フィギュアスケートをみる

2016年四大陸選手権 パトリック・チャン選手フリープログラム

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 四大陸選手権、パトリック・チャン選手のフリープログラムは、まさに眼福、の一言につきた。

彼の求め続けているスケートが、すべてではないにせよその手中におさまった時、これほどプログラムに、そして音楽に輝きを与えるのかと、演技をみている最中、想像を超えた喜びに満たされ続けた。  これまで見てきたチャン選手の演技は、その卓越したスケーティングの美しさのみが際立ち、プログラムそのものの印象すら薄めてしまっている、と自分には感じられるものだった。技術と、音楽と、感情がうまく噛み合っていない。それでも魅せてしまうほどのスケート。それでも満足できてしまうスケート。 そんな満足など、とっととどこかに置いてきてしまえ、と横面を張り倒された気分になった。 氷上に描かれる彼のスケートが音楽を奏で、躍動する肉体からスケートへの想いが溢れ出る。自分にとってのフィギュアスケートをみる醍醐味がすべて揃ったうえに、チャン選手の至高のスケーティングが、自分の中の理想形をやすやすと超えていく。ぞくぞくするような快感を伴う演技だった。

がらりと雰囲気の違うエキシビションプログラムにも、また心を掴まれた。歌詞付きの音楽はどうしても想像力の範囲を狭めてしまうような気がするのだけれど、歌に合わせて滑っている、というのではない、まごうことなき「パトリック・チャンの」プログラムになっていた。素晴らしいフリープログラムを滑りきったあとの清々しさも加味され、若すぎもしない、落ち着きすぎてもいない、等身大の青年の姿が鮮やかに映し出されたプログラムだった。

チャン選手の色々なプログラムを、彼の求めるスケートの形で、もっとみてみたい。 湧き上がる贅沢な望みに、フィギュアスケートをみることをどうにもやめられそうもない。



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パトリック・チャン
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