2006年10月30日

ヤンキース改革案~その1~

田口壮外野手が所属するカージナルスの優勝で幕を閉じた、2006年のメジャーリーグ。一足早く冬を迎えたニューヨークでは、連日のように来季へ向けた戦力補強に関する記事を目にする。来季こそV奪回を誓うヤンキースと、大健闘を見せながらもワールドシリーズにあと一歩届かなかったメッツ。

そこで今回、両チームの戦力プランを考えてみることにする。
1回目はヤンキースのA・ロッド。



Trade A-ROD? No Way!!

トーリの残留が決まってから、ヤンキースファンの視線はこの男の去就に注がれている。地元紙を中心に放出の意見が大半を占めるが、もしロドリゲスを出すのなら相当の覚悟が必要だ。というのも、A・ロッド無き後の来季のヤンキース打線はアブレイユ、松井、ジアンビ、カノと左打者が大半を占めることになるからだ。こうなった場合、各チームが左投手をぶつけてくることはまず間違いないだろう。それに加えて、今年のFA市場でA・ロッドの代役となるめぼしい三塁手はいない。いくらチャンスに弱いといっても、年間通してクリーンアップを打てる代役を探すのは容易ではない。よって、A・ロッドは残留させる方が賢明と思われる。

しかし、もし下記のトレードが成立するならAロッドを放出しても利があるかも!?

エンゼルス
A・ロッド<ー>E・サンタナ投手+D・マクファーソン三塁手

カブス
A・ロッド+J・デーモン<ー>A・ラミレス三塁手+R・ヒル投手+マイナー投手1人

ホワイトソックス
A・ロッド+J・デーモン<ー>B・マッカーシー投手+R・スウィーニー外野手+J・クレイド三塁手



では結局、抜本的に改革を進める術はないのだろうか。
A・ロッドとジーターが、来季も上手くいかなかったらどうする!?
そこで筆者はあえて大胆なアイデアを提案したい。


To get Younger, trade Jeter & Torre to Texas 

ジーターを放出!?そんなことニューヨークでは口が裂けても言えない。しかしヤンキースの抜本的改革を遂行するためにも、あえて今回考えてみたい。確執が噂されるジーターとA・ロッドが同じユニフォームを着ていては、来季もケミストリー構築は期待できない。

とは言っても、ヤンキース歴代最高の遊撃手と言われるジーターの代役を見つけるのは難しいだろう。でも、私はレンジャーズのマイケル・ヤングはそれだけの逸材だと見込んでいる。今季打率314をマークしたヤングは「テキサスのジーター」と言うくらい、そのリーダーシップは高い評価を受けている。一見派手さはないものの、地味ながら着実に自分の役割をこなす仕事人だ。4年連続200安打を記録するなど打撃も大変良く、イチローもその存在を意識するほどだという。

そのヤングを本来のポジションである二塁に戻し、Aロッドを遊撃、カノをファーストにコンバートする。そして三塁には日本から岩村を獲得して守備を固める(これについては次回ブログで詳しく述べるとする)。Aロッド+ジーターのコンビが駄目なら、Aロッド+ヤングでどうだろう。

ジーター放出でトーリがハッピーなはずはないので、2人とヤングとリリーフ投手1人でトレード成立!?

冷静に見て、このトレードが実現する可能は限りなくゼロに近い。いや、ないだろう。しかし主将を出すくらいの荒治療をしなければ、このチームに蔓延する「重たい」空気は簡単には変わらないような気がしてならないのだ。ジーターが悪いとは言わないが、彼が主将でもう6年も世界一から遠ざかっているのだから・・・。



ニューヨーク・スポタイムでは、ヤンキースとメッツの改革案をお待ちしています!

posted by kota11 |12:31 | MLB | コメント(2) | トラックバック(0)
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2006年10月21日

カッコイイ負け

ミラクルは起きなかった。メッツが7戦までもつれた末、カージナルスに敗れ、ワールドシリーズにあと一歩届かなかった。

いや、

実際にはミラクルは起きていたのではないだろうか。

ペドロとエルデュケが故障で離脱したとき、ここまでの健闘を見せるとは正直思えなかった。とくにカージナルスとのリーグ優勝戦の第2戦で逆転負けを喫し、第3戦も落としたときには、ニューヨークに戻ることすら難しいと感じたほどだった。それほどまでにカージナルスはチームとして成熟していたし、10月の勝ち方を知っていた。

それでも、春季キャンプ時点でローテーションに名前のなかったジョン・メインとオリバー・ペレスを中心に最後の最後まで粘りを見せてくれた。

そして、第7戦のエンディ・チャべスのフェンス際の奇跡・・。もしメッツが勝っていたならば、本塁打をもぎ取ったチャべスのプレーは、『ザ・キャッチ』として、後々まで語りつがれたことだろう。


これらにとどまらず、今回のメッツのプレーオフはミラクルがかったプレーが多かった。それだけにファンの落胆も大きいのだろうが、これが野球ということだろう。もし野球に「カッコイイ負け」というものがあるのであれば、それは今季のメッツに当てはまるのではなかろうか。

プレーオフが始まったときから、傷だらけだったチームは、シーズン中と変わらないケミストリーで幾多のミラクルを演出してくれた。そんなチームを一人のニューヨーカーとして、私は誇りに思う。

今はただ一言、「ありがとうメッツ」と言いたい。

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今年は本当に多くのファンがシェイスタジアムに足を運んだ


posted by kota11 |11:21 | MLB | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年10月19日

頑張れ!!アーマーズ!

