2007年06月14日
EURO2008予選エストニア v イングランド。
先日行われたEURO2008予選エストニア v イングランドについて少し。 まずは両チームのスタメンを。 'Estonia: Poom, Jaager, Stepanov, Kruglov, Klavan, Dmitrijev, Lindpere, Vassiljev, Konsa (Neemelo 46), Voskoboinikov, Terehhov (Kink 64). England: Robinson, Brown, Terry, King, Bridge, Beckham (Dyer 68), Gerrard, Lampard, Cole (Downing 75), Crouch, Owen (Jenas 88).' イングランドはBrownが右SB、Bridgeが左SB、GerrardがホールディングMFで前線はOwenとCrouchでした。 エストニアとは力の差が存在していましたし、試合はイングランドが支配していました。点が入るまで手こずってはいましたが、力の差は歴然でしたね。凡ミスで危ない場面がいくつかありましたが、特に崩された場面はなかったですし、守備陣には合格点を出していいと思います。Brownは良くなかったですが、G.Nevilleが戻ってくればこれは特に問題はないと思います。 攻撃陣はまたもBeckhamが正確なクロスで2アシストと光っていました。2本とも結構長い距離のクロスでしたが、Beckhamらしい軌道を描きピンポイントでCrouch、Owenのゴールをお膳立て、さすがです。先日のブラジル戦でのアシストといい、あのキックを見せられると次も呼ばざるを得ないでしょうね。 J.ColeのゴールはスローインのボールをCrouchが頭で繋いで、最後はJ.Coleの素晴らしいターンからのシュートだったんですが、このゴールも素晴らしかったです。 攻撃陣全体としては、崩してのゴールは相変わらずないもののまあまあと言えるものですが、こうやって見るとLampardが良かったと書けないのが少し寂しいですね。酷かった訳ではないですが、良かったとも言えないです。しばらく代表では辛い思いをしそうですが何とか乗り越えて欲しいものです。 あとOwenは復帰後随分と変わりましたね。ウェイトをかなりやったんでしょう、パワーがつきましたし、闘志を表に出したり、随分とたくましくなりました。 もう1人いいなと思ったのがDyerですね。非常に動きにキレがありますし、遅ればせながらトップフォームと言える動きですね。持ち前の鋭い飛び出しで2試合とも短い時間でなかなかのインパクトを残しています。今の代表にいないタイプですし、フィットしていますね。彼も捨てがたいオプションだと思います。もっと長い時間代表戦でも見てみたい選手ではありますね。 今季この2人はクラブではあまり働いていませんし、Newcastleには気の毒としか言いようがないですが... ブラジル戦、エストニア戦とイングランドの試合2試合を通じて少し気になった点を。 1つはBeckhamが中央に張ったり、最終ラインにいたり、左にいたりする場面が見られたことです。 これは恐らくスペインで覚えたんでしょうけど、これはどうなんでしょうかね。余程の相手ではない限り、ハイレベルな守備陣がいるので守りは特に心配がないですし、フィードもGerrardがいいものを持っていますから彼が最終ラインまで下がる必要はないでしょう。特別下がる必要がなければ、相手の左を牽制するためにも普通に右の前目で張っているのがいいかと思います。左とスイッチする事に関してはまあ左と息が合えばやってもいいかなとは思います。 もう1つはMFとFWの組み合わせですね。 MFには今回怪我のため代表を辞退したHargreavesがいます。左右はJ.ColeにBeckhamかLennonでいいと思いますし、他にチョイスはないです(笑) ただ中の2人はどの組み合わせがベストなんでしょうかね。個人的には少し低めの位置にHargreavesとGerrardの2人を固定する形が良さそうな気がします。Lampardは一度外して気分転換させてもいいのではないかと思います。ベンチに置く位なら、1度キッパリ外してみるのも手だと思います。もちろん裏でのケアは必要ですがね。 で前線ですが、これがまた難しいです。今回は出場停止でしたがRooneyがいます。Rooney、Owen、Crouchと先発候補がいますが、監督のファーストチョイスはRooneyとOwenでしょう。 今回のBeckhamの復帰後Rooneyとのコンビはまだ見ていませんが、Crouch、OwenとBeckhamの相性は非常にいいですね。 セカンドストライカー、中盤とのつなぎ役の色が濃くなってきたRooneyは、中盤を省略するようなサッカーは合わないような気がします。ただその反面手詰まり感のある時に前線と中盤を繋げる、ボールを前に運べる選手が彼しかいないのも悩ましいです。 当然中盤の選手達や上がってくるSBの選手達との相性も関連してきますから、前線の選手はこの選手とこの選手のコンビがいいというのは一概には言いにくいのです。その上Rooneyはイライラすることが多かったり出場停止だったり、Owenが怪我だったり、Crouchがスランプになったりといい状態での揃い踏みが少ないのもこの問題を複雑にしています。 とは言っているものの、イングランドのストライカーはボチボチ駒は揃っていると思います。ですが欠けている部分もあります。 タイプ的にストライカーにもいろいろいますが、イングランド代表にはスペースを空ける動きがうまい選手がいません。