2006年07月18日

「世界基準」というからには・・・

私の応援するヴィッセル神戸にはエメルソン・トーメという外国籍選手が在籍している。
昨年までプレミアリーグでプレーしていた彼は、プレミアリーグで、その高いDF能力への畏怖をこめて「The WALL(壁)」とあだ名されていたと聞く。
その彼が現在イエローカードを連発され苦しんでいる。
一昨日に行われた柏レイソル戦では2枚のイエローカードを受け、累積退場。
ここまでの26試合で早くも11枚のイエローカードを受けている。

スチュアート・バクスター監督は、様々な形で審判に対する意見を試合後の会見などで口にしているようだ。
そこでは、自チームに対する判定がどうこうという意見ではなく、Jリーグを初期から知る監督として、日本のサッカーのレベルを引き上げるためにも、レフェリーのレベルアップが必要だ、という非常にありがたい意見だ。

決して身贔屓で言うつもりはないのだが、トーメ選手が警告を受けることの中に、日本サッカーが抱える問題点が透けて見える気がする。

トーメ選手がただ単にラフプレーだけの選手であったとすれば、長きに渡ってプレミアリーグでプレーすることは不可能だっただろう。
その程度の選手であれば、あれだけの競争社会の中で淘汰されていくはずだ。
おそらくトーメ選手にとっては、日本におけるファールの基準が判らないのだと思う。

確かに私から見ていても「それはアカンやろう」と思う場面もあった。
しかし、幾つかは身体を寄せていき、ハイボールへの競り合いで身体を預けという、DFとしてはきわめて当たり前のプレーに対しての警告のように見える。

もちろん、間近で見ているレフェリーが判断すべき問題であり、レフェリーの判定は絶対であり、ビデオに判定を委ねるような愚挙は犯すべきでないと思うが、レフェリーも判定の基準を引き上げる必要がある風に感じられる。

レフェリーの最大の仕事は「試合を成立させること」だ。
そのためには、時には強く権威を見せ付ける場面も必要だろう。
しかし、どうも反則に対してエキセントリックになり笛を吹き続けるレフェリーがいるように感じられるのだ。
試合をコントロールするどころか、自分の感情すらコントロールできていないのだろう。

時に両チームの監督や選手が「審判が試合をぶち壊した」ということを口にする。
しかし、そうしたレフェリーがその後も審判として活動を続けているのも不思議でならない。

先のワールドカップを身ながら思ったのは、「これを日本のレフェリーが裁いたら、一体何枚カードが飛び交うんだろう」ということだった。
日本代表のDF陣が「当たりが弱い」という批判を受けていたが、全員がJリーグでプレーしていることとあながち無関係とは思えない。

そのためにもレフェリーの海外との交流を深めて欲しい。
日本のレフェリーは海外で笛を吹き、Jリーグの試合では海外のレフェリーに吹いてもらう。
この相互交換を頻繁にしていく中で、日本国内のファールの基準が世界とそろっていき、選手がセーフティープレーの基準を肌身に教え込むことも、世界を目指すために必要なことではないだろうか。

posted by lovesportslove |15:30 | 審判 |
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