2009年02月27日

WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? (下・2)

《前回までの記事は【コラム:WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? (上)~(下・1)】をご覧ください》


では、イチローが3番、稲葉が4番に座り話題となっている野手陣営の話に移りたい。
以前にも取り上げたが、今回の打線は1番から9番まで、基本的に打撃・走塁・守備のバランスがいい選手が並べられているのが特徴である。日本・メジャー各球団から選抜されているのであるから、穴の少ない選手が揃ってくるのは当然だろうと思われるかもしれないが、実はその選出・起用法にも注目したい点があり、大変興味深い。


まずはこの打線で如何なる攻撃が期待できるか考察したいが、ありがたくも原監督は打線の構想について「一の矢・二の矢・三の矢」とのコメントを残し、レイズ・岩村も「原監督は三つのクリーンナップを作る考え」と証言しており、大きなヒントが得られている。普段から野球をご覧の方は、大して説明がなくともこの打線の「得点力重視」・「どこからでも点がとれる打線」という方向性をお察しのことだろう。具体的には「三つの矢」は出塁率重視・確実性重視・意外性重視の順で打線を組んだものであると、首脳陣のビジョンが明らかになっている。
この打線、基本は一の矢でチャンスを作り、二の矢で返す、三の矢であわよくば得点、という構造だが、それだけでもない。攻撃が始まるその都度、各打者の役割を柔軟に変更できる。誰でもチャンスを作れる、チャンスができたら、迎える打者はクリーンナップに早変わり。つまり一の矢・二の矢・三の矢の役目を全員で持ち回りできるのだ。ここは出塁したいのに打順が悪い、折角のチャンスに、打点を稼げる打者に回らないという「噛み合せの悪さ」がない、毎回1番打者から始まると言ってもそう過言ではないだろう。高いレベルでバランスのいい打者が並ぶからこそ為せる業ではないだろうか。
日本人選手は細かいプレーが得意だが、何でもそつなくできる器用さもある。現に日本人選手の基礎力は評判だ。今回は後者を中心に生かした形だろう。言うなれば進塁打やエンドランを駆使する、専門家を要所に配置するのは「3アウトを活用する野球」、バランス型の選手を並べるのは「9イニングを活用する野球」といったところだろうか。

では今回、首脳陣がこのような打線構想を打ち出した理由、思考の根底には何があったのだろうか。マスコミには原監督が星野氏を意識して違う色を出そうとした、と結論付けるところもあるが、管理人はそれで済むほど簡単な話ではないと考えている。そのような単純な理由だけで戦略を選べない事情が、WBCという大会にある。そこについて考察していきたい。


まずWBCの野手陣営を編成するにあたり、始めからある制約がかかっていることを見逃してはならないだろう。前回の記事で述べたように、「球数制限」などの特別ルールに対応するため、28人枠の席が投手に多めに割かれてしまうことになるのだ(しかも負傷者が出てもそのラウンドが終了するまで選手の補充はできない、二軍という組織をおくペナントとは場合が違う)。つまり残った貴重な席をやり繰りすることが、野手戦略の関門としてあるわけだ。よって同じポジションにタイプが似た選手を複数抱えるなど、まさに貴重な枠を無駄遣いする愚行であることだけは断言できよう。もうひとつ、当然控え選手の数にも余裕がないため、采配するにしても手元のカードを軽々しくは使えないということも考慮していただきたい。
前々回、首脳陣の野手戦略について管理人が「打線はメンバーを固定して戦うつもりではないか?」と考察した理由はここにある。管理人はメンバー構成を見て、レギュラーとベンチに選手としての特性に明らかな違いがあることからそれを「少数精鋭」と表現したが、その必要性がどこから来るのかを、この「野手枠の容量不足」に見出したのだ。これは以前取り上げた「亀井が選出された理由」にもつながるのだが、つまるところWBCでは、多種多様な選手を自由な采配で起用できるような環境とは言えないのである。言うまでもないが、絶好の場面で「その道のプロ」を起用しても、代わりにベンチに下がった選手の特性も失うリスクがあるから、そのような策は余程の勝負時に使うか最後の奥の手とするしかない。

ではこのような状況下では、どのような野手陣営の戦略を考えたいか。これも言うまでもないが、野球はその時々で状況が風向きのように変わる、相手も、事情も、心理もだ。であるから、常にチームとして対応力・適応力が求められるわけだ。しかし「野手枠の容量不足」という制限下では、人数を揃えるという方法は使えない、だから首脳陣は、各選手自身に対応力を求めることで帳尻を合わせようと考えたのではなかろうか。管理人は、スタメンにオールマイティーでバランスの良い選手が並ぶのはこれらの事情が絡んだのではと考えている。
次にベンチの話だ。万能型を揃えたとしても、何らかの策を成就させたくば「その道のプロ」に任せる方が得策なのは自明の理だ。無駄な選手交代はできない以上、彼ら「専門家型」は絶好の場面で使いたい、そのためにはベンチに控えているのもプラスになるはずだ。代打、代走、勝負時のまさに欲しい場面で、彼らは満を持して登場してくることだろう。実際、今回のベンチにはそれに応じたような面々が並んでいる。

