2009年01月29日
第23週 v ウィガン (A) : 相手が怖がるサッカーを
Week 23 : 28th Jan, 2009 ウィガン 1v1 リヴァプール 先発:4-5-1 レイナ:アルベロア、シュクルテル、キャラガー、アウレリオ:マスチェラーノ、ルーカス、ベナユン、バベル、ジェラード:トーレス 交代:トーレス(リエラ’72)、ベナユン(カイト’75)、キーン(ジェラード’84) 得点者:ベナユン(’41)、ミド(’83(PK)) *MOM:ベナユン 雑感: 危ない橋を渡り過ぎているのか。 ラファはクレイジーという言葉を連発して振り返っているが、それはこの試合に限ったことではない。 1ヶ月前、ニューカッスルを粉砕した頃の、あのポジティブなムードが一気に消え去ったこと、それこそがクレイジーなのだ。 そしてファンも気付き始めている。 今のままではまた夢が夢で終わってしまうことを。 ウィガンと戦うには最高のタイミングだった。 ヘスキー、パラシオスを放出し、バレンシアも不在。 11月以降ホームで負けていないとは言っても、勝ち点3は無理な注文ではなかった。 そして、ゲームは前半に1点を取って折り返す文句なしの展開。 しかし・・・ 待っていたのは悪夢のようなPK宣告。 チャンスらしいチャンスのなかった相手にさえ、命綱を自ら渡してしまう脆さ。 残りわずかの時間を守りきれない前節と全く同じ展開は、失敗から学んでいないという言葉で括るにはあまりにも拙すぎる。 何が選手から勝ち切るメンタリティーを奪ってしまったのだろうか。 答えは一つ。 それは点、その中でも特に‘2点目が取れない’ことから来る“不安”だ。 これまでは、ホームのスコアレスドローにしても最後まで攻める姿勢は失っていなかった。 それが、この2試合は先制してその1点を何とか守る展開。 2点目というクッションがない限り、勝利がワンチャンスで逃げて行き得ることを、ラファが思っているほど選手が重く捉えていなかったのではないか。 そして見えてきたのは、まだこのチームにその1点を守り切る余裕、そしてメンタリティーが築かれていないということ。 試合が終盤に近づくにつれ、ボールキープ出来ていたのが、相手に渡ってしまうようになる。 エリア近くでファールを犯す回数が増える。 知らず知らずのうちに、自陣から出づらくなる。 これでは、相手に追いついてくれと言っているようなもの。 もう1点を取りに行くメンタリティーがないようでは、勝ち点はいくらでもすり抜けていく。 そして、その余裕を実現するためには得点力のアップが急務。 個人技に頼るばかりで、流動性の無い攻撃時の崩しの貧弱さは、早急に解決しなくてはならない。 今回のゲームでは、両ウイングがウイング本来の動き=ドリブルをしてくれたおかげで多少の改善が見られたが。 ジェラードとトーレスの疲労があれだけ溜まる理由は、彼らが走りまくることによってしかチャンスが作れていない現状の裏返し。 これでシーズン終了まで持つはずが無い。 ベナユンとバベルの方が、カイトとリエラよりもホームで起用するのに適していると思ったのは、自分だけだろうか。 2人の動きは、言ってみれば共にランダム。 停滞感が漂いまくる現在のリヴァプールのホームゲームにあって、この2人のプレーがどれだけ刺激を与えてくれるか。 そしてそれは、ファンにとってだけではなく、同じピッチに立つプレーヤーにとっても同じこと。 1人が少しでも不規則な動きをすれば、周りはそれをカバーしようと動く。 それで生まれた穴を、また他の誰かがサポートする。 こんな当たり前のことすらせず、それぞれの持ち場を離れないままボールを四法八方散らそうが何をしようが、相手は何も怖くない。 もう何度も書いているが。 やはり必要なのは相手の陣形を崩すドリブル。 1v1の勝負すらせずゴールを陥れるなど、そう簡単にいく訳がない。 ベナユンのゴールにしても、マスチェラーノが巧く1人かわしたことで一気に視野が開けたことから生まれた。 確かにカイトの働きは素晴らしいが、ゲーム終盤のどうしても点が欲しい展開のときでさえ残しておく必要があるのかといえば、疑問符が付く。 今日のMOMは、3度決定機を作ったベナユン。 去年も同じカードでゴールを決めていたが、またしても素晴らしい活躍だった。 仕掛けることを厭わなかったバベルも合格点。 マスチェラーノ共々、ラファがここまでそれほど使ってこなかった理由はオリンピックの疲れを考慮してのことらしいが、もうそんなことを言っている時期ではない。 そして、同じオリンピック組のルーカス。 あのファールはすまんでは済まされない。 