2008年05月22日

初ナイターはドロー ロアッソ対ベガルタ

10日ぶりにホームに帰ってきたロアッソ熊本。岐阜、そいてヴォルティスにいいところなく完封負けを喫し、なんとかここホームで立て直したいところ。
しかし相手はここまで4連勝中で2位をひた走る強豪ベガルタ仙台。
下位に低迷するロアッソが上位相手にどこまで食い下がることが出来るかが見ものの試合でした。

この日の試合は今期初の平日開催で、しかもナイター。平日の試合試合観戦の習慣がほとんどないこの熊本でどれだけのお客さんが集まるか、若干不安はありましたが、最終的には3600人を超えました。まぁ確かに多いとも言えませんが、ロアッソの平均観客動員数とさほど変わらぬ数が集まったことは、ロアッソがそれなりに根付いてきた証拠かなとも感じました。

さて、ロアッソは僅か中2日という強行軍と2試合、結果も内容も伴わない試合だったいうこともなり、若干ながらメンバーをいじってきました。

     高橋   中山
    チャ      小森田
     山口   喜名
   矢野       市村
     福王   河端
        吉田

警告の累積で抜けた山本のポジションにはベテラン喜名が。また、デフェンスの中心であった上村をあえてベンチからも外し、福王を。そしてGKにルーキー吉田が8試合ぶりに先発に戻ってきました。
また、木島と吉井が怪我から復帰し初のベンチ入り。ここ数試合、ベンチにも入れないことが多かった西森も戻ってきました。
対する仙台もレギュラークラスを4人ほど外してきました。疲労を考慮してでしょうが、控え選手を何人か入れても勝てる相手と判断された結果でしょう。

さて、試合の方ですが、強豪相手とはいえ3連敗だけは避けたいロアッソがアグレッシブに仕掛けていきます。しかしそこは2位のベガルタ。中盤でボールはもたれてもバイタルエリアへの侵入は許さず、決定機を作らせてもらえません。逆にベガルタの攻めは実にシステマティックで選手全員が連動して動き、見事なパスワークでロアッソのデフェンスを翻弄します。敵ながら実に面白いサッカーをするなと感じました。
しかしながら、必要以上にパスが通るためか、最後に余計なパスも多く、もっと簡単にはたけばシュートまで持っていけるのに最後の最後でパスミスをしたりして、ベガルタもシュートは放つものの、ゴールを脅かすほどではありませんでした。
互いが攻撃意識を高く持つ好ゲーム。右サイドのチャもいつも以上にドリブルを仕掛けます。すると15分すぎ、相手ゴールエリア付近で倒されてしまいます。担架で運び出されるものの、一度はピッチに復帰。しかし、その直後、再び倒されてしまい、今度は起き上がることができないまま、担架で控え室に運ばれていってしまいました・・・。
怪我がたいしたことがないことを祈ります。
チャはロアッソで数少ない、自己突破型の選手なので、相手選手に倒されることが多く、ここまで何度も怪我で途中交代する場面がありました。ちょっと心配です。
さて試合に戻ると、怪我のチャに代わり西森を投入したロアッソ。展開的に押上が少なくなり、やや押し込まれる状態になります。が、先にスコアを動かしたのはロアッソでした。33分、右サイドバックの市村がオーバーラップし、クロスを上げます。これに中山が反応しヘディング。ボールは惜しくもバーに弾かれますが、跳ね返りを詰めていた高橋が押し込み、なんとロアッソがワンチャンスをものにして先制に成功しました。
しかしここで慌てないのは流石はベガルタ。バタつくことなくこれまで同様にパスを自在に回してロアッソを翻弄。決定的な場面も何度かデフェンス陣が堪えていましたが、ロスタイム、ポストプレーのパスから抜け出したサイドバックの菅井に冷静にゴール右スミに流しこまれ同点。そしてそのまま前半が終了したのでした。

後半、選手の変更は互いになくキックオフ。前半、追いついて終えることができたベガルタは戦い方を大きくかえることはありませんでした。若干、玉離れがよくなり、無駄なパスが減ったくらいでしょうか。ロアッソもそのままの戦術で集中を保ち後半に入りました。展開的にはややベガルタペースではあるものの、一進一退。決定機は明らかにベガルタの方が多いのですが、精度に欠き、ゴールを脅かすほどではありません。
均衡した状態を先に破ったのはまたしてもロアッソでした。59分、相手陣内右サイドで得たFKのチャンス。西森がゴール前に蹴りこむと相手選手に当たってしまいます。しかし、こぼれ玉を河端がつなぎ、最後はまた高橋が押し込み、再び勝ち越しに成功しました。歓喜に沸き返るスタジアム。が、その歓喜も長続きしません。勝ち越しから僅か2分後、中原に見事なオーバヘッドキックを決められ、スタジアムは静寂に包まれてしまいました・・・。
まぁ敵ながら素晴らしいシュートでしたね。
失点後、先に動いたのはロアッソ。チャを失い、サイドアタックが停滞しつつあった中盤に小森田に代えて木島を投入。木島は今季初出場。公式戦自体も数年ぶりではありましたが、練習試合では素晴らしい動きとゴールを見せてくれていたので期待も大きいものでした。投入直後はコンビネーションが合わなかったり、ボールが足につかなかったりする場面もありましたが、時間を追うにつれ右サイドを活性化。試合も終盤になり、疲れの見える相手デフェンスを翻弄していました。
対するベガルタもいよいよ本気になり、レギュラークラスを次々と投入。デフェンスの枚数を減らし、勝ち越し点を狙ってきました。これに対しロアッソがどう対処するかとても気になりました。強豪相手とはいえ、ホームでドローでよしと判断し守りに入るのか、また勝ちを奪いに行くのか。監督が選んだのは前者でした。
FW中山に代え、ボランチの吉井を投入。中盤を厚くして攻撃に出てきたベガルタに対応したものでした。
しかし、デフェンスの枚数を増やしてベタ引きという戦術ではなかったし、選手は最後まで攻撃の意識を持ってプレーしていたので、守りに入っているというイメージはそんなにありませんでした。
最後はベガルタの猛攻をなんとかデフェンス陣が体を張って防ぎ、ドロー。
強豪から勝ち点を奪ったことで盛り上がるホーム側に対し、下位チームに勝ちきれなかったことで沈むアウェー。対照的な場面でした。

この日、途中から出場した木島。彼の動きは今後、かなりのオプションになりえると思います。今まで縦のアグレッシブな突破は左サイドのチャにしか見られないものでしたが、右の木島も現れたことから、両サイドを突破して波状攻撃をするロアッソの姿を今後見れるかもしれませんね。
その前にチャの怪我がとても心配ではありますが・・・。

このドローにより勝ち点を1積上げ、順位も一つ上がりました。まさか第一クール終了時にアビスパより上にいるとは思いもしませんでしたがw

次節よりいよいよ第2クールが始まります。それぞれの対戦が2順目となる第2クールからが本当の勝負と思います。期待したいものです。

posted by loveroasso |09:56 | ロアッソ | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年05月07日

ダービー制す! ロアッソ対アビスパ

まさかこんなに早くアビスパに勝つ日が来るとは、正直考えていなかったかもしれません。熊本の多くのサッカーファンは以前までは九州で一番にできたJクラブのアビスパを応援していたものです。
しかし応援しつつも、そこは所詮は福岡のクラブ。熊本にも欲しいなと羨望の眼差しで見ていました。
熊本でJクラブ構想が立ち上がった時もアビスパの存在はまだまだ雲の上。それが構想から僅か数年で同じカテゴリーに立ち、しかも初対戦で勝ってしまうとは・・・。
時代も変わったものです。

さて、前節にロアッソは横浜FCに、アビスパはベルマーレにそれぞれ0-5、0-4と大敗してしまった両チーム。
守備の建て直しが急務なっていました。しかし前節からは僅かに中2日。まだアビスパはホーム連戦でマシですが、ロアッソにとっては中2日でアウェー連戦と、建て直しの練習はほぼできない状態での試合でした。
また、横浜戦は連戦の疲れからか、特にベテラン選手や前線の選手のパフォーマンスの低下が見られ、選手の入れ替えもやむなしといった状態でした。
しかし、蓋を開けてみれば前節からのメンバーの変更は出場停止明けのチャが左サイドに戻ってきたのみ。あとは5試合連続の同メンバーとなりました。

   高橋  中山
   チャ    小森田
   山口  山本
矢野             市村
   上村  河端
     小林

11日で4試合目のゲームをほぼ固定したメンバーで戦うということはコンビネーションを高める上ではメリットがありますが、コンデションを維持することは厳しく、実際、前節のコンデションの悪さは目を覆うものでした。
今回、それでもメンバーを固定したロアッソ。結果的にはこれが吉とでた形でしたが、そういう意味では真夏のような暑さの中で最後までスタミナを維持し走り続けた選手は凄いとしか言いようがありませんでした。

