ラグビーファン歴30数年のモヤモヤブログ

大健闘のサクラフィフティーンに幸あれ

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サクラフィフティーンのアイルランド戦を観た。

素晴らしかったの一語に尽きる

負けたって、彼女たちの素晴らしいプレーの価値が下がることは全くない。

ディフェンスが素晴らしかった。 倒れてから、立ってポジションに着くまでの時間が早い! 相手を倒してはすぐに立ち上がり、ポジションに着く。 そしてまた相手を倒し、すぐに立ち上がって・・・この回転を全員がサボることなく献身的に素早く繰り返していた。

ダブルタックルも、日本らしい形で見事に決まっていた。 一人目が相手の足元へ低く低く当たって前進を止める。 その瞬間、二人目が相手の上体に飛び込んで倒す。 素晴らしく統率の取れたディフェンスだった。 文章にすると簡単に出来そうだが、これを80分間継続できるチームには滅多にお目にかかれない。

アタックも素晴らしかった。 あれはシェイプなのか? ちょっと違う感じもしたが、SHからのパスが誰にわたるのか分からないくらいランナーがたくさんいる。 しかし、アタックシェイプほど狭いエリアに密集はしておらず、時にはポッドを利用して大きく外へ展開する。 スピードに乗った二の矢、三の矢が次々に繰り出される。 有効なキックの数々と正確で速いキックチェイスが相まって、相手を翻弄し続ける。

相手トライライン前では、一転して、小さなFWが低い姿勢でゴツゴツ当たる。 少しずつゲインを切りながら、ゴツゴツゴツゴツ。

スクラムは低く、まるで1枚の板のように美しい。 組み際では安定を志向し、相手が少しでも怯めば一気に押し出す。 全員の呼吸が見事に合っていた。

ここまで書いて気付くことがある。 そう、これは前回W杯のエディージャパンのラグビーへ浴びせられた賛辞の数々と同じなのである。 男子の日本代表が、たったの2年間で、いかに日本ラグビーの強みを忘れてしまったか。 サクラフィフティーンは、それを教えてくれている。 倒れたらすぐに立ち、献身的なタックルを80分間繰り返す。 ダブルタックルは一人目が低く、二人目が上へ。 狭いエリアに多くのランナーを配置しての連続攻撃と、チャンスで大きく外へ展開する決断力。 どれも日本ラグビーの基本的な強みである。 さらに、有効なキックの数々と正確で速いキックチェイスは、現在のジョセフジャパンの戦術である。 彼女たちは、これからの日本ラグビーの方向性をも示してくれたのではないだろうか。

サクラフィフティーンは、実直に献身的に日本ラグビーを魅せてくれた。 感動した。 ノーサイドの瞬間、ジワっときたよ。

それでも勝てなかった。 健闘することと勝利することの間には、大きくて高い壁がある。 まだ、それは超えられていない。 それを超えるのはこれからだろう。

次のオーストラリアにも、勝つのは難しいかもしれない。 まだ、その大きくて高い壁は超えられないかもしれない。

でも、あのラグビーを続けていれば、いずれきっと超えられる。 迷うことなく、前へ進んで行って欲しい。

なかなか勝てない時もあるだろう。 世界の壁のあまりの高さに自信を失うこともあるかもれいない。

でも、あのラグビーを続けていれば、いつか歓喜の輪を作れるはずだ。

実直で献身的なサクラフィフティーンに幸多からんことを。



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