2008年10月14日

岡田監督

岡田監督の辞任(の意志)報道から少し時がたちました。次の監督の人選や、辞任に対する賛否両論でいろいろ盛り上がっていますが、ここで一度岡田監督の成績を見てみたいと思います。

まずは今シーズンのセリーグの勝敗表です。

Team 勝 負 分 勝率
巨人 84 57 03 .596
阪神 82 59 03 .582
中日 71 68 05 .511
広島 69 70 05 .496
ヤクルト 66 74 04 .471
横浜 48 94 02 .338

最終戦に勝ち、結局82勝フィニッシュとなりました。単純に勝敗表だけを見れば、この成績でやめる監督はいないと思います。


次に2004年に星野監督から引き継いでからの年度別の成績を見てみましょう。

年度 勝 負 分 勝率
2004 66 70 02 .485
2005 87 54 05 .617 リーグ優勝
2006 84 58 04 .592
2007 74 66 04 .529
2008 82 59 03 .582

試合数が増えたり減ったりしていますので単純比較はできませんが、5年間でAクラス4回(うち優勝1回)、80勝以上3回は優秀な成績なのではないでしょうか。


今年、各チームを率いていた各監督の監督としての通算成績も調べてみました。(これも強いチームや弱いチームなど引き継いだ条件が違うので単純比較はできませんが…)

巨人 原辰徳監督
5年 714試合 386勝 317敗 11分 勝率.549
阪神 岡田彰布監督
5年 718試合 393勝 307敗 18分 勝率.5614
中日 落合博満監督
5年 718試合 394勝 308敗 16分 勝率.5613
広島 ブラウン監督
3年 434試合 191勝 231敗 12分 勝率.453
ヤクルト 高田繁監督
5年 664試合 301勝 329敗 34分 勝率.478
横浜 大矢明彦監督
4年 553試合 246勝 304敗 3分 勝率.447
西武 渡辺久信監督
1年 144試合 76勝 64敗 4分 勝率..543
オリックス 大石大二郎監督
1年 95試合 54勝 40敗 1分 勝率.575
日ハム 梨田昌孝監督
6年 823試合 417勝 402敗 12分 勝率.509
ロッテ バレンタイン監督
6年 823試合 432勝 373敗 18分 勝率.537
楽天 野村克也監督
23年 3060試合 1488勝 1497敗 75分 勝率.499
ソフトバンク 王貞治監督
19年 2508試合 1315勝 1119敗 74分 勝率.540

ということでした。WBCがらみのニュースで現役監督の中で一番勝率がいい監督がどうのこうのと話題にあがっていたので少し気にはなっていたのですが、1毛差で岡田監督が落合監督を差し切りました(最終戦の勝利が大きかったということかな…。あと大石監督は除いて話をしてしまっています。)。ポストシーズンの勝率が".000"の監督なので、明らかに短期決戦のWBCには向いてないとは思いますが。


さらに、阪神の歴代監督の勝率も調べてみました。これも強い時期と弱い時期があるので単純比較は難しいかもしれません。(250試合以上)

1位 藤村富美男 1955〜1957 監督代理含む
3年 357試合 207勝 144敗 6分 勝率.590
2位 松木謙治郎 1950〜1954
5年 636試合 355勝 272敗 9分 勝率.566
3位 岡田彰布 2004〜2008
5年 718試合 393勝 307敗 18分 勝率.561 優勝1回
4位 星野仙一 2002〜2003
2年 280試合 153勝 121敗 6分 勝率.558 優勝1回
5位 藤本定義 1961〜1968 監督代理含む
9年 988試合 524勝 440敗 24分 勝率.544 優勝2回

ってな感じでした。星野・岡田ライン以外はもう歴史の中の人物です(失礼かもしれませんが)。長い暗黒時代の間の監督は少し損をしているかもしれませんが、強かったチームを弱くしてしまった人も中にはいますので、そう考えるとやはり立派な成績だったと思います。



何日か前の中日スポーツの杉下さんのコラムで、阪神の監督時代にフロントともめて首を切られたと書かれていました。昔と今でフロントと現場の関係も変わってきていると思いますので、状況は違うかもしれませんが、関西系マスコミも含め外野のうるさい阪神の監督を長く務めるのは大変なことだったのだと思います。

今回のことに賛否両論ありますが、私は"きれいな状態での去り際"ではなかったかと思います。なんだかんだ言って6割近い勝率での2位ですし、チームを弱くしてしまったわけではありません。現役の監督と比較しても、過去の阪神の監督と比較しても遜色があるわけではありません。そう遠くない将来に再登板もある事かと思います。それまで気力・体力を整えていてもらいていと思います。

posted by lovenpb |10:50 | プロ野球(阪神) | コメント(4) | トラックバック(0)
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岡田監督、頑張った!

コメント投稿者ID :

今シーズン、歴史的な大逆転を喰らったとはいえ、僅差かつ優勝していてもおかしくない2位。それ以外のシーズンも結果を出しているので、辞任は勿体無い気がしますね。

ただ、今年のGの驚異的な追い上げ、そして人気球団ゆえのプレッシャーは、想像を絶するものがあったと思います。
岡田監督は、チームに、甲子園に必要不可欠な人。取り敢えずちょっと休息して鋭気を養ってもらい、いつの日かまた進化した姿で戻ってきてもらいたいです。

にしても、後任はどうなるのかな?突然の辞任、ということらしく、球団は候補選びに苦戦したますね。某メディアのアンケートでは次に監督をやってもらいたい人のトップは、掛布雅之氏だったそうです、スポ新では真弓氏の名も・・・混迷はしばらく続きそうですね。CS、NSでの選手への影響がちょっと心配。

posted by ぎょうじさしちがえ | 2008-10-14 14:31

Re:岡田監督

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今年の9月以降の成績を見ればわかりますが弱くしたとしか思えませんよ。
短期決戦に弱い上にシーズン通しての戦い方の見通しが甘かったとしか言えないです。

posted by う〜ん | 2008-10-14 16:37

岡田監督

コメント投稿者ID :

私も岡田監督の戦績は賞賛に値すると思います。地味な印象が否めないせいか、こんなに数字を挙げているとは思ってもいませんでした。ただし…。
全てにおいて地味過ぎです。画にならないと言うか、笑顔が似合わない監督でしたねえ。何か時代劇の悪代官が似合いそう…。
今度は喜怒哀楽を覚えて帰って来て欲しいです。でもやっぱり、『よくやった!お疲れ様でした』

posted by エンブー | 2008-10-14 17:43

岡田監督

コメント投稿者ID :

今期は6割近い勝率での2位だけど、来期以降のチームを弱くしてしまった可能性は大いにあります。
高齢化を更に後押しする、頑迷なまでのベテラン偏重起用。
ブルペンへの過重な負荷と、それに伴う勤続疲労も心配。
Gの坂本や山口みたいなのが出てくる、出てこない以前に、岩田や石川以外の若い芽を伸ばそうとしていない。
今と先を天秤にかけて、今だけに目を向けた采配は、疑問だらけです。

posted by 通りすがりのとらさん | 2008-10-14 19:58

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