試合を振り返ってみると、序盤はお互いに出方を探るような戦いでした。静かな展開ではありましたが、運動量は多く、両チームともこのままでは後半までもたないのではないかと思うほどでした。
しかし、そんな集中した展開であったにもかかわらず、先制点はいとも簡単にアビスパ側に転がります。前半8分、ゴール前でこの日初先発だったユース代表の鈴木を倒してしまいFKのチャンスを与えてしまいます。これはなんとか壁に当たって難を逃れたのですが、それで得られたCK、ゴール前中央にあげられたボール、中央にエアポケットのようにポッカリと空いたスペースに待ち構えていたのは身長190センチの大久保。これを難なく合わせられ、早い時間に先制されてしまいました。
ここまでチャンスらしいチャンスは皆無だったロアッソ。しかし先制された後も前節みたいに集中が切れることはないものの、その後も決定機をつくることはできません。ですが、ボールは上手く回せており、隙あらばという姿勢がよく見られ、チャンスの数は少なくても試合展開自体はまったくの五分のでした。
そんな中、ようやくロアッソにチャンスが巡ってきます。前半28分、自陣深くからのFK。これを素早いリスタートで上村がロングフィード。アビスパデフェンスがヘッドでクリアしようとしますが、届かず、ボールは高橋の足元へ。これがGK1対1のチャンスをなり、高橋が冷静にゴール右隅へ流し込み、ワンチャンスで同点に追いつきました。
高橋は7試合ぶりのゴールで、ようやくトンネルを脱しました。こうなれば勢いに乗るのはロアッソの方、というより高橋。同点ゴールから僅か5分後、今度はゴール前30数mのところで得たFK。ボールの前には高橋と小森田。そして蹴ったのは高橋。高橋の右足から放たれたシュートは軽く右に曲がりながらゴール右上に弾丸のように吸い込まれ、なんと逆転!歓喜に沸くアウェー側ゴール裏。
これで試合の流れは完全にロアッソに傾いたのですが、そこはさすがにJの先輩であるアビスパ。劣勢の中、41分、グリフィスからのセンタリングに右サイドの中村が左サイドで合わせてシュート。一度はバーに弾かれるも、詰めていたグリフィスに頭で押し込まれ同点。結局、前半はこのまま2-2で終了となりました。
しかしシュート7本で2点だったアビスパに対し、ロアッソはシュート2本で2点。なんとも効率のよい攻めでした。

後半、大抵、前半にいい試合ができたときは後半に失速してしまうロアッソ。特にこの日は5月ながら夏日を記録し、連戦であった為、後半の運動量の低下が心配であったのですが・・・

後半、なんとか先に勝ち越ししようと、前がかりになるアビスパ。しかし、精度を欠く攻めの為、だんだんイライラが募ってきて、不必要なファールやラフプレーが目立ちだします。
その隙を上手くついて手数は少なくても効果的に攻めるロアッソ。後半序盤に訪れたチャンス、右からのセンタリングにヘッドで合わせたのは、またしても高橋。しかしこれは惜しくもGKに弾かれてしまいます。
ですが流れはロアッソ。後半12分、今度は山口からのパスに抜け出たチャが右サイドを崩し、グラインダーのセンタリングをゴール前に送ります。これに走りこんだ小森田が誰よりも早くボールに反応しシュート。ボールは豪快にゴールに突き刺さり、勝ち越しに成功!
このゴールでデフェンスの枚数を減らし、パワープレーに出てきたアビスパですが、なんとか集中を切らさず、ゴール前で守るロアッソ。相手のシュートミスにも助けれら、凌ぎます。21分、足がつって動けなくなったチャに代えてボランチ喜名を投入。山口を左サイドへ。
どんどん前がかりとなるアビスパ。それに止めを刺したのも高橋でした。
27分、自陣のゴール前の混戦から上村がロングフィード。これに反応したのは1人だけ相手陣内に残っていた高橋。アビスパデフェンス陣も二人残っていたのですが、このボールに反応できず、高橋が抜け出し、GKと1対1に。これを相手GKをあざ笑うかのようニループシュート。ボールはゆっくりとアビスパゴールに吸い込まれ、なんと4点目。
その後、長身FWマイクを投入し4トップにしてきたアビスパ。
対するロアッソもキャプテン熊谷と福王を小森田と中山それぞれ代えて投入し、デフェンスを強化。バーに救われる場面もありましたが、最後まで集中を切らさず、運動量の低下も見せなかったロアッソが守りきり、嬉しいアウェー初勝利をなんとアビスパから奪うことに成功したのでした。

先制点こそ、集中に欠いた失点ではありましたが、その後は見事に建て直し、素晴らしい4得点だったと思います。これまで攻めても精度に欠き、得点を奪うことができなかったのですが、この試合は7本のシュートで4得点と、高橋がキレキレだったこともありますが、素晴らしい決定力を見せてくれました。
また、前節、動きが悪かった上村もゴール前では強さを見せ、攻撃でも正確なロングフィードから2アシストと、存在感み見せてくれました。
一方、アビスパは自滅してしまった感があります。先制後、やや消極的になり、ロアッソの反撃を許してしまいましたし、失点の場面でもデフェンス陣がもう少し集中していたら防げた場面もありました。
ですが、試合を通して、両チームの選手とも闘志を全面に押し出してプレーしていました。そういう意味では選手達が一番「九州ダービー」を意識してプレーしていたのかなと感じました。

今回、快勝しましたが、大事なのはこの流れを切らずに次に繋げること。次節の相手はJ2同期の岐阜です。昨年のJFLでは岐阜より上の順位であったものの、直接の対戦では1分1敗と勝つことができませんでした。岐阜は開幕当初は勢いもあり勝ち点を重ねていましたが、ここにきて失速。ライバルである以上、ここで叩いておきたい相手です。
そして初の連勝をホームの地で!

posted by loveroasso |09:26 | ロアッソ | コメント(7) | トラックバック(1)
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2008年05月04日

チーム史上最多失点! ロアッソ対横浜FC

約7年前、ロアッソの前進であるアルエットが天皇杯2回戦で三ツ沢球技場で横浜FCと対戦したのですが、その時のスコアは0-5。
まさか同じスコアで叩きのめされるとは予想もしませんでした(苦笑)

GW特有のタイトスケジュール中のロアッソ。前節から中3日でのアウェーゲームに挑むことになったのですが、対する横浜は前節は試合なしであり、またホームゲームということでコンディション的なハンデはあったと思います。
前節、ロアッソは強豪のヴァンフォーレに勝利しましたが、その際もヴァンフォーレも中二日の試合でアウェーゲームということで、明らかに前線の選手たちのパフォーマンスが下がっていたように、ロアッソも同様のことが起きたのでしょう。

もちろんコンディションだけでなく、様々な差というものは見ていて著明に現れており、また問題点も浮き彫りとなりました。そういう意味では勝ち点を奪うことはできませんでしたが、今後の糧となりえる試合だったと思います。

さて横浜戦のスタメンは・・

    高橋  中山
  宮崎     小森田
    山口  山本
 矢野       市村
    上村  河端
      小林

前節からの変更は右サイドハーフ。チャが前節、レッドカードによる退場を受け、宮崎が初スタメンの座を射止めました。
宮崎は元々中盤の下がり目の選手ですが、サテライトではセンターバック、前節ではサイドハーフやボランチをつとめるなど、なかなかのポリバレントぶりを見せてくれる選手です。また、正確なプレスキックも魅力です。
他の選手は変わらず。ここ数試合、勝敗はともかく、上位チームに好ゲームをみせてくれたメンバーであり、監督の信頼を得ているイレブンです。
前節終了時、疲労を考慮し、監督も選手の入れ替えを提示していましたが、ふたを開けてみればほぼ固定されたメンバーでした。

さて、前半です。
疲労が残ると思われるロアッソも序盤は決して悪くありませんでした。上位チームが相手のアウェーゲームということで集中して挑んでいた結果だと思います。しかし、これまで同様に序盤の決定機を生かすことができません。CKの混戦から決定機を迎えるものの、運なくノーゴール。そうなると、いつもの試合より早くスタミナに衰えが見えはじめます。
すると前半25分、ロアッソゴール前にポーンとボールが蹴りこまれます。ボールは難なく小林がキャッチしたのですが、その競り合いで市村が相手FWの難波を倒したとの判定でPKを与えてしまいました。3試合連続の微妙な判定のPK献上。相手選手の演技力が上回っていたのかもしれませんが、これもJの実力です。
このPKをアンデルソンに決められると、緊張の糸が切れてしまったロアッソ。その後の建て直しが上手くいきません。
横浜に完全に試合をコントロールされてしまいます。なんとか高い位置でボールを回そうと上村も前半終了間際にはデフェンスラインより前に出てボールを触るのですが、その高い位置で簡単にボールを奪われてしまい、大ピンチに。最後は三浦アツからのセンタリングにカズがヘッドで合わせ、こぼれ球を再びアンデルソンに決められ0-2。ロアッソは初めて2点差をつけられてハーフタイムを迎えることになりました。

後半、建て直しを図るロアッソ。しかしその出足をいとも簡単に潰されてしまいます。
後半僅か1分。中盤から一人でアンデルソンに突破を許すと、誰も詰めることもできず1対1のピンチに。これを冷静に決められ、あっという間に3点差をつけられました。
直後、ハーフエリア付近右サイドからアーリークロス。これに難波にヘッドで合わされるも、これはポスト。チーム一の身体能力を誇る河端の寄せをものともしないプレーでした。すると後半7分、今度は左からアリークロス。今度こそきれいに難波に決められ0-4。その1分後、何とか1点でも返したいロアッソは山内、町田の両FWを一気に投入します。しかし流れを手繰り寄せることはできず、逆にバランスを崩してしまう始末。特にデフェンスラインが完全に機能しておらず、真ん中の二人が競り合いにも勝てず、スピードについていけない状態。後半11分、福王を投入し上村を一列前に上げてなんとか状況を打破しようとするものの、好転しません。
対する横浜は安全域に入ったため、ハットトリックのアンデルソンなど、主力をどんどん交代させます。それでも選手層の違いからか、代わって入った18歳のチョにも5点目を決められ、試合は完全に決してしまいました。
その後、カズに点を取らせようとシステムをいじってきた横浜のお陰でなんとか6点目は献上することはありませんでしたが、ロアッソはいいところなく、チーム発足以来の大量失点で敗れ去ってしまいました・・・。