スペースがあれば期待できる選手は多いんですが、スペースがないとすぐに閉塞感が出てきます。このタイプのストライカーが出てくればこのチームは大化けするような気がするんですがね... 最後は...BeckhamとOwenの復帰でドイツW杯の顔ぶれがほぼ同じとなったことです。EURO2004からもあまり変わっていませんし、このチームは、これからピークがくるんだろうか、いつがピークだったんだろうかと考えてしまいます。同じ顔ぶれ、同じ戦術ですとそう何年も持たないですからね。 監督、メンバー、成績を考えると日韓W杯とEURO2004の間にピークがあったと思うんですが... EURO2008や南アフリカW杯あたりでもう一度ピークとなると数人の新顔の台頭が必須となるように思います。ドイツW杯時にはイタリア、フランス、ドイツ、ポルトガルはベテランもいましたが新顔もちゃんと出てきていました。イングランドも今のメンバーを揃えて大きな大会に臨めるのは南アフリカまででしょう。それまでに現有勢力から数人の若手がポジションを奪い取ることが出来れば、国も盛り上がるでしょうし結構行ける気がします。 こんなとこでしょうかね。以上、エストニア v イングランド雑感でした。
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posted by londonaz19 |12:22 |
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Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
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センタハーフでのジェラードとランパードは無理だと思います。
二人を同時に使うならワントップにしてトップ下にジェラードでセンタハーフにランパードとハーグリーブスが良いと思われます。
機能するかはわかりませんが‥。
まあ1トップにするのもルーニやオーウェンがいるので無理でしょうけど‥。
ランパードとジェラードはふたりのエリアがかぶるし、自由を与えられてこその選手だと思うんですよね。
まるでチェルシーのバラックやランパード、シェバやドロクバが共存するとうまくいかない問題みたいですね。
posted by アルメニア | 2007-06-14 15:08
Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
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アルメニアさん
CHでこの2人の共存はやはり難しそうですね。
単純に1人を落とすか、無理してでも共存かが悩ましいですね。監督も前任者からずっといろいろと試していますが、事態は悪化しているように思います。
1トップにして、トップ下を置いてもルーニーとも被りそうな気がするんですよね。それとランパードの長いパスの能力は自分個人としてはあまり買っていないですし、どちらかと言うと後ろの方にはジェラードの方が向いていると思っています。
1トップなら2列目からの飛び出しが身上のダイアーの中盤での起用がいいような気がしますね。
ご指摘の通り、チェルシーとイングランド同じ問題を抱えています。違ったタイプの駒、潤滑油のような駒が欲しいところですね。代表は駒を取ってくる事はできませんが、クラブならできるはずですし、そのあたりを考えて欲しいんですがね。
特にスペースを空けれるFWなんかは共通して欲しいところでしょうね。得点力、決定力云々よりその1つ2つ前の段階に問題があるわけですし、スペースがあれば期待できる選手は揃っていますからね。
posted by londonaz19 | 2007-06-14 20:34
Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
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ルーニーやオーウェンでは1トップはきついでしょう。4-2-3-1なら2列目で使うべき
posted by ファイ | 2007-06-14 22:06
Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
コメント投稿者ID :
>ランパードの長いパスの能力は自分個人としてはあまり買っていないですし、どちらかと言うと後ろの方にはジェラードの方が向いていると思っています。
これは私も同じ考えですね。
ただジェラードは勝手に下がってくるからそこは気にしてなかったです。
両方がうまく機能するためにポジションをチェンジすることが理想ですけどね。
ファイさん
ルーニとオーウェンでは1トップはきついと思います。
ただランパードとジェラードの二人を機能させるにはどうすれば良いかを考えたものです。
イングランドのことを考えると、どっちかをはずしてオーウェンとルーニの2トップを機能させたほうが良いとは思いますが、ただジェラードとランパードが機能したチームというもの見たいです。
posted by アルメニア | 2007-06-14 22:23
Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
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ファイさん
