2008年11月10日
死闘を繰り広げた西武-巨人の日本シリーズは4勝3敗で西武が日本一に輝いた。
両チームをデータで比べてみたい。
西武
打者成績
得点23 安打52 本塁打9 盗塁5 盗塁失敗0 犠打6 四球18 死球4 三振56 併殺打4 打率.229 長打率.379 出塁率.297 失策1
投手成績
被安打44 被本塁打6 与四球14 与死球6 奪三振52 失点20 防御率2.74
巨人
打者成績
得点20 安打44 本塁打6 盗塁2 盗塁失敗2 犠打5 四球14 死球6 三振52 併殺打5 打率.201 長打率.356 出塁率.267 失策2
投手成績
被安打52 被本塁打9 与四球18 与死球4 奪三振56 失点23 防御率3.19
まず、両チームの攻撃面だが、ほとんど全ての部門で西武が巨人を上回っている。ホームランは西武は毎試合の9本を記録したのに対し、巨人は6本にとどまった。この差はやはり、イスンヨプの極度の不振が差となって現れたように思う。また、西武バッテリーは細川を中心に一発警戒という考えが徹底していたのに対し、巨人は西武の一発を警戒しつつも、全試合でホームランを打たれるなど、最後まで西武の一発を封じ込めることが出来なかった。
盗塁においても西武は脅威の成功率100%合計で5個の盗塁を成功させたが、巨人は成功率50%合計で2個の盗塁にとどまった。細川の強肩が鈴木の足を封じ込めたといえるだろう。逆に巨人は、鶴岡・加藤両捕手が片岡の足を全く封じることが出来なかった。盗塁を殺せるかどうかは、キャッチャーの肩だけの問題ではなく、ピッチャーのクイック等も密接に関わってくるが、この辺りは巨人バッテリーの課題といえるかもしれない。
攻撃面を細かく見ていくと巨人は10打席以上バッターボックスに立った選手の中で、3割を超えた選手は、10打数4安打.400の阿部のみ。対する西武は、19打数6安打.316の佐藤、25打数8安打.320の中島、14打数8安打.571の平尾と3割オーバーの選手が3人いた。この結果からみると、特定のバッターによく打たれた巨人、特定のバッターを調子に乗せなかった西武といえる。
ホームランに関しても、シリーズ通じて複数本のホームランを放ったのは、巨人はラミレスのみ(2本)。対する西武は、中島2本、中村3本、平尾2本と、ここでも特定のバッターによく打たれた巨人、特定のバッターを調子に乗せなかった西武と言う構図が良く分かる。細川を中心とした西武捕手陣のリードの成功といえるだろう。
次に両チームの守備面だが、ここでもほとんどの部門で西武が巨人を上回っている。結果的にみると巨人は最後に出した1つのデッドボール2つのフォアボールが敗北につながった。シリーズ通算で死四球合わせて2つの差でしかないが、その2つの差が明暗を分けた。
こうやってデータで見てみると、きわどい差ではあるが西武は勝つべくして勝ち、巨人は負けるべくして負けたと言える。
日本シリーズでは、キャッチャーの力が明暗を分けるという月並みな言葉がある。今回のシリーズは、まさに細川を中心とする西武捕手陣の知恵と工夫が西武と巨人の明暗を分けたと言えるのではないだろうか?
