2009年11月23日
11月22日vsFC東京戦 -相性以上の何か
「なんか憑き物が取れたみたいだな」 と、一緒に観戦に行った友人が言っていたが、サポーターだけでなく、選手もプレッシャーから解放されたのかもしれない。フクアリの雰囲気は、今までの悲壮感とは違った何かがあったのは確かだと思う。 さて、試合は9分に谷澤が無回転のミドルを打つなど、前半からジェフがペースを握る。しかし、前半20分に巻が退場するというアクシデント。痛みに強い巻がまったく動かない。その光景にスタジアムが凍りつく。結局、巻はネット・バイアーノと交代するが、その交代後まもなくの25分に中央で粘ったネット・バイアーノが左サイドのアレックスに流し、アレックスがクロス、そこを新居がやや後ろに戻りながらヘディングを決める。 先制したとしても、まったく安心できないのが今のジェフ。そのいやな予感は当たる。細かいパスを中村→鈴木とつながれ、赤嶺がゴール。赤嶺にパスを出した鈴木は、DF陣がみなボールに集まったために完全にノーマークの状態だった。このあたりはまだまだ要改善か。 その後も一進一退の攻防が続くが、ロスタイム、左サイドからのクロスをゴール正面で受けた坂本がシュート。今まで坂本が流れの中でペナルティボックスに入ってシュートという流れは多くなかっただけに、ゴールをはずしたことを責めるよりも、あの場所にいることをほめるべきだろう。 後半は、開始早々に試合が動く。右サイドの坂本からバイアーノへのアーリークロスがあがり、勝ち越し点を上げる。バイアーノの競る技術というのは相変わらずだが、点であわせる技術にはやはり目を見張るものがある。やはりパワープレー要員というのは、本人のスキル的にもマッチしていなかったのだろう。 さて、後半は米倉の動きが際立っていた。どうやらこれは「GKも含めてビルドアップしながら中盤で工藤と中後が受け、相手を集結させておいてサイドでアクションする。」(江尻監督)の意図のようだが、この日は中後の守備がすばらしく、運動量豊富に相手ボールを奪っていった。今まで工藤と中後の中盤というのは両方とも前に出る傾向があるので、不安定な面も大きかったが、この日はそんな不安もあまり感じさせなかった。その後、平山の退場という幸運な面はあったが、選手交代でも攻撃的な姿勢を貫き、久々のホームでの勝利となった。 この日の試合は、江尻監督が、「われわれは行きつくところまで行ってしまった。怖いものはないだろう」といっていたように、この日のジェフは積極的にリスクをとっていたと思う。前半ロスタイムの坂本のシーンだけでなく、新居のゴールシーンも、ペナルティボックスの中に、新居・バイアーノ・米倉と駒がそろっており、今までよりも攻撃に人数をかけていたと思う。また中盤からも積極的にミドルを打つなど、今までのジェフにない試合運びで、シュート数がFC東京の倍の16本と32節の試合の中でも2番目に多かった。 おそらく江尻監督の目指すサッカーとはこの日見せたようなサイドから崩して、ペナルティボックス内にFWだけでなく中盤の選手も飛び込んでくる。サイドからのサポートが期待できなければ、ミドルを打つ。そんなサッカーなのだろう。残り2試合、その形を見せ続けれるか、それが来期も江尻監督が指揮をするか否かの試金石になると思う。 やはり勝利というのはどういう状況でもうれしいもので、その日一日は本当に幸せな気分に浸れた。幸せな休日をくれた選手に素直に感謝したい。 また、寒い中、一緒に観戦してくれた友人と妻に感謝 おまけ) 交代時の新居のふてぶてしさ。勝利への貪欲さがにじみ出ていて本当に頭が下がります。
posted by kiwi |07:42 |
観戦記 |
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