このような役割分担を目指すと選手交代が極力控えられ、スタメンは自ずと固定されてくる、万能型のスタメンと専門型のベンチという戦略に至るのだ。
昨今の日本では「スモールベースボール」が神話化し、今大会でもその戦法を推す声も大きいが、忘れてはいけないだろう。「スモールベースボール」は走者が塁に出なければ始まらない、必ずしも成就するものでもない、その上WBCにおける「野手枠の容量不足」のもとでは、その都度贅沢に「専門家型」を投入して満足なパフォーマンスを得ることも望むべくもない、「スモールベースボール」中心の戦略は既に絵に描いた餅なのではないだろうか。
無論、万能型が並んだ打線にしても必ずしも機能するわけではない。チャンスさえ掴めば「常にクリーンナップを迎える」という点は大量得点も期待できるが、あてにはできないのが実情だろう。だがどうしても1点が欲しい場面、彼ら、一点買いの「専門家」の出番がくる。「スモールベースボール」は彼らによって、最も絶好の場面で実行されるだろう。


では話を整理しよう。
WBCの特別ルール下で求められる、
・戦略の柔軟性
・選手の適合性
・危機管理
の3つの条件。
今回の選手選考はこれをクリアすべく打ち出された結果ではなかろうか。もっと言えば、

それもこれも限られた選手・厳しいルールで闘うことが要求されるという、WBC独特の事情に始まり(原因)、
その対応のために、チーム作りには采配的に幅が利きくこと、なお無駄とムラのないよう、ポストと人材枠の節減を両立する必要が出てくる(目的)、
その実現のためには、単純な実力・実績で比較せず、チームの総力量でなく、実用性、効率性、そして選手の適性を重視し人材を募る(手段)、

そうして誕生したチームが今回のものではないだろうか。選ばれたのが不可解だ、という選手もあるだろう、それもそのはず、ポストによって総合力が求められたか、一芸が求められたかは全く違うのだ。だから管理人は「少数精鋭主義」と表した。配役・出番の有無に関わらず、無駄がなく全てが必要とされ、各々使命を請け負った選ばれた人材。「この場面で彼がいれば」と後悔する可能性を、極力排した戦略、全てに対する備え、そしてチーム全員が「活きる」選手選考、管理人は今回首脳陣が目指した野球はこのようなものだと考えている。


最後に、勝手ではあるが管理人なりのチームビジョンを述べて締め括りたい。
日本の投手力は世界に誇る、日本の野球は守り勝つことにその真髄がある。
だが世界の強豪が相手、WBCルールの下では投手も慣れない環境に苦しみ、采配でも継投のタイミングに無理がくることもあろう。幾ばくかの失点は覚悟しなければなるまい(トーナメントとなったため失点を気にする意味もなくなった)。
得点力は欲しい。ただでさえ大きい投手への負担をさらに増やさぬためには点差を広げるしかない。その代わり野手には大きなプレッシャーと高いレベルが求められるが、これも助け合いだろう。
巨人で原監督が掲げる、4点を取って3点に抑える野球といったところか(そこが原監督の嗜好が影響した可能性を否定できないところなのだが…)。
とにかく、日本代表の健闘を祈りたい、以上である。




(ご挨拶)

では、今回をもちましてコラム「WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? 」は終了とさせて頂きます。
大変冗長になり、お見苦しい乱文もあったこととは思いますが、WBCが終わりました後にでもまたご覧になっていただければ幸いです。
※後日、今回記事に寄せて頂きましたいくつかの疑問点にも、管理人なりにお答えして参りたいと思います、そちらもよければご覧ください。

最後までお付き合い下さり、まことにありがとうございました!

posted by let's go giants |22:20 | コラム | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年02月25日

WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? (下・1)

《前回までの記事は【コラム:WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? (上)・(中)】をご覧ください》

前回までは、今回の日本代表がスタメン選手に比べ控え選手の役割が限定的で絞られていながらも、その重要性は失われていない点を管理人は「少数精鋭」と表現した。では、如何なる構想の野球を目指したもとで、この少数精鋭の代表チームが編成されたのであろう。


今までは野手陣営を中心に話を進めてきたが、それは先日発表された28人の代表選手の顔ぶれを見た中から、その選出の傾向を考察するためであった。だがこのチームを構築してその先、采配を見据えたところでの首脳陣の構想を探るには、先ずは投手陣に目を向けるべきであろう。というのも首脳陣は通常よりも投手を優先して多くの枠を割く(理由は以下の内容を参照して頂きたい)など、投手陣戦略からチーム作りを始めているからだ。

