ラグビーファン歴30数年のモヤモヤブログ

田中の一歩

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日本選手権は仕事の都合で観に行かれなかった(泣) 録画で観たが、素晴らしい試合だった。 ああいうのを、玄人受けする試合というのだろう。 両チームのディフェンスは、間違いなくワールドレベルだったと思う。

ところで今日は、日本選手権の話ではなく、私が大好きな日本人ラガーマンについて書いてみたい。 以前にも書きましたが、私はラグビーが好きなのであって、特に贔屓のチームというのはない。 よって、特に贔屓の選手というのもいない、ということになるのだが、そこを、あえて誰か1人、名前を挙げて欲しいと言われれば・・・

田中史朗

なのである。

何から書けばよいのか迷ってしまうくらい、彼のプレーは素晴らしい。 個人的には、南アフリカ代表でサントリーでも活躍したフーリー・デュプレアが引退した現在においては、世界一のスクラムハーフだと思っている。 スクラムハーフというポジションには様々なタイプの選手がいるので、「世界一は田中だ!」と言うと異論をはさむ人も多いだろう。

でも自分は、田中史朗が世界一のスクラムハーフだと思っている。

彼は、とても身体が小さい 彼は、足があまり速くない(いや、遅いくらいか・・・ゴメン) 彼は、長い距離のキックを蹴ることはできない

でも自分は、田中史朗が世界一のスクラムハーフだと思っている。

なぜか? 彼の良い点を挙げるとキリが無いくらい出てくるのであるが、あえて1つ最大の長所を上げるとすれば、それは、

一歩の差

である。 たかが一歩であるが、この一歩の違いが、他の誰にもできない田中史朗の真骨頂なのである。

密集からボールを出すとき、田中は、そのまま味方選手にパスを投げることをあまりしない。 密集サイドを固める大きな相手ディフェンスに対して、小さな身体で一歩もしくは二歩と迫る。 相手ディフェンスは、当然、わずかではあるが田中の側に体重を移動する。 そのタイミングを見計らって、味方FWに鋭いパスを出し、体重が内側に寄った相手FWの外側を突破させる。 ほんのわずかな体重移動であるが、これが相手にとっては命取りになり、味方FWは確実に前進する。

そんなプレーは、どのスクラムハーフだって、やってるわ!

という人もいるかもしれない。 そう、確かに、文字にしてしまうと、これはそんなに珍しいプレーではない。

しかし、田中の場合は、その”一歩”のタイミングの”見切り”が、神業とも言えるほど正確なのである。

小さな選手である。 ちょっとでも相手ディフェンスに寄り過ぎて、ヒョイと手を伸ばされれば捕まってしまう。 逆に、相手ディフェンスとの距離がある状態でパスを出してしまっては、相手の体重は移動しない。

私は、田中のこの一歩、二歩のプレーは、日本の古武道

居合切り

にとてもよく似ていると思っている。 ほんのわずかな一瞬のタイミングを見切って、相手をかわしながらディフェンスの小さな隙間めがけてスパッと鋭いパスを放つ。 達人の域に達した居合切りである。

手を伸ばされて捕まるシーンというのは、ほとんど見たことがない。 なのに、田中がスクラムハーフの時は、味方FWは、いつも確実に前進する。 自分たちよりも遥かに大きい南アフリカ・スプリングボクスのようなチームが相手でも、確実に、少しずつでも味方のFWを前進させる。

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