2006年08月10日
8月10日 南陽工高・佐伯和哉捕手
■王者相手に精一杯戦った主将の涙 9回2死一塁、ショートゴロに倒れた佐伯和哉は下を向いたまましばらくぼう然としていた。試合前、主将でもある佐伯は「田中(将大)対策はやってきた。秘策もあります」と強気に話していた。 しかし、初回の守りでつまずく。エラーが失点につながる最悪のパターン。序盤での4失点が重くのしかかる。 「自分が一番冷静にならなければいけないのに……」 この場面を悔しがる。 しかし、左腕の村岡豊がリリーフしてから、流れが変わり始める。コントロールに苦しむ田中から1点ずつ返す。 「直球も走っていなっかったし、すごいとは感じなかった」 途中からファーストに移っていたエースの仲野大樹が言うように、中盤以降は南陽工が試合を支配していた。 しかし7回、好リリーフしていた村岡が打たれ、痛い1点を失う。最後は田中の気迫を上回ることができなかった。 「勝たなければ意味はない。でも力を出し切った結果です。悔いはありません」 試合後、目に涙をためながら壇上に上がった佐伯。しかしその涙は悔し涙ではない。夏の王者を相手に精一杯戦った涙。だから胸を張った。 中学生の時からバッテリーを組んできた仲野は、「佐伯は僕らを本当によく引っ張ってくれた。最高のキャプテン。そして日本一のキャッチャーです。また二人でバッテリーを組んでみたい」と誇らしげに話した。 「弱いチームだったけど、春も夏も甲子園に来れて良かった」 佐伯はそう言い残して球場を後にした。彼らの後ろ姿が大きく見えた。 ・8月10日の結果(スポーツナビ) ※あなたの心に残った選手、プレーは何でしたか? 皆さまの投稿をぜひお待ちしております。
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posted by koushien_summer2006 |19:48 |
第5日目 |
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