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2008年11月09日
雌雄を決する第7戦の先発は西武・西口、巨人内海となった。巨人は不調を極めるイスンヨプを6番に下げてきた。
巨人は1回裏、制球の定まらない西口を攻め、1アウト満塁と絶好のチャンス。西口のワイルドピッチで1点を先制したが、亀井セカンドゴロ、イスンヨプ三振で1点で終わったが、2回先頭の坂本のソロホームランで追加点を奪う。
西武はここで西口に見切りを付け、3回表から石井を投入し、反撃を待つ試合展開に。
西武は5回表、2アウトランナーなしからボカチカのソロホームランで1点を取り1点差に詰め寄ると、5回裏からエース涌井を投入。巨人も6回途中から西村を投入。試合はこの辺りから重たい展開に。
西武は8回、デッドボールの片岡が盗塁、栗山が送って、中島が内野ゴロ・・・万事休すかと思ったが、片岡のギャンブルスタートで同点に追い付く。この一点は、片岡一人でとったような点。西武の伝統、お家芸ともいえる伝説の走りで1点をもぎ取った。
なおも3者連続フォアボールで越知を追い込み、平尾のセンター前で逆転した。ここで同点で終わらず、逆転まで持っていった事が大きい。
8回裏・9回裏とグラマンが完璧に抑え、西武が4年ぶりの日本一に輝いた。MVPは岸投手が受賞した
ここ何年か、4勝0敗や4勝1敗の圧倒的なシリーズが続いてきた中で、両リーグのチャンピオン同士の力が真正面からぶつかり合った素晴らしいシリーズだった。両チームとも1発が目立つチームであるが、それだけではないスピードも兼ね備えた攻め。系統の面白さ・難しさ、短期決戦ならではの投手起用、流れをつかめそうでつかめない、逆に言えばつかませない両チームのベンチワーク。何か野球というスポーツの面白さを改めて感じさせてくれたシリーズだったと思う。
このシリーズの総括はまた明日にでも書きたいと思うが、素晴らしい両チームの勝敗を分けたものは何だったのだろう?試合が終わったばかりの今、最終的に勝敗を分けたのは、「勇気」だったのではないかと思う。
西武・渡辺監督はこのシリーズ、特に昨日と今日の試合いくつかのギャンブルを仕掛けてきた。2-0とリードされ、石井-涌井とつないだが、2アウトランナーなしの場面から、思い切ってボカチカを投入、追撃の狼煙となるホームランを生んだ。更にもしライナーが野手の正面に飛べば一気にゲッツーでチャンスがついえる場面でギャンブルスタートを仕掛け1点をもぎ取った。結果が悪い方向に転べば最悪の展開になる事を恐れず、勇気を持って賭けに出てその賭けをものした。
巨人・原監督の敗因をあえて挙げれば、7回全ての力を注ぎこむような力投でピンチを凌いだ越知投手を8回も引っ張ってしまったところだろう。
今年の西武は、昨シーズンまさかのBクラス転落、更に中軸のカブレラ・和田がチームを去り、非常に厳しいといわれる中でシーズンに入った。シーズンを若さと豪打で制し、CSを勝ち上がり、日本シリーズへ臨んだ。
日本シリーズもGG佐藤、ブラゼルを欠き、更には5戦目で中島・細川という攻守の要を欠くというアクシデントに見舞われ、更にエース涌井で5戦目を落とし先に王手をかけられるという逆境に追い込まれながらも、6・7戦をチームの総力をつぎ込んで連勝、逆境を見事に跳ね返した。
西武の選手たちはまだ若く、プレーに粗さ、甘さも見受けられる。だが、それだけにまだまだ多くの可能性を秘め、伸び代がまだまだある選手たちだ。この若き獅子たちが巨人との厳しく、素晴らしい戦いを制した事で、もっともっと伸びていって欲しいと思う。
何か、新たなる黄金時代の幕開けを感じるような素晴らしい今シーズンの戦いだった。
西武ライオンズ日本一おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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2008年11月08日