あの時間までMOMに選ぼうかと思わせるほどいい働きをしていたのにも拘らず、まんまと引っかかって(引っかけて?)しまった。 マスチェラーノも、またつまらないタックルからあわや逆転ゴールかというチャンスまで献上していたが、ああいったプレーは本当に勘弁してもらいたい。 そして、またもベンチを暖めたキーン。 アーセナル戦のように活躍したゲームがあってもすぐ忘れられてしまうのは、正直彼だけの責任ではないように思う。 スパーズで輝いていた頃の彼は、どこにでも顔を出した。 そして恐らくは、周りの選手も彼に呼応して動いてくれていた。 しかし、レッズでそのセカンドトップ的な役を担っているのはジェラード。 そして、トップで同じことをやろうとしたら、今度はトーレスがいる。 かわいそうとしか言いようが無い。 なんで獲ってきたかはラファしか知らないが、今のこの停滞状況を打破してくれるのは、本領をまだ見せていない彼ではないだろうか。 もしそうだとしたら、それは本当に嬉しいことだ。 3位・・・ 響きは悪いが、チェルシーとは同勝ち点。 そして日曜日には直接対決。 修正点をしっかり洗い出して、すぐ1つ上へ戻れると信じている。 無失点大好きユナイテッドとは実質勝ち点5差・・・ 下を向きたくなるが、向いちゃいけない。 まだまだ分からない。 サッカーでは何だって起こりうるんだから。
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posted by NO8 |18:36 |
08/09プレミアリーグ |
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第23週 v ウィガン (A) : 相手が怖がるサッカーを
コメント投稿者ID :
ベナユンはよかったですよね。この試合はそれだけです。やっぱりラファの攻撃のマネジメントが出来てないからダメなんでしょうかね。守備組織はめっちゃ巧妙に作れるのに。 いや、守備に比重を置いているから当たり前か。
どっちにしろ、今季の結果でラファの去就は決まりますね。
posted by バボー | 2009-01-29 20:07
Re:第23週 v ウィガン (A) : 相手が怖がるサッカーを
コメント投稿者ID :
いつも楽しく拝見させていただいてます。
前節のダービーマッチは現地に旅行し観戦しました。
生でジェラードのミドルを見れた時は感動しましたし、勝てると思いました、が徐々に雲行きが怪しくなり押されっぱなしに。
やばいなーと思っていたら案の定・・・
今節も1点差のまま嫌な予感するなーと思ってたら案の定・・・
例年の勝ちきれない姿に戻ってしまいましたね。
リバプールの勝ちきれない理由はジェラード、トーレス以外で得点が出来ない事でしょう。
ブログにあったように他に仕掛ける選手がいないですね。
他のビッグ4と比べてリバプールにはドリブラーがいない=サイドアタックが弱い=中央からしか点が取れない=中央を固められ手詰まり こんな感じでしょうか。
かろうじてリエラ、ベナユン、バベル、ペナントとサイドで仕掛けられる選手がいますがリエラ以外は控えと戦力外ですからね。
そもそもバベルはCF希望の選手ですし、WGならまだしもSHの選手ではないですよね。カイトも同じです。
もちろんカイトは非常によくやってると思いますがいかんせん縦への仕掛けがない。
両SBも他のビッグ4より明らかに迫力不足です。テゲンに期待です。(個人的にはキャラガーのSBに反対です。守りはいいが攻めれない為)
4231ではワントップとトップ下以外の選手間の距離が遠い気がします。守備時には4411みたいになりますから。
4231の3のサイド選手の守備負担をDFとDHで軽減してやりオフェンスに専念させる(マンUのロナウドみたいに)か、もしくは442でキーンorバベルorカイトをフィットさせた方が得点パターンが増えると思います。
守備を固められた時を想定するなら後者がいいと思います。
特にラファにはキーンを辛抱強く使い続けて欲しいです。点を取った次の試合で使わないのはあまりにも可哀相です。
現地でもキーンの評価が悪いのですが未だにフィットしないのはラファにも責任あるように思います。
以上最近のキーン批判に対してどうしても書きたくなりました書かせていただきました。
長々と申し訳ありません。
posted by csgmbe | 2009-01-30 04:35
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