2009年03月23日
第30週 v アストン・ヴィラ (H) : 今、勢いはレッズにある!!!
Week 30 : 22nd Mar, 2009 リヴァプール 5v0 アストン・ヴィラ 先発:4-5-1 レイナ:アルベロア、キャラガー、シュクルテル、アウレリオ:マスチェラーノ、アロンソ、カイト、リエラ、ジェラード:トーレス 交代:ルーカス(アロンソ’66)、アッガー(アルベロア’76)、エンゴグ(ジェラード’80) 得点者:カイト(’8)、リエラ(’33)、ジェラードx3(’40(PK)、’50、’65(PK)) *MOM:リエラ 雑感: 5-0!!!!! 戦前の心配を嘲笑うかのようなスコアだ。 畏れ入りました。 とは言っても、スコアラインが示すほどヴィラは簡単な相手ではなかった。 5-0で勝つような試合には見えなかったというのが正直なところだ。 レイナが同点ゴールを防いでくれたからよかったが、失点してしまいそうな匂いは少なからずあった。 しかし、ユナイテッド、チェルシーが相次いで敗れた翌日の試合、突然転がり込んできた大チャンスをこれ以上ない形でモノにしたのは本当にでかい。 期待通りユナイテッドキラー振りを発揮してくれたマーフィー率いるフラムに感謝しつつ、リヴァプールの勢いを感じることができたこのゲームを振り返りたい。 7試合勝ち無しのヴィラが相手となったこのゲームだが、アウェーゲームでホームの倍の10試合勝利しているということもあって、油断は禁物。 アーセナルが調子のいい今、彼らにとっても負けられない試合となった。 古巣へ帰還したヘスキーとカリューの巨人コンビでツートップ。 一方のレッズは、恐らくはラファの最強イレヴンであろうと思われるメンバーで試合に臨んだ。 最初のチャンスはジェラード。 トーレスのスルーパスからドリブルでエリアに近づくも、シュートは打てず。 が、それからすぐに珍しい試合序盤の先制点! リエラが倒されて得たジェラードのFKにアロンソが合わせ、バーの跳ね返りをカイトがしっかり抑えた強烈なボレーでゴール! 直後にもジェラードに惜しいチャンス、アルベロアも右サイドでいい足捌きを見せるなど、素晴らしい立ち上がりとなったが、レッズが心配なのはこの後。 元々実力のある選手が揃っているヴィラが、序盤の失点も相まって攻撃的なサッカーを展開し始める。 ジェラードが2度目のチャンスを迎えるも、高めのボールをミスヒットして枠の外に外してしまう。 リエラからのクロスが目立つ一方で、ヴィラはミルナー、A.ヤング共にいいクロスを入れてチャンスを演出。 特にミルナーは両足を遜色なく使いこなしアウレリオの右サイドを掻き回していた。 自陣のFKもロングボールをどんどん入れてきて、大きなツートップをフル活用。 カリューからの危ないシュートを2本レイナが素晴らしいセーブを連発して防ぎ、何とかリードを死守。 序盤のレッズは中盤の出足がいい印象で、パスカットが何度か見られていたが、前半の真ん中辺りは前線からのプレスが緩んだせいもあって、ボールを回されるように。 ボールを奪ってカウンターへ移っても、少し縦に急ぎすぎの印象で、あろうことかトーレス、ジェラードがブレーキになってしまっていた。 しかし、そんな嫌な時間帯にリエラがスーパーボレーで2点目!! かなり試合展開を楽にしてくれる1点だった。 レイナのロングフィードがバウンドして落ちてくるところを、走り込んでズドン! ゴール左上のバーを叩いてゴールイン!! 素晴らしいゴールだった。 ここ数試合は特に、ロングボールが最高の飛び道具と化している。 押し込まれている時間帯ほど、レイナの正確無比なロングフィードは武器になる。 今回もその条件に洩れることはなかった。 その直後、ミスのめったにないフリーデルが、なんと目の前のアルベロアにパスをプレゼント。 が、マイナス気味のパスはカットされ3点目はならず。 と思ったら、3点目もすぐ訪れた。 カイトの素晴らしいサイドチェンジをリエラが完璧なトラップ。 本職でないサイドバックを任されているレオ=コーカーを置き去りにし、巧く体を入れてPK。 ジェラードが落ち着いて決め、試合を決定付ける大きな3点目。 これで糸が切れたのか、L.ヤング、ペトロフの危険なタックルが相次いで飛び、怪我を心配するも大事には至らず。 難しい相手に3-0という最高の前半を終えたこの時点で、得失点差もユナイテッドに並んだ。 