2008年10月28日

地方出身騎手はなぜ強い?

今年の競馬界はスーパールーキー・三浦皇成の活躍に沸いていますが、もう一つ競馬界で旋風を巻き起こしている動きがあります。

それが、地方競馬出身騎手の活躍です。

今年のJRAの全国リーディング・ジョッキー争いを見てみると以下のような順位になっています。

1位 関西・武豊
2位 関西・岩田康誠
3位 関西・安藤勝巳
4位 関東・内田博幸
5位 関東・後藤浩輝
(10位 関東・三浦皇成)

1位の武豊については今さら説明は不要だと思いますが、2位から4位を占めているのが地方出身騎手です。

先週のG1菊花賞を勝った内田博幸騎手も4位に入っています。

内田博幸騎手が中央に移籍してきたのは今年の3月ですから、2ヶ月のハンデを克服してのベスト5入り。

関東リーディングでは堂々の1位です。


また、現在までに行われた今年のG1レースは全部で15レース。
その内、地方出身騎手が勝ったのは全部で6レース。

3分の1以上を占めているわけです。


なぜ、地方競馬から移籍してきた騎手はこんなにも強いのでしょうか。

その1番の理由として考えられるのが”場数の多さ”だと思います。

中央競馬は基本的に土日開催ですから週2日間。
それに対し、地方競馬は平日開催なので週5日間。

単純に考えて2.5倍の騎乗数をこなしているわけです。

それだけの数をこなして養われた騎乗テクニック・体力・精神力は並大抵のものでは無いでしょう。

さらに、地方競馬は騎手で買え!という格言まであるように、地方競馬では馬よりも騎手の力が大きいと考えられています。

中央競馬の競馬場に比べて小さい地方競馬場では、一瞬のミスが命取りになり、逆に騎手の豪腕によって馬をゴールまで持たせる事も可能だからです。

それらの経験が中央へ移籍してからも生きているのはないかと思います。

彼らは馬主さんや調教師さんからの信頼も厚いそうです。


もちろん、中央の騎手は地方の騎手に絶対かなわないというわけではありません。

現在JRAで活躍している地方競馬出身の騎手は、みんな地方在籍時から中央遠征で活躍していた超一流の騎手のみです。


今後、地方競馬と中央競馬で自由に騎手の遠征が出来るようになれば、もっと競馬界全体も盛り上がるのではないでしょうか。

※現在の規則では騎手は馬と一緒でなければ遠征できない。

posted by lucovsky |20:30 | 競馬 | トラックバック(0)
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