2008年04月02日

ロアッソの3月を振り返る(選手評価)

J2が開幕し早くも1ヶ月。3月は5節を消化(ロアッソは4試合)し、J2で通用する部分、または厳しい部分も少しずつ浮き彫りになってきています。
3月、ロアッソが戦った4試合の相手は昨年の下位グループであった愛媛とザスパ、そして中位のベルマーレとサガンでした。
愛媛、ザスパ戦はレベル的に比較的近い相手ということで、勝敗はともかく、ある程度やれるという手ごたえを得ることができたと思います。

しかし、ベルマーレ戦やサガンとの前半など、こちらのやりたいサッカーをまったくさせてもらえないほどの差を感じたのも事実でした。

そんな中、サガン戦などは後半に見事に修正して挑むことが出来、ドローに持ち込んだという事実は選手だけでなく、監督の采配の素晴らしさを実感できる試合でもありました。

それでは3月に出場した選手達の評価を独断と偏見で。

GK 
吉田 智志(出場時間360分)
昨年の正GKであった小林の負傷もあり、開幕からスタメンに名を連ねたのは高卒ルーキーである吉田でした。
一定レベルのプレーは見せてくれていると思います。特に1対1の場面でスーパーセーブを見せてくれることもあり、ロアッソのピンチを幾度も救ってくれました。しかしながら、フィードミスや飛び出しのタイミングのズレも目立ち、危なっかしい一面もありました。また、コーチングの声も少なく感じました。
ですがこのポジションでこの年齢で経験を積めることはあまりないので、このチャンスをこれからも掴んでいてもらいたいです。
評価5.5

DF
市村 篤司(出場時間254分)
実力的に上のチームとの対戦ばかりの為、昨年まで見られた果敢なオーバーラップの数は減ってしまいました。まずは守備ありきの戦術の中、以前より格段とレベルアップしたデフェンス能力でおおいに貢献していると思います。しかし、線が細い為、フィジカルに勝る選手との競り合いには少し不安が残ります。サガン戦では更にデフェンス重視の戦術をとったチーム事情から先発を外されもしましたが、守れて前にも出て行ける右サイドバックは彼だけなので貴重な存在です。
評価5.5

矢野 大輔(出場時間360分)
開幕から3試合はセンターバック、4試合目は右サイドバックでの出場でした。昨年からの上村とのコンビも熟成されてきており、安心感が持てる選手に成長しているようです。しかし、セットプレー時でのマークのズレなどもあり、そのあたりは修正していく必要もあるのかなと感じます。サガン戦では守備を固める為、右サイドでの出場でしたが、しっかりと自分のサイドをケアしており、矢野のサイドを崩される場面はほとんどありませんでした。試合も敵地でのドローという結果が出たので、これからもこのポジションでの出場が増えるかもしれませんね。
評価5.5

上村 健一(出場時間360分)
さすがのベテランであり、どんな試合展開であっても落ち着き、味方を鼓舞するキャプテンシーを発揮してくれています。正確なキックで攻撃の起点となることもある一方、判断ミスから裏を取られピンチを招く場面も目立ちました。デフェンス面では高さでは相手を圧倒することが多いのですが、スピードで振るきられることが時おりありました。しかし、そこは上手く矢野や福王がカバーリングしており、連携面をもっと上げていけば、まだまだロアッソの壁としてゴール前に君臨してくれることでしょう。
評価5.5

有村 光史(出場時間259分)
開幕から3試合は左サイドバックで先発し、1点を追う展開では中盤でプレーし、攻撃をリードしてくれました。左サイドハーフのチャとの連携から果敢にオーバーラップしチャンスを多く作ったのですが、サガン戦では守備を固める戦術から、それまでのスタメン出場から一転しベンチ入りもできませんでした。有村がいない左サイドは攻撃力が一気に下がり、必要性を強く感じましたが、結果的に格上チームと引き分けに持ち込むことができた布陣だっただけに、今後も出場機会が減る可能性は低くないかもしれません。
評価5.5

河端 和哉(出場時間91分)
ホーム開幕となったザスパ戦、後半ロスタイムに負傷した福王に代わって出場したのですが、その際は僅か1分のみ。しかしチーム随一の身体能力を誇る彼は守備を固めたサガン戦で3年ぶりに先発出場を果たしました。失点の場面に絡んでしまいましたが、その後は174センチという上背のハンデをものともせずに相手FWを弾き飛ばし、またピンチの際に無人のゴールを守ったりと、まさにMOM的活躍を見せてくれました。このパフォーマンスを維持できるなら今後もスタメンに居座ることもむずかしことではないでしょう。
評価6.5

福王 忠世(出場時間350分)
開幕からワンボランチとして出場もザスパ戦ではシステム変更に伴い、後半途中からセンターバック、またサガン戦では左サイドバックを勤め、どのポジションでも及第点以上の活躍を見せてくれました。特にボランチに入った際は正確なロングフィードから攻撃の起点となることも多く、実際にこれまでアシストを2つ記録しています。九州リーグの時から貴重なアシストを記録することもあったのですが、最近はさらにキックの正確さに磨きがかかってきたようです。ただ、これまで4試合中2試合で負傷交代しており、フィジカル面の更なる成長を期待しています。あくまでも私個人の意見ですが五輪代表にも推したい逸材です。
評価6.5

MF
小森田 友明(出場時間349分)
ロアッソが新しく採用したダイアモンド型の中盤のトップ下としてプレー。劣勢時はボランチまで下がり、攻撃時はFWを追い越してゴール前まで迫るプレーを見せてくれています。また、結果にはつながっていませんが、決定的なシュートを放つなど、ロアッソの攻守を支える存在です。ただ、時として試合から消える時間もあります。これは攻め急ぐ際に中盤を飛ばしてしまうことがある為だと思うのである程度は仕方ありませんが。シュートも大事ですが、もっと決定的なパスで攻撃をリードしてほしいと思いますね。
評価5.5