試合は終始横浜のペース。ロアッソはあきらかにここ数試合に比べてパフォーマンスが低下していました。疲労が原因とは思いますが、それだけで片付けられない差を見せ付けられた格好です。
失点してから明らかに集中が切れた様子で、決定的な場面でのミスが目立ち、失点に繋がってしまいました。
デフェンス陣は相手FW陣がキレキレだったことを考慮してもちょっと酷すぎました。簡単に前を向かせ、詰めが遅く、競り合いにも勝てません。特に上村の判断ミスが著明であり、彼からの失点もありました。
もちろん上村だけの責任ではなく、ベテランである彼をどんな状況でも使い続けなければいけないチーム事情もあり、仕方ない部分もあります。
しかし、どんなにいい選手でも休みがないと、年間を通して同じプレーを行なうことはできません。
今後のためにも思い切って主力の数人を休ませることも大事であると思います。

また久々にノーゴールとなったオフェンス陣、とくにFWもそろそろ休ませるとというか、選手の入れ替えも考えた方がいいかもしれません。ここ数試合、エース高橋のプレーに波が出てきており、開幕当初の輝きが消えつつあります。実際、4月はノーゴールに終わっていますし。

そんな厳しい試合の中、唯一輝いていたのは山口でした。一人だけ完璧なコンディションを維持していたように思います。守備でも相手選手の攻撃を幾度も摘んでいましたし、攻撃に移っても、得意のミドルで何度か相手ゴールを脅かしました。
おそらく、プロ入り以来、現在が最高の時期を迎えている、そう思えるほどのプレーでした。


開幕から2ヶ月、チームのメンバー、戦術も固まりつつあった時期にこの大敗。しかし固まりつつあったからこそ、控えの充実を図ることと、主力を休ませるためにも、今後数試合、メンバーの入れ替えも大事になってくるかなと思います。
もう明後日には早くも次の試合が待っています。フレッシュな顔もちょっと見てみたいなと思う、今日この頃です。

posted by loveroasso |13:51 | ロアッソ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年04月30日

44日振りの歓喜! ロアッソ対ヴァンフォーレ

Jリーグでは恒例行事である、GWのタイトスケジュール。
もちろんロアッソも例外ではなく、このGW中に4試合をこなすわけですが、その4試合が全てJ1経験チームという日程のイタズラ。
前節まで最下位をひた走るロアッソにとっては全敗すらありえる、そんなGWです。

27日、首位のサンフレッチェをホームに迎えたロアッソ。善戦するものの、スコア以上の実力の差を見せ付けられ、結果は1-2。
しかし、チームの完成度、戦術等、明らかに進歩が見えており、悲観することもないのかなと感じる試合でした。
そして僅か中2日で再びホームゲーム。迎えた相手は昨年までJ1に所属し、今期、唯一、サンフレッチェに土をつけている、強豪ヴァンフォーレ。
ロアッソの戦いがどこまで通用するのか、勝敗云々以上に楽しみな試合です。

ロアッソにとって中2日のタイトなスケジュールをホームで連戦できたということはかなりアドバンテージだったと思います。ヴァンフォーレは移動日を考えるとロアッソ対策は1日しかできないわけですし。

結果から言うとそんなアドバンテージの後押しもあり、一ヵ月半ぶりの勝利を手にしたわけですが、その栄光のイレブンはというと・・

    高橋   中山
  チャ      小森田
    山口   山本
 矢野        市村
    上村   河端
       小林

セレッソ、サンフレッチェ戦の好ゲームを展開したメンバーがそのまま選ばれています。素人的には絶対に予想できない先発メンバーですが、これがまた凄く機能していることを考えると、監督はスゲーやと思います。

さて、気温28度、ピッチ温度30度以上と、もうすでに真夏だろ!という気温の中、いよいよキックオフ。
相変わらず前半の動きがすこぶるよいロアッソ。しかし、この日は対するヴァンフォーレのプレスの動きも素晴らしく、ロアッソの選手がボールを持つと複数の選手が素早くチェックに行き、ロアッソはボールを持てるものの、効果的に前に運ぶことはできません。この前からの積極的な守備というものはロアッソも目指すものであり、ロアッソの理想形がヴァンフォーレにあるのかなと感じました。
ですがロアッソも負けてはいません。豊富な運動量で果敢に仕掛けていきます。前節、怪我で交代してしまったチャも元気に先発に名を連ね、左サイドを駆け上がります。彼の前で勝負する姿勢は他の選手も見習ってほしいものです。
ボールは支配するものの、フェニッシュまであまり持ち込むことができなかったロアッソ。若干、消耗戦を避けたヴァンフォーレに持たせてもらっているという観もあったのですが、前半26分、チャンスが訪れます。ゴールから20m弱という好位置で得たFKのチャンス。蹴るのは最近、FKを枠に蹴りこむこともあまりできていなかった小森田。しかし小森田はこのチャンスに答え、鋭く右にカーブしたボールはGKの手から逃げるようにゴールイン!。ロアッソ、開幕から9戦目にして待望の先制点を奪うことに成功しました。「監督から『壁の少し上を狙え』とアドバイスを受けた。その通りの軌道でゴールできてうれしい」と後にコメントで明かした小森田。ナイスアドバイス!監督!
最下位のチームにまさかの先制点を奪われてしまったヴァンフォーレ。なんとか前半の内に追いつこうとやや前がかりとなり攻めてきます。ですが、その姿勢がかえってチームのバランスを崩すこととなり、うまく攻撃の形をつくることができません。
というより、この日、CFに入っていたジョジマールの出来がとても悪く、彼にボールが納まらず、すぐにボールを奪われる始末。ロアッソのデフェンス陣も奮闘し、彼に前を向かせることもほとんどありませんでした。
前半終了間際、相手選手に抜け出され、1対1のピンチを迎えますが、素早いタイミングで飛び出した小林がナイスセーブ。なんとか前半を1-0で折り返しました。

後半、なんとか早い時間帯に追いつきたいヴァンフォーレ。前半のようなバランスの悪い攻撃を修正し、パスをつないで前線に上がってきます。すると、僅か後半3分、微妙な判定でPKを与えてしまいます。これを冷静に決められ、あっという間に同点に。同点ゴール後は余裕ももって試合を運ぶヴァンフォーレ。しかしそれもつかの間。失点から4分後、ゴールからやや遠めも右サイドで得たFKのチャンス。蹴るのはボランチ山本。ファーサイドに蹴りこまれたボールに走りこんだのは矢野でした。やや後方の下がりながらヘッドでボールにあわせると、ボールはゴールの逆サイドに吸い込まれゴールイン!キーパーは反応できない、完璧なゴールでした。後半になってチャンスすら作れなかったロアッソがFKのワンチャンスを決めて勝ち越しに成功。
これで浮き足立ったのはヴァンフォーレ。とにかく攻めるしかなくなります。ですが、今までの試合では後半になっても同点か負け越していて、守りを固めつつ、ゴールを目指さなければいけなかったロアッソは単純に守りに集中すればよいということになり、チームの守りへの意識が徹底され、相手に攻め込まれながらも決定機は作らせず、水際で防ぎます。後半25分には小森田に変えてJ2初出場となる宮崎を投入。やや下がり目にポジションを取り、トレスボランチに近い布陣とします。守りへの意識が著明になったのは後半29分。この日もいい動きで相手を翻弄していたチャが2枚目のイエローカードで退場。するとベンチが素早く動き、中山に代えて福王を投入します。
福王はセンターバックへ。ここでシステムも変更され、4バックの前に上村をフリーマン(逆スイーパー)として置き、その前に3枚のボランチ。攻撃は高橋のみという超守備的布陣です。
ヴァンフォーレもデフェンスを2枚とし、捨て身の攻撃。すると面白いもので、FKからの勝ち越しゴールのワンチャンスしか後半になって作れなかったロアッソの攻撃がここにきて機能しだします。徹底したカウンターが面白いようにはまり、幾度となく決定的なチャンスを作ります。特に山本がGKと1対1のチャンスを作りながら外したシュートが惜しかったのですが、守りに重点を置いてるはずのロアッソの方が得点の臭いがしていたのは確かでした。
その後もロアッソは長いロスタイムを凌ぎきり、なんとか勝利をもぎとることに成功。長いトンネルを抜けた瞬間でした。