巨人王手で迎えた日本シリーズ第六戦は、大方の予想通り、西武・帆足、巨人・高橋の両左腕の先発となった。
巨人は、不調のイスンヨプを5番ファーストでスタメンに戻し、第五戦で大活躍だった阿部は控えとなった。この起用から見て、ファーストであっても、守れない状態なのだろう。対する西武も、中島はスタメン起用となったが、細川はベンチ入りからもはずれ、銀仁朗がスタメンマスクとなった。両チームともスタメンに名を連ねている選手にも故障を抱える選手が幾人も存在し、満身創痍という事がうかがえるスターティングラインナップとなった。
崖っぷちの西武は1回表、2番栗山のヒット、中島・中村連続フォアボールで1アウト満塁とし、5番後藤インフィールドフライで2アウトとなるも、6番平尾の走者一掃のタイムリー2ベースヒットで立ち上がり制球に苦しむ高橋から3点を先制した。
対する巨人も1回裏1番鈴木のヒットでノーアウト1塁とするも、鈴木が盗塁失敗、2番寺内がセンターフライとチャンスを広げることが出来ず、3番小笠原が倒れ、結果的に3人で攻撃が終わってしまう。
西武は2回、9番帆足が倒れるも1番片岡が技ありのセンター前ヒットで出塁。栗山はファールフライで倒れるも3番中島がレフト前ヒットでチャンスを拡大し、4番中村のところで、2塁ランナー片岡が3盗を敢行、1-3塁と揺さぶりをかけるも中村がセカンドゴロに倒れ追加点はならなかったが、追い込まれているとは思えない積極的な攻めを見せる。あるいは追い込まれた事で開き直れたのか?
巨人も2回裏、先頭バッターラミレスがレフト前ヒットで出塁、更にこのシリーズ不調を極めるイスンヨプのライト前ヒットでノーアウト1-3塁とし、亀井の2ベースで1点を返し、なおもノーアウト2・3塁の同店のチャンス。坂本・鶴岡が倒れ、9番ピッチャー高橋の所で、代打大道を送るも、帆足がここを粘り、1点に抑える。
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2008年11月06日
二勝二敗のタイで迎えたシリーズ第三戦。両チームとも誰が先発なのか、正直分からなかったが、西武・巨人とも涌井、上原の両エースを中四日で持ってきた。西武は西口かな?と思っていたので個人的には意外だった。
巨人は絶不調のイスンヨプをスタメンから外してきた。
両投手とも、シーズン中にはほぼない中四日での先発という事で、その辺りがカギになりそうだったが、一回イキナリ明暗が分かれる。涌井は三者凡退と上々の立ち上がり、上原は片岡・栗山・中島の3連続ヒットを浴び、ノーアウト満塁の大ピンチを招いてしまう。だが、西武も先制点を挙げたが、ゲッツー崩れの間の一点止まりと上原を攻めきれなかった。
巨人もその裏、イスンヨプの代わりに5番に入った阿部のバックスクリーンへのソロホームランで同点に追い付く。
西武にここで痛いアクシデントが起こった。細川捕手がセーフティバントを試みた際、肩を痛め、銀仁朗捕手に交代した。
西武は3回、1アウトから中島のショートゴロを坂本が悪送球。1アウト2塁として、中村は倒れるが、5番石井がタイムリーヒットを打ち勝ち越しに成功。更に後藤・佐藤の連打で2アウト満塁のピンチを招くが、細川のアクシデントで急遽出場の銀仁朗をどうにか打ち取る。上原は明らかに不調で再三のピンチを招きながらも気持ちで抑えるピッチング。3回を投げ切ったところで、交代した。
今日は西武に痛いアクシデントがもう一つ出た。なんと三番ショートの中島が途中交代。西武は守りの要と攻撃の柱を欠く苦しい展開になった。
試合が動いたのは7回表、1アウトから4番ラミレスのセンター前に抜けようかというあたりがセカンドベースに直撃し、あらぬ方向へ、ラミレスの全力疾走もあって、これがツーベースに。続く阿部のタイムリーで巨人が同点に追いついた。更に巨人の勢いは止まらず、この回一気に4得点。一気に逆転した。更に九回にも二点を加えた
