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レーティングから眺める横綱昇進(半世紀分のまとめ)

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以前の記事(レーティングから眺める横綱昇進)が1990年以降のデータを紹介していました.1960年以降のデータが入手できて計算も終わったので,同様のデータを公開します.

レーティング算出方法とその意味

各場所終了時のレーティングを,当該場所を含む過去1年間6場所の勝敗から計算しました.たとえば,2016年5月場所終了時のレーティングは,2015年7月場所から2016年5月場所の取組結果から算出しています.レーティングの基準は前頭力士の平均が0となるように取りました.レーティングは0.5, 1.0, 1.5, 2.0大きいとき期待勝率が62%, 73%, 82%, 88%であることと対応します.つまり,「レーティング2.0の力士の実力」は,「前頭の力士とのみ満遍なく当たったときの期待勝率が約88%の実力」,と説明できます.実際はレーティングの高い横綱・大関陣と対戦するため勝率は下がりますが,ひとつの目安としてこの後のデータをご覧ください.

レーティング推移と横綱昇進

1960年から10年ごとに,横綱,大関,および関脇のレーティングを示します(この記事で完結できるよう,現在までの図も全て示します).

1960年まで分析を広げてみましたが,横綱昇進時のレーティングはおおむね2以上,まれに1.8程度のこともある,という事実が分かりました.特に1970年代前半までは同時昇進もあるなど,現在の運用とはかなり異なることが分かります.

横綱昇進の内規の運用が厳格となったきっかけが双羽黒関が起こしたトラブルである,ということは報道を通して広く周知の事実となっています(稀勢の里、横綱昇進へ 臨時理事会招集要請 (毎日新聞)).この影響を大きく受けてしまったのが旭富士関であることもよく知られています.

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