ロアッソはいくら負けようとも己のスタイルを貫いてやってきたことが実った形と思います。前半からの激しいプレスや攻撃が後半に衰えることが多かったのですが、その持続力が試合を重ねるごとについてきていますし、負けながらも強豪に善戦していたことで、選手達も今、自分達がやっていることに手ごたえ感じ、自信をもってプレーしたことが今回の勝利につながったと思います。
またセレッソ戦からコンビを組んでいる山口と山本のダブルボランチがかなり効いています。昨年までレギュラーどころか、サブにも入れない試合も多かったこの二人。今期も開幕直後はベンチにも名を連ねていませんでした。しかし、ここにきてこの活躍。
山口は素早いチェックと安定したパスでロアッソの中盤を落ち着かせ、山本は90分、衰えないう運動量で後半になってからの数的不利をカバーしていました。最後の決定的チャンスを決めていたら、アシストも決めていましたし、まさしくヒーローだったんですがねw
ただ忘れてはならないのが、この日のヴァンフォーレの出来の悪さ。特に前線の選手達にキレがありませんでした。中2日で移動を強いられ、真夏のような気温にコンデションは下がっていました。特にCFのジョジマールが。ベンチにCFタイプの選手がおらず、最後まで彼がピッチにいてくれたことが幸いしたかたちです。
でも勝ちは勝ち。自信を持っていいでしょう。

次節、左サイドの生命線であったチャが出場停止となる中での強豪横浜戦。しかし、この3戦で見せたようなパフォーマンスができれば、勝ち点を持って熊本に帰ってくることも可能と思います。サンフレッチェ戦で調子を落としているように感じた高橋も復調してきているようですし、チームにフィットしだした中山と共に、再びゴールを期待したいものです。

ちにみにこの日の観衆は4464人。3日前のサンフレッチェ戦から1400人も減っちゃいましたが、平均から考えると観客動員は伸びてきています。勝てなくともいい試合をしてきた成果だと思います。
新スポンサーも決まり、九州のJクラブ4チームで胸、背中、袖、パンツ、全てのユニスポンサーが決まっているのはサガンとウチだけ。しかもウチは全て県内企業。
新知事も試合前イベントでマスコットとPK対決をするなど、少しずつ、県内が盛り上がってきてるかなと実感する、そんな試合でした。

posted by loveroasso |09:30 | ロアッソ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年04月28日

首位に惜敗! ロアッソ対サンフレッチェ レポ

長い間、更新しなくてすみません。実はホーリーホックとの市内のレポートをこれでもかというくらい長文で書いたのですが、それが消えてしまって、その後、更新のモチベーションが低下していたのが原因です。
3週間ぶりにホームゲームがありましたし、相手が首位のサンフレッチェでしたので、ここらで復活します。

さて、第2節のザスパ戦より、勝ち星に見放された我らがロアッソ。
最近は前半に好ゲームを展開しながら勝ち越しできず、後半にバテてしまって攻撃の形を作れずに負ける、そういったパターンが続いています。
しかしながら前節のセレッソ戦では終盤になっても運動量が極端に落ちることなく、終始、高パフォーマンスを見せてくれました。
結果こそついてきませんでしたが、やってるサッカーに間違いがない、そう確信できる試合でした。
3週間ぶりにホームに戻ってきたロアッソの相手は首位のサンフレッチェ。いわいるオリジナル10と呼ばれるチームとリーグ戦で戦うこと自体、夢のようです。
サンフレッチェは開幕から負けなしで首位を走っていましたが、前節、苦手とするヴァンフォーレに初黒星を喫してしまいました。
連敗は許されない状況です。ただ、ロアッソもセレッソ戦のような戦いができれば、勝つことは厳しくても引き分けに持ち込むことは十分可能。
そしてその首位にチームに対抗すべく選ばれたイレブンは

   高橋   中山
  チャ    小森田
   山本   山口
 矢野        市村
   上村   河端
      小林


開幕からまだ8試合ですが、すでに開幕時のメンバーから大幅に入れ替わってますね。開幕当初は福王と小森田のダブルボランチだったのが前節からは山口と山本へ。右サイドも西森から小森田、左サイドバックは有村→福王→矢野へ。右のセンターバックは矢野→河端、GKは吉田から小林。
変わっていないのは2トップとチャ、上村ぐらいです。
しかし、何人もの選手やポジションの入れ替えを行なってきて導かれた答えが今の布陣だと思います。もちろんこれからも変わっていくでしょうが。

ということで前半キックオフ。
前半、風下に陣取ったロアッソの方が果敢に攻めます。特にボランチの二人の出足がよく、相手の攻撃の芽をつむだけでなく、攻撃の起点としても効いてました。
また、右のチャは相変わらず前への姿勢がとてもよく、なんどもドリブルで仕掛けていました。仮にボールをカットされてもスローインやCKでマイボールにできますし、かなり効果的でした。そのチャの攻撃が実ったのは20分過ぎ、中盤でパスを受けたチャが右サイドを駆け上がり中央へグラインダーのセンタリング。これを中山が軽く合わせ、ボールはネットに吸い込まれました。
歓喜に沸くスタンド、ゴールの文字が浮かぶ電光掲示板、そしてまっすぐに掲げられた副審のオフサイドを示す旗・・・。
かなりのぬか喜びでした。しかし、その語も前のへの姿勢を緩めないロアッソ。さらに1分後、高橋のシュートの跳ね返りを再び中山がけりこみ、ゴールイン。とりあえず一番に副審を確認。やはりオフサイド・・・。
映像で確認すると2つともあきらかにオフサイドではありましたが、形をつくって相手デフェンスを崩していましたし、なかなかいい攻めでした。
オフェンスだけでなく、デフェンス面でもすばやいチェックでバイタルエリアで前を向かせず、エリア内からほとんどシュートを打たせなかったのは評価できます。ただ、前節からスタメンに復帰した小林とデフェンダーとの連携が今ひとつであり、たびたびミスから危険な場面を作られかけたりしていたのが気になりました。もっともこれは時間が解決してくれそうですが。
前半ロスタイム、右を崩されドンピシャのタイミングでヘディングを打たれますが、幸運にも枠を外し、前半終了。
またしてもいい試合をしながら先制に失敗し、後半を迎えることに。前半の悪い動きを確実に修正してくるであろう、サンフレッチェのベンチに恐怖を感じつつ、後半へ。

特に選手交代は見せず、前半の流れを維持したいロアッソ。やはり見事に修正してきたサンフレッチェ。球離れが早くなり、前線に簡単にボールを運びます。ロアッソを中盤から飛び出してくる相手選手を抑えるのに精一杯になり、攻撃の形を作れません。中盤は間延びすることなくコンパクトに保つことができてはいるのですが、小森田がやや前に張ってしまっているため、中盤でタメができなくなってしまいました。
そんな中、ついにスコアが動きます。後半11分、相手FW平繁がエリア内をドリブル突破。これを上村が倒してしまいPK献上。ジャッジ自体、やや厳しい判定ではありましたが、しょうがないファールでした。平繁は自ら得たPKを冷静に決め、ついにサンフレッチェが先制。
これで攻撃に出るしかなくなったのですが、右のチャが負傷してしまい、河野の交代。ちなみに河野はJ初出場です。(オメ)
それでもなんとか中盤を立て直そうとするロアッソに対し、サンフレッチェはここにきて柏木、ユキッチと実力がありゲームを作れる選手を次々に投入。ようやく相手の動きを掴みきれかけいたロアッソにとっては辛い選手交代でした。
後半37分、右からのクロスを服部に決められ0-2とされ万事休す。
2点差をつけたサンフレッチェは確実に勝ち点3をゲットするため、3点目を取りにはこず、6人もデフェンスラインに下がり、守りに入ってしまいました。実力的に格上の相手にここまで引かれると攻め手があるはずもなく・・・
後半終了間際、なんとかオウンゴールで1点差に詰め寄りますが、反撃もここまで。
1点差に泣き試合終了。金星ならず。

たしかにスコア以上の差があったのは確かです。たとえばトラップやちょっとした判断のスピード、プレーの正確さ、みていて明らかに差はありましたが、それでも前半はそれを補うだけの運動量とコンビネーションで相手を苦しめました。もちろん、相手にある程度、ボールを持たされていたのも事実ではありますが。
少なくとも前半もプレーんじょクオリティを90分続けられるようになれば勝ち点はついてくると思います。
監督も言ってます。前半からオーバーワークなのは明らかだと。だからといって90分持つように力をセーブさせて勝てるほどJは甘くないと。
その通りです。今期1年かけて戦えるチームに仕上げてほしいものです。決して今の戦い方は間違っていないと思うし、継続しているからこそ、少しずつよくなっているのだと思います。
今を乗り越えれば必ず明るい未来が待ってる・・・・そう思いたいものです。
心配なのは開幕から不動のレギュラーとして活躍している高橋と小森田のコンディションが下がっていることでしょうか。しかし彼らを休ませるだけの選手が育っていないのも確か。サブ組みの奮起にも今後は期待したいものです。

ちなみにこの試合、約5800人もの観衆が集まりました。やはりサンフレッチェというメジャークラブが相手だと客足も伸びますね。
明日のヴァンフォーレ戦も多くの観衆が集まることを期待したいものです。

posted by loveroasso |18:57 | ロアッソ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月07日

リチェーリ欲しい・・・ ロアッソ対モンテディオ

数日前まで雨の予報だった熊本。3試合連続雨なのか?と思いましたが、結局は快晴となり、気温もグングンとあがり、25度を超えました。まさに初夏のような陽気の一日でした。

