2006年10月11日
敢えて「考えて動かない」ストライカー
06W杯前の「Number」を読み返すと、「久保待望論」が端々に見れました。
中でもどなたかの一説に 「待ってられる久保」 の一文。
この例え、指摘を初めて聞いたのはオフトのカズに対するコメント、
「下がってくるな!張ってろ!!」と主張するオフトに対して
「球に触れた方が俺のスタイル」のキングカズ。この時に初めて聞いた気が。
まず、オフトって色々な用語や「サッカー感」の伝道師だなぁ・・って事と、
オフト前と後の日本Soccerはホボ別物って事を強く感じる。
当時、日本で絶対的スキルとシュート精度を誇ってたキング。
更に本質は「ウイング」なだけに「待ってる・・・」コレが若きキングに難し
い注文だった事は解る。「ドリ」が十八番だったし、プレッシャーの少ない
位置、中盤くらいまで下がって、「捌き」も「ドリブル」も「パス」そして
フィニッシュまでも絡みたい・・・上手い選手にありがちな事ってもんで。
けど、オフトにしてみればカズのシュート精度を使わない手は無い。
イヤ、他にFWのタレントも少なかった事も理由でしょうけど。
せっかくのチャンスに「シュートエリアにストライカーが居ない!!」・・・
これがオフトには有り得ないってもんだったんでしょう。
中盤まで下がってくるカズに「下がるな!!」って怒鳴ったと聞く。
これも「考えて走る」の中で重要な事でしょ?・・・「走る」とは違うか?
近代サッカー、トレンドの中では確かに古き良きポジションの呼称
「ゲームメーカー」「ウイング」なんかが絶滅寸前なのは解る。
求められてるのは有機的であり、労を惜しまず動き、技術があり、戦術に忠実
な選手。よほどの事が無ければ「カカ>リケルメ」で「エトオ>インザーキ」
じゃないかと・・・。
ようやく久保に戻るけど、久保は「動きの量」じゃなく「動きの質」のFW。
エトオやゴンの様にガンガン前で追うタイプじゃない。「上手くサボる」系。
もちろんエトオ程フォアチェックに奔走しつつゴールしてくれるのが理想。
ただ、あんなもん「唯一無二」クラスのレベルな訳で、日本人のフィジカルで
どこまで求めて良いもんやら・・・
戦術で2トップで相手のサイドをケアするのも勿論「手段」で「戦術」。
特に相手との力関係、ゲーム中流動的に「2・3・4・5バック」の時間もある。
この辺を批判したい訳では無くて、むしろ批判するとしたら「軸FW」と
先発し続ける彼・・・。点取れない、さぼってるならイランって事。
完全否定はしない、したくない選手ではあるけど、例えば根強く存在する
「師匠待望論」点の臭いが少なくても、他の仕事で地味に頑張ってる。
泥臭く体を張り「デフェンシブFW」のジャンル開拓者(笑)
イヤイヤ、進歩するなら長年の課題「ストライカー」に出現願おう。
「俺の仕事場はココ」と待ってるFW、「ストライカー」・・・
怪我に泣かされた久保は残念。ベテランを切り捨てる必要は無いけど、どうせ
ならば次世代に出てきて欲しい。
「動かない」っても「電柱」じゃ困る・・・。
エトオは真似できなくても「インザーキタイプ」なら出て来ないかな?
posted by 上段青天 |17:20 |
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