
やっていて、しぶとく本戦に
勝ち進んでくる古豪。

 普通にやって、あんな勝ち方
出来る訳無い。
 アジアの小国でやった親善試合だから
ベルギーの選手もふざけてた。

 1982年の開幕戦で、
21歳のマラドーナを執拗なマークと
プレスで封じ込めた。
 バンデンベルグの一発で撃破。
 筆者には記憶に新しい。

 チリなんてもっとそう。

 分かり易いように、
2軍とか1.5軍と言う名称で
来日したほうが、ヘンな希望を
持たない分良いんじゃないか。

 とりあえず、誰がなんと言おうと
岡田監督の戦術眼とサッカー観は
認められない。

 あと一年も無いが、
本気でベスト4を目指すなら、
もう一度経験豊富な
監督を招聘すべき。

posted by lullaby |13:55 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年05月28日

途中から流したチリ スペースあり過ぎ

 久々にスタンドへ足を運んだので、
昨日5月27日キリンカップチリ戦の
観戦評などを。

 試合開始直後は、ギャラの上乗せが
功を奏したのか知らないが、
チリも割合コンディションを整えて
試合に臨んでいる様子。
 でも・・・最初の15分くらいかな。
 チリが南米予選で3位にランクされる
サッカーを見せたのって・・・

 誤解なきように書くと、
キリンカップの前身ジャパンカップの
頃より観戦をしている筆者にとって
見れば、南米フル代表のチリを
蹴散らした結果自体はものすごい
事なんだと思う。

 何故って80年代なんて
シーズン終わりの旅行に
来たようなクラブチームにでさえ
全く歯が立たない状態だったんだから。

 しかし時は流れて、
日本も三回ワールドカップ本戦に
出場し、その経験者も
この試合に出てたりしたわけで。

 まぁウェンブリーでやったSWE戦と
同じ感じだねと。
 このチリ戦も、絶対に負けてはならない
相手、試合だったと。

 地元大阪に所属する選手の
顔見世興行的な選手交代があって、
まぁ岡田さんらしい、
燃えない相手への抗議
なんだろうなと。

 ルーキーの山田君だって、
回りの面子に恵まれている分
楽だったろうし、恐らく
Jのゲームよりプレッシャーを
感じなかったんじゃなかろうか。

 とにかくペナルティエリア付近でも
スペースがスカスカで、
フォーメーション練習でもしているかの
ような気持ちよさだっただったろうし、
相手が攻撃する気も
殆ど無いのだから、
予選試合の前にしては
上々の調整が出来たのでは
ないでしょうか。

 殆どドフリーで外した
シュートもあって、ああいう
のを決めていれば、
さすがのチリも国辱モノ?の
7-0なんて試合も
ありえた訳で。

 もうちょっと真面目な
国際試合を見たい人たちには
なんだかなーって感じの
高速のSAで食べる、うな重
みたいな内容でした。

 チリは伝統的にディフェンスが
優秀なチームなので、
もう少し本気出して
守って欲しいよなと。
 
 巻と谷澤であと二点って
感じの試合。

 岡田さんが大阪の
選手をガンガン使うのには
いい加減笑ってしまったけど、
あのチリのテンションじゃ
しょうがないだろう。

 ある意味では、
解説者も選手も監督も
受け答えはするけど
誰も本当のことは
話していないんだろうなと、
そう言う後味の悪い気がする
ゲームでした。

 矢野は計算できるなと言うことと、
アベベは本戦じゃ使われない、
バックアップに収まる可能性が高いね。
 
 アベベの能力からすると
CBあたりをそつなくこなす
ユーティリティさじゃいかにも
もったいない。
 'いっそ南アフリカに帰化して
ボランチ張ったほうが彼のためには
良いんじゃないかと。'

 本当は予選の豪州、
本戦の欧州の強豪向きには
エンドーアベベのツーボランチが
良いんじゃないかと思うけど、
岡田さんの視野には
入って無いんだろうね。

 

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posted by lullaby |19:04 | サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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