J2第6節の相手はモンテディオ山形。昨年は9位でしたが10位の愛媛とは13ポイントも差をつけての9位であり、これまで対戦し、苦戦したベルマーレやサガンなどと同レベルのチームです。ただ、今期はセレッソにアウェーで勝ったと思ったら昇格組の岐阜に大敗したりなど、実力はあるものの、やや不安定な戦いぶりでロアッソとは同勝ち点で下位に沈んでいます。
失点数によっては負けてしまうと最下位に落ちてしまうロアッソ。なんとかホームの利を生かし最低でも勝ち点は奪っておきたいところでした。
モンテディオの武器はなんといっても2トップ。先日、オリンピック代表にも選出されアンゴラのA代表からゴールを奪った豊田と元FC東京のスピードスター、リチェーリをどこまで押さえられるかが勝敗の鍵でした。

ロアッソは前節のサガン戦で結果を出したメンバーをベースに中盤を少しだけいじってきました。

    高橋  中山
      小森田
   有村    西森
      喜名
  福王      矢野
    上村  河端
      吉田

前節からの変化はサガン戦で怪我をしたチャに代わり西森が先発に復帰。また、調子が悪かった関は先発どころかベンチからも外され、代わりに前節はベンチからも離れていた有村が先発に戻ってきました。
前節同様、4人のセンターバックを並べ、左サイドハーフにも元々サイドバックの有村を入れる、まずは失点を最小限に抑えることを念頭に置いた、超守備的布陣です。

前半、入り方としては前節ほど悪くなかったロアッソ。しかし、先発メンバーの顔ぶれからも分かるとおり、攻めの意識より守備の意識が高く、なかなかボールを前まで運ぶことができません。せっかく中盤でボールを奪ってもサイドバックの上がりがない為、パスの出してを探している間に再びボールを奪われたり、不用意なパスを出してしまったりと、イージーなミスが特に中盤で目立ちました。昨年まではサイド攻撃がロアッソの武器だったのですが、この試合では最終ラインからのロングボールがほとんどで、中盤を飛ばすような攻撃が多かったと思います。
しかし、それでも守備の意識というものは選手全員、統一されたものであり、やっているサッカーや戦術的な質という面では、それほどモンテディオと差があるとは感じれませんでした。
ただ、やっているサッカーに差がない分、差がでるとすれば個人のレベル。これが如実に現れた結果になりました・・・。
前半18分、それまでも怖い動きをされていたリチェーリに1人で崩されます。
中盤でボールを持ったリチェーリはロアッソの組織的なデフェンスをあざ笑うかのようにドリブル突破。最後は大きな切り替えしからフリーの状態を作られ、ゴール左隅に豪快に決められました。
ロアッソは守備の人数を揃っていたものの、リチェーリのスピードに誰もついていけず、面白いようにかわされて決められました。
まさに昨年のアジアカップで日本の組織的な守備を一人で崩したサウジアラビアのFWを見ている気分でした。
その後もリチェーリがボールを持つだけでスタジアムからは悲鳴が上がるほど、チンチンにされてしまう始末。その後はなんとかロアッソデフェンス陣も体を寄せて防いでいましたが、リチェーリにもう少しフィジカルがあれば、もう2点ほどやられていてもおかしくなかったと思います。
劣勢の時間が多かったロアッソも前半も終了近くになると、ようやくも前線近くでボールがまわるようになります。40分、その流れから奪ったCKのチャンスにGKがボールに触る前に飛びこんだ中山がヘッド。ボールはゴールに吸い込まれ、ロアッソが同点に追いつきました。中山は5試合目にして嬉しい初ゴール。
このゴールに勢いを取り戻したのはロアッソというより中山。前半終了間際には左サイドを1人でドリブル突破し、ゴール前に走りこんでいた高橋にパス。しかし、高橋のシュートはGKの正面となりゴールならず。直後、前半終了のホイッスルとなりました。
前半、押されながらもセットプレー一発から同点に追いついたロアッソ。前半終了間際には相手FWの豊田が怪我で交代したこともあり、後半はひょっとしたらやれるのではと思っていたのですが・・・・

後半、特にシステムやメンバーの変更なくキックオフ。後半、やはり主導権を握るのはモンテディオ。それでも組織的によく戦っていたと思います。後半23分、この試合、あまり機能していたとは思えなかった有村に代わってFW山内を投入。スピードがあり、飛び出す動きが得意な山内を入れることにより、前線の活性化を狙いました。が、その直後の26分、後半途中に投入された佐藤に右サイドをチンチンに崩され深い位置からゴール前にグラインダーのパス。吉田がセーブするも弾いてしまい、最後は詰めていたリチェーリに押し込まれてしまいました。リチェーリは前半は単独での突破が目立ったのですが、マークがきつくなと、後半からはゲームメークの方に多く絡むようになり、周りの選手を上手く使っていました。そして、最終的にオイシイ場面には必ず顔を出しており、試合中に上手く修正でき、攻撃をリードできる、いい選手だと凄く感じましたね。
後半途中までなんとか失点を凌いでいたロアッソでしたが、勝ち越しされてしまったことで攻撃に出るしかなくなります。
後半32分、後半は完全に押さえ込まれていた中山に代わって山口を投入。DFの上村を前線に上げて3バックとした、スクランブル状態で攻撃に出ます。

     高橋  上村  山内

     有村      山口
       山本  喜名
     河端  福王  矢野
         吉田

上村は高さに強く、後方からのロングフィードにことごとく競り勝ち、ボールを落としていたのですが、セカンドボールを味方がなかなか拾えず、チャンスまで結びつけることができませんでした。しかし、あの競り合いの強さは十分に攻撃のオプションにはなるということだけは分かりました。
最終的に3トップで攻めるものの、シュートにまでは持っていくことはできず、結局1-2で破れてしまいました。
ホームでは連敗となり、ブーイングをしていたサポーターもいましたが、私はそこまで悲観するような内容でもなかったと思います。組織的な面では決して劣っていなかったと思いますし。
ただ、差があったとすれば個の能力と選手層だと思います。
J2から過去にJ1に昇格していったチームのほとんどに1人で突破できるタイプの外国人選手がいました。今は監督の質も全体的に向上してきているので、組織的な部分、戦術的な部分ではそこまで大きな差は生まれないと思います。
だからこそ個の力が試合を大きく左右するわけです。

1人で勝負できるFW(外人)が欲しいなと強く感じた試合でした・・・。

最後に観客動員についてですが、今回の試合は約3500人。前回のホームゲームの際は大雨でしたが、今回は快晴。4000人くらいは・・・と思っていましたが、雨の日とさほど変わりませんでした・・。
動員の水準としてはJFL時代と、強いて言うなら九州リーグ時代とも大きく変わっていません。ようするに熊本のロアッソファンは固定されてしまっています。
新たなお客さんの開拓、頑張って欲しいものです。32000人収容のスタジアムに3000人はちょっと寂しすぎますから・・。

posted by loveroasso |09:16 | ロアッソ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年04月02日

ロアッソの3月を振り返る(選手評価)

J2が開幕し早くも1ヶ月。3月は5節を消化(ロアッソは4試合)し、J2で通用する部分、または厳しい部分も少しずつ浮き彫りになってきています。
3月、ロアッソが戦った4試合の相手は昨年の下位グループであった愛媛とザスパ、そして中位のベルマーレとサガンでした。
愛媛、ザスパ戦はレベル的に比較的近い相手ということで、勝敗はともかく、ある程度やれるという手ごたえを得ることができたと思います。

しかし、ベルマーレ戦やサガンとの前半など、こちらのやりたいサッカーをまったくさせてもらえないほどの差を感じたのも事実でした。

そんな中、サガン戦などは後半に見事に修正して挑むことが出来、ドローに持ち込んだという事実は選手だけでなく、監督の采配の素晴らしさを実感できる試合でもありました。

それでは3月に出場した選手達の評価を独断と偏見で。

GK 
吉田 智志(出場時間360分)
昨年の正GKであった小林の負傷もあり、開幕からスタメンに名を連ねたのは高卒ルーキーである吉田でした。
一定レベルのプレーは見せてくれていると思います。特に1対1の場面でスーパーセーブを見せてくれることもあり、ロアッソのピンチを幾度も救ってくれました。しかしながら、フィードミスや飛び出しのタイミングのズレも目立ち、危なっかしい一面もありました。また、コーチングの声も少なく感じました。
ですがこのポジションでこの年齢で経験を積めることはあまりないので、このチャンスをこれからも掴んでいてもらいたいです。
評価5.5

DF
市村 篤司(出場時間254分)
実力的に上のチームとの対戦ばかりの為、昨年まで見られた果敢なオーバーラップの数は減ってしまいました。まずは守備ありきの戦術の中、以前より格段とレベルアップしたデフェンス能力でおおいに貢献していると思います。しかし、線が細い為、フィジカルに勝る選手との競り合いには少し不安が残ります。サガン戦では更にデフェンス重視の戦術をとったチーム事情から先発を外されもしましたが、守れて前にも出て行ける右サイドバックは彼だけなので貴重な存在です。
評価5.5

矢野 大輔(出場時間360分)
開幕から3試合はセンターバック、4試合目は右サイドバックでの出場でした。昨年からの上村とのコンビも熟成されてきており、安心感が持てる選手に成長しているようです。しかし、セットプレー時でのマークのズレなどもあり、そのあたりは修正していく必要もあるのかなと感じます。サガン戦では守備を固める為、右サイドでの出場でしたが、しっかりと自分のサイドをケアしており、矢野のサイドを崩される場面はほとんどありませんでした。試合も敵地でのドローという結果が出たので、これからもこのポジションでの出場が増えるかもしれませんね。
評価5.5

