2009年03月12日

アウェーゴールルールのマインドゲーム。 v Juventus。

昨日のUEFA Champions League決勝トーナメント1回戦第2戦 v Juventusについて少し。

まずは昨日のメンバーを。

'Juventus: Buffon, Grygera, Mellberg, Chiellini, Molinaro, Tiago, Marchisio, Nedved (Salihamidzic 13), Iaquinta (Giovinco 61), Del Piero, Trezeguet (Amauri 79).
 
Chelsea: Cech, Bosingwa, Terry, Alex (Carvalho 88), Ashley Cole, Mikel, Ballack, Essien (Belletti 66), Lampard, Drogba, Anelka.'

Juveは怪我人等で第1戦とは少し顔ぶれが変わっていますね。Chelseaは先週末復帰したばかりのEssienがスタメンに名を連ねています。

前半、立ち上がりはイマイチでしたが、Chelseaはボールを持っていましたし、敵陣で試合を進めていました。一見Chelseaが主導権を握っているようにも見えましたが、試合展開はイタリア風のものでしたね。実際はJuveのペースだったと思います。

しかし開始早々のNedvedの負傷交代は痛々しいものがありましたね。今季で引退という話ですが、あれほどの選手が完全燃焼という形でCLを終えられなかったのは少し痛々しすぎますね。そしてこの交代でJuveは1枚カードを切ることになります。

さて...徐々に相手のペースに嵌っていきそうな所で、相手の凡ミスからのチャンスをBallackが淡白に外してしまいましたが、あそこでもう少し大事にいけるともっといいんですがね。相手の歯車を少しづつ狂わせていくような試合はやはりChelseaにはできないようです。常に正攻法、試合下手な部分は相変わらずです。

そんな感じで嫌な予感はしてはいましたが、やはりカウンターを喰らってしまいましたね。そしてIaquinta、Trezeguetのコンビプレーから1点を失ってしまいます。Trezeguetのお膳立ても絶妙でしたね。

その後、JuveのChelsea中盤へのプレスが厳しくなりDrogba、Anelkaが孤立してしまいます。ドリブルで突破という選手も置いていませんでしたし、1人に対し相手は2人3人と寄せてきましたし、Drogbaも敵に囲まれていましたし、しんどい我慢の時間を過ごしました。

第1戦、アウェーで0-1で敗戦。2戦目、早い時間帯で1-0という試合展開...アウェーゴールルールが作り出すマインドゲーム、難しいですね。

Juveは実質試合の主導権を握っていただけに、点を取りに行くのも悪くなかったとは思いますが、1点取られると次は2点取らないといけない展開になりますし、リスクは冒してこなかったですね。得点後はそれまでと同じペースで来ず、少し守備的にシフトしてきましたし、ここでChelseaを完全に混乱させることはできなかったです。Chelseaにとっては立て直すための間ができました。

ただ相手ペースなのは大きくは変わらず、徐々にChelseaから集中力、積極性が失われて行きましたが、ここでChelseaが崩れなかった、相手に崩させなかった事が後に運、点を呼びこむことになります。

前半も終わりに近づいてきた時間帯に出たTiagoのハンドの判定(肩の可能性が高いです)は微妙でしたが、Chelseaはいい位置でFKをもらうことができました。

ここでDrogbaが素晴らしいFKでゴールを奪ったように見えましたが...ボールが完全にはゴールライン通過していなかったんでしょう。Buffonがボールを掻き出してゴールにはならず。

この判定がChelseaの選手に火を点けました。試合が思うように進まず、少し集中力、積極性を欠き始めたように思っていたChelseaに両方+闘志が戻ってきました。

そしてLampardのロングシュートが相手に当たって、それをEssienが詰めてゴールを上げました。さすがのBuffonでもあれは仕方ないでしょう。Chelsea、いい形で前半を終えることができました。この1点は本当に大きかったです。

後半はJuveが2点を取るべく少し攻撃的になり、少しテンポが上がりました。そうなるとやはりChelseaもやりやすくなりましたね。後半はJuveが先に点を取りましたが、Chelseaのペースだったように思います。

テンポという言葉を使いましたが、この言葉、イギリスでサッカー中継を見るとほぼ100%出てくる言葉ですが、試合の流れ、展開を非常に重視していることが分かります。こちらのサッカー中継、番組や新聞記事に関する事をいつかは書きたいと思っていますが、長くなりそうですしちょっと時間が...(汗)

少し話がずれましたが、試合にもっと動きが出てきましたね。面白くもなってきました(苦笑)両GKにもいいセーブも飛び出し、試合の緊張度が増してきました。CechのPAにちょっと出てしまったシーンは正直焦りましたが...

そんな中Juveの守備の要Chielliniが2枚目のイエローをもらい退場。これは痛かったですね。

それでも点を取らないといけないJuveは攻めないといけませんでした。

後半投入されたGiovincoはいい選手ですね。あの大きな試合であれほどのプレーができるとは...小さくてまだ若い選手ですが、試合の流れを変えるプレー、影響力のあるプレーができますね。

そしてそのGiovincoの貰ったFKでBellettiが痛恨のハンド。Del Pieroがあっさりと決めて2-1。Cech、全く止めれそうな雰囲気がなかったですね。

あと1点というところにきましたが、Chelseaは相手の手薄なサイドからBellettiが抜けてからの完璧なラストパスにオフサイドラインギリギリで抜け出したDrogbaが合わせて、ジエンド。最後にBellettiに大きなチャンスがありましたが腰砕けで、2-2の引き分けとなりました。

結果Chelseaが2戦トータルで3-2で準々決勝進出を決めましたが...

