2006年08月11日
8月11日 延岡学園高・大西靖彦投手
■絶望的状況から再び戻ってきた甲子園 リベンジの思いはかなわなかった。 「全部終わった……」 試合を終えた大西靖彦は地面を見つめながらそう思った。でも涙はない。 覚悟を決めての夏。センバツでは出場校中、ナンバーワンの防御率で臨んだが、初戦でまさかの大量失点。違和感のあった右ひじが悲鳴を上げていた。 「靭帯が伸びている。移植手術をしないと治らない」 宮崎に帰り、医師からそう宣告された大西。絶望とも思える言葉に絶句した。 「鉛筆を持つのもつらかった」 この時の気持ちをこう振り返る。 6月まではボールを握れず、ただ走るだけの日々。 「お前が戻ってこないと勝てない」 チームメートの言葉が支えだった。 6月後半、テーピングを巻き、痛み止めの薬を飲むことによって、ピッチングを再開。フォームもアンダースローからサイドに変えた。そして、夏が終わると手術することを決めた。不安だらけでの宮崎大会、満足のいくピッチングはできなかったが、決勝でようやく完投。大西は甲子園に戻ってきた。 今日の青森山田戦。2回に2本の本塁打を浴びるなど、4失点で7回に降板。 「最後まで投げたかった」 試合後の壇上でそうつぶやいた。 「なるべく早く手術をします。ひじにメスをいれるが、不安はありません。治ったら、また投手をやります。もちろんアンダースローで」 との言葉を残して甲子園を去った大西。 生まれ変わった彼を、また見てみたい。 ・8月11日の結果(スポーツナビ) ※あなたの心に残った選手、プレーは何でしたか? 皆さまの投稿をぜひお待ちしております。
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posted by koushien_summer2006 |20:27 |
第6日目 |
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