2008年02月08日

熊本からJリーグを!その5 続ロッソ熊本編

昨日の続きです。

なんとか選手も集まった、2005年1月末、チームはいよいよ始動します。
始動初日、大雪でグラウンドが使えないという前途多難なスタートではありましたがw

ロッソが挑む最初のステージは九州リーグ。地域リーグレベルでは異例の全員プロ契約、運営資金1億円ということで、世間の雰囲気は勝ってあたり前。

某、スポーツ新聞には地域リーグ版マンチェスター・Uと書かれるほどでしたw

プレッシャーかかる中、ロッソは最終戦までもつれたものの、なんとか優勝。

思えば、九州リーグの1年目、ホーム開幕戦でのロスタイム勝ち越し、2位以内を決定付ける試合でのロスタイム2得点の大逆転、最終戦、2位との直接対決を制しての優勝決定と、シナリオがあったかのごとく盛り上がりを作っての優勝でした。

九州リーグ突破というのは大前提中の大前提。ロッソ初年度の最大の難関は地域リーグ決勝大会でした。

一応、リーグ戦ながら一発勝負に近いこの大会。一次リーグでの一敗は即敗退に繋がります。
監督曰く、この大会が過去において一番プレッシャーがかかった試合だと言っていました。

ちなみにここで敗退していた場合、チームは解散していた可能性が非常に高かったのです。初年度こそスポンサーも付いてくれましたが、それは将来のJ入りを見据えた先行投資。広告効果が期待できない九州リーグに2年連続でお金を払う企業はほとんどない状態だったのです。

しかしこの年の地域リーグ決勝大会のレギュレーションはまさにロッソをJFLに上げるためのものだった思います。
そういう意味では県サッカー協会の根回しに感謝しなければいけないでしょう。

一番、過酷な一次リーグは地元開催となり、ホームで2試合を戦うことができました。

そして無事に2勝し、決勝リーグに進むわけですが、本来はこの大会で勝ち上がり、JFLに昇格するには2位以内に入り、その後、JFLの下位チームとのハンデを伴った入れ替え戦に勝つ必要があるのです。

しかしこの年に限り、翌年からのチーム数増加や愛媛FCのJリーグ昇格という好条件が重なり、決勝リーグに残った4チーム中3位までが自動昇格できることになったのです。

ロッソは初戦のFC琉球戦、ロスタイムに追いつかれPK負けするという最悪のスタートでしたが、2戦目のバンディオンセ神戸に快勝し、この時点で3位以内を決め、JFL昇格を事実上、手に入れることができました。
結果的にロッソは最終戦のジェフアマ戦にも負け、1勝2敗の3位だったことを考えると、本当にラッキーだったと言えます。

愛媛FCがJFL最終戦に勝利しJ2昇格を果たしたお陰でロッソもJFLに上がれたのですが、愛媛が負けてたらロッソも消滅していたかもしれないと思うと四国に足を向けては寝れないのですw

当初の予定通り、1年で九州リーグを駆け抜けたロッソ熊本。次のステージはJFL。
各ポジションに効果的な補強を行い、ここも1年で駆け抜けるとの意気込みでスタートしました。
序盤は順調に勝ち点を重ね、昇格圏内の2位以内を確保していたのですが、夏ごろから勢いを失っていきます。

上位対決に勝つことが出来ず、ずるずると順位を下げていき、最終的に5位という結果で終えました。

チームはJ加入の申請を行っていましたが、やはり成績面で2位以内にはいれなかったことが響き、昇格を失敗してしまったのです。

2年目のJFL、さらに各ポジションに核となるような選手、ピッチから鼓舞できるベテランを加え、スタート。
リーグ中盤から佐川急便が抜け出し、リーグは早々と2位を争う状態だtったのですが、門番Hondaの調子が上がらず、また上位陣の潰しあいもあり、ロッソも終盤には2位をがっちりキープ。
この年のJFLからJ2への昇格条件がリーグで2以内から4位以内に変わったことで、極度のプレッシャーからも開放されたロッソは4試合を残し4以内を決定。