 
ミーティングをする選手と伊藤監督(左端)

メジャーリーグ・プレイオフの熱戦が連日繰り広げられていますが、 
それにも負けない子ども達の熱き戦いの様子を今回ご紹介したいと思います。 

今年、ニューヨーク地区で『Enjoy Baseball!』 を合言葉にひとつの少年野球チームが誕生しました。 その名も、『ニューヨーク・アーマーズ』。 

アーマーズは、日系米国スポーツマネージメント会社 Beyond Pacific, LLCにより組織されたトラベリングチームで、 NY, NJ, & CT に在住する日本人の子供たち(日系人、外国人選手も参加)が多数在籍しています。 

今季初参加となったレギュラーシーズンでは、9歳以下の子供たちがNY&NJ のアメリカ人チームとリーグ戦(12試合)を行い、2勝11敗の成績。そして去る15日にはシーズン最終戦が行われました。 


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緊迫した空気の中プレイボール

この試合、負けた方が最下位となる大事な一戦だったが、アーマーズは惜しくも宿敵タイタンズに11対3で敗戦。リーグ最下位が決定しました。これにより、プレーオフは3位の強豪ブルームフィールド・アメリカンとプレーオフ第1戦を戦うことになります。内容的には素晴らしい試合だったのですが、何しろ序盤の大量失点が響いた!これが大一番のプレッシャーなのか、選手には一様に硬さが見られ守備 でミスを連発。1、2回だけで8失点では試合も決まったも同然でした。しかし、3回以降は攻守でリズムを取り戻し、好プレーの連発で意地を見せてくれました。立ち上がりの重要性は、大リーグも少年野球も一緒なんですね。 


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積極打法で一発逆転を狙う


この試合の収穫としては、ビッグゲームでのプレッシャーの中で選手が力を発揮、9回に1点を返す粘りを見せれたこと。そして試合後、全員の選手の表情に 敗戦の悔しさが見れたこと。この2点でしょう。今日の悔しさが明日の成長へとつながるのです! 

これからは後のないプレーオフでの戦いになりますが、子供たちにとっては最高の経験となるはず。 プレーオフは、メジャーリーグのワールドシリーズが開幕する21日(現地時間)に開幕します。世界中のベースボールファンが一年のうちで最も熱くなる日、アー マーズは伝説への第一歩を踏み出します! 


Let's Go Armours! 


NYアーマーズ公式サイト:newyorkarmours.com
 Beyond Pacific, LLC:www.beyondpacific.com/japanese.asp

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真剣な表情の選手たち



熱闘を 

好投したタイタンズの豪腕スティービー


posted by kota11 |10:33 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年10月07日

Big Game, Big Time! 

いや~、野球っていうのは本当にわからないものですね。

初戦で圧倒的強さを見せつけたヤンキースが1勝した後、タイガースに連敗を喫し、崖っぷちに立たされました。一方でエースのマルティネスとエルデュケの故障で苦しい戦いが強いられるとの見方がされていたメッツはというと、ドジャースに2連勝して王手をかけています。

それにしてもメッツは、相手のミスに助けられてはいるものの、シーズン同様全員野球でケミストリーを感じさせます。一球ごとに大歓声をあげるファン。ひとつのプレーにわかり易いほど気持ちが入っている選手。

初戦にデイビッド・ライトがヒットを放った際に見せたド派手なガッツポーズなどは、見ているものを熱くさせますよね。ファンが選手を勇気つけ、選手がファンを歓喜させる。シェイスタジアムの熱気が秋風を吹き飛ばしてくれます。


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そのメッツですが、主力選手の故障が相次いだ今シーズン、ミナヤGMがことあるごとに口にしていたのが「今いるメンバーがベストだ」という言葉。プレーオフでも、フィールドにいる選手とベンチ全員でプレーしているように見えます。その結果として、代打で出たフランコの全力疾走があるのだと思います。

オールスター打者が並ぶヤンキースに足りないのはそういう点かもしれません。もちろん明日以降、再び殺人打線が爆発する可能性はありますが、打線は水もの。こればかりは、祈るような気持ちです。一時、メッツの戦力低下で絶望視された世界一の舞台でのサブウェイシリーズですが、今ではヤンキースの思わぬ苦戦で危うくなってきました。

明日(現地時間7日)が勝負の分かれ目。

メッツが3タテでリーグ優勝戦進出を決めて、ヤンキースがタイガースを下し、ニューヨーク決戦に持ち込む。そうなった場合、ニューヨークの街全体がヤンキースを応援する雰囲気となるのではとひそかに期待している。でもまずは明日勝たないことには始まりません。間違いなく、この秋の大一番です!