チャ・ジホ(出場時間247分)
開幕直前になりサイドバックから左サイドハーフへとコンバートされました。ロアッソにはなかなか1人で仕掛けていくタイプの選手がいない中、チャは果敢に前へと仕掛ける勇気があり、また試合終了まで衰えぬスタミナでロアッソの中盤を支えてくれています。ザスパ戦で勝ち越しゴールをアシストしたのも左から右サイドにポジションチェンジしていたチャでした。人柄もよくサポーターからの人気もあり、プレー面も含め、彼は今期補強の最大の当たりだと思います。
評価6.0

西森 正明(出場時間270分)
昨シーズン途中からポジションを掴んだ西森は今期も開幕から右サイドのスタメンとして出場しています。しかし、左の有村やチャの攻撃が目立つ一方、右の西森の思い切ったプレーは以前より減ってしまったようにも思えます。もちろん左とのバランスを取っている為かとも思いますが、若いのですから、もっと自分で仕掛けるプレーを見せて欲しいものです。サガン戦ではとうとうスタメンを外されてしまいましたが、チャの負傷により後半から出場。中盤でいい動きをしていたので、サガン戦でのプレーを今後も見せてほしいですね。
評価5.0

喜名 哲裕(出場時間160分)
開幕から3試合はいずれも途中出場、4試合目のサガン戦で初スタメンでした。喜名のいいところは途中出場でもトップギアでプレーでき、ボールをキープできるところです。監督からすればこういう選手がベンチにいることは心強いことでしょう。サガン戦ではスタメンでしたが、1点を追う後半はまさに攻守の要としてプレー。中盤のいたるところに顔をだし、攻撃の起点となるとともに、相手の攻撃を未然に防いでいました。あまりのハッスルぶりに終了間際に足をつって交代しちゃいましたがw。福王がデフェンスラインに入ることも多いので、これからもスタメンで使われることも多くなるでしょう。
評価6.0

関 光博(出場時間113分)
チーム発足以来の生え抜きがJ2開幕戦でJデビューした際は感動すら覚えたものです。開幕戦は途中出場でまずまずの動きを見せてくれたのですが、その後2試合は出番がありませんでした。しかしサガン戦では不調の西森に代わって初スタメン。期待とは裏腹に運動量も少なく、攻撃に絡むこともあまりできなかったため、交代させられるかと思いましたが、チャの負傷によりフル出場っでした。苦い経験となったかもしれませんが、まだまだ伸びしろはありますし、これを糧にさらなる飛躍を見せて欲しいものです。
評価5.0

FW
中山 悟志(出場時間360分)
ここまでフルタイム出場でありながら、なかなか結果を残せず、苦しい時間を過ごしています。チャンスには絡むし、ボールがあるところに必ず顔を出しているので、オフザボールの動きはピカイチなんですが、いかんせんシュートが枠をとらえることが出来ないでいます。1点取ると波に乗りそうなんですが、その1点が遠く、本人も落ち込んでいる様子です。しかしそれでも使い続けるのは期待が大きいからこそ。そろそろその監督の期待に答えてほしいものです。
評価4.5

高橋 泰(出場時間360分)
ここまでチームの全得点(4点)をたたき出している、絶対エースです。しかもどのゴールも難易度が高く、まさにロアッソは高橋に支えられているといっても過言ではありません。ベルマーレ戦で鼻骨を骨折するというアクシデントに見舞われながらも翌週のサガン戦でゴールを決めるこの男、凄いの一言です。
ただ、サンフレッチェでのJ2時代、第1クールで8ゴールを決めながら、年間ゴールも8ゴールという序盤に固め取りという過去もありますし、年間通して今の調子を維持できるとも限らないので、控え選手にももっと奮起してもらいたいですね。
評価8.0

山内 祐一(出場時間42分)
出場時間は少ないですが4試合中3試合で途中起用されています。相手にリードされた場面で、今期ロアッソは3-4-3にシステムチェンジをすることが多いのですが、その際にFWの一角に起用されます。スピードがあり、縦への突破力があるので、ロアッソにとって重要な攻撃のオプションとなっています。しかしFWながらゴールに向かうプレーが少ないので、もっと果敢に攻め、怖い存在に成長してほしいですね。
評価5.5

※山本 翔平は出場時間が30分に満たない為、今回は割愛。


以上が3月に出場した選手の評価です。
ロアッソはここまで1勝2敗1分で勝ち点4。J2デビューしたばかりとしては悲観するような結果ではないと思います。ただ、毎試合失点していることと、高橋以外の選手にゴールがないことが気になります。
また、デフェンスの選手層が薄いことから(特にサイド)長いシーズンを戦う上では補強も念頭に置いた方がいいかもしれません。
今後期待したい選手として一番最後に契約を勝ち取ったFW木島でしょうか。高橋以外結果が出ていない以上、前線の選手の入れ替えも必要になってくるかと思いますが、1人で勝負できる木島の起用も面白いかもしれません。

さて、4月もロアッソの勝ち点ゲットを期待して応援しますかね。

posted by loveroasso |15:30 | ロアッソ | コメント(2) | トラックバック(0)
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ロアッソの3月を振り返る(選手評価)

福王 忠世は北京五輪にオーバーエイジで参加するってことでしょか?

posted by 阿蘇山 | 2008-04-02 22:46

ロアッソの3月を振り返る(選手評価)

>阿蘇山さん
1歳多かったですね・・・。

posted by loveroasso | 2008-04-03 01:24

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