先に管理人の見解として述べておきたいのだが、今大会はリリーフ・継投が鍵を握っていると思われる。先ずはその見解から説明したい。
WBCにはご存知の通り、「球数制限」という特別ルールが設けられており、これが今回WBCにおける投手戦略のポイントになるのだが、考慮するべきは、試合に登板する投手個々の球数に制限ができると、その投手が一体どこまでのイニング、マウンドに立っていられるのか先行きが不透明になるということだ。被安打・与四死球の数やカウントの内容によっては、予想したよりも早く規定の球数の上限に達してしまうことは、多分にある。然るにそのあとを受けるリリーフ投手は何人つぎ込むことになるとも知れず、継投策の重要性が自ずと高まってくる、同時に投手の頭数においても多いに越したことはない、というところだ。

首脳陣もその点を考慮していたのだろう、特に以前の国際大会とはうって変わり、リリーフ、中でも中継ぎ専門の投手を十分に用意する方針を表明していた。しかしその実現は叶わなかった。一次選考の時点で名前を連ねたリリーフ投手は、抑えの藤川・馬原に中継ぎ専門では若い山口のみという状況。
おそらくは
・絶対的な能力のあるリリーフは日本において人材不足
・リリーフと言えども枠の関係でロングリリーフが可能なことが望ましい
・リストアップはしたものの斎藤隆・高橋聡文・浅尾拓也・岩瀬・(岡島)らをはじめとする辞退者も相次いだ
という事情によるところもあろう。特に日本では、リリーフ投手の先発投手に対する劣等コンプレックス・先発優位の価値観が未だ根強く、リリーフ投手から積極的にWBC出場に手があがるというのも期待薄な面があるかもしれない。
もう一つ考慮に入れたいのが、今大会から一次・二次ラウンドに導入されたダブルエリミネーション(以下、DE方式)という特殊なトーナメント方式である。DE方式は1敗してもセカンドチャンスが与えられるのが特徴で、勝敗結果によってはこなしていく試合数が異なってくるのだ。順調に勝ち進めば3試合で済むが、初戦に敗北するとそのラウンドを通過するには4試合を行う必要が生じ、日程も過密になる。

「球数制限」、そして「DE方式」と「登板間隔」の兼ね合い、今大会はまさに継投における駆け引きが非常に大きな比重を占める。対策としては試合前にあらゆる事態を想定し、継投プランを立てることが重要であるのはもちろんだろうが、待機する投手陣にも柔軟な対応が求められるのは火を見るより明らかだ。
ならば、である。新聞各紙や報道番組などのマスコミは「先発3本柱」などと世間ウケしそうな言葉で煽っているが、とりまく状況を考えれば首脳陣の思考は、言うなれば「全員リリーフ」の方向でいるのではないだろうか。
つまり「先発3本柱」は単に「一番手」としての意味合いが強く、好調であれば球数制限と登板間隔規定を考慮の上でそのまま投げるだろうが、試合状況だけでなくトーナメントの進行具合如何では、可能な限りの続投か早期の交代かはその都度の判断が必要だ。


さて、いかにリリーフというポジションが重要か、その前提についてはもう十分だろう。では限られた枠の中でリリーフ投手を選考するにあたり、首脳陣には如何なる戦略があったのか、考察したい。
今大会の首脳陣の打ち出した戦略として「第2先発」という概念がある。これは体のいい名を付したものだが、リリーフ専門投手の不足・ロングリリーフの必要性から、ただ先発投手を配置転換した苦肉の策という感は否めない、しかしその是非が論点なのではない。
選考方針と、そこから見える戦略を炙り出すことが目的だ。では、その役の選考において物議を醸した例があるのでそちらを取り上げることにしよう。

「第2の先発」、先発型リリーフ「左腕」として内海・岩田が選出された件である。そして選考漏れしたのが、上記2人の左腕とWBC出場の枠を争うと目され、国際舞台でも多くの実績を残してきた和田であった。
単純に和田と岩田・内海を実績・調子で比較した場合、和田が漏れるべき大きな理由は見当たらない。先日の巨人との練習試合でも2回2/3を無失点に抑え、本人の言葉も「調子はいい」とのことだった。国際試合に登板してきた経験も大きなアドバンテージだったはずだ。
そこでである。管理人は本コラムの(上編)において、対象選手を単純比較するだけで得た答えが好結果を生むとは限らない、と述べたと思うが、ここで首脳陣の意図に接近するには、そのスタンスを以て、岩田・内海が代表入りするに合点がいくだけの強みを持っていないかを探る必要があるだろう。首脳陣が彼らの選考について最終結論を出したのは巨人との練習試合であるから、そこにこの問題の答えを導く鍵があると思ってよいのではないか。