上村 健一(出場時間360分)
さすがのベテランであり、どんな試合展開であっても落ち着き、味方を鼓舞するキャプテンシーを発揮してくれています。正確なキックで攻撃の起点となることもある一方、判断ミスから裏を取られピンチを招く場面も目立ちました。デフェンス面では高さでは相手を圧倒することが多いのですが、スピードで振るきられることが時おりありました。しかし、そこは上手く矢野や福王がカバーリングしており、連携面をもっと上げていけば、まだまだロアッソの壁としてゴール前に君臨してくれることでしょう。
評価5.5

有村 光史(出場時間259分)
開幕から3試合は左サイドバックで先発し、1点を追う展開では中盤でプレーし、攻撃をリードしてくれました。左サイドハーフのチャとの連携から果敢にオーバーラップしチャンスを多く作ったのですが、サガン戦では守備を固める戦術から、それまでのスタメン出場から一転しベンチ入りもできませんでした。有村がいない左サイドは攻撃力が一気に下がり、必要性を強く感じましたが、結果的に格上チームと引き分けに持ち込むことができた布陣だっただけに、今後も出場機会が減る可能性は低くないかもしれません。
評価5.5

河端 和哉(出場時間91分)
ホーム開幕となったザスパ戦、後半ロスタイムに負傷した福王に代わって出場したのですが、その際は僅か1分のみ。しかしチーム随一の身体能力を誇る彼は守備を固めたサガン戦で3年ぶりに先発出場を果たしました。失点の場面に絡んでしまいましたが、その後は174センチという上背のハンデをものともせずに相手FWを弾き飛ばし、またピンチの際に無人のゴールを守ったりと、まさにMOM的活躍を見せてくれました。このパフォーマンスを維持できるなら今後もスタメンに居座ることもむずかしことではないでしょう。
評価6.5

福王 忠世(出場時間350分)
開幕からワンボランチとして出場もザスパ戦ではシステム変更に伴い、後半途中からセンターバック、またサガン戦では左サイドバックを勤め、どのポジションでも及第点以上の活躍を見せてくれました。特にボランチに入った際は正確なロングフィードから攻撃の起点となることも多く、実際にこれまでアシストを2つ記録しています。九州リーグの時から貴重なアシストを記録することもあったのですが、最近はさらにキックの正確さに磨きがかかってきたようです。ただ、これまで4試合中2試合で負傷交代しており、フィジカル面の更なる成長を期待しています。あくまでも私個人の意見ですが五輪代表にも推したい逸材です。
評価6.5

MF
小森田 友明(出場時間349分)
ロアッソが新しく採用したダイアモンド型の中盤のトップ下としてプレー。劣勢時はボランチまで下がり、攻撃時はFWを追い越してゴール前まで迫るプレーを見せてくれています。また、結果にはつながっていませんが、決定的なシュートを放つなど、ロアッソの攻守を支える存在です。ただ、時として試合から消える時間もあります。これは攻め急ぐ際に中盤を飛ばしてしまうことがある為だと思うのである程度は仕方ありませんが。シュートも大事ですが、もっと決定的なパスで攻撃をリードしてほしいと思いますね。
評価5.5

チャ・ジホ(出場時間247分)
開幕直前になりサイドバックから左サイドハーフへとコンバートされました。ロアッソにはなかなか1人で仕掛けていくタイプの選手がいない中、チャは果敢に前へと仕掛ける勇気があり、また試合終了まで衰えぬスタミナでロアッソの中盤を支えてくれています。ザスパ戦で勝ち越しゴールをアシストしたのも左から右サイドにポジションチェンジしていたチャでした。人柄もよくサポーターからの人気もあり、プレー面も含め、彼は今期補強の最大の当たりだと思います。
評価6.0

西森 正明(出場時間270分)
昨シーズン途中からポジションを掴んだ西森は今期も開幕から右サイドのスタメンとして出場しています。しかし、左の有村やチャの攻撃が目立つ一方、右の西森の思い切ったプレーは以前より減ってしまったようにも思えます。もちろん左とのバランスを取っている為かとも思いますが、若いのですから、もっと自分で仕掛けるプレーを見せて欲しいものです。サガン戦ではとうとうスタメンを外されてしまいましたが、チャの負傷により後半から出場。中盤でいい動きをしていたので、サガン戦でのプレーを今後も見せてほしいですね。
評価5.0

喜名 哲裕(出場時間160分)
開幕から3試合はいずれも途中出場、4試合目のサガン戦で初スタメンでした。喜名のいいところは途中出場でもトップギアでプレーでき、ボールをキープできるところです。監督からすればこういう選手がベンチにいることは心強いことでしょう。サガン戦ではスタメンでしたが、1点を追う後半はまさに攻守の要としてプレー。中盤のいたるところに顔をだし、攻撃の起点となるとともに、相手の攻撃を未然に防いでいました。あまりのハッスルぶりに終了間際に足をつって交代しちゃいましたがw。福王がデフェンスラインに入ることも多いので、これからもスタメンで使われることも多くなるでしょう。
評価6.0

関 光博(出場時間113分)
チーム発足以来の生え抜きがJ2開幕戦でJデビューした際は感動すら覚えたものです。開幕戦は途中出場でまずまずの動きを見せてくれたのですが、その後2試合は出番がありませんでした。しかしサガン戦では不調の西森に代わって初スタメン。期待とは裏腹に運動量も少なく、攻撃に絡むこともあまりできなかったため、交代させられるかと思いましたが、チャの負傷によりフル出場っでした。苦い経験となったかもしれませんが、まだまだ伸びしろはありますし、これを糧にさらなる飛躍を見せて欲しいものです。
評価5.0

FW
中山 悟志(出場時間360分)
ここまでフルタイム出場でありながら、なかなか結果を残せず、苦しい時間を過ごしています。チャンスには絡むし、ボールがあるところに必ず顔を出しているので、オフザボールの動きはピカイチなんですが、いかんせんシュートが枠をとらえることが出来ないでいます。1点取ると波に乗りそうなんですが、その1点が遠く、本人も落ち込んでいる様子です。しかしそれでも使い続けるのは期待が大きいからこそ。そろそろその監督の期待に答えてほしいものです。
評価4.5

高橋 泰(出場時間360分)
ここまでチームの全得点(4点)をたたき出している、絶対エースです。しかもどのゴールも難易度が高く、まさにロアッソは高橋に支えられているといっても過言ではありません。ベルマーレ戦で鼻骨を骨折するというアクシデントに見舞われながらも翌週のサガン戦でゴールを決めるこの男、凄いの一言です。
ただ、サンフレッチェでのJ2時代、第1クールで8ゴールを決めながら、年間ゴールも8ゴールという序盤に固め取りという過去もありますし、年間通して今の調子を維持できるとも限らないので、控え選手にももっと奮起してもらいたいですね。
評価8.0

山内 祐一(出場時間42分)
出場時間は少ないですが4試合中3試合で途中起用されています。相手にリードされた場面で、今期ロアッソは3-4-3にシステムチェンジをすることが多いのですが、その際にFWの一角に起用されます。スピードがあり、縦への突破力があるので、ロアッソにとって重要な攻撃のオプションとなっています。しかしFWながらゴールに向かうプレーが少ないので、もっと果敢に攻め、怖い存在に成長してほしいですね。
評価5.5

※山本 翔平は出場時間が30分に満たない為、今回は割愛。


以上が3月に出場した選手の評価です。
ロアッソはここまで1勝2敗1分で勝ち点4。J2デビューしたばかりとしては悲観するような結果ではないと思います。ただ、毎試合失点していることと、高橋以外の選手にゴールがないことが気になります。
また、デフェンスの選手層が薄いことから(特にサイド)長いシーズンを戦う上では補強も念頭に置いた方がいいかもしれません。
今後期待したい選手として一番最後に契約を勝ち取ったFW木島でしょうか。高橋以外結果が出ていない以上、前線の選手の入れ替えも必要になってくるかと思いますが、1人で勝負できる木島の起用も面白いかもしれません。

さて、4月もロアッソの勝ち点ゲットを期待して応援しますかね。

posted by loveroasso |15:30 | ロアッソ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年03月31日

初の九州ダービーはドロー サガン鳥栖 vs ロアッソ熊本

 前節、ホームでのベルマーレ戦をいいところなく落としてしまい、J2中位以上のチームとの力の差を見せつけられてしまったロアッソ。今節も昨年8位であり、今期もここまで2勝1分で無敗を誇るサガンとのアウェー対決。また、新九州ダービーの緒戦であり、ロアッソ、サガンともに実力の差は抜きとして、何としても負けたくない戦いです。

