2008年06月28日

面白いサッカーと強いサッカーの厳然たる差。(グランパス対アントラーズ)

今日のグランパス対アントラーズの試合を観戦してきました。カテ3のアウェーサイドからの観戦です。
瑞穂に遅く着いてしまったため、結構楽しみにしていた師匠対ドアラの仁義なき戦い第3幕を見ることができなかったのは非常に残念でした。

では、試合を振り返ってみたいと思います。まずは結果から。


名古屋グランパス 0-4 鹿島アントラーズ

得点者:【鹿】マルキーニョス(4、89)、小笠原(28)、ダニーロ(79)
警告;【名】バヤリッツァ、吉村、吉田、増川
    【鹿】伊野波、内田、ダニーロ
(主審はイエロー出しすぎ。でも主審は正義ですから文句は言えません)
正直言ってここまでズタズタにされるとは思いもしませんでした。


続いて内容を振り返ります。

各チームのスタメンは以下のようになりました。

名古屋グランパス
GK:楢崎
DF:バヤリッツァ、吉田、増川、阿部
MF:小川、山口、吉村、深井
FW:玉田、ヨンセン

鹿島アントラーズ
GK:曽ケ端
DF::内田、岩政、伊野波、新井場
MF:野沢、青木、小笠原、本山
FW:田代、マルキーニョス

各チームとも4-4-2の布陣で試合が始まりました。

グランパスの選手が試合勘を取り戻す前にアントラーズが先制しました。開始4分で1点を取られるというのは集中力の欠如としか言いようがないでしょう・・・。

1点目の後はグランパスがボールを持ってパスを回しながらアントラーズの陣地に攻め込みます。ただ、いつもと違うメンバーだからか、それとも久しぶりの試合だからか、選手同士が微妙にかみ合わないように見られました。また、シュートチャンスがあってもシュートを打たなかったり枠から外れたりしてしまっており、その姿に監督はエリアの外に出て行くボールを革靴で思いっきりピッチに蹴りこんでイライラを露わにしていました。それとは対照的にアントラーズがあっさり2点目を奪います。コースが開いたところを小笠原が左足でぶち込んだわけですが、あのミドルは敵ながら素晴らしかったと思います。

28分で既に2点目のビハインドを背負ったグランパス。しかし、2点目をとられた後もボールを回しながら攻め込んでいくスタイルは変わることなくチャンスを作っていきます。ヨンセンがついにゴールを決めますが、オフサイドでゴールが取り消しになったときはさすがに気が滅入りました。それでも、40分ごろに玉田がエリア内でファウルを受けてPKを得ます。

で、玉田がPKを外します。なんでヨンセンがPKを蹴らなかったのかが理解できません。たぶん玉田が「俺がとったPKだから俺が蹴る」とか何とか言ったのでしょうが、普段蹴ってない人間が蹴るというリスクを考えなかったのでしょうか? 試合展開から言ってグランパスの流れが来ている中で手にしたPKを決めたら勝負はまだわからなかったと思います。しかし、PKを外してしまったときにグランパスは試合の流れを捨ててしまったように感じられました。私はこのときに「今日はだめかもしれない」と思わずにいられませんでした。

ハーフタイムに私は東海圏出身のくせに初めてあんかけスパゲッティを食べました。こしょうが効きまくって辛かったですが意外とおいしかったです。 試合と関係ない話ですがこんな話でもしないとやってられない・・・。

さて後半です。後半の開始は両者それなりに動いていたのですが後半の15分あたりからアントラーズが自陣に引いて守る体制に入りました。3日前に試合をしており、さらに水曜にナビスコの試合を戦うアントラーズにとって当然ともいえる試合運びです。

それに対しグランパスは深井に代えて切り札杉本、そして吉村に代えて藤田を投入します。藤田を入れたときにグランパスは布陣を4-3-3に変更。中盤の「3」のアンカーに山口が入り、中盤の前目のポジションの左を小川、右を藤田が担当しました。しかし、この4-3-3は変更したときに藤田がシュートを2発くらい放ちましたがその後はあまり機能したと思えませんでした。4-3-3に布陣を変えたのが果たして有効だったのかどうかといわれると疑問が残ります。また、藤田のところでボールロストすることが数回ありました。ヨンセンと代わった巻にもいえる事なのですが、交代したところでボールが収まらなかったり機能しなかったりするのはチームにとって非常に厳しいです。4-3-3の後ピッチを広く使って攻めていたというよりはむしろ中央突破を狙う傾向が強くなったように思われます(サイドを使ってなかった。特に右サイドを使うことが少なく起点の多くが左サイド、というか阿部)。後半の終わり前にはサイドを使うようになっていましたが。
交代で苦労するグランパスとは対照的に怪我で退いた本山に代わって入ったダニーロが点を決めるのを見るとグランパスとアントラーズの差がはっきりと見えたような気がしました。つーか、フリーで打たせるなよ・・・何だあの「どうぞシュートを放ってください」みたいな守り方は・・・誰かつめろよ・・・。

