2009年07月18日

PHOTO 牛久・中川投手【検証甲子園NEWS】

 シード校・藤代に15イニング得点を許さなかった牛久・中川投手 

 参考記事:引き分け再試合!牛久・中川のセンスが光った(7.17update) 

撮影:鷲崎文彦

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posted by koshien2009 |18:07 | 茨城県大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年07月18日

引き分け再試合! 牛久・中川のセンスが光った

 7月17日 茨城県大会 2回戦
牛久 0-0 藤代 (延長15回引き分け再試合)

レポート 鷲崎文彦

  茨城屈指の左腕・牛久の中川がシード校の藤代を相手に非凡な才能を見せつけた。

 振りかぶって右足をスッと引き上げ、軸足の膝を無理なく曲げてしっかりと体重を乗せてタメを作り、ボールをリリースするとき以外は余計な力を入れない腕の振りは実にしなやか。ストレートの球速は135キロ台半ばだが、良い意味で脱力したピッチングフォームから投じられるボールはキレがある。

 初回はストレートで押していき、3者凡退。2回以降は球速120キロ台前半のものと115キロ前後に抑えた曲がりの大きなものの2種類のスライダーと球速105キロ前後のカーブを挟みながら打者を打たせて取る。
 突然、気を抜いたかのように四球を出す場面もあが、安定したフォームで制球も良い。特に右打者のインコースへのコントロールは目を引
くものがあり、見る者に藤代の得点を予感させなかった。今どき珍しく打っても4番。バッティングもピッチング同様、力の抜けたスイングをする。そのためバッティングコントロールが上手く、3打席で見せたやや泳がされながらも外角の変化球をミートしてライト前に運んだヒットは、打者としての高い能力も感じさせた。

 試合は藤代先発の右サイドハンダ-・山﨑もスライダーを中心とした配球で牛久打線に得点を許さず両軍ゼロ行進。
 そして6回裏、予期せぬ事態が起こる。表の攻撃で出塁した際に負担がかかったのか、投球練習中に中川が倒れこんだのだ。つったような状態なのか、立ち上がった後も左足の太ももに何度も手をやり、しきりに前屈を繰り返す。
 そのまま投げ続けたものの、それまでの投球テンポの良さが消え、数球ごとにロジンを取って太ももの裏を伸ばす。3つのアウトを奪ってベンチに戻る際は小走りしてみせるも足が上がらず、引きずってしまう。
 続投は難しい、そう感じられた。

 しかし、むしろここからが彼のセンスの良さを一層、際立たせる時間となった。その後も得点を与えずに、8回2死からランナーを出したところで足を休めるために一旦ファーストに入ったが、9回から再びマウンドへ。
 中川は2つの変化を見せた。1つは足の状態を考えてランナーがいなくてもセットポジションで投げ始めたこと。もう1つは下半身のタメがそれまでのように作れないことでストレートの球威が落ちたため、変化球を増やした組み立てへの変換だ。特に数が少なかったカーブを多くして緩急をつけた。さらに同じ打席中に足の上げ方を変えて打者のタイミングを取りづらくするなど、とっさの対応力で藤代打線を封じ込んだ。
 驚いたのは足を痛める前より後の方が三振を奪うペースが上がっ
たこと。
 この日の奪三振数は14回3分の2イニングで17個を数えた。
 14回裏には1死満塁のピンチを迎えるが、セカンドゴロで本塁封殺して2死。次打者にはカウント2-3となるが、最後は三振に斬って取る精神面の強さも見せた。
 また見てみたいと思わせる好選手なのだ。

 が、再試合は明日18日の第一試合。足の状態もあるだけに中川の再びの先発は考えづらい。チームの総合力を考えても牛久には厳しい展開になることは必至だが、果たして…。     

posted by koshien2009 |01:24 | 茨城県大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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