2008年07月16日
カープ!祝砲をありがとう。
娘の誕生日。
バイトからの帰り道。
助手席には、保冷剤を入れてもらうのも恥ずかかった小さいケーキ。
カーラジオから聞こえてくる石原のヒーローインタビューが、耳をくすぐる。
「あろぉ〜…」
間違いなく本人は“あのぉ〜”と言っているのだが、発音が悪いというか口ごもるというか、どうしても“あろぉ〜”とか“あおぉ〜”に聞こえてしまうから可笑しい。
ホントに真面目な人。
打球の行方を見ることがない。打ったら全力疾走。ゴロでもフライでも1塁目指して全力疾走。
真面目な人だから、お立ち台でもニコリともしない。
聞いてるこっちが、どう答えるか予想つくくらい、当たり障りのないコメント。それもまた石原らしくて、可笑しい。
ニコリともしないから、せっかくお立ち台に上がっているというのに、目は遠くを見るように虚ろで、いかにも“みんなの前で喋ることが苦手”な顔をしている。
ラジオなのに、そんな石原の様子が手に取るように分かるから、可笑しい。
帰宅し、毎度の挨拶。
“ただいま”より先の、
「カープ勝ったでえ」
出迎えた娘が
「やったぁ、今年は勝ったんじゃ」
と喜ぶ。
「今年?」
聞き返す父に娘は、
「去年の誕生日はね、負けたんよ、覚えとるもん」
と平然と答える。
そんなことを記憶してることに父は驚く。去年の“この日”の試合結果を記憶してることに驚く。
その記憶が正しいかどうか、ネットで調べてみようかと少し意地悪なことも思ったりするけど、そんな野暮なことはしないでおこう。
自分の誕生日とカープをリンクさせている娘の成長を素直に喜ぼう。順調にカープファンとして育っていることを素直に喜ぼう。
そして、洗脳にも似た“カープ教育”を施してきた自分を、素直に讃えよう。
ケーキを食べながら、テレビのニュースを見る。
いつもと違って、今宵の得点は全てホームラン。
オチョア、石原、栗原。
「これを祝砲と言うんじゃ」
と娘に教える。
「よぉ打ったねえ」
とだけ返事をして、娘は笑った。
本当に自分のためにホームランを打ってくれたと思えて笑っているのか、ただケーキが美味しくて笑っているのか、それは本人に聞いてみないと分からない。
だけども、カープの勝利が、カープの一発攻勢が、この日の夜を明るくしてくれたのは、事実。
ありがとう、本当にありがとう!の思い。
さあ、再び5割へ向けて。
もう“到達”ではなく“復帰”の5割。
毎日が劇的で、毎試合に何かしら意味がある今年のカープ。
暑いのは気温のせいではなく、カープが必死に戦っているから。
念願の貯金へ向けて、ますます目が離せない。
見ていて、ますます汗をかきそうな今年のカープ。
プレゼントがない代わりに、娘と約束をした。
カープがAクラスに入ったら、店で一番デカいケーキを買ってやる、と。
一番高いケーキ、ではないところが、我ながら卑怯だと思うが、この約束…きっと守るようになると信じている。
今年のカープなら、きっと。
posted by koita |12:20 |
広島東洋カープ |
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