バルセロニスタ

俺から見たリオデジャネイロ・オリンピック:日本対ナイジェリア

このエントリーをはてなブックマークに追加

グループリーグ初戦のナイジェリア戦です。

ナイジェリアは試合当日にマナウス入り。

一方、何を考えたのか手倉森監督はスターティングメンバーとフォーメーションを前日までに公開する愚策を披露します。

今回は気になったところを中心に書いていこうと思います。

まずは日本の失点シーン。

5点目を除いた4失点が起点となるボールホルダーへのよせが甘い。1失点目はロングボールを入れる選手、2失点目はアーリークロスを入れた選手など、1試合を通じて緩いプレスを繰り返した。

結果はブラジル戦と同様、ボール支配率は負ける、いい形でボールは奪えないという始末。

相手の前に立つのはいいが今のところ5mくらい(フィールドの横線を目安)は空いている。これを2mの距離まで縮めたい。

5mあれば高校生だって余裕を持ってプレーできます。相手が寄せるまでに少なく見積もって2歩の距離はある。これが2mなれば1歩でボールに届くわけだからボールホルダーに精神的なプレッシャーをかけると同時に、パスコースの限定ができる。

ブラジル戦、ナイジェリア戦では、共に縦パスを入れたい放題に入れられ、そこで起点を作られればチャンスを作られる悪循環。縦パスをカットしても、効果的なカウンターには行けないのだから、ブラジルやナイジェリアは焦らず守ればいいことになる。

試合直後にキャプテンの遠藤が

「イージーミスを繰り返して失点してしまった。」

という内容のコメントをしていたが、そのような考えではコロンビア戦、スウェーデン戦も同様の結果に終わります。

コンディション不良のナイジェリアが後半終了間際まで見せたようなボールへのプレスをもっと激しくいくべきでしょう。

続いて日本の得点。

左サイドからの崩し、中央でのスルーパスなどを絡めて4得点は好印象だが、ナイジェリアの守備連携がひどかったことを考えると打ち合いを制するだけの得点力がほしかった。

守備を切り離して攻撃だけを論じるのはナンセンスだと思うが、まず思うのはポゼッション率を高めてサイドを広く使いナイジェリアの選手を走らせてスペースを空けたかった。

両WGに入った南野、中島が中に入ってきてしまい、サイド攻撃が活性化しないのはA代表同様、日本全体の悪いところだと思う。中央に入り込めばそれだけ敵DFも中央に集中しスペースがなくなる。

サイドの高い位置に広がっていればその分敵SBも広がるしかない。そうすればDF間の間が広がり、中盤やサイドから効果的にゴール前に飛び込んでいける。

総括 日本 ブラジル戦から何も成長していない。コロンビア対スウェーデンの後半を少し見たが、日本対ナイジェリアとはレベルが違ったので、このままではグループリーグ3連敗という結果が妥当な気がします。中2日という試合日程でどこまで修正できるかポイントかな。

ナイジェリア 試合当日に現地入りでコンディションはとても悪かったが、現地の気候などに慣れる前に試合をして結果を出す。昔、ワールドカップの南米予選でブラジルかアルゼンチンが高地対策で、試合当日に会場入りし、試合が終わったらさっさっと帰るという方法で試合をしたことがあったが、それを思い出した。ただ、これから中2日で試合をこなすので、スウェーデン戦、コロンビア戦は日本戦よりもコンディションは上がらないのではないかと思うがどうなるのかな。

2ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
日本代表
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

俺から見たリオデジャネイロ・オリンピック:日本対ナイジェリア

スパ大さん、コメントありがとうございます。

世界との差はかなりあると思います。

今の日本代表で出場している中心選手を世界的な名選手でプレースタイルが似ている選手で例えてみるとわかりやすいと思いますが、

本田(中央で構えてボールを受けてさばく)⇒ジダン、リケルメ
香川(中央に入り込んでくるサイドアタッカー)⇒アンリ?、ロビーニョ?

※アンリ、ロビーニョともちょっと違うか気もします。

思う浮かぶ選手が10~5年前くらいの選手です。

このことから、日本サッカーは5~10年はヨーロッパにおいていかれてます。

システム、戦術面での遅れも顕著で、Jリーグは守備ブロックを作る意識がほとんどなく、TV画面を通して守備に入った時のきれいな4-4-2や4-5-1などにはなりません。一方、ヨーロッパでは、守備ブロックを作ったらかなりきれいな4-4-2や4-5-1が見られます。そして強豪チームになればなるほど、きれいな守備ブロックを作ります。

個人技はもとより戦術面でも、日本式を作るよりはまだまだヨーロッパから学ぶことがたくさんあるように私は考えています。

俺から見たリオデジャネイロ・オリンピック:日本対ナイジェリア

スパ大です。質問に解答下さり、感激しました。とても参考になりました。

そう言えば、2010年南アW杯の岡田ジャパンのときはブロック型守備陣形でした。国内の強化試合の不出来ぶりもあり、何かを変えようと大会前にシステム変更を決断されたと聞きました。大型のセンターバックがいたこともあったのでしょうね。

その後、ザック・ジャパンになって、ブロック体型はなくなり、ポゼッション重視で攻撃的なあスタイルに替わったと聞きます。高い位置でボールを取るなどとも言われます。長谷部選手なども「ブロックを組む戦術では、日本サッカーの先が見えない」と分かり難いことを言っていました。

しかし現実には、相手が欧州などの強いチームになると、たとえポゼッションはキープできても決定力不足、守備面もあまり改善されていない様に見受けます。世界の進歩の方が早いから仕方がない?・・・とは残念です。これは、ハリル・ジャパンになった今でも引きずっている感もあります。個人の力の差を、集団の結束力や、自チームに合ったシステムで補うのが日本式ですが、世界レベルのサッカーにはまだ通用しないのでしょうか。