西武も九回に平尾のホームランで一点を返すが時すでに遅く、巨人が勝利。王手をかけた。
西武は2回の満塁のチャンスを生かせなかった事と攻守の要が抜けたことが痛かった。
残るは東京ドームでの6・7戦のみとなった。
巨人は、本拠地に戻り、あと1つ勝てば日本一となる。巨人にとっての好材料は、ここまで中継ぎ陣が完璧なしのぎを見せている点に尽きる。巨人の不安材料は小笠原の失調とDHがない事で今日キーマンになった阿部を使いにくい点だろう。また、イスンヨプが不調を極めている事で、DHがない本拠地で逆にオーダーが難しくなっている。
西武はもう2連勝しかない。中島・細川の怪我の状態が心配だ。まずは、第六戦を取る事だが、帆足の左腕に全てがかかっている。もう後がない状況なので、岸・涌井のリリーフ登板もあるだろう。
泣いても笑ってもあと二試合。好ゲームを期待したい。
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2008年11月05日
西武岸、巨人グライシンガーの先発で始まった今日の試合。
一回グライシンガーがいきなりピンチを招く。初球を片岡にあっさりヒットされ、更に盗塁を決められる。続く栗山にタイムリー2ベースを打たれ、あっという間に1点を失うという不安な立ち上がりとなった。
一方西武先発の岸は、キレのいいストレートをドンドン投げ込む強気のピッチング。ストレートのキレと勢いで押し切るピッチングで巨人打線を抑え込んでいく。
試合が動いたのは4回裏。中島のデッドボールの後、中村の2試合連続のツーランで西武が加点した。インサイドをとらえた滞空時間の長いホームランだったが、この球は甘いとは言えないコースだった。中村がうまく打ったと言っていいだろう。
ちなみに中島のデッドボールの時、両軍がもみ合いになった。中島もこのシリーズ、1人で2つデッドボールをもらっているが、西武の投手陣も巨人の選手に当てている。そういう意味では、どっちもどっちとも言える。
中島も相当エキサイトしていたが、巨人の打者は当たって痛くても我慢している。少しガマンしても良かったのではないか?もみあいになったのは中島だけが悪いわけではなく、グライシンガーもデッドボールを当てて、帽子を取るどころか、中島に詰め寄るような仕草が見受けられた。西武の投手はデッドボールを当てても帽子を取って謝っている。グライシンガーも帽子を取って謝意を示すくらいの態度を取っても良かったのではないか?
試合経過に戻るが、巨人はこのシリーズはじめて鶴岡を交代させた。6回裏からキャッチャーを加藤捕手にチェンジ。だから、というわけではないのだろうが、この回先頭中島に内野安打を許し、4番中村に2打席連続となる2ランを浴びてしまう。ここでグライシンガーは交代となったが、交流戦での相性そのままに5回3分の0を投げ5失点と下馬評を覆すことはできなかった。
今日は岸の好投に尽きる。キレのあるストレートに加え、落差の大きいカーブを織り交ぜ、4安打完封毎回の10奪三振と完ぺきに巨人打線を封じ込めた。特に巨人のクリーンアップ小笠原・ラミレス・イスンヨプを3人ともノーヒット、合わせて6奪三振を奪ったピッチングは圧巻の一語に尽きる。
ここまでの3試合、全てがクロスゲームで来たこのシリーズだが、5-0とこのシリーズはじめてのワンサイドゲームとなった。
これで対戦成績は2勝2敗のタイとなった。
明日の先発は西武は、中4日で涌井と言う説が有力だが、西口の可能性も残されている。。巨人は、正直誰で来るか分からないが、どうやら中4日で上原の先発が濃厚だ。
ここまで4戦終わって、巨人としては今日は大敗してしまったが、これまで出番のなかった山口・東野・豊田がそれぞれ登板し、無失点に抑えたのは収穫といえるだろう。また、ここまで3連投、若干の疲れが見える西村・越知を休ませることが出来たのも大きい。