試合下手なところは今更責めるつもりはないです。不満なのは2-2になった後に貰ったイエローですね。

残り10分を切って、実質2点差の場面でポンポンとイエローを貰ったのはちょっとと思いますね。こういうものは後で響いてきます。ここは反省すべき点だと思います。

中盤、前線のサイドに選手を置かないことで、サイドを使った攻撃は少し単調ではありましたが、戦う姿勢も悪くなかったですし、カップ戦で勝ち上がりを決めれば良かった試合としては総合的に悪くなかったように思います。CK時の守備ももう安心して見ていられますね。

前半開始早々のNedvedの負傷と試合終了間際のイエローで若干後味的に良くない試合でしたが、結果には満足しています。2-2という結果も妥当ではないでしょうか。

JuveはNedvedの交代で1枚カードを切らざるを得なかったことと、Chielliniの退場が痛かったですね。共に試合に影響が出てしまいましたね。

敗退してしまいましたが、このチーム、楽しみも大きいですね。再来年くらいにはスクデット、CLを狙えるチームになっていることでしょう。セリエA復帰からまだそんなに時間は経っていませんし、今はまだチーム作りの段階です。CL圏をコンスタントに確保し、オフにコツコツと選手を集めていけば、数年で昔のような強いJuveの姿を取り戻すことができるでしょう。Del Pieroが現役のうちにもう一度あの姿にというのは、僕のサッカーファンとしての願いです。

他はLiverpool、Bayern、Villarrealが勝ちあがっていますが、Liverpoolは本当に強いですね。

Liverpoolにはリーグ戦で両方負けていますし、FA杯ではあちらが敗退していますから、今シーズンは国内の試合ではもう当たることはありません。CLで当たって借りをと思っていましたが、これだけの強さを見せられるとなあ(苦笑)次はLiverpoolでもとなんてことは軽々しく言えないです。

正にハンターですね。獲物を仕留めることに関してはピカイチです。Liverpoolが勝つとは思っていましたが、ここまで差がつくとは...Bayern共々ファンタジーサッカーファン泣かせですね(笑)土曜日のお昼時のManU v Liverpoolが俄然楽しみになりました。次はManU狩りに期待したいですね。今季充実しているこの2チームの試合はいい試合になることは必至でしょう。

今日のCL、明日のUEFA杯、土日の各国リーグ戦と結構な試合が組まれていますし、サッカーファンにとっては嬉しい悲鳴ですね。Jリーグ、ACLもご覧になっている方も多いでしょうし、大変ですがお互いに体には気をつけていきましょう!

posted by londonaz19 |04:23 | Chelsea FC | コメント(4) | トラックバック(1)
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アウェーゴールルールのマインドゲーム。 v Juventus。

コメント投稿者ID :

Juveについては私も同感です。
しかしセリエBで戦ったときにかなり戦力を落としたので
試合後は選手の格がChelseaとでは違うと感じました。

Essien、Drogbaと前半戦は全くいなかった選手が
戻ってきて、この試合も先制されても諦めずに追いつく
しぶとさはシーズン終了までとても楽しみです。

posted by C | 2009-03-13 07:59

アウェーゴールルールのマインドゲーム。 v Juventus。

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突破できてよかったです。
なんか最後はベレッチのひとり舞台になっていましたが・・・。
エッシェンとカルバーリョの復帰が何より大きいですね。
これからますますタイトな日程になるので、層が厚くなるにこしたことはないですね!
リバプールとは当たりたくないなぁ・・・

寝不足が続きますががんばりましょう。

posted by KEATON | 2009-03-13 11:04

アウェーゴールルールのマインドゲーム。 v Juventus。

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Cさん

ユーべは元々チームの過渡期に来ていましたし、降格を機に世代交代もということで、まだ選手の粒は小さめですが、将来のチームの柱になれる選手も出てきていますね。まだ世代交代は完全には終わっていませんが、資金力とネームバリューはありますし、いい選手は集まってくるでしょう。獲る選手を間違えるようなチームではないですし、すぐに戻ってくるでしょうね。

チェルシーですが、持ち前の根性が戻って来たのが大きいですね。そしてエッシエンにカルバーリョもこれからの巻き返しに向け大きな戦力です。ドログバの疲労だけが心配ですが、ヒディンクならうまくやってくれるでしょう。僕も楽しみにしてるんですよ。

posted by londonaz19 | 2009-03-14 09:33

アウェーゴールルールのマインドゲーム。 v Juventus。

コメント投稿者ID :

KEATONさん

ベレッチは盛り上げてくれましたね(笑)まあほぼ勝ち抜けが決まっていたので、あれはあれで笑っていられますが...

エッシエン、カルバーリョと復帰してきましたし、面子は揃いました。4月の日程、対戦相手はかなり厳しいので、この2人の復帰は大きいですね。

Aマッチデーではあまり使われていない選手もプレーできるでしょうし、試合勘的なものも心配ないです。イワノビッチ、マンシエンヌ、ストッフあたりはそこでアピールが欲しいですね。

ここ最近調子がいいですし、こちらも寝不足なんかに負けていられませんね。

posted by londonaz19 | 2009-03-14 09:42

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