後半の立ち上がり、トーレスは前半より動きが軽そうで、リフティングドリブルを見せる。 直後にカイトの積極的なドリブルからエリアのすぐ外でFK獲得。 それをジェラードが見事にファーサイドへ転がして4点目!!!! またも4ゴール!!!! ジェラードは今期20点目!! これで完全に諦めたかと思いきや、ヘスキーが強烈なヘッド! しかしレイナの正面。 これでようやく、さすがのヴィラの足も少し重そうになり、中盤が空き始めて更なる得点の匂い。 交代するヘスキーには、アンフィールド中から大きな拍手。 代わりに入ったアグボンラホーは、それから試合終了までキレのある動きを見せていた。 少しボールが足についてきたトーレスは、またリフティングでスキルをショーオフ。 そして、中盤の緩いプレスからスペースを確保したアロンソが素晴らしいスルーパスを通し、トーレスが飛び出す。 倒されて2つ目のPK。 あれでフリーデルを退場にするのはかわいそうだった。 ヘスキーへの拍手同様、アンフィールドの拍手はリヴァプールにいたことがある選手にはいつも暖かい。 PKはジェラードが決めて、リヴァプールでは初めてのハットトリック!!! そして5点目!!!!! ヴィラは完全に意気消沈して、特に前線は歩く選手が何人も。 マスチェラーノのミドルは正面。 アルベロアに代わり入った、ようやく復帰のアッガーにも大きな拍手。 マスチェラーノは走り足らないのか、タックルでボールを豪快にスタンドへ。 予想以上の大勝に興奮してか、アンフィールドのレッズサポーターも、いつにも増して‘Handball!!’、‘Man ON’の声が大きい。 ジェラードもお役御免で大きな拍手。 ラファは試合中は笑顔を見せないことにしているのだろう、何点入ってもポーカーフェイスでメモすることがあるのだから、パーフェクショニストと言って間違いないはず。 トーレスの日ではなかったようで、最後までクリーンなシュートは打てず。 結局、最後は少し押し込まれる場面もあったが、見事クリーンシート、そしてエースのトーレスがほとんど何もできないにも拘らず、大量5得点を奪っての大勝となった。 MOMは、前半の3ゴール全てに絡んだリエラ。 もちろんジェラードも文句なしの結果を残したが、よりゲームにインパクトを与えてくれていたのはリエラだった。 これでユナイテッドとは1ポイント差! 完全に射程圏内に捕らえたといっていい。 しかしまあ、1つの勝利が与える自信がどれだけ大きな力というのは、本当に想像以上だ。 あれほど取るのに苦労したゴールの単純な増加だけでなく、それに繋がるプロセスにおける相手のミスを含めた運までもがリヴァプールに味方している。 全ては順風満帆、正しい方向に進んでいると言って間違いない。 しているサッカーに、苦しんでいたほんの少し前までとそこまで大きな違いがあるかと言われれば、答えはNO。 しかし、レアルにホームで完勝したあの瞬間から、何かが確実に変わった。 そして恐らくそれは、目に見えるものでなく、選手の中に芽生えた自信。 誰が相手でも自分たちの方が強い、そんなCLに対する自信と同じような自信が、ついにプレミアで対峙する相手に対しても生まれ始めたのではないだろうか。 ユナイテッド戦、そしてこのヴィラ戦の勝利で、それは確信に変わったはずだ。 そして、シーズンの中でも調子がピークを迎えたこの時期に、ラファの契約延長、更にはジェラードの嫌疑軽減とポジティブなニュースが重なり、遂にはあのユナイテッドまでもが退場者を2人出して自滅。 揺れ始めた。 それだけに、このまま一気に行きたいところで代表チームのW杯予選が入るのは、本当に残念。 しかし、チェルシーも抜き去った今、風はリヴァプールを押してくれている。 シーズン最終戦のスパーズ戦まで全勝で行くために、最高のラストスパートを切ったと言えるだろう。 あと怖いのは怪我だけ。 いや、もしかしたら今のレッズなら怪我人が出てもいけるのではないか。 そう思ってしまうほど、素晴らしい快勝劇と出来事の連続に沸いた3月だった。
posted by NO8 |04:56 |
08/09プレミアリーグ |
コメント(5) |
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第30週 v アストン・ヴィラ (H) : 今、勢いはレッズにある!!!
