2006年06月30日
頑張れ!小橋健太!!
プロレスNOAH所属の小橋健太選手が癌の疑いが濃くなったようだ。 夕刊フジ⇒ 絶対王者と呼ばれる小橋選手は、鋼のような身体を作り上げた努力の人として知られている。 その代名詞とも呼ばれる「豪腕ラリアット」は、相手を根こそぎ引っこ抜き、ねじ伏せる迫力満点の技だ。 今、プロレス不況と呼ばれる中、唯一無二の存在だけに、一日も早い回復を祈るばかりだ。 今、プロレスは未曾有の不況の真っ只中にあるという。 確かに新日本プロレス中継は、(大阪では)日曜日の深夜3時頃と殆ど視聴率を無視した時間帯に放送されている。 しかも画面の向こうには、さほど大きいとはいえない体育館で2階はほぼ空席、といった光景が見える。 なぜプロレス人気はここまで落ち込んでしまったのだろう。 私が子供の頃は、プロレス全盛期。 初代タイガーマスクを筆頭にプロレスラーは子供たちのヒーローだった。 教室では先生が週に一度は「プロレスごっこ禁止令」を出さなければならないほど、私たちはプロレスに熱中していた。 その当時は「アングル」などという言葉は知らなかった。 そのため「アントニオ猪木とジャイアント馬場はどちらが強い」といった議論で、数時間は熱くなれた。 今、プロレスはショーであるということは一般常識といっても過言ではない。 高田伸彦氏は「泣き虫」の中で「プロレス時代、結果を知らずにリングに上がったことは一度もない」と語っている。 あの北尾を破った試合も、腰中とのJr名勝負も、武藤、橋本(故人)などと戦った新日本vsUインター抗争も、全て結果は決まった上でのショーであったと認めているのだ。 よくK-1やPRIDEといった本格的な格闘技が一般化したために、ギミックたっぷりのプロレスのつまらなさが露見した、という意見を聞く。 これには私は納得できない。 アメリカのWWEなどは、最近は日本でも人気があるが、あれほどショーに徹したプロレスが連日大人気なのだ。 大体、上場している会社の株式の過半数を賭けて、レスラーとオーナーが殴りあうなんて本当に行われるわけがない。 株主代表訴訟どころの騒ぎでは済まないだろう。 日本でもハッスルという人気イベントがある。 あれを見て狂言師が本気で強いと思っている人など、まずいないだろう。 ではなぜプロレスだけが一人負けになっているのだろう、という最初の疑問を考えてみる。 一つには「テレ」の問題があるように思う。 かつてアントニオ猪木は、プロレスのことを「最強の格闘技」と呼んだ。 その言葉の呪縛が、プロレスというエンターテイメントを格闘技寄りにしてしてしまっていた。 そこにきて、ガチンコの格闘技がテレビなどに出てくると、そこに埋めようもない現実と理想の乖離がおきる。 ここに当のレスラーが「テレ」てしまったのだ。 ここで10年ほど前、プロレスは一気に格闘技寄りにスタンスを進めた。 具体的にはヒクソン・グレイシーとの対戦を始めてしまったのだ。 ヒクソンの強さがどの程度のものかは、正直解らない。 400戦無敗を売りにしていたが、いつになっても400戦無敗であることへの疑問があった。 大体、正確な対戦記録が残っていないのだから、調べようがない。 プロレス界は、ここを相手にすべきではなかった。 「あんなやつ3秒でやっつけてやる」と言いながら、本人の前に行き、一触即発の形だけ作り、実際には戦わない。 これで良かったのだと思う。 ジャンルは違うが、相撲取りはガチンコで喧嘩をしたら最強だ、という説は根強い。 これとても本当かどうかは解らないが、実際に相撲取りが喧嘩をせず、しかも何となく強そうに見える(体格をしている)が故に続く理論なのだ。 そこで、「ちゃんと証明しなきゃ拙いよな」なんてテレてはいけないのだ。 なぜならプロレスは、最後にアントニオ猪木が、ジャイアント馬場が勝つと解っていながら、熱狂する「大人のためのウルトラマンショー」なのだから。 そのときに「あいつなら負けねえよな」と思わせる雰囲気だけはかもし出し続けていて欲しいのだ。 実際に格闘技をやったらどの程度強いかは知らないが、強いはずさ!と思わせてくれる小橋選手の一日も早いリング復帰を願うばかりだ。
posted by lovesportslove |16:00 |
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