名相撲つれづれ草

2017年春場所の展望

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明日から大相撲春場所が始まる。

四横綱体制になり初めての本場所で、休場は魁聖一人のみであり、新横綱効果もあり、懸賞金300本とか、キセノミクスとかいう言葉も耳にする。

荒れる春場所と言われるが、八百長問題で開催されなかった平成23年を除いた平成18年からの10年を振り返ると、平均優勝成績は13.9勝、朝青龍が2回、白鵬が7回、鶴竜が1回という優勝回数だ。この10年間は、朝青龍白鵬2強時代から、白鵬の独走時代になっていき、それが優勝回数にも反映されているといえる。

今年の春場所の展望をしてみよう。 白鵬に一時期の絶対的な強さがなくなり、また、三役にも髙安、御嶽海、正代ら実力者が揃っていることから、星のつぶしあいが起こり、13勝が優勝ラインと予想する。

では、優勝者は誰になるか。 筆者は、初場所のブログで稀勢の里が横綱になったとしてもまだ強さの順は白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里の順だと書いた。その根拠は、 ①白鵬:先場所は髙安、貴ノ岩に一気に持っていかれるなど平成21年のような絶対的強さはないが、ここ一年の場所ごと平均勝利数や、右四つ左四つ、突き押しにも対応できる万能タイプであり、金星配給も少なく、優勝37回を数える戦後トップ3には入る偉大な横綱と考えているため。 ②日馬富士:ここ一年の場所ごと平均勝利数や、右四つ左四つで相撲が取れ、投げも上手く、ここ一番の集中力は朝青龍並みである。白鵬とも廻しをとり五分で相撲が取れる。白鵬以外の横綱には勝ち越している。だが、軽量と怪我のため、立ち合いで一気に持って行かれるケースも多い。 ③鶴竜:技の巧さと、もろ差し、右四つの型を持っていること。他の3横綱には全員負け越しており、安易に引き、苦手力士が多いという欠点もあるが、優勝3回が示す通り、稀勢の里よりは自力がある。 ④稀勢の里:左四つとおっつけが最大の武器で、平成28年年間最多勝が示すように安定感はあるが、ここ一番の勝負弱さが出て、他の3横綱に重要な一番でいつも苦杯をなめさせられている。横綱相撲であるが、相撲が単調である。横綱になって、その勝負弱さが払拭されるか。 簡単に言うと、こんな感じで考えている。

現時点では初日、二日目の取組は発表されている。 優勝は白鵬が4場所も賜杯を逃しているため、最有力と考える。初日二日目は正代・蒼国来で実力者相手といえども何とか勝ちにつなげるだろう。稀勢の里は豪風・正代、そして日馬富士は琴奨菊・勢であるがこちらも何とか2連勝で行けると考える。鶴竜は御嶽海・豪風で御嶽海に落とす気がする。ご当地大関の豪栄道は、勢・髙安と続くので、両者ともあたりが激しい力士なので、安易に首投げ等に行き、墓穴を掘る気がする。 残念ながら琴奨菊の大関復帰も叶わないと思う。初日が日馬富士、二日目が貴ノ岩と強敵が続き、両方勝って波に乗れるとは思えない。

以上のことから、優勝の可能性は、白鵬35%、日馬富士20%、稀勢の里15%、鶴竜10%、豪栄道5%、髙安5%、その他力士10%と予想する。 筆者は、日本人贔屓でも何でもないが、特に白鵬、日馬富士に関しては十分な優勝回数を重ね、優勝会見も沢山見ているので、心情としてはこのモンゴル3横綱以外の優勝が見てみたい。 別に稀勢の里に優勝して欲しいという訳でもないが、横綱としての地力を見せるため、プレッシャーも半端なものではないと思うが、最低でも11勝はして欲しい。

何にせよ、実力者は上位に揃っているし、また新入幕の宇良も2場所前の石浦のような快進撃を続けて、手に汗握る充実した取組を多く見たいものだ。



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2017年春場所の展望

相撲ファンとしては下剋上を期待したいが、上位実力者では筆者の指摘が妥当なせんであろう。

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