2008年07月19日
カープ!早すぎるファンの夏。
暑い。
たちまち、暑い。
積乱雲を入道雲と呼んでいた子供の頃と、どこか異質な暑さを感じて、尚更暑い。
広島なんてまだいい方よ、と言われても困る。
そりゃあ、天気予報を見れば、広島より気温が高い所がたくさんあるのは知っている。
でも俺は、広島生まれの広島育ち。
今、居るここが、全て。
甲斐よしひろの古い曲に“ブルーシティ”というのがあって、その中にこんなフレーズがある。
♪見なよベイビー、欲しいものを、手に入れるため、みんな毎日が汗みどろだ♪
連戦。
カープもまた、毎日汗みどろで、戦っているのだ。
そして、ファンも、日常という現実の中で、必死に働いたり、夢中で恋したり、不乱に勉強したり体を動かしたりしているのだ。
みんな、欲しいものが、あるから。
あれよあれよと3連敗。
歯が立たない負けではなく、自滅と言っていい負けの連続。
投手陣だけの責任にするのは、確かに酷な気もするが、それでもあんなに眩しかった中継ぎ陣の失速は、これから迎える夏場に、どうしようもなく重い暗雲を感じてしまう。
ようやくやれるようになってきた自分達の野球を、ここにきて見失ってしまった選手達を前に、指揮官の苛立ちは相当なものだろう。
やっと自分達の野球を手にした筈なのに、全てが空回りしてしまう選手の戸惑いと焦りは、相当なものだろう。
誰かが、一筋の光を、地に放たなくてはならない。
夕立の落雷の如く、皆の意識を再び戦いに向けさせるために、強烈な光と、激烈な音を伴って、一撃を落とさなければならない。
若手でもいい、ベテランでもいい。投手でも野手でも、誰でもいい。
誰かが、勝利の雷(いかずち)を落とさなければならない。
相手チームではなくカープの選手に向けて、落とさなければならない。
忘れてはならない。
今年のカープは、全員に、その雷を落とせる力があることを。
カープの選手である限り、誰もがヒーローになれる力を得ていることを。
確かに中日・阪神と互角に渡り合った。
でも、あの戦い方がずっと保てるとは、思っていない。
それが出来るチームなら、とっくにクライマックスシリーズのマジックが点灯している。
浮き沈みがあることは、ハナから承知している。
だから…。
「何しよるんならぁ」
と、汗みどろになって戦っているカープ選手に怒りをぶつけるには、まだ早すぎる。
「弱いのぉホンマに」
と、汗みどろになって戦っているカープ選手を嘆くには、まだ早すぎる。
何より…
「やっぱり今年も駄目なんかのぉ」
と、汗みどろになって戦っているカープ選手へ諦めを感じるには、絶対的に早すぎる。
日常という現実が、ある日劇的に変化することなどない。
しかしそれは、変化を諦める理由にはならない。
変えたいのなら、変わりたいなら、日々少しずつ変えようとする以外に術はないのだ。
カープの戦いに、その意志が全く見えなくなったなら、胸を掻きむしってまで応援する必要もないが、今はまだ、その時ではない。
まだ早すぎる。
怒るのも悲しむのも嘆くのも、そして諦めるのも、早すぎる。
カープは、まだ、汗みどろになって、欲しいものを手に入れるために、戦っているのだから。
posted by koita |14:10 |
広島東洋カープ |
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