まず和田の投球内容であるが2回2/3を無失点に抑えている。しかし実は他に気になるデータがある。4三振こそ奪ったものの、そこまでに44球を要しているのだ。いや、2回までは順調であったのだが、3イニング目に打者に粘られたのである。和田の投球スタイルは変則フォームからのフォーシームを中心とする真っ向勝負。キレのいい球で三振も取れるし、内外角を投げ分ける制球力も素晴らしい。しかしそこには副産物がある、三振を奪う傾向にいくと球数は自ずと増えるのだ。配球上、実際より速くは見えるが素直な球ゆえ、勝負に行くにもボール球を混ぜる必要があるのだから仕方ない。また逆球が多い投手でもあり、いわゆる一発病も指摘されていることもある。リリーフを考える上で、首脳陣には一抹の不安も生じたのではないだろうか、何しろ球数は今大会の鍵を握るテーマだ。

続いて岩田である。彼はWBC首脳陣の間で評価が急上昇し、既に代表入りが囁かれていたのだが、どうもその評価の対象は「ツーシーム」だという。和田のストレートとは違う、シュートとも言い換えられるクセ球である。なぜ首脳陣には岩田のツーシームが魅力的に映ったのか?それは岩田の投球スタイルに答えがありそうである。
どうも岩田のツーシームはメジャー球によって威力を増したらしく、巨人との練習試合では安打こそ許したものの、三ゴロ(エラーにより併殺ならず)・二安打・遊併殺とゴロを打たせて切り抜けているのだ。次の回も二ゴロ・遊ゴロ・三振で無難に抑え、その後の豪州との練習試合でも併殺を奪っている。岩田のスライダーにしろ、対戦する度に凡打ばかり打たされ辛酸を舐めさせられた我々巨人サイドは、その特徴をいやほど知っている。
今大会の球数制限のルールのもと、最悪の状況は塁に走者を溜めてしまうことである。岩田はその危機を回避する、省エネ投球ぶりと奪凡打・併殺打能力が買われたのではないだろうか。岩田のゴロを打たせる能力の高さを証明するかはわからないが、コントロールはアバウトにも関わらず昨年の被本塁打がわずか5本というのも魅力ある数字だ。

最後に内海である。正直なところ管理人も和田よりも内海を選ぶべき決定的な理由は思いあたらないが、表現するなら彼は和田と岩田の中間とも言える投手である。内外角に投げ分ける制球力もあるが、生命線の低めの変化球で凡打も取れれば三振も取れる。そして本人はメジャー式のボールにかなり手ごたえを得ているらしく、巨人・豪州との練習試合では全3回1/3を無安打、ほとんどを凡打に討ち取り省エネ投球を披露している。
確かに岩田へのリリーフとしての期待は高いと思われる。しかし、「球数制限」、「登板間隔規制」を考慮すると、岩田を毎試合起用するのは不可能であり、そのとき、より岩田のものに近い投球を期待できる存在が内海と言えるかもしれない。参考までにあげておくが、内海の昨年の被本塁打も7本と少ない。
手元に有効なデータがないため、断ずることはできないが、管理人はもし首脳陣が内海にWBCのリリーフとしての魅力を見出したのだとしたら、少なからずこの部分が絡んでいるのではないかと考えている。

他の投手陣、特に松坂・ダルビッシュ・涌井ら軸になる投手が既に球数問題に直面している事情を鑑みると、同じ問題を抱える投手をさらに増やす危険を孕むという点で、それに対する懸念が首脳陣の和田の選出にブレーキをかけてしまったのかもしれない。もちろん原監督らからしてみれば、特定球団から選手を集めすぎること(ソフトバンクからは川﨑・杉内・馬原が選出されている)に躊躇いもあろうが…


ここまで読んで頂ければ分かるように、管理人の推察が正しいにしろ誤っているにしろ、WBC特有の大会ルールやチーム構築の方針など、考慮すべき諸事情や条件によっては、単に実力による単純比較(和田>内海・岩田など)に立脚しない答えが導出されることはあり得るのである。だからもし、球数制限等に対処するという条件設定がなければ、和田が選出された可能性は極めて高かろうとも思う。しかしどんなに小さな役割であれ、そこに人材を割いて不足分まで無駄なくフォローする必要性があり、それを追求するチーム方針を貫くなら、かなりの熟考と多角的な視点が必要だ。この、管理人が「少数精鋭主義」と呼んだチーム作りの方向性は、WBCという大会において限られた人材・時間・ルール下での闘いを強いられることに対応しようとする、言うなれば「適者生存」の思考から生まれてきている。
ただし今回、WBC投手陣の柱となることがほぼ規定路線となっていた「3本柱」や「クローザー」の枠もあるので、全てがこの方針の下で選考がなされたかと言えば、そうではなかろう。故に投手陣戦略の材料探しについては特に難しいところではあった。その中で、首脳陣の思考を考察するにあたり「3人の左腕の選考結果」を対象として選んだが、その結論は以上である。


