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B2プレイオフの予測と,その制度の不備について

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本項の結論

  • B2プレイオフのトーナメント設計にも明確な不備がある.

  • 個別に見るとよさそう,という条件を複数組み合わせることで不合理な状況が起きている.NBAでも通過した議論でもあるし,日本ではJリーグのポストシーズンがこれに陥ったひどい設計であった.

内容

前回「B.LEAGUEチャンピオンシップの予測と,その制度の不備について」でチャンピオンシップ(B1のポストシーズン)の設計の不備を指摘しました.ファン交流の掲示板なども見ましたが,やはり不満をお持ちの方も多いようです.球技を中心に取材・記事執筆をされている大島和人様も以下の記事で問題提起をされています.

負けて得する可能性も? 1年目のBリーグで感じた矛盾

同様の問題はB2プレイオフのトーナメント設計に対しても指摘できます.地区優勝の3チームが進出できるのは良いのですが,ワイルドカード(残り15チーム中の最上位)が必ず4位相当と固定されており,全体1位のチームとプレイオフ準決勝で対戦します.

B2リーグの結果は皆さんご存知の通り,西地区の島根が51勝(60試合中)と圧倒的な勝率で西地区優勝および全体1位となりました.問題が起こるのはその下で,西地区2位の広島が46勝でワイルドカードを獲得しましたが,なんと全体の2位の勝利数でした.

これもやはり,ワイルドカードを全体4位に固定して設計してしまった思い込み,つまり「地区2位はどのチームも地区1位よりも勝率が低いだろう」が原因ではなかろうか,と推測するわけであります.

優勝を決めるだけであれば,「結局全部の対戦で勝ったチームが強い」と譲歩もできるのですが,プレイオフの順位には自動昇格・入れ替え戦進出など,クラブの将来を左右しかねない重要な権利がかかっています.それにしては不用意な設計ではなかっただろうかと思います.

予測結果を示します.基本的にはB1の場合と同じで,4チームで準決勝から始まる点のみが異なります.

最初に,公式順位に基づく予想結果です.

「地区優勝チーム3チーム+ワイルドカード1チーム」の選出基準は保持して,その中でのシード順を勝利数に基づいて決めた場合の予想結果は以下です.

最後に,勝利数の上位4チームを選出した場合です.群馬(40勝)は全体6位であったためプレイオフに進出できません.

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