サガンは昨年チーム得点王だった藤田が怪我で出遅れているせいで、ここまで僅か2得点と攻撃力には難があるものの、3試合で無失点と鉄壁の守りを誇る、堅守のチームです。

ようするに先制をされてしまうと挽回するのが、とても厳しい相手であるものの、逆に先制できればかなり有利に試合を進めれる相手でした。
まずは守備を固め、失点しないことを第一と考えたであろうロアッソは、開幕以来、初めて先発メンバーをいじってきました。オーバーラップが魅力であった左サイドバックの有村、右サイドバックの市村を先発から外し、センターバックを4枚並べるという思いきった布陣を敷いてきたのです。
また、これまで出場は途中出場のみであった喜名、河端、関もそれぞれ初先発し、前節、相手選手と交錯し、鼻骨骨折を負った高橋もフェイスマスクを装着し先発に名を連ねてくれました。
関の起用は前節、西森にあまり積極性が感じられなかったことと、チーム随一のプレスキッカーということで、拮抗した場面での一発を期待してのものかと思われます。

  高橋  中山
    小森田
 関     チャ
    喜名
福王      矢野
  上村  河端
    吉田

前節同様、激しい雨が降りしきる中、前半が開始されました。前半、風上に立ったサガンは素早いパス回しから一気にロアッソゴールに襲いかかります。なんとか4センターバックが体を張って守るものの、セカンドボールをことごとく拾われてしまい、ロアッソはボールをセンターラインから前にすら運ぶことすら出来ません。たまにロアッソボールになってもサイドバックが上がってこない為、サイドにボールが展開できず、その間に再びボールを奪われてピンチを招く、そんな流れでした。
サガンは面白いようにボールをポンポンと回し、観ている方からすれば、ここまで差があるものかと、愕然となってしまうほどの内容でした。いつやられてもおかしくない、そんな雰囲気の中、24分、サガン陣内から大きく蹴られたボールを上村が見送ってしまい、ボールは相手FW金の足元へ。なんとか戻っていた河端が追いついて体をよせるものの、うまく体を入れ替えられ、前に出てきたGK吉田をあざ笑うかのように放たれたループシュートはゴールネットに突き刺さってしまいました。

敵ながら「上手い」そんな言葉が思わず漏れてしまうようなゴールでした。チーム随一のフィジカルの持ち主である河端が意図も簡単にかわされるとは・・・
デフェンスラインにセンターバックを4人も置き、先制だけはさせないように挑みながらも失点してしまったショックからか、前半はその後もサガンの怒涛の攻めを喰らいます。34分、1点目と同じような形で右サイドを崩され、GKまでも交わされシュート打たれてしまいますが、これはなんとかギリギリで河端がクリアし、失点を防ぎました。3試合で2得点というサガンの拙攻に助けられた形でなんとか前半は0-1で折り返しました。

後半、前半に傷んだチャを外し、西森を投入。それ以外はシステム的な変化はなく、後半を迎えたロアッソ。しかし、イレブンの動きは見違えており、前半とはいい意味で全く違うチームへと変貌していました。風上に立ったこともありますが、全員、玉離れが早くなり、徹底してサイド攻撃を仕掛けます。また、前半は自重していたサイドバックも隙を見て上がるようになり、攻撃に厚みが出るようになりました。サガンは防戦一方。まったく前半と後半とで攻守が変わってしまったのです。
ロアッソはこれまでの試合、前半に失点することはありませんでした。失点するどころかむしろ、優位に展開できる試合も多く、後半も前半の流れで挑むことが多かったのです。しかし、対戦相手からすれば前半に上手くいかなかった部分を後半にばっちりと修正してくるため、後半になると相手チームが勢いを取り戻し、ロアッソは後手にまわり、失点を繰り返しては勝ち点を逃していました。が、今回、初めて前半に失点したことにより、今度は逆にロアッソ側がハーフタイムに修正し、対するサガンは「ロアッソ恐れるに足らず」ということで、前半と変わらない戦い方で挑んできてくれたのがこの攻守の逆転につながったのだと思います。
しかしながら自分たちの時間の内になんとかゴールを決めておかないと、後が怖いのも事実。なんとか同点ゴールを決めようと前半、ほとんどシュートすら打てなかったロアッソが面白いように小さなパスをつなぎ、シュートまで持っていきます。後半8分、中盤でパスをつなぎワンツーで抜け出した小森田が強烈なミドルシュート。しかしこれは相手GKはワンハンドで弾き飛ばすスーパーセーブ。直後にも喜名のミドルシュートをGKが弾き、こぼれたところに詰めていた中山が押し込むものの、これは枠をとらえることが出来ず、ノーゴール。中山はいつもいいポジショニングをしているものの、ゴールが遠いです・・・。1点決まれば吹っ切れると思うのですが。
ロアッソは攻めるものの、なかなかゴールが奪えず、少しずつ嫌な雰囲気に変わろうとしていた後半15分、後半、抜群の運動量でロアッソの攻撃を影でリードしていて喜名から左サイドを駆け上がっていた福王にボールが渡り、センタリング。ゴール中央に待ち構えていた中山や相手デフェンダーの頭上を越え、ワンバウンドしたボールはファーに走りこんでいた高橋のもとへ。高橋は飛び出したGKの位置を確認すると、ヘッドでボールを浮かせ、ふわりとシュート。ボールは逆サイドに弧を描き、ついに同点ゴール!!
これで怪我から復帰して初先発をした開幕前のコンサドーレとのPSMから数えて5戦中4試合でゴールを決める(トータル5ゴール)というハイアベレージを誇っています。まさしく高橋様々です。
その後は勝ち越しゴール狙いに来たサガンも盛り返すものの、ロアッソも同点ゴールから勢いを失わせること無く五分の展開。終盤、足をつり出した喜名に代わって山本を投入し、中盤の運動量を落とさなかったのもよかったと思います。試合終了間際、この日、左サイドバックに入っていた福王が負傷退場し、市村に代わったのですが、怪我の具合が心配です。
結局、試合はこのまま1-1のドロー。後半だけを考えると勝ち越すチャンスはあったのですが、前半からのトータルで考えると、よくドローに持ち込んだと思います。ましてや相手はここまで無失点の相手でしたし。

この日、サガンのホームであるベストアメニティスタジアムへは約6200人ものお客さんが入り、熊本からも数百人ものサポーターやファンが駆けつけました。しかし、元祖九州ダービーであるサガンとアビスパの試合は両チームにとってドル箱の試合であり、毎回1万人前後の観客でスタジアムが埋まります。(場合によっては2万人入ることも)それを考えるとまだまだ九州ダービーの盛り上がりという意味では物足りない印象を強く感じました。簡単に言えば熊本の人間は基本的に鳥栖に対して何の因縁もないということなんですよね。

サガンとアビスパは前身のチームであるフューチャーズとブルックスが同じ静岡のチームであり、福岡市と鳥栖市というのは同じ生活圏ということも重なり、いい意味でダービーをするに相応しいチーム同士だと思います。しかし、熊本と鳥栖というのは地理的には比較的近いですが、どう盛り上がっていいか、わからない相手です。以前、アビスパとトリニータとの試合で両チームのダービーという認識に大きな隔たりがあったように、サガンからしてみてもサポーターがロアッソのことをダービー相手として見てくれるにはかなり時間がかかるかもしれません。
それよりもロアッソはアビスパとのダービー関係を強めた方が面白いと思います。熊本県民は何かと福岡に対して劣等感があります。この劣等感をパワーに変えて、経済も人口規模も負けてはいるけど、サッカーだけは負けないという気持ちをサポーター全員が持てれば凄く盛り上がると思います。
その前にみんな九州ダービーに足を運ぶことが大事ですが。

さて、時節はホームでのモンテディオ戦。2月のPSMで0-4で負けた相手です。なんとかその時のリベンジをホームで!

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2008年03月25日

ロアッソ、ホームに散る・・ 対湘南ベルマーレ戦レポート

2週続けてのホームゲームとなったロアッソ(20日の第3節はロアッソはゲームがなかった)。
前節、ザスパに僅か2分で2点を奪い、逆転するという、ドラマチックな展開に熱狂した日からあっという間に一週間が経ちました。

開幕から愛媛、ザスパと昨年まで下位に沈むチームが対戦相手でした。ある意味、このレベルのチームであれば勝ち負けはともかく、善戦はできると思っていましたが、今回の相手は昨シーズン終盤まで昇格争いに絡んでいた強豪のベルマーレ。

このレベルのチームにどれだけやれるか、まさに今後を占う上で大事な一戦でした。

ただ、この日のロアッソには勝利へ向けての好条件が揃っていました。
ロアッソは第3節が休みであった為、2週連続のホームゲームであり、しかも中7日もあり、コンディション的には万全。一方、ベルマーレは中2日の上にアウェー移動。
また、ジャーンやリンコンといった長身の外国人選手が欠場していました。

力の差はあれど、ホームで前節の勢いで挑めば勝ち点を奪うことも決して無理な話ではない、そう思える条件でした。

ロアッソのスタメンやシステムは前節までと同じなのでメンバー表は割愛。
特に変わったことといえば、控えGKにルーキーの稲田が入ったことでしょうか。

まず、前半。
ボールをキープし、攻めに出るのはロアッソの方でした。また、守備に関しても、ベルマーレのキーマンであるアジエルをボランチ、センターバックできっちりとケアし、仕事をさせませんでした。リンコンがいない分、マークをアジエルだけに絞れたのもよかったのかもしれません。
しかし、クロスを上げたり、エリア近くまでボールを運んだりするのですが、決定的なシュートまではもっていけません。ある意味、ベルマーレにボールを持たせてもらっているような状況だったのではと思いました。
今思うと、ベルマーレはある程度攻めさせながらもきっちりとカウンターを狙っていましたし、最終的にはシュートを打たせない、省エネなプレーだったと思います。
中2日の疲労を考えると、効果的な戦い方をしていたのかもしれませんね。
ただ、そういう状況を観ていると、ベルマーレ相手にボールを支配していましたし、「今日もやれるのでは?」という期待を抱かせる前半でした。