思いのほか長文となったため、野手陣営については次回に持ち越しとしたい。

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posted by let's go giants |21:26 | コラム | コメント(13) | トラックバック(0)
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2009年02月24日

WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? (中)

《前回記事は【コラム:WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? (上)】をご覧ください》

そもそも管理人が比較論を抜きにして、今のチーム構成がベストであるか見つめ直そうと思ったのは亀井の選出が発端である。この選手は強肩・好守備に定評があるもののプロでの実績はないに等しく、一次候補として選出された段階で、世間からのWBC首脳陣(特に原監督)に対する非難轟々たるや凄まじかった。亀井は原監督が自チームで目をかけていた存在だと知られていただけになおさらである。
では何故、首脳陣は批判が起きるのを承知で亀井を選出したのか?それを紐解く鍵が「どうしても守備のスペシャリストがほしい(2009.2.23)」という緒方守備走塁コーチの言葉である。今回のWBC代表における外野陣、イチロー・福留・稲葉・青木ら名手が揃った面々を見ると守備固めは必要ないという意見もファンの間にはあるが、注目したいのは緒方コーチの意見に他の首脳陣も概ね同調しているらしいということだ。「どうしても」という部分も引っかかる。なぜならば今回の外野陣に、「守備力」の面での補強は必要ないはずだからだ。しかし「どうしても」とまで言うからには、そして他の首脳陣も賛同するからには、やはり何かが足りないと思われているはずなのだ。管理人が推察するに、おそらくそれは「頭数」である。思えば今回の構成、外野手に1人でもトラブルが起こると起用法の面で著しい不具合が起きる。
かねてから指摘される本職レフトの不在であるが、しかし内野陣もユーティリティープレーヤーが不在という状況では、内川をおいそれとレフトには回せないのだ。そうなると外野全体をカバーできる人材が必要になる、何しろ誰に何が起こるかわからない。この時点で、その条件に見合う選手は限定されてしまう、多くの一流選手は各チームで守備位置が固定されているのだ。おそらくWBC首脳陣の当初の構想では、この問題を解決する切り札として考えられていたのは中日・森野だろう。安定した成績を残し、内外野をほぼ全て守れる貴重な便利屋…
だが森野がWBCを辞退するという事態が起きた。ダジャレとか言ってる場合ではない、当時首脳陣が「構想が崩れた(2008.11.22)」とコメントしていたのはこれも理由の一つではなかろうか。そこで急遽、名前が浮上したのが亀井だったのではないのか。亀井自身は何も聞かされていなかったらしく、発表を聞いて驚いたという、当然だろう。
・外野全般ができ守備力が保障されている選手
・ベンチ扱い前提で不満をもたない選手
・各球団に対し後腐れがない選手
亀井はこの条件、言い換えれば首脳陣側のニーズに合致したのだ。つまり厳密に言えば、亀井は守備固め要員ではなく危機管理を理由に選ばれたのだと、管理人は考えている。

レフト問題や候補選手の状態が取り上げられるにつれ、「亀井にWBC選出の余地あり」とする意見がちらほら出てきたが、ベンチ選手の立場や外野の状況を考慮してのことだったのだろう。


なぜこのような役割に枠を割くのか。亀井に要求されているのはたったこれだけの役割だ。それよりも、万一出場機会が巡ってきたとき、もっと期待できる選手を選んでも良さそうなものではないか?
そこが少数精鋭という解釈に至った理由だ。今回、レギュラーと控えに求める役割が大きく違うという点。

前回の代表を思い出してみよう。
阪神の鉄腕・久保田が登板機会がない、
ソフトバンクの不動の抑え・馬原が登板機会がない、
本塁打王・新井がベンチに座ったまま、
通算打率が3割を超える和田一がベンチに座ったまま、
という状況。
スター選手を集めると、レギュラーに少々の不調・負傷者が発生しても交代による戦力ダウンはないが、チーム戦略についてはそのたび変更を余儀なくされる。そして何事もなければ、普段ベンチに座るは、使いどころがない明らかな余剰戦力である。この時、不調ならいくらでもいる代替選手に取って代わられるかもしれないレギュラー、いつ出番が来るとも知れない、若しくは状態は好調なのに使われない控え、それぞれのストレスも相当なものだろう。これはモチベーションに関わってくるし、そもそも一丸となって優勝を目指すのに身内で牽制し合っていてどうするのか…