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この時期のナイトゲームでは、ファンも完全防備


posted by kota11 |14:47 | MLB | コメント(5) | トラックバック(0)
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2006年10月05日

Postponed -雨天中止-


 内野にかけられた白いカバーシートを恨めしそうに見つめながら、ヤンキースタジアムに詰め掛けたファンは家路についた。ア・リーグ地区シリーズ(ALDS)第2戦、ヤンキース対タイガースは、試合直前に突然降り始めた雨のため翌日に順延となった。

「今日の予報は一晩中雨だから、中止だろう」「12時にずれ込んでもやるのでは?」などと中断の間、ネット裏ではさまざまな憶測が飛び交っていたが、9時半過ぎに中止が決定すると選手らは足早にクラブハウスを後にした。

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 強者揃いの米記者のなかには、「12時からやれば面白いのに。タイトルは『深夜の決戦』だ」などという意見も出ていたが、それが実現していたら、午前3時に試合終了、そしてその後取材・・・。考えただけでも恐ろしい。

 昨夜、キャプテン・ジーターの活躍など14安打を放ち、快勝したヤンキースにとっては水をさされた感もあるが、天下のマーダーズロウ(殺人打線)もさすがに天候には勝てなかった。あとは、一日延びた影響でバットが湿らないことを祈るばかりだ。

 タイガース先発予定のバーランダーがグランドでアップを行う一方で、ヤンキース先発予定のムシーナはまったく投球練習をする気配がなかったことから、ヤンキースには早くから中止の決定を知らされていたが、タイガースの選手には伝達されるのが遅れたのではとの憶測も飛んだが、試合開催を決定する大リーグ機構のソロモン氏によると、両チームとも同時に伝えられたとしている。

 では、中止決定について、現場の声はというと、
「ゲームが中断されるのが一番嫌だね。1回ならまだしも、2、3回で中断となると、先発投手を下ろさなければならなくなるからね」というトーリ監督の談話は、両チームの共通した見解だったのでは。リリーフの層の厚さではタイガースに軍配があがるだけに、ヤンキースにとっては37歳のムシーナを無駄使いせずに良かったというのが正直なところだろう。

長~い雨宿りを終え、短い夜を越えると、同シリーズの行方を決する運命の第2戦が幕を開ける。

明日の予報は、今のところ良好。
そして、晴れ時々、100マイル。ところによりナックルカーブ、か。


posted by kota11 |14:00 | MLB | コメント(4) | トラックバック(0)
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2006年10月02日

トーリの決断は正しい?


 3日に開幕するディビジョンシリーズの顔ぶれが決まった。アメリカンリーグがヤンキース対タイガース、アスレチックス対ツインズ。ナショナルリーグがメッツ対ドジャース、パドレス対カージナルスとなった。日本人プレーヤーは、ヤンキースの松井秀喜外野手を筆頭に、ドジャースの斎藤隆、カージナルスの田口壮と3人が出場するのも、楽しみのひとつ。その中で注目はやはり、松井秀喜だろう。

現時点ではレフトでの出場が濃厚だが、トーリが最終戦後にシェフィールドを一塁、ジアンビをDHで起用することを明言、レフトには非常に評価の高いカブレラが控えており、第1戦から結果が求められる厳しいプレイオフになりそうだ。

しかし、今回のトーリの決断には首を傾げたくなる。アブレイユがいて、カノの成長が見られるヤンキースの現状、シェフィールドを大リーグ通算で9試合しか守ったことのない一塁に起用する賭けをする必要があるのだろうか?それより、守備の良いアンディ・フィリップスを9番一塁で起用し、守備を固めるた方が賢明のように思われる。それに、勝負強いカノを9番に置くのはもったいない。そこで・・・


筆者が考える ヤンキース・ベストラインナップ
CFデーモン
SSジーター
RFアブレイユ
3Bロドリゲス
DHジアンビ
LF松井
2Bカノ
Cポサダ
1Bウイルソン/フィリップス

代打右 シェフィールド
   左 カブレラ

短期決戦ではミスが命取りになることから、守備を重視した布陣に。ゲーム後半得点がほしいところでは、シェフィールド、カブレラを一気に投入する。

トーリの先行逃げ切り型とは異なるが、僅差で終盤を迎えたときにシェフィールドが一塁にいては、心臓に悪い。右と左の切り札を持って終盤を迎えるほうが相手にとっても脅威のはずだ。ただ、シェフィールドが「フィールドで勝利を分かち合いたい。ベンチにいるのは自分のスタイルではない」とメディアに公言していることから、この決断は非常に難しいところだが・・・。

さて、皆さんはどのように思われますか?

posted by kota11 |13:57 | MLB | コメント(5) | トラックバック(1)
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