巨人サイドとして心配なのは、むしろ打線の方だろう。今日の試合では、クリーンアップが完全に抑え込まれてしまった。特にイスンヨプはかなり重症と思われる。ここまで通算で11打数1安打。今日も3三振とこのシリーズ完ぺきに封じられている。
西武としての好材料は、中村が2打席連発と復調してきた事で、打線に勢いが出てきたことだろう。中島も相変わらず好調をキープしている。5番石井の調子が上向いてくるとさらに打線の勢いが増すだろう。また、ここにきて、片岡・栗山の1・2番も機能してきている。
西武の心配材料は巨人とは反対に星野以外の中継ぎ投手陣が安定を欠いている点だろう。中継ぎ投手陣の復調がカギを握る。
どちらが先に王手をかけるか?明日の第5戦も楽しみだ。
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2008年11月04日
日本シリーズ第三戦は第二戦に続き西武石井、巨人内海の左腕対決となった。
石井は大乱調、1回鈴木の2ベースを足掛かりに失点を許すと2回にもランナー二人をおいて鈴木に3ラン、6回にラミレスにソロを浴びるなど散々な内容だった。
一方内海は6回まで非の打ちどころのない素晴らしいピッチング。
西武の反撃は6回裏、片岡のヒットと盗塁、栗山のヒットで1アウト1・3塁として中島のセンター前ヒットで1点を奪い、好投の内海を交代に追い込む。なおも1アウト1・2塁でバッターはここまでシリーズノーヒットの4番中村。西村のストレートをレフトスタンドへ痛烈なスリーランを叩き込んだ。
今日も試合終盤、1点を争うクロスゲームになったが、8回表に小野寺の逆球のインコースのストレートを小笠原がライトスタンドへ叩き込んだ。この1点が西武に重くのしかかり、6-4で巨人の勝利となった。
勝ち負けとは別に今日少し気になった審判の判定が2つあった。
1つ目は鈴木選手の内野安打。スローでは、アウト臭かったが、セーフになった。
もう一つは9回裏の佐藤選手のキャッチャーゴロ。スローでは、バットに当たった球が鶴岡捕手のグラブに当たってフェアグラウンドに戻っているように見えた。
あまり勝負を左右するような局面ではなかったが、こういう緊迫した試合では、1プレーごとに何があるか分からない。西武にとって良かったか悪かったかという事ではなく、もう少し慎重なジャッジを心がけて欲しいと思う。
今日は石井の2回までの乱調が全てだったように思う。西武も5点ビハインドからの追い上げを見せたが、あと一歩及ばなかった。
これで対戦成績は西武の1勝2敗となった。明日はおそらく、グライシンガーと岸の先発が予想される。
ここまでの三戦は全て接戦できたが、今日辺りから両チームとも打撃の調子が上がって来ているように思える。巨人は小笠原・ラミレスが好調をキープ。西武も中島が好調をキープし、中村にも待望の一発が出た。明日からの第4戦・第5戦は打ち合いになりそうな感じがする。
巨人サイドからみるとクルーンがどうやら使えそうな感じがするのが好材料か。このシリーズまだ出番のない”ラストカード”山口をどの場面で投入するのか興味深い。また打撃では、鈴木選手が乗りに乗っている。先発投手に若干の不安を残す4・5戦を継投と調子の上がってきた打撃で乗り切りたいところだろう。
西武は、中村に一発が生まれた事で、打線に復調の兆しがみられる。また、1・2戦付け入る隙がないように見えた西村から打ったことも大きい。越知をどう攻略するか、その先にいる山口をどう攻略するかがカギになるだろう。また投手陣では、巨人の左打者に対する星野の安定感が光る。この先、勝負所での小笠原・イスンヨプ封じが仕事になるだろう。
西武が勝ち五分に戻すか?巨人が王手をかけるか?明日は西武にとって正念場の試合になるだろう。
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2008年11月03日
西武対巨人の「伝統のシリーズ」も序盤の第2戦までが終わって、1勝1敗の五分の対戦成績。明日からは戦場を西武ドームに移し、3・4・5戦が行われる。
この2戦を見て、改めて両チームの力が拮抗しているという感想を持った。
西武サイドとしては、何といっても中島の好調が心強い。逆に巨人は、2戦目にラミレスのサヨナラホームランが飛び出すなど、好材料が出てきている。2戦目でデッドボールを受けた小笠原もどうやら3戦目以降も出場できる見通しのようだ。
逆に打線で両チームとも心配な材料は、西武は何といっても中村。巨人はイスンヨプだろう。両選手ともここまでノーヒットと完ぺきに封じられている状態だ。2試合ともロースコアの試合だったので、両チームとも打線の心配は尽きないと思われる。
この2試合で巨人鶴岡捕手は徹底したインコース攻めでライオンズ打線を封じ、西武細川捕手は巧みなリードで巨人打線を封じてきた。一日のインターバルがあった事で、両軍ベンチは、両キャッチャーの傾向に対して、どういう手を打ってくるかが興味深いところ。
西武打線としては、もう鶴岡捕手がインコース主体のリードをしてくる事は分りきっている中でどういう手を打ってくるのか?逆に鶴岡捕手は、相手が分りきっていると思われるインコース攻めを今後も徹底していくのか?あるいはその残像をうまく生かしてリードを変えてくるか?西武ベンチとの頭脳戦になるだろう。
西武は細川捕手の好リードが光る。特に2戦目は、制球が定まらない投手陣をよくリードした。結果的にサヨナラホームランを浴びたが、展開的にはもっと早い段階で4-5点取られていてもおかしくはなかった。このシリーズの細川捕手のリードは変幻自在で巨人ベンチとしては細川捕手のリードの傾向を見破るのは簡単なことではないと思われる。
3戦目から5戦目の予想される先発は下記のとおり。
西武
第3戦:石井
第4戦:岸
第5戦:西口
巨人
第3戦:内海
第4戦:グライシンガー
第5戦:久保・もしくは木佐貫?
巨人は西武ドームでの3・4・5戦は先発ピッチャーが流動的だ。3戦目先発が濃厚の内海はいいとして、4戦目のグライシンガーは西武が大の苦手だ。というか、シーズンの成績から判断すれば初戦あるいは2戦目の先発というところだっただろうから、それを本人も巨人ベンチも意識したからこその4戦目先発なのだろう。相性はあくまで相性でその通りの目が出るとは限らない。グライシンガーが下馬評を覆すピッチングを見せられるか?それとも下馬評通りの結果に終わるのか?興味深いところだ。
そして、巨人ベンチのこのシリーズ最大の悩みが5戦目に誰を持ってくるかというところではないだろうか?久保もしくは木佐貫が有力と思われるが、中 4日で上原という展開もないと言い切れない。だが、本心を言えば、中6日で6戦目上原、7戦目高橋というローテーションで行きたいところだろう。中4日で上原という展開は巨人としては避けたいはずだ。
西武はおそらく、石井・岸・西口で3・4・5戦を戦う事になる事はほぼ間違いないだろう。この3人で二勝一敗というもくろみと思われる。
巨人は西武ドームでの3連戦は、内海以外の2人の時は、早め早めの継投に出るだろう。そういう意味では、先発ピッチャーというよりは強力なリリーフ陣対西武打線という構図になるような予感。1・2戦で登板のなかったリリーフ陣もおそらく登板の機会が出ると思われる。逆に西武は、越知・西村をはじめとしたリリーフ陣にどう対抗するかがカギになりそう。つまるところ、このシリーズは西武打線対巨人リリーフ陣というところに集約されてくるのかもしれない。
明日以降の試合も楽しみだ。
posted by lovelions |22:03 |
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2008年11月02日