しかし、なぜ前回は大した不満も出ずうまく回ったのか?それは監督が人格者・王だからであろう。王監督だから控えに一流選手を留めても許されるのだ。悪いが原監督ではそうはいかない。本人も、巨人で数名の主力選手がトレード等を志願して流出したという経験を持つところ、余剰戦力の持つマイナス面は理解しているのだろう。そう、世間が考えている以上に、チーム内での選手の扱いには気をつけなければならない、士気に関わってくるのだ。思えば前キャプテンの宮本は、年長者にも関わらずよく黒子役に徹してくれたものだ(感服する)が、そういう人材は稀なのだ。いや、当の選手が納得してくれても所属球団は何と言うだろうか…前回WBCで最多選出されたことでチーム作りに支障をきたし、不平を述べた監督(今回も不当な起用をするつもりなら選手を返せとコメント)、ケガを例にとっても、北京で所属選手を酷使され起用法に不満を述べた監督、V逸の原因になったとして問責した球団、前例には事欠かないのだ…そしてその言い分に無理もないのである。


では今回のWBCだ。おそらく今回の方針としては、メンバーをほぼ固定して戦うつもりではないだろうか。
先日の巨人との練習試合を見る限り、スタメンには走・攻・守のバランスがいい選手が連ねられている。これは非常に柔軟な攻撃を可能とする。役割を持ち回りすることで、多くのチャンスを創出し、常に得点力のある打者を迎える。亀井・片岡・川﨑・阿部・石原ら控えが予想される選手は守備・走塁・打撃などそれぞれの特性を生かせるポイントのみでサポートするだけだろう。まあ具体的には次回検証することにしよう。
今回のチームの青写真ではスタメンと控えとでは担う役割が明確に異なる、が、それは裏返せば、控えが単なる「予備」でなく、それぞれベンチに居ながらにして使命を与えられているということ、その点が「少数精鋭」なのだ。人海戦術とは正反対にムダとマイナス要因を省くのである。思えば代表入りした川﨑などは、「たとえ控えに甘んじても」という精神を酌める選手ではなかったか。

よって今回の選手選考結果は、単に優秀な選手を集めた「オールスターチーム」を作ったというよりも、それこそどこにでもある単一チームを選手単位でグレードアップさせたものと考えた方が近い表現だ。単純な比較論に基づく、ありがちな「ファンの考える日本代表」とは差が出て無理もないのだ。

無論弱点もある。負傷などで選手が欠ければ戦力ダウンは免れない、ケガや不調には弱いのだ。だからこそ、この段階ではコンディションを最優先に選考する必要があったのであるし、不調は他がカバーするとして、どうにもしようがない故障は、森野構想、転じて亀井構想が命綱となるのであろう。
北京五輪では選考において、ストライクゾーン・国際球等の国際仕様でのプレー経験、そして選手のコンディションを対比させる必要があったが、その見極めを誤った。候補選手が一度首脳陣の支配下から離れてしまったが故、選手のコンディションをリーグでの戦いぶりからでしか判断できなかったのだから難しい(その事情を考えれば星野氏の失敗はある程度無理からぬことと思えなくもない)。
ペナント前に開催されるWBCはそういった環境ではない。選手の調子もわからない、調整も済んでいないゼロからのスタートである。しかしそれを逆手に取ると言ってはおかしいか、その見極めに時間を割けるのだ。コンディションを優先して万全のチームを構成した上で戦略を組んだ後は、選手はただ状態を上げることに邁進すればよいのだ。


役割がはっきりしているから、ポジションを争う相手もいない、それぞれ状態を上げるのに集中していくというのが現況。結果に関係なく、もし今回のWBCを機に代表選手の選出方法や国際大会での戦略について何らかの答えが出れば、それは大きな功績となるだろう。首脳陣に以後代表監督・スタッフとなっておかしくないほどの重鎮がそろっているのはその点で楽しみだ。


今回の選手選考の意図を、前向きにとらえた結果が以上である。
では次回は、今回の代表メンバーでできる野球がどんなものであるか、考察したい。

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2009年02月23日

WBC代表選考の意図は少数精鋭主義か!? (上)

WBCの代表選手選考の件についてだが、予想通りの結果となった。
大方の人も同じ気持ちではないだろうか?

なるほど考えた通りの世間の反応だ、と。

今回の最終選考で代表から漏れた5人、

和田 毅
岸 孝之
栗原 健太
松中 信彦
細川 亨

ほとんどは故障、調整遅れなどが前々から指摘されていたためか、彼らの選考漏れについて疑問や苦言を呈する声は、多くのファンの声が集まるネット上を眺めても、意外にも少なかった。ただ「思い入れのある選手だから残念」、「万全なら活躍できるはずなのに残念」という声が聞かれるのみである。

ただ、
「ソフトバンク・和田」
彼の落選に対して異論を唱える声は非常に大きい。
かくいう管理人も和田の落選は思慮の外で、しばらくこの報道を飲み込めずにいた。何しろ、国際試合の経験が豊富、国内での実績・知名度・人気を考えて、まず当確だろうと思われた選手が漏れるのだから…

それに付随して、阿部、岩田、内海が代表入りしていることについて疑問の声が出ている。
まず肩に故障を抱える阿部の選出については、コンディション重視での選考方針と矛盾するのでは、ということだ。ただ、同じ捕手候補の細川も肩に不安があり、その細川よりも打撃力で上回る阿部は代打・DHでの役割を見込めること、代打・DHとしてならば、足を故障し走塁に不安のある松中よりも、阿部の方がコンディションがいいというのが現状であり、それを考えれば阿部の選出はさして不思議ではない。
対して、内海・岩田の選出への批判については、論理的なものが見当たらなかった。国際試合の経験、練習試合の結果、実力を根拠としての批判らしいが、実はこれが和田を選出するべきとする理由として弱い。練習試合で結果を出したのは内海も岩田も同じ、国際試合で明確に和田に有利性があり、内海・岩田では否定されるという訳ではない。実績についても昨シーズンの成績は和田よりも内海が上回っているぐらいなのだ。

だが問題なのは、和田と内海・岩田のどちらが上かではなく、代表チームの選出について、この
和田>内海・岩田
に代表されるような、単純な比較論で打ち出された結果を正解と思い込む認識の仕方である。もっと言えば、我々ファンは「ドリームチーム」という言葉に踊らされている、代表チームをオールスターかなにかと混同している。
管理人は、今回の不可解といわれる選考の騒動はWBC首脳陣の青写真と、ファンらの一般的認識とのミスマッチが起こしたものだろうと考えている。このギャップに対する、時折声高に言われる首脳陣(特に原監督)の考え足らずや読売贔屓など、半ば感情論と言ってもいい理由付けは一先ず置いておいてもらいたい。


WBCの監督として任命された当初、原監督はチーム作りに関して次のようなコメントを残している。

「(日本代表の4番について)まだ決めていません。大きな可能性を持った選手が集う。よく見て、よく知ってその中で決めていく(2009.2.2)。」
⇒結局は稲葉選手が選ばれ大方の予想を覆している

今回の選手選考に関してのコメントはこうだ。

「(5人を)削る作業はしていない、28人をピックアップした(2009.2.23)。」

後者のコメントは配慮の意味合いを含んでいるであろうとはいえ、首脳陣は今回の選考に関して「局地的比較論」は持ち込んでいない。つまり今回の選考の意図を酌むには、選出されたメンバーで試合をシュミレートし、どのような野球を目指してチームが組まれたのか探らなければ始まらないはず。なのに選考結果が発表されるやいなや、時間を待たずに疑義を唱える主張がネット上に溢れること溢れること…
管理人も同じ穴の狢であった、だが原氏が監督を務める巨人のファンであることも手伝ってか、冷静に見つめ直してみることにしたのだ。

今回の代表が構築された理由は?
このメンバーでできる野球とは?
管理人なりに解釈した 「少数精鋭」とは?
亀井の代表入りの理由についても触れながら、次回書いていきたい。

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2009年02月21日

日本代表相手に実戦

もう骨も残らないと言うか…
さすがに日本を代表する選手達です…
巨人の若手には収穫があったでしょうかね。
打つほうは仕方ないですが、エラーがなければの古川、持ち直した栂野、好投のロメロあたりは、まあ少しアピールというところ。
明日は金刃あたりが出場しないかな。

一方の日本代表はヒットを重ね、盗塁・長打絡め、相手のエラーにつけこみ10得点。調整具合を見極める時期でもあるので、WBCの代表選手たちには今できるプレーを思いっきりしてほしいですね。
四番・稲葉には正直面食らいましたが(笑)
まあDHは誰が座るのか、本番までのお楽しみということで!


はぁ…
ホント試合に飢えてます(笑)

posted by let's go giants |22:06 | 試合(巨人) | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年02月19日

pick up ! 亀井 義行 ~初球を打てる才能~

ピックアップ!
第3回は読売ジャイアンツの 亀井 義行 外野手です。


亀井 義行 (9)

  • 1982年7月28日生
  • 178cm/80kg/AB型
  • 右/左
  • 奈良県・大和郡山市出身

さて、久し振りのこのコーナーですが、今回はWBC日本代表候補に
な・ぜ・か
名前を連ねてしまっている亀井選手です(笑)
一度ネタにしましたね。

巷では実績のない亀井選手がWBC出場選手の候補に挙がっている理由について様々な憶測が飛び交い、原監督への批判もちらほら聞こえてきますが、今回私はその是非を論評したいのではなくて、これをいい機会として亀井という選手を紹介していきたいと思っています。
(といっても亀井について知りたければnajimu35さんのキャッチボールを見る!って話っスケド…汗)
まあよければお付き合いください…


