2008年04月30日

44日振りの歓喜! ロアッソ対ヴァンフォーレ

Jリーグでは恒例行事である、GWのタイトスケジュール。
もちろんロアッソも例外ではなく、このGW中に4試合をこなすわけですが、その4試合が全てJ1経験チームという日程のイタズラ。
前節まで最下位をひた走るロアッソにとっては全敗すらありえる、そんなGWです。

27日、首位のサンフレッチェをホームに迎えたロアッソ。善戦するものの、スコア以上の実力の差を見せ付けられ、結果は1-2。
しかし、チームの完成度、戦術等、明らかに進歩が見えており、悲観することもないのかなと感じる試合でした。
そして僅か中2日で再びホームゲーム。迎えた相手は昨年までJ1に所属し、今期、唯一、サンフレッチェに土をつけている、強豪ヴァンフォーレ。
ロアッソの戦いがどこまで通用するのか、勝敗云々以上に楽しみな試合です。

ロアッソにとって中2日のタイトなスケジュールをホームで連戦できたということはかなりアドバンテージだったと思います。ヴァンフォーレは移動日を考えるとロアッソ対策は1日しかできないわけですし。

結果から言うとそんなアドバンテージの後押しもあり、一ヵ月半ぶりの勝利を手にしたわけですが、その栄光のイレブンはというと・・

    高橋   中山
  チャ      小森田
    山口   山本
 矢野        市村
    上村   河端
       小林

セレッソ、サンフレッチェ戦の好ゲームを展開したメンバーがそのまま選ばれています。素人的には絶対に予想できない先発メンバーですが、これがまた凄く機能していることを考えると、監督はスゲーやと思います。

さて、気温28度、ピッチ温度30度以上と、もうすでに真夏だろ!という気温の中、いよいよキックオフ。
相変わらず前半の動きがすこぶるよいロアッソ。しかし、この日は対するヴァンフォーレのプレスの動きも素晴らしく、ロアッソの選手がボールを持つと複数の選手が素早くチェックに行き、ロアッソはボールを持てるものの、効果的に前に運ぶことはできません。この前からの積極的な守備というものはロアッソも目指すものであり、ロアッソの理想形がヴァンフォーレにあるのかなと感じました。
ですがロアッソも負けてはいません。豊富な運動量で果敢に仕掛けていきます。前節、怪我で交代してしまったチャも元気に先発に名を連ね、左サイドを駆け上がります。彼の前で勝負する姿勢は他の選手も見習ってほしいものです。
ボールは支配するものの、フェニッシュまであまり持ち込むことができなかったロアッソ。若干、消耗戦を避けたヴァンフォーレに持たせてもらっているという観もあったのですが、前半26分、チャンスが訪れます。ゴールから20m弱という好位置で得たFKのチャンス。蹴るのは最近、FKを枠に蹴りこむこともあまりできていなかった小森田。しかし小森田はこのチャンスに答え、鋭く右にカーブしたボールはGKの手から逃げるようにゴールイン!。ロアッソ、開幕から9戦目にして待望の先制点を奪うことに成功しました。「監督から『壁の少し上を狙え』とアドバイスを受けた。その通りの軌道でゴールできてうれしい」と後にコメントで明かした小森田。ナイスアドバイス!監督!
最下位のチームにまさかの先制点を奪われてしまったヴァンフォーレ。なんとか前半の内に追いつこうとやや前がかりとなり攻めてきます。ですが、その姿勢がかえってチームのバランスを崩すこととなり、うまく攻撃の形をつくることができません。
というより、この日、CFに入っていたジョジマールの出来がとても悪く、彼にボールが納まらず、すぐにボールを奪われる始末。ロアッソのデフェンス陣も奮闘し、彼に前を向かせることもほとんどありませんでした。
前半終了間際、相手選手に抜け出され、1対1のピンチを迎えますが、素早いタイミングで飛び出した小林がナイスセーブ。なんとか前半を1-0で折り返しました。