今回はコンディション最悪だったナイジェリアに惜しい負けでしたが、五輪の残り試合も日本チームを応援します。

俺から見たリオデジャネイロ・オリンピック:日本対ナイジェリア

スパ大さん、コメントありがとうございます。

答えになるかどうかはわかりませんが、参考にしていただけたらと思います。

まずはEUROで躍進したウェールズですが、自陣に守備ブロックを作ってましたが、ボールを持っている敵選手に簡単にパスを出させないようにFWないしはMFの選手がボールに寄せていきました。

ウェールズの場合は隙あらば、ボールを奪いに行く、無理やり縦パスを入れさせてカットすることを考えて守っていました。また、奪えなくてもバックパスをさせやり直しをさせ、別の選手が寄せていく方法です。

ボールを持っている敵選手からすれば、

「隙を見せたら奪われる。バックパス1本でも慎重にいかねば。」

一方、日本は守備ブロックは作っているもののボールを持っている敵選手の前にただ突っ立ているだけで、ボールを持っている敵選手からすれば

「取りに来ないんだ。あわてる必要がないな。」

と余裕を持たれてしまいます。

ナイジェリアの3点目はその典型で、中島が左サイドを突破しようとしてボールを奪われ、奪った選手がちょっと前にいた選手にパス。近くにいた大島は足を止めて中へのパスを切りに行き縦パスを通されました。ボールを受けたムハマドの前方にいた遠藤、藤春は後退を始め、中央から右サイドに走り込んだサディクに塩谷がついていきゴールまでいかれました。大島、遠藤、藤春の3人のうち1人でもボールに寄せていけば、あの失点は防げたはずです。

それまでの日本の守備でナイジェリアは、日本はボールを奪いに来ないと思っているので余裕をもってパスを出していました。

これがもし、ウェールズだったら、ボールを持っている相手に1人は寄せていき、攻撃を遅らせることをしていたと思います。

最後に、日本人に合った戦術・システムかどうかですが、

ヨーロッパでは、近年守備ブロックを作るのが主流です。そこから各チームのアレンジがあります。自陣に引いてしっかり守るのか、守備ブロックを押し上げて前からプレスをかけていくパターンがあり、そこからカウンターを仕掛けるのか、ポゼッション率を高めて攻撃を仕掛けるかの違いがあるくらいです。

フォーメーションの違いもありますが、守備ブロックを作らないチームはEURO本大会出場国ではみませんでした。

ここから考えると、守備ブロックを作ることができないとワールドカップやオリンピックなどでは通用しないといっていいでしょう。

U-23オリンピック代表は守備ブロックまではできているので方向性は間違っていないと思いますが、守備ブロックを作ることで満足し、ボールを奪うためにプレーしていないのがもったいないです。

フル代表については、守備ブロックを作る以前に、適材適所の人材を見つけることが必要です。

ブラジルワールドカップでは、それを見誤り香川をサイドで使ってコートジボアールに2点を返されています。

中央に入りたがるサイドの選手がいると守備ブロックは作れません。

まずはそこから解決していく必要があると思います。

あまり答えになっていないような気がしますが、よろしくお願いします。

俺から見たリオデジャネイロ・オリンピック:日本対ナイジェリア

初めてコメントします。4点取って勝てなければ、当然なかなか勝てません。戦術とかよく理解してないのですが、6月のユーロ選手権で大健闘したウエールズのディフェンスを観ていました。相手チームが強豪国で攻めが強いこともあって、早めにゴールライン近辺までそれも6~7人が守備に戻っていました。今の日本五輪代表ももっと人数をかけてデフィエンスをすればと、素人考えでは思うのですが、そもそもの戦術とかシステムが違うのでしょうか?日本のフル代表の方もザックジャパン以来、ブロック戦術はとっていない様です。日本人に合った戦術をとっているのか、ご教示くだされば幸いです。

こんな記事も読みたい

手倉森ジャパンについて個人的に心配している2つの事。【FCKSA66】

決して「惨敗」などと言って切り捨てるべきでない。ましてサッカーで「全力投球」なんて言わないでくれ。【イビツ・オツムの独り言】

2016.8.5リオ五輪 VSナイジェリア ~俺は素直に頑張ったと思うけど~【生意気くらいが丁度いい。】

やはりオーバーエイジ枠はいらなかった【毎日フットボール】

街で試合結果を言っちゃいけない法案を提案します【Armar know Jack Bigwild】

リオ五輪・男子テニス ドロー発表! 錦織は1920年以来のメダル獲得を目指す! 【0 to zeroのhorizon】

リオ五輪(サッカー競技)展望② 大会概観 -ブラジルとドイツの因縁?-【World SPORTS Analysis】

リオ五輪(サッカー競技)展望① 日本代表 -謙虚な気持ちで-【World SPORTS Analysis】

ブロガープロフィール

profile-iconlibero10

  • 昨日のページビュー:48
  • 累計のページビュー:4064501

(04月23日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 俺から見たコートジボワール対日本
  2. 俺から見たベルギー対日本
  3. 俺からひと言:マンチェスター・ユナイテッドはどうなる?
  4. 俺からひと言:ワールドカップ後のバルサ補強希望と予想フォーメーション
  5. 俺から一言:マン・Uがディ・マリア獲得。香川に一言申したい。
  6. 俺から見たスペイン対オランダ
  7. 俺から見たCL決勝:レアル・マドリード対アトレティコ・マドリード
  8. 俺からひと言:マンチェスター・ユナイテッドの出来
  9. 俺から見たクラシコ(14’3’23)
  10. 俺から見た日本対ウルグアイ

月別アーカイブ

2017
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年04月23日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss