2009年10月27日

育成枠から這い上がった努力の男

②巨人・松本哲也 

専修大学野球部監督・江崎久氏


 高校から入ってきたときから「将来は上(=プロ)でやりたい」と話していた。当時、(東都)2部だったんですけど、「自分たちが1部に上げます」と話していた。とにかく上を上を目指していた。あいつが主将の時、4年の秋に1部に上げたんですよ。まさに有言実行の男ですね。
 足と守備に関しては、山梨学院大付高時代からすでにプロレベルでした。松本の一番の特徴は、飛球を追う際、捕球ギリギリまでグラブを出さないこと。普通、外野手はグラブを出しながら打球を追いますが、松本は捕球の寸前までグラブを出さない。落下地点まで一直線に全力疾走ができるから守備範囲が広くなる。松本は高校時代からそれができていました。ただ、体が小さかったので、「まず体を作ることを考えろ」と言いました。

 本人はプロ志望でしたが、クラブチームから誘いがひとつ来ただけだった。そのレベルだったにもかかわらず、本人は「どうしてもプロでやりたい」と。お父さんも「育成でもいいから何とか入れるところはないですか」と言っていました。

 とにかく、なんとしてもプロになるという気持ちが強かったですね。育成枠で巨人に入りましたが、スカウトの藤本(茂喜)さんが押してくれて取ってくれたんです。当時は誰も気がつかないレベルの選手でしたからね。逆に言うと、藤本さんの見る眼がすごいということ。

 練習がとにかく好きで、小さい体でよくやっていた。努力でレギュラーを摑んだ選手ですね。ウチの子はみな影響を受けていますよ。今の中学生や高校生も「体が小さくてもやれるんだ」と彼を見ているんじゃないかな。

 大学4年の時は主将としてチームを引っ張ってくれた。副主将だった長谷川(現ソフトバンク)は静かな男で黙々と練習するタイプなんですけど、対照的に彼はよく声を出してチームをまとめてくれました。スカウトの方はそういった部分も見てくれていたと思います。
 
 (松本からは)今でも頻繁に電話が来ます。彼から後ろ向きなことは一度も聞かされたことはないですね。常に前を向いています。今後ですか? 私は1年でも長くやれたらなと思っています。

posted by koshien2009 |11:11 | プロ野球選手「恩師が語るアマチュア時代」 | コメント(1) | トラックバック(0)
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育成枠から這い上がった努力の男

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はーすごいですねー

posted by 0120441222 | 2009-10-27 14:53

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