後半、なんとか早い時間帯に追いつきたいヴァンフォーレ。前半のようなバランスの悪い攻撃を修正し、パスをつないで前線に上がってきます。すると、僅か後半3分、微妙な判定でPKを与えてしまいます。これを冷静に決められ、あっという間に同点に。同点ゴール後は余裕ももって試合を運ぶヴァンフォーレ。しかしそれもつかの間。失点から4分後、ゴールからやや遠めも右サイドで得たFKのチャンス。蹴るのはボランチ山本。ファーサイドに蹴りこまれたボールに走りこんだのは矢野でした。やや後方の下がりながらヘッドでボールにあわせると、ボールはゴールの逆サイドに吸い込まれゴールイン!キーパーは反応できない、完璧なゴールでした。後半になってチャンスすら作れなかったロアッソがFKのワンチャンスを決めて勝ち越しに成功。
これで浮き足立ったのはヴァンフォーレ。とにかく攻めるしかなくなります。ですが、今までの試合では後半になっても同点か負け越していて、守りを固めつつ、ゴールを目指さなければいけなかったロアッソは単純に守りに集中すればよいということになり、チームの守りへの意識が徹底され、相手に攻め込まれながらも決定機は作らせず、水際で防ぎます。後半25分には小森田に変えてJ2初出場となる宮崎を投入。やや下がり目にポジションを取り、トレスボランチに近い布陣とします。守りへの意識が著明になったのは後半29分。この日もいい動きで相手を翻弄していたチャが2枚目のイエローカードで退場。するとベンチが素早く動き、中山に代えて福王を投入します。
福王はセンターバックへ。ここでシステムも変更され、4バックの前に上村をフリーマン(逆スイーパー)として置き、その前に3枚のボランチ。攻撃は高橋のみという超守備的布陣です。
ヴァンフォーレもデフェンスを2枚とし、捨て身の攻撃。すると面白いもので、FKからの勝ち越しゴールのワンチャンスしか後半になって作れなかったロアッソの攻撃がここにきて機能しだします。徹底したカウンターが面白いようにはまり、幾度となく決定的なチャンスを作ります。特に山本がGKと1対1のチャンスを作りながら外したシュートが惜しかったのですが、守りに重点を置いてるはずのロアッソの方が得点の臭いがしていたのは確かでした。
その後もロアッソは長いロスタイムを凌ぎきり、なんとか勝利をもぎとることに成功。長いトンネルを抜けた瞬間でした。

ロアッソはいくら負けようとも己のスタイルを貫いてやってきたことが実った形と思います。前半からの激しいプレスや攻撃が後半に衰えることが多かったのですが、その持続力が試合を重ねるごとについてきていますし、負けながらも強豪に善戦していたことで、選手達も今、自分達がやっていることに手ごたえ感じ、自信をもってプレーしたことが今回の勝利につながったと思います。
またセレッソ戦からコンビを組んでいる山口と山本のダブルボランチがかなり効いています。昨年までレギュラーどころか、サブにも入れない試合も多かったこの二人。今期も開幕直後はベンチにも名を連ねていませんでした。しかし、ここにきてこの活躍。
山口は素早いチェックと安定したパスでロアッソの中盤を落ち着かせ、山本は90分、衰えないう運動量で後半になってからの数的不利をカバーしていました。最後の決定的チャンスを決めていたら、アシストも決めていましたし、まさしくヒーローだったんですがねw
ただ忘れてはならないのが、この日のヴァンフォーレの出来の悪さ。特に前線の選手達にキレがありませんでした。中2日で移動を強いられ、真夏のような気温にコンデションは下がっていました。特にCFのジョジマールが。ベンチにCFタイプの選手がおらず、最後まで彼がピッチにいてくれたことが幸いしたかたちです。
でも勝ちは勝ち。自信を持っていいでしょう。

次節、左サイドの生命線であったチャが出場停止となる中での強豪横浜戦。しかし、この3戦で見せたようなパフォーマンスができれば、勝ち点を持って熊本に帰ってくることも可能と思います。サンフレッチェ戦で調子を落としているように感じた高橋も復調してきているようですし、チームにフィットしだした中山と共に、再びゴールを期待したいものです。

ちにみにこの日の観衆は4464人。3日前のサンフレッチェ戦から1400人も減っちゃいましたが、平均から考えると観客動員は伸びてきています。勝てなくともいい試合をしてきた成果だと思います。
新スポンサーも決まり、九州のJクラブ4チームで胸、背中、袖、パンツ、全てのユニスポンサーが決まっているのはサガンとウチだけ。しかもウチは全て県内企業。
新知事も試合前イベントでマスコットとPK対決をするなど、少しずつ、県内が盛り上がってきてるかなと実感する、そんな試合でした。

  • 共通ジャンル:

posted by loveroasso |09:30 | ロアッソ | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/loveroasso/tb_ping/34
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
44日振りの歓喜! ロアッソ対ヴァンフォーレ

コメント投稿者ID :

そう思います。。

posted by K | 2008-05-03 04:02

44日振りの歓喜! ロアッソ対ヴァンフォーレ

コメント投稿者ID :

>Kさん
やはり!よかったw

posted by loveroasso | 2008-05-05 00:26

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」