後半、愛媛もザスパもそうでしたが、前半の反省からベルマーレもきっちりと修正してきました。J2のクラブで岐阜以外はロアッソとのガチンコでの対戦は当たり前ですが、全チーム初めて。前半はロアッソの出方をみつつ、守備に回り、後半に修正して挑んでくる、そんな展開は今後も続くことでしょう。
だからこそ、ある程度、攻めることができる前半にゴールを決めておきたいのですが・・。
とにかくロアッソのエースである高橋に仕事をさせないようにプレスを強めてきたベルマーレ。これにより高橋はゲームから消えてしまいました。前線でボールをもらえない為、中盤まで下がるのですが、代わりに前線でキープできる選手もおらず、攻め手を完全に失ってしまいます。
そんな中、後半早々、CKからGK吉田のクリアミスを拾われ先制点を奪われてしまいました。後半の入り方、失点のパターン、まったく前節と同じでした。
前節はここからなんとか奮い立つことができたロアッソでしたが、ベルマーレはそれを許しません。16分、マークしていたアジエルがおとりとなり石原に決められ0-2。
アジエルも前半の反省から玉離れを早くするなど、個人的に修正してきていました。流石です。
中盤が間延びし、前半と打って変わってボールを支配できなくなってきていたロアッソはボランチの山本と喜名を同時に投入し、中盤を厚くします。これにより、再びボールを持つことができるようになったのですが、2点差となったベルマーレも危険を犯すことはせず、引いてしまいます。
これにより、ロアッソも中盤ではキープできても前線までボールを運べなくなり、またしても攻め手を失ってしまいました。
後半35分にFW山内を投入し3トップにするものの事態は好転するとなくタイムアップ。スコア以上の完敗でした。
シュート数もベルマーレの3分の1以下。得点を奪わなければ勝てないし、その前にシュートを打たないとゴールはありえません。
※湘南17(前半10、後半7) 
 熊本 5(前半5、後半0) 

ロアッソは前半、どの試合でもある程度善戦してしまうため、後半もそのままで挑もうとします。しかし、対戦相手は前半をきちんと分析し後半には修正してきます。
その差が出てきてると思いました。ハーフタイムであれば監督が細かい指示を出し、修正することも簡単ですが、試合中はあまりできないと思います。
後半、失点してからなんとか立て直そうとしても、そこは選手交代やシステムチェンジはできても監督も細かい指示を11人全員に出すことは出来ませんし。
それでもアジエルのようにレベルの高い選手であれば個人で考え、戦い方を変えることもできるでしょうが、ロアッソの選手はまだその域まで達していません。
決して選手のレベルが低いというのではなく、経験値の差ではないかと思います。

しかし結果を悲観はしてません。第2節でのいきなりの勝利自体がイレギュラーな感じでしたしw
今年は負け続ける中で光明を見出してくシーズンだと思います。若手に経験を積ませ、戦術を熟成させ、J2の戦いに馴れていく、これだけでも有意義なシーズンですし。まぁでもたまには勝ってほしいですがww

さて、この試合、観客動員は前節から半減し3042人でした。朝から冷たい雨が降っていたというのもありますが、前節、あれだけのドラマチックな試合を行ったのに約半数の方はリピーターとなりえなかったのは残念でした。
32000人収容のスタジアムに3000人という観衆はあまりに寂しく、スカスカ感が出まくりでした。
次回のホームゲームではもう少し来てもらいたいです。

さぁ次節はいよいよサガンとの初九州ダービーです。その前にロアッソがダービー相手として認めてもらえるようなプレーを見せる必要がありますけどね。
強い相手ですが、なんとかいいプレイを見せて欲しいものです。

posted by loveroasso |09:36 | ロアッソ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月17日

ロアッソ初勝利!対ザスパ戦レポート

熊本にJリーグがやってきました。
ブレイズが田を耕し、アルエットが種を蒔き、そしてロアッソが実りました。
熊本からJを目指す初めての動きが起こって10年以上。
何度も消えかけた灯し火を守り続けた先人達のお陰でこの日を迎えることができました。
心から感謝し、地元のチームを応援できる幸せを実感しています。

さて、いよいよ迎えたホーム開幕戦。
前節、アウェーでの愛媛戦を善戦しながら、ミスで失点を重ね自滅してしまったロアッソ。
しかし、戦い方自体は悪くなく、勝ちに行く姿勢などもよかったと思います。
愛媛戦の、特にに前半に見せたようなプレーができれば十分勝機はあると思っていました。
記念すべきホーム初戦、ザスパ戦のスタメンは前節と同じ顔ぶれとなりました。
フォーメーションも同じ4-4-2でしたが、前節までトップ下であった小森田が若干下がり気味となり、センターハーフのようなポジションでした。

     高橋  中山

    チャ    西森
       小森田
              福王
   有村                市村
          上村    矢野
              吉田

対するザスパはカレカや九州リーグでもお馴染みだったチカの両ブラジル人が退団したものの、元韓国代表の崔やJ2アシスト王の経験もある島田や熊林といった有力選手を補強し、決して侮れない相手。しかも前節を落としていることから、絶対負けられないという意気込みも強いチームでした。

前半は一進一退の展開ながら、徐々にロアッソがペースを掴んでいきます。20分、ビッグチャンスを迎えます。コーナーから流れたボールをチャが拾って中へ。抜け出した中山がヒールでゴールへ流しこむもののGKに弾かれます。それをさらに中山が蹴りこむも、またも弾かれ、そのこぼれ玉を至近距離から小森田がシュートしますが、惜しくもバー直撃。相手キーパーが当たっていたこともありますが、ここは決めにといけない場面だったと思います・・・。
しかし、その後も決定的なチャンスを作るのはロアッソの方。24分、今度は上村のFKから高橋がすらして小森田がシュート!見事にゴールネットに突き刺さりますが、これは惜しくもオフサイド。スタジアムDJの虚しい「ゴール!」のコールがスタジアムに響き渡りました。ちゃんと副審の旗を見てからコールはしましょう・・・。
さらにチャンスは続き、34分、後方からの浮き玉に抜け出した中山がフリーでボレーを狙うも空振り・・・。うーむ、中山はいい場所にいるし、チャンスには絡むのですが、どうもまだ何か歯車が合っていない様子です。
前半は一方的にビッグチャンスを作りながら得点を奪うことができず終了。まさに前節の愛媛戦のような展開であり、後半が心配になりました。

後半、選手交代はなくスタート。
やはり心配は的中。ザスパはハーフタイム中に見事に修正してきました。今度は逆に押し込まれることが多くなるロアッソ。それでもそこはホームの意地。なんとか序盤を凌ぐと、ロアッソの少しずつ盛り返し、チャンスを作るようになっていきました。が、後半18分、相手CKの際、選手交代も行われたのですが、それにより一瞬、集中を切れてしまったのか、CKからのこぼれ玉を流し込まれ、ホームで痛恨の先制点を奪われてしまいました。
ここからロアッソのベンチの動きは早かったと思います。
市村、西森に代え喜名と山内の二人を同時に投入。システムを3-4-3とし、点を取りにいきました。
ちなみに選手交代後のシステムは

     高橋   中山   山内

     有村  小森田  チャ
            喜名
     上村          矢野
            福王
            吉田

チャが左から右へ回り、有村が一列前へ。喜名がボランチに入って、福王が最終ラインへ。そして前線は3トップとなりました。
前への意識がイレブン全員高まり、受身となったザスパを攻め立てました。すると後半33分、矢野からボールを受けた福王が前線へループスルーパス。それを抜け出た高橋が胸トラップからハーフボレーを放ち、同点ゴール!あの場面、胸トラップも素晴らしかったですが、浮かせず、抑え気味に蹴れる冷静さが素晴らしいと思いました。一気に沸き立つスタンド。その声に押されたのか、同点ゴールから僅か1分後、チャが右サイドを突破し、センタリング。ファーに走りこんだ高橋が首の力だけで逆サイドへヘッドで流し込み逆転ゴール!これはかなり難易度が高いゴールだったと思いますが(J2の今節ベストゴールにも認定)それを難なくやり遂げた高橋に脱帽です。
その後、相手FWにGKと1対1とされるピンチを迎えますが、これをルーキー吉田がスーパーセーブ。また試合終了直前のCKのピンチの際に福王が痛んでしまい、アップもしていない河端と交代のなるアクシデントにも見舞われますが、最後は守備の意識を高くもったロアッソがザスパの最後の攻撃を跳ね飛ばし、試合終了。
新規参入のロアッソが僅か2試合目で初勝利を奪うことができました。

スタジアムは狂喜乱舞。こんな日が来るなんて・・・。
この日の観客数は6000人に満たない数字でした。ホーム開幕としては少し寂しい結果です。しかし、これだけのスペクタルな試合を今後も見せていけばリーピーターというものは増えていくでしょう。
この勢いで来週のホームゲーム、対ベルマーレ戦も勝ち点を狙っていってほしいものです。

posted by loveroasso |11:49 | ロアッソ | コメント(3) | トラックバック(0)
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