ダニーロが決めた3点目で完全に勝負あり。ピッチ上の選手もゴール裏のサポーターも沈黙してしまいました。少しは帰国中にピクシーが観戦したチェコ対トルコ戦並みの大逆転劇が見られるかどうか期待しましたが何も起こりません。結局、私はマルキーニョスの4点目を見届けたときに席を離れました。

今日の試合で面白いサッカーをしていたのはどちらか言われれば、私は確実にグランパスと答えます。ボールがスピーディーに動くとともにあっというまにチャンスを作り上げていくサッカーは面白かったです。
では、強いサッカーをしていたのはどちらかと言われれば、私は確実にアントラーズと答えます。チャンスを確実に決め、相手の決定的なシュートをキーパーがファインセーブ(曽ケ端はすごかった)し、しっかり守ってカウンターを決めるということを忠実に行ったアントラーズはグランパスよりも強かったです。中断前のグランパスにあって今のグランパスに欠けてしまった強さをアントラーズに見せ付けられてしまったという感じです。面白さに加えて強さを兼ね備えることができたときグランパスは次のレベルに到達することができるでしょう。それに向かって再スタートです。

今日はレッズも敗れてしまったためにリーグ戦の混戦具合が増してきました。この試合でリーグが完璧に終わったわけではないのでグランパスはしっかり切り替えて次の試合に臨んでほしいと思います。次の試合はナビスコカップ準々決勝の1stレグ、アウェーでのジェフ戦です。私はこの試合にも顔を出しますのでグランパスがどれだけ変わることができたかを楽しみにしたいです。

posted by liverbirdflying |23:06 | サッカー | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年06月27日

Jリーグがようやく再開です。

ようやくJリーグの再開です。
私は明日のグランパスが王者アントラーズを「迎撃」する今節の試合を観戦しようと思っています。チケットの売れ行きがかなり好調のようで、明日は満員のスタジアムでの試合になるようです(でも雨が降るらしいですね・・・)。

この試合はグランパスが優勝を狙う挑戦権をかけた試合になると思います。優勝を狙うのであれば昨季の王者相手のホームゲームで確実に勝つことは必須条件になります。特にカシマスタジアムで「引き分けたことすらない」グランパスにとって今節のホームゲームはどうしても落とせない試合になります。

アントラーズは水曜にトリニータ相手にリーグ戦で久しぶりの勝利を得ました。彼らは暗闇から抜けた良い手応えを得て中2日でグランパスとの試合に臨みます。中2日というのは厳しいですがEUROを見てもわかる通り中2日がハンデになるとは思えません。逆に試合から3週間も遠ざかっているグランパスがいかに早く試合勘を取り戻すことができるかというほうが心配です。下手をすると何も出来ないまま終わることがあってもおかしくはありません。日本代表で先発起用され続けて試合勘を保っている楢崎と玉田にチームを引っ張ってもらいたいと思います。

話は変わりますが、マギヌンの不祥事はグランパスにとって大きな打撃となりました。グランパスの中でボールをキープして攻撃にアクセントをつけられる選手であっただけに不祥事という形で起用出来ないのは痛いです。しかし、社会的に模範とされるべきプロスポーツ選手による無免許運転という重大な違法行為を見逃していいはずはないので彼と彼をフォローしきれなかったグランパスには厳正な処分を受けてもらいたいと思います。

とはいっても、マギヌンに対する処分は先日に酒気帯び運転をしたアントラーズの選手に対して行われた処分と同様のものになると考えられます。その理由は道路交通法の無免許運転に対する罰則規定が酒気帯び運転に対するそれとほぼ同様のものであるからです。そうするとマギヌンに対する制裁は始末書と制裁金の支払いとなります。ただ、グランパスの親会社が例の自動車メーカーなので制裁が加重されるかもしれません。ですが、1ヶ月以上の出場停止となるような大きな処分にはならないと思います。そう思いたいです。

7月の日程は意外と厳しいもので、グランパスはナビスコ杯があるのでミッドウィークの試合が2つあります。さらに代表合宿(7月7日〜9日。U-23代表の合宿は意味があると思うけど代表合宿をやる意味が分からない)やオリンピックなどで「出向」する選手が何人か出ること。そして、梅雨や蒸し暑い気候の中で試合をしなければなりません。グランパスがこの難しい環境の中でスーパーハードワークを見せることが出来るかどうかがリーグ戦の命運を握ります。一人でも多くの選手を起用出来ることが望ましいので、そういう意味でもマギヌンには早く試合に出てもらいたいです。

