2008年10月28日

Stamford Bridge has fallen down!!

プレミアリーグ第9節。スタンフォード・ブリッジで行われたチェルシーとリバプールの首位攻防戦は0−1でリバプールが勝利。リバプールはリーグで単独首位に立ちました。

リーグでは2004年2月からホームで負けなしのチェルシーでしたが、87試合目にして偉大な記録が途絶えてしまいました。こういう記録はいつかは終わるものですがまさかリバプールがとどめを刺すとは思いもよりませんでした。チェルシーは多くの怪我人を抱え、控えで出てきた選手はディ・サントやシンクレアといった選手を出さざるを得ない状況であったとはいえ、いまやヨーロッパ屈指のチームのひとつであるチェルシーとのアウェーでの試合で勝ち点3を勝ち取ったことは非常に大きなことでした。

それでは試合内容を振り返ってみたいと思います。

チェルシー 0−1 リバプール
得点者:【リ】アロンソ(10)
警告:【チ】マルダ(54)、A・コール(56)、デコ(79)
   【リ】リエラ(22)、ジェラード(39)、マスチェラーノ(66)

各チームのスタメンは以下のようなものでした。

チェルシー
GK:チェフ
DF:ボシングワ(シンクレア、84)、カルバーリョ、テリー、A・コール
MF:ミケル、ランパード、デコ
FW:カルー(ディ・サント、58)、アネルカ、マルダ(ベレッチ、58)

スタメンは良い選手が並ぶものの、エッシェン、バラック、J・コール、そしてドログバを欠く布陣であることを考えると少し見劣りする印象を受けます。
これでも十分に強いチームなんですけどね。

リバプール
GK:レイナ
DF:アルベロア、キャラガー、アッガー、アウレリオ
MF:マスチェラーノ、アロンソ
  カイト(ルーカス、87)、ジェラード、リエラ(ヒーピア、89)
FW:キーン(バベル、60)

リバプールはアトレティコ戦から4−2−3−1のシステムはそのまま、ドッセーナをアウレリオに、ベナユンをカイトに代えて試合に臨みました。アトレティコ戦で怪我等の疑いがあったキーン、ジェラード、アロンソがいずれも復帰出来たのは良かったです。昨シーズンはこの布陣でトーレスが大活躍しましたがその代役をキーンがどこまで果たせるかということにも注目でした。


・前半

キックオフ後に試合の主導権を握ったのはホームのチェルシー。昨シーズンのようにドログバに当てて展開というやり方ではなく、ボールを回しながら崩すスタイルでリバプールのゴールに迫ります。一方のリバプールは自陣に引いてカウンターを狙う戦い方です。

チェルシーペースの試合でしたが最初にゴールを奪ったのはリバプール。チェルシーのクリアミスから生まれたチャンスをアロンソが生かし、ミドルシュートはボシングワに当たってそのままゴールに入りました。昨シーズンの今頃は格下相手にチャンスを何度も作りながら無得点という試合が何回かありましたがそれを振り返ると劇的な変化です。

先制点を許したチェルシーはチーム全体が早めにプレスをかけるようになります。ボールを奪ってから速いパス回しで攻め上がるのですが最後に精度を欠いてチャンスを無駄にしてしまうことが多くありました。また、チェルシーは前線の中央でボールを収めることが出来ていませんでした。リバプールのCBコンビがアネルカをうまくカバーしていました。リバプールは徹底的に中央を固め相手に浮き球のパスを出させるようにしていました。守備陣の奮闘ぶりと合わせてこの戦術はうまく機能していました。

リバプールが攻める時間は少ないものでしたが、ジェラードのミドルやリエラの突破で敵陣に迫っていました。リエラはリバプールに入って2ヶ月程度しか経っていないのですが既にリバプールにとって不可欠な存在となりつつあります。

30分過ぎからチェルシーがボールを持ち続ける展開が続き、何回かチャンスを作りましたがいずれもゴールに結びつけることが出来ませんでした。リバプールがこの前半終了までの15分間を守りきったことはこの試合のポイントになったところだと思います。

・ 後半

後半に入ってもチェルシーのペースで試合が動いていきます。しかし、決定的なチャンスを作ることが出来ません。そこでスコラーリはカルーとマルダの両ウイングに代えて長身のストライカー、ディ・サントと右サイドの選手であるベレッチを入れます。この交代でディ・サントをトップに、その下にアネルカを配置し、右サイドをベレッチに、左サイドをA・コールにカバーさせる作戦を取ります。この交代でチェルシーは以下の布陣に変わります。

GKとDFに変化なし。
MF:ミケル(中盤の底)、ベレッチ(右)、デコ(左)、ランパード(トップ下)
FW:ディ・サント、アネルカ(2トップ)

パス回しで崩すことを要求し、それを実現するための布陣変更をしたスコラーリと中央を固められ、パスを回すことが出来ないが故にボールを放り込むチェルシーの選手たち。A・コールやデコが決定的なチャンスを作りますが集中を保ったリバプール守備陣が防ぎきります。時間が過ぎるにつれてチェルシーのサポーターから声が聞かれなくなる一方でリバプールのサポーターはベンチ入りすらしていないトーレスのチャントを歌っていました。

リバプールはキーンに代わってバベルが入ったこと以外は特に変化はありません。バベルは怪我あがりのキーンよりも動きがよく不慣れなはずの1トップの動きを頑張っていました。以前よりもボールを持つ時間が短くなっていましたね。

試合終了直前にチェルシーがシンクレアを入れて前線の枚数を増やしたのに対し、リバプールはルーカスとヒーピアを入れ、バベルを前線に残して守りきる作戦に入ります。リバプールのサポーターがスタンフォード・ブリッジで無事にYou'll never walk aloneを歌いきり、リバプールが勝利を収めました。


リバプールにとってこの勝利は非常に大きなものです。しかし、次に続く試合でも勝ち点3を重ねていかなければプレミアの頂点は見えてきません。

今週はレドナップを奪い取られたチームと奪い取ったチームとの試合が行われます。両チームとも最近は本来の調子を取り戻せていない状況なので確実に勝ち点6を取りたいところです。

posted by liverbirdflying |19:07 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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