角界に幸あれ。

最初で最後の記事 白鵬の問題・日馬富士事件について

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今まで記事を執筆したことはありませんでしたが、もうすぐこのブログも終了ということで、大相撲界の問題・疑惑について私見を述べさせていただきます。

1.白鵬の数ある問題行為のうち、特に先場所の「セルフ物言い」は、①物言いは相撲を取った力士には認められていない②そもそも立ち合いは成立している③一分以上土俵に上がらず、式秀審判に指摘されてようやく上がったと思いきやここでも突っ立ち、礼をせずに土俵を降りた、という点から数場所出場停止ものの悪行でしょう。(一方、かちあげや張り差しについては腰高や腋が甘くなりやすいという欠点があるため各力士の対策に委ねるべき。確かに横綱相撲とは言い難く、見苦しいが、白鵬へのブーイングでも明らかなようにファンの目は厳しく、酷い相撲内容への罵声となって返ってくる) 厄介な点は、彼は大相撲の伝統や規則について知らないわけではなく、しっかりと研究したうえで確信犯的に変えようとしている点です。彼の行動を止めなければ、伝統ある大相撲が単なるスポーツとしてのSUMOへと変貌してしまう日も遠くはないのかもしれません。

2.次に、相撲関係者の暴力について。今回の日馬富士の一件は、角界やスポーツ界、ひいては社会全体に及んでいる暴力容認の空気の中で起こった出来事と言えます。相撲界に絞っても、千代の富士による北天佑弟(富士昇)リンチ、千代天山による付け人エアガン襲撃、学生時代の雅山による後輩いじめ、大鵬による妻への家庭内暴力等々、枚挙にいとまがありません。暴力を奮った日馬富士に非があり、彼の行為は引退に値します。ただ、角界の暴力体質は日馬富士をはじめとする現代力士にのみ責を負わせるべきではないのでは?貴乃花も(暴力の連鎖を断ち切れなかった力士としての)責任はゼロではないと思います。

3.いわゆる「モンゴル互助会」については憶測の域を出ないため、話半分に聞いておけば良いのではないでしょうか。ただし、白鵬が自身以外のモンゴル出身者に対して全力を出していないのではないか?と思える相撲は幾つかあります(カド番の照ノ富士や、優勝や昇進のかかった鶴竜との相撲)。それがモンゴル人の賜杯回し合いに結果としてなっていることは否定できないでしょう。ただ、組織的なものなのか、白鵬の独断か、単に白鵬のやる気が出なかっただけなのかは結論付けられません。

4.最後に、今回の処分・措置について感想を述べます。 日馬富士(引退後に協会が引退勧告相当の見解) →おおむね妥当。ただ、協会が引退届を調査報告前に受理したことは腑に落ちない。 貴ノ岩(十両陥落も、初場所全休でも翌場所幕下に落ちない) →救済されないよりはましだが、本来なら番付を前頭8枚目に据え置くべき。部屋での暴行疑惑は別個の問題とする。 八角(1~3月給与辞退) →任期間近のため、辞任の必要性はあまりないが、最低でも理事長は退くべき。よしんば理事を続投したとしても、停年まで閑職であることが望ましい。 伊勢ヶ濱(理事辞任) →妥当だが、役員待遇は外してもよかったのではないか。さらに、今後理事選に出るべきではない。 貴乃花(理事解任) →暴行事件が巡業期間中に起こったため、責任者として処分を受ける謂われはある。更に、被害届提出後の聴取(この時点で警察が事件を関知しており、もはや揉み消しは不可能)になかなか応じなかった点も印象は悪い。ただ、せいぜい譴責程度の処分が上限。伊勢ヶ濱と実質的に同じ処分となったことはありえない。 白鵬(1月減給100%、2月減給50%) →妥当。ただ、「セルフ物言い」のような数多の問題行動を勘案すると、数場所の出場停止処分を付加してもよかった。 鶴竜(1月減給100%) →同じ横綱とはいえ、日馬富士の暴走を止めることは難しかったのではないか。今まで特に問題も起こしておらず、少し重め。 照ノ富士、石浦(処分なし) →立場上、暴行を止めることは不可能に近いため、妥当。

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