西武帆足、巨人高橋の両左腕の先発で始まったこの試合、好調の高橋に対して、帆足は見ていて、かなり調子が悪いように見えたが、制球に苦しみながらも粘りのピッチング。
1点ビハインドで迎えた4回表、先頭の片岡が2ベース。栗山が送り、バッターは好調の3番中島。1-3からの甘い球を一振り。レフトスタンド中段へ飛び込む2ランホームラン。今日もこの男の一撃で西武が逆転した。
5回裏に最大のピンチが帆足に訪れる。木村の打ち取ったファーストゴロがファーストベースカバーがおらずに内野安打に。そして続く小笠原に左中間へのツーベースを浴び1アウト2・3塁でラミレス。ラミレスに対して、帆足-細川のバッテリーはインコースを連投。ファーストゴロに打ち取った。続くイスンヨプフォアボールで2アウト満塁で谷。谷をサードゴロに打ち取り、点を与えなかった。
今日の帆足は制球が定まらず、我慢のピッチングとなったが、ランナーを出しながらも粘りを見せ、結果的に5回を投げきり、巨人打線を1失点に抑えた。
6回表、代打平尾がライト前、片岡送りバント、栗山フォアボール。ここで巨人ベンチは西村にスイッチ。西村が中島・中村の3番4番を抑える。高橋は好投しながらも、昨日の上原同様1発に泣く形になったが、投球自体は非常に素晴らしかったように思う。
試合はここから両チーム継投の展開へ。
6回裏、代わった大沼がピンチを招く。先頭の坂本にヒットを許し、鶴岡が送って、1アウトランナー2塁から亀井のタイムリー2ベースで同点に追いつかれた。
7回裏星野投手が小笠原選手にデッドボールを与えてしまう。一度はグラウンドに出てきたが、結果的に引っ込んでしまった。星野投手もわざとぶつけたわけではないが、小笠原選手の状態が非常に心配だ。ぼくが謝ってもしょうがないが、巨人ファンの皆様スイマセン。
最後はラミレスの一振りが勝負を決めた。今日は先発だけでなく、リリーフも制球が乱れ気味で細川にとっては苦心のリードが続いたが最後に岡本が打たれて力尽きた。
今日もものすごい熱戦だったが、やはり巨人の中継ぎはいいピッチャーが揃ってると感じた。また、鶴岡捕手のインコースを最大限使うリードにあってるような感じがする。何となく、日本ハムのコーチ兼任捕手の中嶋捕手の若いころのリードを彷彿とさせるものがある。
これで対戦成績は1勝1敗の五分となった。
余談になるが、僕が今まで見てきたシリーズの中で最高のシリーズは1992年の西武-ヤクルトのシリーズなのですが、2戦までを見終わって、今年のシリーズも実力伯仲の凄いシリーズになる予感がする。
2戦目までを見終わったところの考察のまとめは明日にでも書いてみたいと思う。
posted by lovelions |21:53 |
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2008年11月01日
西武・涌井、巨人・上原の両エースの先発で始まったこの試合。序盤は両投手とも素晴らしい内容で立ち上がった。
均衡を破ったのは、4回裏、サード中村のエラーで出塁の坂本をバントで送って、ラミレスのライト前ヒットで先制した。この打席、実況等では、インコースに突っ込むとポテンヒットが怖いという事を話していたが、細川ー涌井の選択はそのインコ-スだった。結果的に打ち取ったような当たりだったが、ヒットとなってしまった。
しかし西武も、5回表先頭打者後藤がバックスリーンへ両チーム通じてシリーズ初めてのHRを叩き込み、すぐさま同点に追いつく。更に6回表2アウトランナーなしから、中島の右中間へのソロホームランで逆転した。
今日はもう、涌井の好投に尽きる。8回まで1安打1失点。これ以上ないというピッチングで巨人打線を抑えた。CSから、調子を上げてきていた涌井だが、この勝負強さは西武にとって非常に頼りになる。思えば、北京・CS・日本シリーズと涌井はことごとく好投している。シリーズ中、もう1回は先発すると思われるが、次回のピッチングにも期待したい。
