2006年09月19日

電波に乗る難しさ~J2報道を考える

今度は丸々1週間間が空いてしまった。
その間にもスポーツ界では色々なことが起きていた。

一時は逆転可能かと思わせたタイガースの優勝は「奇跡」になった。
そしてセリーグの終戦ムードの高まりと反比例するように、パリーグの首位争いは激化してきた。

しかし、これも妙な話で1位から3位はプレーオフでもう一度対戦するのだ。
アメリカのプレーオフは、アメリカン・リーグ、ナショナル・チーグともに東、中、西と地区別に分かれており、普段は同地区内での対決をメインとしている。
そしてそれぞれの地区の1位と全地区の2位で最も勝率が高かったチームによるプレーオフなので盛り上がる。
しかし、あのように1年間に20回近くも顔を合わせたチーム同士でさらにもう一度、といってもそれほど盛り上がることはできない。

今年はファイターズの新庄選手のラストイヤー、ホークスの王監督の入院といった話と絡めて盛り上げていくのだろうが、今の3強の戦いが素晴らしいだけに、蛇足の感は否めない。

閑話休題
9月16日の土曜日はJ2リーグは第40節。
長かったシーズンも4分の3を消化、いわゆる最終クールに突入した。
私の応援するヴィッセル神戸が1位なのだが、3位の横浜FCまでの勝ち点差はわずかに1。
これほどのダンゴ状態での昇格争いは、選手達にはプレッシャーだろうが、見ているファンにとってはこれほど面白いものは無い。

土曜日も神戸と横浜がデーゲームで勝ち、そのプレッシャーを受けた柏もナイターでしっかりと勝利しダンゴ状態のまま第41節に突入することとなった。

Jリーグの試合は土曜日と水曜日の開催が最も多い。
土曜日にはTBS系列で「スーパーサッカー」、日曜日にはテレビ朝日系列で「やべっちFC」というサッカー専門の番組も組まれている。

今回失望させられたのは「やべっちFC」。
この番組は「日本サッカー応援」と銘打っている。
しかし、とてもその看板どおりとは思えない報道が度々行われる。
ハッキリ言えば海外サッカー、特にリーガエスパニョーラ、中でもロナウジーニョ絡みにに異様なほどに時間を割く。
もちろんそれは決して悪いことではない。
実際に、今世界で最も面白いリーグの一つであり、世界最高峰の選手であり、華麗なリフティングなどを見せてくれるロナウジーニョは興味の対象となるだろう。

しかし、これも程度の問題だ。
この前は「ロナウジーニョ驚愕のテクニック」といって、彼が出演するコニカ・ミノルタの新しいCMを延々流していたのだ。
しかも、スローで再生しながら、このようなテクニックが盛り込まれていますという解説付でだ。
最後はロナウジーニョがゴールマウスに背を向けて立っていると、ゴール内のパネルが吹き飛ぶというシーンまで「ロナウジーニョの驚愕プレー」「彼なら本当にこんな奇跡を起こしそうですよね」というナレーション付でだ。

その一方でJ2の試合はテロップのみ。
しかも読み上げすら無しだ。

これで日本サッカー応援というのは如何なものだろう?

もちろん、テレビ番組は尺が決まっており、その中でどれだけ多くの情報を盛り込むかということに血道を上げて番組を作っているのだと思う。
プライオリティーからいえばJ2は下の方になるのだろう。
J1もG大阪と浦和、川崎が激しい優勝争いを繰り広げている。
それが最優先で報道されるだろう。
しかし、ロナウジーニョのCMがJ2よりも上に位置するものだろうか?

恐らくJ2では視聴率が取れない、というのだろう。
しかし、J2というリーグにどのようなドラマがあるかを説明したことがあるだろうか?
視聴率が取れるコンテンツに育て上げていくのが、TVマンの知恵なのではないだろうか?

まして日本サッカー応援と銘打つのなら、JFLやLリーグなどもっとスポットを当てる場面はあるはずだ。

司会の矢部氏のサッカー好きは本物だろうし、堀池氏の解説は解り易い。
キャスティングが良いだけに、スタッフにはしっかりと地に足を付けた番組制作をして欲しい。

posted by lovesportslove |17:07 | スポーツ全般 |
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