実際の所、1トップで力を発揮できるタイプの選手はイングランドには少ないですね。代表クラスで強いてあげるならDベントかなと思いますが、ルーニー、オーウェン、クラウチ、デフォー、AJ、それに怪我から復帰できればアッシュトンと全て相方がいて力が発揮できる感じがします。
やはり4-4-2がベストでしょうね、イングランドは。
posted by londonaz19 | 2007-06-15 08:40
Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
コメント投稿者ID :
アルメニアさん
ジェラードとランパードは少し違う高さに置いても、被るのは変わらなさそうな気がします。
キャラ的に共に運動量もありますし、チームに献身的なタイプです。やるならかなり約束事をつけるとかでないと、キャラ的にチームプレーに徹するあまり結局被ったりしそうです(笑)2人とも真面目過ぎるのかもしれません。少し守りをサボる位の選手の方が気楽かもしれませんね。
ジェラードとニッキーバットが組んでいた時がバランスは良かったとは思いますが、この2人の共存の方が夢はある気がします。それだけに何とか共存の道を探って欲しいものですが...周りの選手との相性もありますし、いろいろな組み合わせを試していって欲しいですね。ハーグリーブスという駒が出てきて、より複雑になった感じがしなくもないですが(苦笑)うれしい悲鳴なんでしょうけどね、監督にとっては。
posted by londonaz19 | 2007-06-15 09:20
Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
コメント投稿者ID :
僕は大のスリーライオンズファンなのですが、やはり管理人さんの指摘通りEURO2004の頃から主力の顔ぶれがほとんど変わってないのは、多少心配な部分です。ただ、若手が育っていないと言うわけではなく、前任者が偉大すぎるというのもあると思います。
例えば、CBなんかだと、ドーソンやA・ファーディナンドなんてそろそろA代表でもやっていけると思うのですが、やはりテリーとR・ファーディナンドをけ落とせるかと言われると無理ですね。あと、CHも、ディフェンシブな選手だとレオ=コーカーや、CHタイプのハドルストンなどもいいと思いますが、やはり彼らも、ハーグリーブズ、ジェラード、ランパードには遠く及びませんね。
これは肯定的な意味で取れば、今やCB、CHにおいては選手層が厚いということにもなるのですが、彼らがスタメンを取ったとき果たして、彼らの絶頂期は過ぎているのではないかということにが気がかりですね。
ところで、FWもいい選手は出てきてますが、これも管理人さんの指摘通り、「ボックスの狐」タイプの選手がいないと思います。ようは、ファン・ニステルローイみたいなタイプの選手です。イングランドのFWはだいたいが背が低く、スピードを持ち味としています。クラウチは例外ですが、彼はいかんせん細すぎます。レイ・ジョーンズなど育ってくればいいと思うのですが。
ところで、僕が考える現時点での最良のフォーメーションは、
GK:ロビンソン
CB:テリー、R・ファーディナンド
RSB:リチャーズ
LSB:バインズ
DM:ハーグリーブズ
OM:ジェラード
RSM:ベッカム
LSM:J・コール
FW:オーウェン、ルーニー
でしょうかねぇ。
レノン、クラウチはジョーカーとして局面での投入が好ましいと思います。
posted by シルバ | 2007-06-16 22:53
Re:EURO2008予選エストニア v イングランド。
コメント投稿者ID :
シルバさん
シルバさんの仰るとおり、U21(五輪世代)の若手が出てきそうでなかなか出てこないですね。先日のU21欧州選手権でもいい試合はしていましたが、あの中から即A代表にとなると少し話は別ですね。
日韓W杯は優勝国に惜敗、EURO2004は開催国にPK負けですし、結果も内容も別に悪くはなかったと思います。
ただそのメンバーが偉大な故、チームとしての完成度も高かった為にになかなかその下の世代の選手というのを起用できませんでしたね。
ドイツ大会では前線の軸の怪我と、ハーグリーブスの台頭で少し迷いが出てしまい、イマイチ力を出せず終わりましたが、キッカケひとつでいつでもまた軌道に乗せることも可能かとも思います。
守備陣はある程度固まっていますし、中盤の組み合わせとそれに合った前線の駒の組み合わせが鍵になるでしょうね。
怪我さえなければルーニー、オーウェン、クラウチがほぼ当確組で、デフォー、ベント、AJあたりがあとにいますかね。この後の3人はリーグ戦でも結果を出してますしいい選手ですが、一長一短で、タイプ的にどうしても欲しい駒とは違う気がしますね。
ベストの布陣としてはシルバさんが仰るものはかなり近いと思います。バインズはA代表で一度見たい選手ですね。個人的には左SBではコンチェスキーがもう少し伸びると思っていたんですがね...ブリッジは個人的に非常に好きですし頑張って欲しいです。
右SBですがリチャーズは少し不用意なプレーもありますし、まだしばらくネビルのような気がします。カバーリングとかのうまさはさすがだと思いますし。2010年のあとリチャーズが受け継ぐかそれとも...個人的にはチーム内で高いレベルでポジション争いをするホイトが伸びてくるのではないかと感じますが。
posted by londonaz19 | 2007-07-03 12:17
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