元々ハード面等にはほとんど問題がなかったロッソ。最大の関門であった成績面をクリアし、チーム結成から僅か3年でJ2入りを決めたのです。

しかしながら今となってはロッソ熊本というチームは存在しません。

そう、チーム名決定以来から危惧していた名称問題が表沙汰になったのです。

リーグ戦も架橋にに入っていた11月、どうもロッソから来期は「ロアッソ」に変わるという情報がネットに流れます。
(チーム関係者が意図的に流したという噂もありますが定かではありません)

何の説明もなく行われた、このチーム名変更にはもちろん反発がでます。
しかも8月の段階ですでに「ロアッソ」の商標登録手続きを行っていたこともわかり、さらに混乱を招く始末。

結局は「ロッソ」は商標に引っかかるのでJでは使えない。ロッソに決まった時にいたスタッフは今はもういないからその時の経緯が分からないという、ようわからん説明でした。

正直、格好悪いのですが、アルエットからロッソに変わった時の衝撃に比べれば何のことでもないのかなと思ったりもしてますw




ブレイズが熊本がJを目指し13年。その思いはアルエットからロッソ、そしてロアッソとゆっくりとながらも確実にバトンは渡され、ついに今年、熊本にJリーグがやってきます。
二度もJを目指し頓挫した地で三度、このようなJへの機運高まったこと自体が奇跡でした。
この13年の間に華やかな表舞台ではなく、裏方として支えた人達、夢半ばで諦めざるを得なかった選手達がどれだけいたことか。

そんな大勢の人達に心より感謝し、今年からJリーグでホームチームを応援できる幸せを噛み締めたいと思います。



次回は番外編。ランザ熊本、ヴァンクール熊本。

posted by loveroasso |09:18 | 熊本のサッカー | コメント(5) | トラックバック(0)
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熊本からJリーグを!その5 続ロッソ熊本編

プロスポーツチームの商標って結構複数の業種に跨って使用されるんですけどね。

グッズ販売をする時点でサッカークラブ経営とは異なる業種になると思うのだが。

立ち上げ当時の経営陣はその辺りに思いを巡らせられなかったのでしょうね。

posted by syu | 2008-02-08 12:25

熊本からJリーグを!その5 続ロッソ熊本編

ブルックス以降、チーム名をつけるのにもう少し調査してからつけたほうが良いと思ってましたが結構多いですよね、後から変更しないといけないチーム。
さすがにその辺は結局何もやってないから後で変更しないといけなくなるって気づくんですが。

バリエンテ高崎の人はその辺をクリアしてそうな気がします。
インタビューを読む限りは。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200801/at00016053.html

posted by 福岡 | 2008-02-08 12:43

熊本からJリーグを!その5 続ロッソ熊本編

↑失礼しました。
高崎→郡山でした。。

posted by 福岡 | 2008-02-08 12:46

熊本からJリーグを!その5 続ロッソ熊本編

ロッソのJFL2年目(というか去年)
JFLで突っ走ったのは佐川東京ではなく
佐川東京と佐川大阪が合併、滋賀に移転した
佐川急便SC(今年から佐川急便滋賀FC)です。

細かいことにつっこんでごめんなさい。。。

posted by 通りすがり | 2008-02-08 13:39

熊本からJリーグを!その5 続ロッソ熊本編

>syuさん
他のプロスポーツであれば問題ないのかもしれませんが、Jリーグはたとえどんな業種であれ、先に商標登録してある名前であるとNGのようです。正式名称と呼称を別にするという手もあるようですが。
もっと、よく調べてから名付けはしてほしかったですね。

>福岡さん
そうですね。過去に同様のケースで名称変更したチームがこれだけあるのに、同じ過ちを犯すなんて、無知にも程がるというものです。
郡山のようにもっとフロントにはサッカーを学んでもらいたいですね。

>通りすがりさん
あっ!間違ってました。すぐに書き直します。
ご指摘、ありがとうございました。

posted by roassolove | 2008-02-08 13:47

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