まずは明日の試合。うまく乗り切ってほしいと思います。


posted by liverbirdflying |18:34 | サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年06月13日

昨日の日本対カメルーンの試合を見て

昨日、U-23の日本対カメルーンの試合がありました。
グランパスの選手ということもあって吉田の動きを中心に試合を見ていましたが、吉田はなかなかいい動きをしていましたね。競り合いや1対1を無難にこなせていました。怪我さえなければオリンピックに行くことが出来るような気がします。

試合展開はいいチャンスを作りながらもゴールを決めることが出来ないいつものパターン。ゲームの最初に森本が大きなチャンスを迎えましたが、あれを決めきれないとオリンピックでは厳しいのではないでしょうか。また、昨日の試合ではホームということもあり押し気味に試合を進めることが出来ていましたが、本番は中国での試合となるため以前のアジアカップのような「アウェーではないはずなのに完全なるアウェー」状態の中で戦うことも考えられます。そして相手はいずれも強豪国なので点を決める機会もほんのわずかになるかもしれません。そのわずかなチャンスを生かしていくことが必要になります。というか、これは日本代表が抱え続けている課題でありこの課題を乗り越えないと世界を語ることが出来ないように感じられます。

一方、守備は良かったと思います。このチームはまずしっかり守って、ボールを奪ってからいかに早くゴールに迫っていくかというのをテーマにしているようですね。選手が集中していたこともあってそのテーマを目指して試合をしているなと感じました。この形をオリンピックの舞台でも披露してもらいたいです。

オリンピックに行けるメンバーはオーバーエイジを含めて18人という狭き門です。ポジション別に分けるとこのチームは4−5−1の布陣なのでGK2人、DF6人、MF7人、FW3人といったところでしょう。オリンピックは今開催されているEUROと同じトーナメント形式なのにメンバーを18人しか連れて行けないというのはきついですね。
来月のメンバー発表を他国のメンバー発表と合わせて期待して待ちたいと思います。

posted by liverbirdflying |14:45 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月04日

日本対オマーン戦を振り返る

遅くなってしまいましたが、日本対オマーン戦を振り返って、雑談をしてみようと思います。

試合前には「引き分けなら監督の進退問題」とかなり煽られましたが、所詮アジアレベルなので間違いを犯さない限りホームなら日本代表はどのチームにも勝つことが出来るのです。なので、そこまで選手や監督を追い込む必要があったかどうかは疑問が残りました。ただ、もたらされた結果は上々なものでした。日本代表にかかったプレッシャーは相当なものがあったように思われます。

この試合では、相手が予想以上に弱かったことやいい時間帯に点を取って早々と3点の差をつけたことから、日本はプレッシャーがなくなり楽に試合を進めることができました。そして、日本のやりたいことを垣間見ることができました。

遠藤のボランチは個人的には非常に気に入りました。中盤の底でいいボールが出せる選手がいることで中村や松井といった前にいる選手たちが自由に仕掛けることができていたように感じました。ただ、あのポジションでボールをキープすることができるかどうかが不安です。一方、遠藤とコンビを組んだ長谷部の出来は正直いって期待はずれ。前半終了間際にイエローカードをもらってもおかしくないタックルをかましていました。もしあそこでカードをもらっていると長谷部は退場になっていました。もうちょっと考えてプレーをしてもらいたいと思います。次の試合がアウェーであることを考えると長谷部に代えて鈴木啓太をいれるのもひとつの案だと思います。

前線はパスを回しながら崩していくという戦法でした。オマーン相手にはパスがよく回りまわってリズム良く攻撃を仕掛けることが出来ていましたが、キリンカップのパラグアイ戦のようにパスが遮断されると次第とパスミスを繰り返すようになる傾向があり、そのときにどういう攻撃を組み立てられるのかが懸案事項として残っているように思われます。
3得点はいずれもいい得点の仕方だったと思います。また、選手から気迫が感じられたのがこの試合で一番良かった点でした。

ホームでのオマーン戦はうまく乗り越えることが出来ましたが、今度の土曜に行われるアウェーでの戦いは前回ほどうまく行くとは思えません。横浜でやったことをマスカットでそのままやることが出来たなら問題なく勝つことが出来ると思います。3次予選程度で負けるほど日本のサッカーが落ちぶれてないことを見せてほしいですね。

posted by liverbirdflying |14:20 | サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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