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現実的に考えればユナイテッドは消化試合が1つ少ないので実質4ポイント差ですね。
まだ射程圏内ではないです。
あと今日の内容は普通に5-0で当然だと思いますよ。
ヴィラは正直恐くなかったですし…
なぜオニールは高さを選んだのか理解に苦しむ。
アグホンラホール、ヤング、ミルナーの速さで来られた方が絶対に嫌だった。
キャラガー、シュクルテルは高さには強いが速さにはお世辞にも強いとは言えないのに…
さらに怪我人が出ればおしまいです。
リバプールは層が薄いので…
特に攻撃陣が欠ければおしまいですね。
トーレス、ジェラード、カイト、アロンソ、マスチェラーノは代役不在ですね。
posted by カイト | 2009-03-23 05:15
第30週 v アストン・ヴィラ (H) : 今、勢いはレッズにある!!!
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かいとさん。 そんな悲観しなくても気楽にかまえればいいと思いますよ。 もう終わった、って思った状態から立て直してこのポイント差まで来た訳ですから。
優勝経験のないリバプールの選手たちにとって今は非常にいい位置だと思います。
ただ、やはりこの中断でかなり流れが変わる可能性もありますねえ。 代表戦でトーレスやキャプテンが怪我したら・・・
posted by べらみー | 2009-03-23 09:45
第30週 v アストン・ヴィラ (H) : 今、勢いはレッズにある!!!
コメント投稿者ID :
思っても見ない大勝でしたが、ヴィラもカリューがかなり効いてて怖かったですよ。 それだけに、リエラのゴールはありがたかった。 オニールは多分勝ちに見放されてるチームに刺激を与えるために大きな2人にツートップを任せたのではないでしょうか。 そして、1試合多いとはいえ勝ち点差1というのは、希望を持つには十分だと思います。
posted by ニーニョ | 2009-03-23 13:44
第30週 v アストン・ヴィラ (H) : 今、勢いはレッズにある!!!
コメント投稿者ID :
う~ん、私も5-0のスコアほど簡単な試合ではなかった様に思えましたね。
っていうかリヴァプールが勝手に難しくしてた気がします。
おせじにもタイトとはいえないヴィラの中盤に対し、もう少しじっくり勝負したら
結構早く崩れたんじゃないかな?ところが早めの先制が仇となったのか、
手数をかけず前へとはやりすぎて跳ね返されてばかり。
ちょっと選手任せの時間が長すぎたのがラファらしくないなって思いました。
posted by pipin | 2009-03-23 18:36
第30週 v アストン・ヴィラ (H) : 今、勢いはレッズにある!!!
コメント投稿者ID :
う~ん、私も5-0のスコアほど簡単な試合ではなかった様に思えましたね。
っていうかリヴァプールが勝手に難しくしてた気がします。
おせじにもタイトとはいえないヴィラの中盤に対し、もう少しじっくり勝負したら
結構早く崩れたんじゃないかな?ところが早めの先制が仇となったのか、
手数をかけず前へとはやりすぎて跳ね返されてばかり。
ちょっと選手任せの時間が長すぎたのがラファらしくないなって思いました。
posted by pipin | 2009-03-23 18:36
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