さて昨年ジャイアンツがリーグ優勝を成し遂げた際、原監督が坂本・山口・越智をはじめとする新戦力を積極的に起用し、成長に結びつけたことがポイントとされていました。
実は亀井も、この原方式の育成策を随分前に施されています。第二次原政権がスタートした2006年、8番打者とはいえ開幕戦のスタメンに抜擢されいきなり2安打と結果を出しました。気の早いファンは新戦力の活躍に大きな期待を寄せたものです。
しかし、亀井は開幕後まもなく負傷、復帰後もチームは歴史的大失速中で原監督も結果を出せない亀井を起用し続ける余裕はもてず、飛躍の機会を逃してしまったのです。

しかしその亀井が今、激しい巨人の外野争いに割って入り、今一度飛躍する機会をつかもうとしています。
絶妙な守備、正確な送球、強肩・俊足についてはもともといいものを持っています。はじめ、中大時代には「東都のイチロー」と呼ばれていたらしいからどんなものかと思って見たときは、足をひょこひょこと上げながらタイミングをとっており、「ホンマに大丈夫かいな…」と心配でしたが、今はじりじりと地面をしっかり掴んで打っている感じで、昨年春に川上から放ったHRの打球の強さにはかなりの成長の跡が見えました。

何より昨年のファーストストライクに対する打率.320。どの打者も追い込まれるほど率は悪くなりますが、初球を仕留められるのは貴重な才能ではないかと思います。ましてや一軍出場経験の少ない亀井にとってはどの投手も初対戦同然なわけで、そのなかで残せた数字です。未知の投手と対戦する国際戦では、この亀井の能力は大きく役に立つのではないかと個人的に思うのですが、もっと技術が身についてから、ということになるのでしょうかね…
左投手を苦にしないのも魅力なんですがね…

おそらく原監督も批判を承知の上で亀井をWBC候補に推したのでしょう。正式なWBCのメンバー入りは厳しいかもしれませんが、えこひいきと言われても仕方ないほど監督の期待を背負っているのは間違いないです。
亀井選手にはその原監督の覚悟と心意気に応え、ぜひとも失敗を恐れぬ積極的なプレーで活躍してほしいものです。


久し振りにこのコーナーを載せるにあたり、以前の記事も見直してみたのですが、もうかな~り前に書いた岸投手の記事について、「あの」日本シリーズ直後にまたコメントを下さった方もいるのですね…
何のこともない当ブログですが、そんな昔の小さい記事まで憶えていて下さることは管理人として嬉しい限りです。
これからも末永く見守っていただければと思います、どうぞよろしくお願いいたします。

posted by let's go giants |20:18 | pick up ! | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年02月06日

大田はサードで行くべきか!?

お久し振りです。
プロ野球はキャンプの季節ですね。
今年の巨人はFA選手や新外国人が注目を集めていた近年とうって変わり、年齢20代前半の若手達の注目度が高まっており、なんとも新鮮な感じです。

その中でルーキー大田の守備について不安視する記事がありましたが、その中で浮上した「外野コンバート案」、皆さんは大田をサードとして育てるべきか、それともかつての松井のように外野コンバートも考えるべきか、どう思われますでしょうか?

正直な話、私は大田に関して別に守備位置に拘る必要はないのではと思っています。

大田の守備の評価については、フットワークが悪いとのこと。プロの打球に戸惑うことはあるとは思いますが、ノックでもけっこうエラーがあるようですね。まあ今の時点で判断してしまうのは尚早かとは思いますが。
ここからは自論なのですが、大田の身長は190㎝、サードで細かくステップを踏みつつ重心を低く動くのはどうしても限度があります。また巨人の内野には小笠原・李らが座っている以上、一軍でプレーする機会も少なくなるでしょう。中井との競争による相乗効果は期待したいところではありますが…
しかし外野でなら大田の脚力と強肩を十分生かせます。190㎝の長身からのストライドも守備範囲をより広げてくれるでしょう。また、以前どこかの記事で見ましたが、大田の「眼」は物体の左右の動き、遠近感を捉える力が頭抜けているそうです。もしかしたら的確で素早い打球判断も期待できるのでは、と思っています。
守備は一からになりますが、それでも外野手としての方が一軍デビューは早いのではないでしょうか。
まあ外野手としての活躍の方が期待できるのなら、変なこだわりを持つのは損だということです。


あくまで内野手として、そして将来のリーダーとして、時間をかけて育成するのか、それともいち早く一軍で実戦経験を積ませるのか、意見は分かれるところでしょう。
私は一軍でプレーする大田が早く見たいのですが、小笠原が一塁守備が可能なことと李の契約期間を考えれば焦る必要はないというのも最もですし…
いやはや優柔不断でお恥ずかしい限りです…(別に私が大田を育成するわけではないのですけれども)

巨人首脳陣のプランに「外野コンバート」があるのかどうかまではわかりませんが、今後の動向も注目ですね。


ロッテ、阪神などで活躍された山内一弘氏が2日、76歳で亡くなりました。
山内氏のご冥福をお祈りいたします。

posted by let's go giants |21:55 | ブログ | コメント(8) | トラックバック(0)
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