今シーズンは、というより17勝を挙げた昨シーズンから、涌井は球威よりもコーナーへしっかり投げることを重視し、今シーズンは苦しんだ。しかし今日は、コーナーへの投げ分けだけでなく、球威もかなりあり、力と技が噛み合ったピッチングだった。このピッチングをすれば、強力打線の巨人といえども、涌井を打つのは難しいだろう。
非常に緊迫したいい試合だったが、いくつか、注目したいポイントもあった。
まず一つ目は、サード中村の守備。あのエラーが失点につながった。シーズン中から珍しいシーンではなかったが、今後は気をつけてほしい所。
二つ目はグラマン。9回から抑えのグラマンを投入し、結果的に抑えたが、セカンド片岡の守備に助けられた部分も大きい。今日見た感じでは、制球が定まっていなかった。シリーズ初登板の緊張から来たものか?それとも右ひざの故障から来たものか分からないが、少し心配を感じる。
三つ目。上原の好投の前に点こそ入らなかったが、西武の各選手はシーズン通りにバットが振れていた。日本シリーズという事で、萎縮する事を心配していたのだが、どうやらそれはなさそう。
四つ目。これは西武にとって喜ばしいことだが、中島がホームランと2塁打と好調。中島は数試合で驚異的な固め打ちがある選手なので、明日も打つという事になると完全にゾーンに入った状態になるだろう。
逆に巨人サイドは涌井・グラマンの前にヒット2本に抑え込まれてしまった。いかに切り替えられるかが重要になるだろう。
明日は、高橋と帆足両左腕の先発が濃厚。明日も好ゲームを期待したい。
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2008年10月30日
巨人・阿部、西武・G佐藤ら登録=日本シリーズ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20081030-00000154-jij-spo.html
日本プロ野球組織は30日、日本シリーズで11月1日から対戦する巨人、西武の出場資格選手各40人を発表した。巨人は腰痛の治療に専念するため高橋由が外れたが、右肩負傷の阿部は登録された。西武では負傷者のうち、クライマックスシリーズを欠場したG佐藤が入り、ブラゼルは外れた。
西武は、怪我で戦列を離れていたGG佐藤を日本シリーズの出場資格選手各40人に登録した。ブラゼルは登録を外れた模様。巨人も高橋は登録を外したようだ。
出場資格者は次の通り。
巨人
投手:久保、林、上原、豊田、高橋尚、内海、金刃、グライシンガー、西村健、バーンサイド、野間口、藤田、木佐貫、クルーン、山口、越智、栂野、東野
捕手:阿部、鶴岡、実松、加藤
内野手:寺内、木村拓、小笠原、小坂、二岡、脇谷、李スンヨプ、大道、古城、坂本
外野手:ラミレス、谷、清水、鈴木尚、亀井、加治前、松本、隠善
西武
投手:岸、岡本真、西口、小野寺、大沼、涌井、許銘傑、松永、星野、三井、岩崎、キニー、帆足、グラマン、石井一、谷中
捕手:野田、細川、銀仁朗、上本
内野手:中島、石井義、後藤、片岡、平尾、江藤、原、水田、星、中村
外野手:大崎、栗山、赤田、佐藤、高山、G・G・佐藤、大島、三浦、ボカチカ、松坂
これで、両チームともシリーズの戦力が固まったといえるが、GG出場の可能性が出てきた。
GGは、足の調子が万全とは言えないようだが、打率.302HR21打点62の打力は西武にとっては魅力的。CSを欠場し、治療に専念してきた。代打、もしくは西武ドームでの4~6戦はDHでの起用の可能性がある。
今年の前半を牽引したのは、間違いなくGGだっと思うんだけど、足のケガからシーズンの優勝・CSの優勝に立ち会えなかった。
posted by lovelions |20:11 |
2008日本シリーズ |
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